2009年6月14日(日)裏六甲・紅葉谷へ、ブナの林をめでる自然観察ハイキング

今日は森林インストラクターのＨやしさんに、インタープリテーションを
お願いして、裏六甲の紅葉谷へハイキング。

神戸電鉄有馬温泉駅をスタート。キリンビールのスタンドバーの前で
何人かの飲ン兵衛が名残惜しそうに立ち止まる。
金の湯前、ロープウェイ駅を過ぎ、林道を登っていくと、死にたてホヤホヤと
思われるマムシを発見！

ソヨゴの白い可憐な花、ヤマアジサイ、美味しいモミジイチゴ、キブシの実、
ハナイカダ、そしてシチダンカ（写真）。


Ｈやしさんは、写真撮影に忙しい。
他のメンバーも刺激を受けて立ち止まる。なかなか前に進めないが、
それだけ自然が豊富ってこと。
カジカガエルの高い鳴き声が谷筋に響く。

そうそうアリマウマノスズクサも（写真は六甲稜線のもの）。


真新しい堰堤（こんなのホントに必要かと思えるほど）からは、いよいよ山道だ。
上の古い堰堤の池では、モリアオガエルの泡卵を発見。
そのうちヤマアカガエルまで見つかり、Ｈやしさん、大コーフン。

紅葉谷・白石谷分岐は、左の白石谷をとる。気持ちのいい沢筋を、パシャパシャと
足音を鳴らしながら進む。


ほどなく見せ場のゴルジュ。スリルというほどではないが、プチ沢登り気分。


赤い岩肌が印象的な百間滝に着く。エゴノキの白い花が散って沢の流れに
たまっている。二度目の花を咲かせているようだ。

左岸を高巻く。ブナの木が出現する。
滝の落ち口から見上げるイヌブナ群落の美しさ。

少し上のほうで、きっしーがモリアオガエルを発見。なんと綺麗な緑色だろうか。
Ｈやしさんのおかげで、みんな、周りの自然にキッチリ目を配る癖がついた

途中で、ちょっと早い目の昼食。インドネシアから帰国したばかりのＹ辺さんが、
現地の練り菓子を持って来てくれた。
芳香ただよう、ドリアンの・・・
賛否両論の味と香りに、しばし騒然（笑）

ブナ群落が始まるあたりに、紹介看板があった。みんなで看板を囲む。

左に大きなブナの木。プナが育つギリギリの環境らしく、幼樹が育っていないそうだ。

しばらく上がったところで、Ｈやしさんによる、ブナ林とカエルのレクチャー。

わざわざ紙芝居を持ってきてくださり、また、ブナとイヌブナの実を、
小さな透明アクリルケースに入れて、その区別の仕方を教えてくださった。
一同、飽きさせないトークに引き込まれ、終ったときには大拍手。
Ｈやしさん、お見事！！そしてありがとう！！

六甲山の展望台に着く。今までの大自然から一転、クラクラするくらい都会だ。
早速、何人かは、ヤギ乳のソフトクリームを見つけて喜んで買っている。

本日の前半戦、自然ハイキングは、こうして終了。

で、このまま素直に下山しないのが我々。
後半のイベントに続くのだ。