Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

3度目の変革期

2008-03-04 08:43:34 | 仕事話_その他
私はアナログ時代からのデザイナーです。
写植版下の衰退と共に引退や転職を余儀なくされた先輩方もおられるのですが、
私の世代だとぎりぎり生き残った、という感じでしょうか。

デザインをやってきた上でのエボリューションというかレボリューションというか、改変時は自分にとって3度目。

一度目は個人的ですが、フィニッシュデザイナー(版下マン)からデザイナーへの移行。
これは地方だと境界は曖昧ですべてができなくてはお話にならないのですが、都会でははっきりと分業されておりました。「版下」ができない、または苦手でも発案、センス、バランスというものが重要で、キレイに図形が書ける能力はタダの技術であったわけです。(私の場合はタイポグラフィー的なものが好きだったので書ける技術は優れてたほうがいい。=版下能力を修行したのはよかった。「業界ニュース」はその頃の作品。)

二度目は独立、ではなくmac導入でした。1994年に独立し、95年にはパフォーマという一体型を購入。当時友人がもうこれを先に購入していて見学させてもらいました。(友人は当時からもうDTP化の進んでいた会社に勤務。思えばこの会社は早い導入だった。)
そこから少しイラストの仕事をまわしていただいて、イラストレータ5.5で入稿。
OSは漢字talk7.5あたりだったと思います。
そしてしばらく必要な所だけmacで作図して、レイアウトなどはまだアナログ、という時代が続き、私の出版系取引先は2003年頃、やっとDTP入稿となる。
OS9.2.2、QXP3.3、イラストレータ8.0.1、フォトショップ7で2007年、つまり昨年まではいわゆるクラシック環境、旧バージョンで過ごしてきました。

そして三度目、とうとうOSXでのDTP、adobe CS3を導入し、08年はまた試行錯誤の年。
しかし、もしかしたら先々振り返ったら重要な年になるかもしれないのであります…。

写真は専門学校の卒業制作。卒業後勤めた会社が宣伝用ハガキに使用してくれた。
季節の一文字をカレンダーとともにデザインして、ポストカードにしたもの。80年代半ば頃制作。
すごく偉い先生に後年見ていただいたら、「明朝が書けていないね。」とダメだしが…。
コメント
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