Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

バラ売りとセット売り

2009-06-10 06:39:50 | 仕事話_その他
先日東北道を通行中、途中のSAにて豆腐屋さんが出店をしてて、
そこで豆乳おからドーナツを売っていた。
私はドーナツ好きなんです。しかしメタボ気にしてますから、
豆腐やらおから系なのはありがたい。

メニューに6個500円、12個なんたら円(忘れてしまったの)というのを見て、
さんざん迷ったあげく、購入。
なぜ、迷ったか…、それは6個もいらないから、あんど500円ってのが出すのが微妙で。
500円という金額を残すかもしれないドーナツの分量に出すのがイヤ、っていう感じです…。
物によっては500円の価値はもちろん変わります。

「5分ほど待っててくださいね、今から揚げますから。」
と言われ、待ってる最中に、
「5個って私しか食べないから多いのですけど、バラ売りしてないのですか?」と
聞いたらば、1個100円で売る、6個のほうが安くなるけど、と言われたのです。
「ではすみませんが3個でもいいですか…。」と変更。
他にもお客さんが来てたからいいものの、途中変更はほんとはいけません。
でもこの他のお客さん、ってのが、「バラでも一個からでも売る。」というので来たのですよ。
ココロよく、豆腐屋さんは承知してくれて、3個購入。おまけ、と1個プラスしてくれて…。
いい方でした。でも4個も…次の日の昼まで残りました。

しかし、ああいう場所(SA)ではメニューの表記を変えたほうが売れると思いますね…。
というのは、一個食べたい、試しに食べたい、という感じなので。
一個100円が結果的には高いはずなのに、買う人が増える、しかし、揚げる手間で6個からメニュー表記になっているのであろう。

この問題はデザインの仕事にも少し言えます。消費側と制作側の温度差。
たとえば、名刺ひとつにしても、制作時間やら手間やら考えると、あまりお値段安くないのです。
しかし消費者側としてはこんなの一枚が~~~~、みたいに思われます。

となると、本来名刺一件で仕事を受けるよりは、封筒やちらし、などある程度開業や開店に伴う印刷物とまとめて承ったほうがお互いにトクになると思います。
まあ、ドーナツとはだいぶ違いますけどね。
商品販売は、売れる値段、見合う値段、儲かる値段、のかねあいがむずかしいでしょうね。
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