かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 161(ネパール)

2020-01-27 21:30:22 | 短歌の鑑賞
  馬場あき子の外国詠 20(2009年8月)【牛】『ゆふがほの家』(2006年刊)94頁~
    参加者:N・I、Y・I、泉可奈、S・S、T・S、曽我亮子、 T・H、渡部慧子、鹿取未放           
    レポーター:T・H 司会とまとめ:鹿取 未放
              
161 街の角曲がれば大き牛の尻ありてわが顔圧倒されぬ

          (レポート)
 ヒンドウ教では牛は神聖な動物として尊敬されている。牛が町中を自由に動き回っている。今、先生は、町の小路で、牛の後ろ姿・お尻に出会われ、ぎょっとされた状況がよく表わされている。  (T・H)


         (当日意見)
★顔と言っているところがよい。牛の尻と顔でお互いの高さが出ている。(慧子)


          (まとめ)
 街角の出会い頭に、車ならぬ牛の尻がぬっと目の前に現れたことのおもしろさ。(鹿取)


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