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Full of Love

まずは、私のために。
とりとめのない、でもかけがえのない毎日の記録を。

時は流れる。

2007-01-17 23:50:28 | 日常
1995年1月17日。

私は中学3年生でした。

ちょっとやそっとのことじゃ起きない私でさえ、思わず飛び起きたあの朝。

グラグラ揺れる部屋の中で、でもまだその瞬間は、事の重大さに気付いていませんでした。

私が住んでいた地域は、幸い大きな被害を受けることなく。

その日も、揺れがおさまった後はいつも通り、学校に行く準備をしていました。

ところがまず、先にうちを出た父が、電車が止まっていると言って引き返してきて。

止まってるなら仕方ないと、その後何気なく見ていたテレビが映し始めた光景が、今でも鮮明に思い出されます。

まるで空襲を受けたかのような壊れたまち。

あちこちから立ち上る黒い煙。

折れた高速道路から半分落ちかけているバス。

これはただ事ではない、と段々動悸が激しくなっていきました。






失ったものは帰ってこないけれど、すべてを失ったわけじゃない。

失った悲しみは癒えなくても、生まれる喜びを味わうことはできる。

時の流れは平等で、早くもなく遅くもなく、誰にとってもあの日から今日で12年。

忘れるということと。忘れないということと。

私達に備わった、相反する二つの機能を愛おしく思いつつ。



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