Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

ゼロではなく

2010-02-02 20:45:19 | 仕事話_制作
いろいろたくさん案を出したりしてもばんばん落ちて行く。
…もちろん選別されて残っていってる案もある。

コンペでないので、生き残った案が通ることになってるので、
まだ救われる。しかし修正に継ぐ修正…。なかなか決まらない。

でもその落ちた多くの案も一生懸命脳からしぼりだしたもの。
そして身を削り、時間をかけて制作したもの。
しかし料金的にはゼロである。そりゃそうですよね。

コンペなどでもプレゼンカンプ代などがでる場合とでない場合とある。
出たほうが良いに決まってるが出ても出なくても案をだし、制作するのに手抜きはしない。
まあ、手を抜いて制作物をほどほどに仕上げられるほどの腕やら技術もないのだが。

これはゼロではあってもゼロではない。そのときにはゼロだとしても。
この制作物を作った経過はけして無駄ではなく身につくし、
案を出し制作をし、一生懸命プレゼンした印象を相手に残し、
もしかしたら次の機会がまたあたえられ、いい仕事がゲットできるかもしれない。

と思いつつ、日々自分自身を奮い立たせているが、早めに入る現金収入がとぼしいのも事実…。
「生活」は優先ですよね。あー困った。
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2 コメント

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Unknown (すみごん)
2010-02-05 09:21:17
なかなか難しい問題ですね。
こんな時代なのでコンペが多いですし。
私は原則としてプレゼンフィーが出ない仕事はしないことに
しています。
ただ例外というのはあって、これまでお世話になってきたところや、先方の事情にやむになまれぬものがあった場合は、もしかしたら0円になるかもしれないと思っても受けることはありますけど。

0円になるかもしれないけれど精いっぱいやる、というのはとても立派な姿勢だと思います。
が、それを相手が理解するかどうかは別問題で、今までの経験上、あまり理解しない(あるいは理解しようとしない)クライアントが多かったような気がしないでもない(^.^;)

また、思い上がりかな?と思うことはありますが、やはり「なんでもなります。タダでもやります」と二つ返事で引き受けるようになるなら、この仕事をやめた方がいいなというのがいつも心の中にありますね。

うーん、やっぱり難しいですね!

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案だしに疲れたの (B3)
2010-02-05 15:35:06
すみごんさま、私のほうはそんなにコンペは多い方ではないのですが、
思い出してみると、その数少ないコンペの依頼あった場合はカンプ代が出ることがほとんどでした。
今かかってる仕事はコンペではないのですが、最終案に決まるままでに30案くらいいままで出してて(サムネールも含む)、つらく、かなしく、未練がましく、落ちた案に捧げるオマージュ(でいいのか?)なブログです…。
「タダでもやります。」とは言えませんね私でも。
しかし、条件つきでタダで引き受けるときもあるかもしれません。
ゼロがゼロでないように、営業的には「負ける」ことイコール「負け」ではないと考えているからです。
あ~ただの負け惜しみだったりして~~~。
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