中国分がんこなパン屋

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印象操作

2019-07-18 | Weblog

参院選公示日の四日、安倍首相は福島市で臨んだ第一声で「経済を強くしていけば税収だって増えるんですよ。税収は今年、過去最高になった」「あのバブル時代も超えたんです」と左手を広げて強調した。  東京新聞7月11日

まるで自分の手柄であると印象づけようとの魂胆がミエミエだ

消費税率の上昇が原因でその上昇分はそっくり法人税、所得税の減収分の穴埋めになっている。

1990年に26兆円だった所得税は2018年は20兆円と6兆円減

同じく18.4兆円だった法人税は12.3兆円と6兆円減

そして4.6兆円だった消費税は17.6兆円と13兆円増加している

表にして比べると一目瞭然

政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんは「統計不正をはじめ、安倍政権と関わる数値、データは根本的に問題が多い。数字自体は間違っていなくても、都合の良いところだけをPRする傾向がある」。安倍首相がこの選挙戦で、実質的な年金水準は減っているのに、本年度の年金支給額を0・1%増額させたと訴えているのも、その一つという。「そもそも消費税の増税は、不足する社会保障費に充てるのが本来の目的だったはず。それを『税収が増えた』などと自慢するならおかしな話だ」と話した。