Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2/11(金)、牛の子山、滝王山、三草山へ。

2005年02月15日 | 山登りの記録
三草山と、堂床山を昨年初夏に歩いて、その間を遮る丸い山塊が気になっていた。
牛の子山(450.8m)と、滝王山(570m)だ。滝王山は2.5万図の表記であり、慣用的には、竜王山と呼ばれる。大阪府下の「竜王山」の中では最高峰なのに、その知名度は茨木竜王山に数段劣る。
エアリアマップには記載がないが、辛うじて踏み跡があることは知っていたので、これをGPSを持ってトレースしてみた。

長谷の農道に車をデポし、新宮神社からフランス料理「DelCook」の横を通り、創作料理「かわすみ」の右をすり抜ける。何だかレストラン街のように読めてしまうだろうが、実際は田んぼの中に突然、2軒の料理屋があるのだ。一度行ってみなければ。

栗園を左に見送り、植林になったらすぐ林道が分岐する。右を取り、すぐ尾根に乗っ越せば右の踏み跡を登る。去年の台風で、多くの木が倒れていて歩きにくいことこのうえない。かすかなルートも見失いそうだ。
なんとか山腹のトラバース道にたどりつく。左から立派な林道を迎えたら、すぐに4つ辻の峠だ。

ここで昼食をとっていたら、雪がちらほら舞ってきた。フリースの袖に着地した雪は、きれいな6角形の星型の結晶をしていた。

右の斜面を5分で、牛の子山の山頂だ。四等三角点が静かに鎮座しているのみで、展望は皆無。
もとの峠に戻り、宮峠を目指すつもりだったが、うっかり北に緩やかに下るルートをとってしまった。
綺麗な雑木林に上機嫌で25分ほど歩くと、突然、舗装林道に出てビックリ。槻並と猪名川変電所を結ぶ道に出たのだ。道理でなかなか上り坂にならないわけだと反省。元の峠まで引き返す。

尾根に直登する踏み跡が正解で、小ピークを越え右手の奥へ抜ける。かなり踏み跡が薄い。冬場でこれだから、草の茂る季節は立ち入らないほうが賢明である。

基本的には稜線をたどり、20分ほどで宮峠に着く。モミの群生が印象的な暗い峠だ。
ここからは「山と渓谷」05年2月号に載っていたルートと重なる。

ほぼ真南に続く尾根に乗り、一路、滝王山へ。時折、伐採されていて風景がパッと広がる。
MTBの轍がこんなところにまで深く刻まれ、痛々しい。
MTBの輩は、バス釣りの連中と一緒で、自分さえ「自然と遊べて」楽しければ、元々の環境を崩しても気にならないニセモノアウトドアラーだ。100人のハイカーが歩いても、こうは破壊されまい。

突然、苔むした大きな岩がごろごろ現れたら、山頂は近い。ひときわ尖った岩の上に、小さな祠がある。一種、異様な光景で、確かに竜が舞い降りてきそうだ。角がとれて丸くなった岩も多く、これは竜のタマゴに見えて仕方ない。

山頂を辞し、南に下りる。ちょっとしてササ薮を分ければ、「裏山林道」に出る。才の神峠まではすぐだ。
才の神峠からは、慣れた三草山への登り。ここも倒木が多く、可哀想な気持ちになる。クヌギだろうか、ナラガシワだろうか、山頂広場で一番立派な木も、見事に折れてしまっていた。

車に戻り、帰りに汐の湯温泉で冷えた身体を温める。ここの湯はいつ入っても最高だ。
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