2015年6月11日(木) ［奈良］矢田寺のアジサイは、今が満開！

■メイン写真
色鮮やかに咲き誇る矢田寺のアジサイ

■今回のコース
法隆寺山門前バス停→斑鳩神社→法隆寺カントリー倶楽部沿いの道→
松尾寺→松尾山→松尾湿原分岐→国見台展望台→矢田寺→矢田寺前バス停


ともちゃんガイドの付き添いで出かける。
梅雨どきのハイキングは、雨を覚悟していかねばならない。
とはいえ、降らないに越したことはない。
この日は午後から本格的な雨になるとの予報だったので、それまでが勝負だ。

法隆寺山門前バス停から、法隆寺の長い壁を東に回り込み、斑鳩神社の前を
通り過ぎる。



田植えしたばかりの田圃に、亜麻色の繁殖期カラーに変わったアマサギがいた。



「自然観察うるおいの道」の標識に従い、右の細い林道に入ると、そのまま
法隆寺カントリー倶楽部沿いに進む。アメリカフウ（モミジバフウ）の
並木の間を抜け、雑木林のＶ字分岐で左の坂へ。



歩きやすい緩い坂だが、一カ所だけ、岩が露出したところがある。

やがて七曲りへの分岐に着く。
ここは、日本書紀の編纂で知られる、天武天皇の皇子・舎人親王の
「伏し拝み伝承地」という。



ほどなく日本最古の厄除霊場として知られる松尾寺に着く。
718年（養老2年）、その舎人親王は日本書紀を編纂する際、ちょうど厄年に
当たっていたため、「日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて（松尾寺）」、
建立されたとのこと。



松尾寺の境内で、ユキノシタを発見！！



寺のすぐ上に、松尾山の三角点ピークがある。
ＮＨＫの放送中継局がすぐ横に建ている。



松尾湿原への分岐を過ごし、国見台の展望台へ。
パラパラと雨が降り始めていたが、ここに着くとうまい具合に止んでくれた。

辛うじて若草山から龍王山に続く青垣の山々が見えたので、山座同定して
皆さんにご説明。



路傍に咲くトキワツユクサ。



クサイチゴの実を皆で食べながら、キイチゴだのコシアブラだの
食べられる植物の話をしながら歩いているうちに矢田寺に到着。
昼をちょっと回ってしまったので腹ペコだ。



実は、この日のメインイベントは、矢田寺・南僧坊で食べる「あじさい御膳」。



ヘルシーなおいしさで、かなり満足した。



仕上げはアジサイを模した和菓子とお抹茶。



お腹もいっぱいになったので、境内に10,000株あるというアジサイを
鑑賞する。



やはりカタツムリがセットに。

カシワバアジサイ、八重カクアジサイ、ツルアジサイから栽培種、海外種も
含めてものすごい種類のアジサイが観られ、大満足。



アジサイ以外では、タイサンボクが豪快に花をつけていた。
ヤマボウシ、ブラシノキ、イワガラミなども開花中。

バス停に着いたら、ついに雨が降り始めた。うまい具合に下山。