Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年6月5日(土)「ハイキング&地ビール」企画、鈴鹿・綿向山!

2010年06月06日 | 山登りの記録
直前の原稿で、「ハイキング&地ビール」のススメを掲げておいたが、
それは、この日の山行の前フリ。
そう、新たに、「ハイキング&地ビール」を実践してきたのだ!!

今回は、鈴鹿山脈西の支脈、綿向山と、「ブルーメの丘」のセット。
予定が直前までどうなるかというトコロだったこともあり、
仲間に案内をかけたのが何と木曜日。それでも、ノリカさんと、いーぴんの
2人が参加表明してくれた。

今日はMr.Dashがアルコールをを飲まないということで、
クルマで御幸橋駐車場に。
この山、久しぶりである。大きな堰ができているのにも驚いた。



堰の右手から、山道に入る。単調な植林帯が続く。
途中、舗装林道に出たが、この冬、プロガイドさんのお手伝いで
3回もこの山を歩いたともちゃんによると、この冬までは未舗装だったそうだ。

道端のモミジイチゴを食べながら進む。
すぐに、再び登山道に出る。3合目のあずまやを経て、
着いたのは伐採した斜面に立つ、5合目の赤屋根の小屋。



玄関に、「夢咲の鐘」がかかっている。
ともちゃんが面白がって鐘を鳴らす。カーンといい音だ。

上がっていくにつれ、やがて周囲は自然林となる。
標高900m前後で、ブナ群落がある。



新緑で、黄緑色の光が充満している。今日は、単に歩いて、ビールを飲む
だけでは、Mr.Dashは何のために来たのかわからない。
ブナ愛好者としては、コレを見に来たようなものだ。

ここは「行者コバ」という名前がついていて、
役行者の石像と祠があり、お不動さんもいらっしゃる。
植林が続いていただけに、この一帯は心が和む。小鳥の声も多い。

景色のよいトラバース帯になり、ブナの巨木を過ぎれば、
最後の急な階段。ここまでなだらかな坂が続いていたので、
この階段はこたえるが、登りきれば綿向山の山頂だ。

シンボルの巨大なケルンがお出迎え。
ややガスがかかっているとはいえ、天気は上々。鈴鹿主稜の山並みが
美しい。真向かいに、雨乞岳の丸い山容。御在所岳はコレに隠れている。
右に鎌ヶ岳の鋭峰。鎌尾根、水沢岳、そして野登山へと続く尾根。
山頂には山名表示板があり、これらの山座同定も簡単だ。



山頂は、ちょうどヤマツツジが咲いていて、なんとも気持ちいい。
いつまでも、ここにいたかったが、今日は、あとの楽しみもある。

尾根を北にたどる。東斜面はササ。眺めがよい。



雪が深く、風が強いようで、西斜面に生えるブナやカエデは
樹木の背は低く、幹が妙なカタチにひん曲がっているのか多い。



「幸福ブナ」は、その代表例。これをくぐると、シアワセになれるらしい。
ともちゃんは、くぐるだけでなく、幹に登って抱きついていた。
シアワセになるというより、この人はシアワセな人だなあと
つくづく思った。

稜線を左に折れ、フィックスロープが張ってある急斜面を下る。
シャクナゲ林が現れる。
先週、大峰でシャクナゲが満開だったこともあり、こちらもと、
一縷の望みをかけたが、さすがに殆ど散ってしまったあと。
それでも、終りかけの花を2輪見つけられたのでラッキー。

鉄塔の直下にさしかかる。
休憩中の、草刈りのおっちゃんに話しかけられた。
「クマは出なかったか?」いえいえ、出てたらこんな平気な表情で
いられませんって。

以前、北アルプス・雲ノ平でクマに異常接近遭遇したいーぴんが
いただけに、今日も目撃してもおかしくはなかったが。

おっちゃんの話によると、この近辺は、ニホンカモシカが増えてきて
下草が食い尽くされ、裸地化が進んでいるという。

確かに、残っているのは背の高い木と、アセビ、トリカブトなど、
毒草が残っている。そういえば、行者コバから右下の谷筋を見下ろしたら、
バイケイソウが茂っていた。



竜王山を過ぎ、急斜面を下る。
手持ちの2005年版の登山地図とは、かなりルートが違う。
まだ分県ガイドの「滋賀県の山」の方が実態に近い。
それでも、実際はもっとトラバース区間が顕著である。

林道に出る。山野草に詳しいノリカさんが、タツナミソウが咲いて
いると教えてくれた。薄紫の清楚な花だった。

クルマに戻り、公共交通機関で来た場合を想定して、
西明寺のバス停をチェックしに行く。トイレもあり、50mほど下に、
コカコーラの自販機がある。これは使えそうだ。

クルマで10分、バス(本数は非常に少ない)でも、最後にチョット
歩くだけで行けるご褒美スポット、「ブルーメの丘」に向かう。

園地から望む綿向山は、なかなか雄大である(メイン写真)。

ともちゃんといーぴんが、待ちに待った地ビールを呑む。
Mr.Dashとノリカさんは、濃厚なソフトクリームで我慢。
でも、美味かったなぁ。
手作りウインナーもうまそう。

ともちゃんは、焼きたてのチーズパンを買い、安い野菜を買い、
すっかり満足の模様。
家に帰って呑むために、3種類のビールも、ひと通り買う。

炭酸の少ない、すうーっとした味のピルスナーだった。
夏場、バーベキューしながら、グイグイいけそうな味だった。

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