Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年8月31日(土)~9月1日(日) 秋の花咲く伊吹山へ、涼しい早朝から登る!

2019年09月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
サラシナショウマにとまるアサギマダラ


■今回のコース
上野登山口→3合目休憩所→5合目売店→避難小屋→伊吹山→山頂駐車場


高山植物は見たいが、夏は暑さがこたえる・・・というのが伊吹山。
これを避けるため昔から夜行登山などが行われてきたが、今回、登山口近くの
ペンションに前泊し、早朝から登り始めることで、少しでも涼しく登ることにした。

前日は午後からお出かけ。
まずは麓にある、中山道の宿場町・醒ヶ井に立ち寄った。



昔々、伊吹山の神の化身(大蛇説、猪説あり)にやられた日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が
ここの湧水で正気を取り戻し、伯母が暮らす伊勢神宮に戻る途中で息絶えたという
伝説が残る。「居醒の清水」は、今もこんこんときれいな水が湧き出す。



清冽な流れに咲くバイカモは、ここの観光の目玉だ。
そろそろ花期も終盤であるが、まだまだ綺麗に咲いていた。



この流れには絶滅危惧種の珍魚、ハリヨが棲む。初めて見た。



夕刻、上野登山口にほど近い、「ペンションいぶき」さんに到着。
伊吹山登山を紹介するTV番組にも出演されているオーナー自らが調理する夕食は
絶品だった。



おいしいはずの朝食をあきらめ、早朝に宿をそっと出て、登山口へ。
序盤はMr.Dash一人の引率だ。ともちゃんはクルマを山頂駐車場に回送し、頂上から
下りてきて途中で合流する。

はじめは樹林帯の中を行き、ひろきち地蔵を経て1合目で、スキー場跡に出る。



クルマバナ。



ミツバツチグリか、ヘビイチゴか。キジムシロではなさそうだが…



気温が高くないのはいいが、今にも雨が降りそうな湿度の中、2合目を過ぎたあたりで
振り返る。島のように浮かぶのは、鈴鹿山系の霊仙山あたりか?



3合目では防鹿柵がめぐらされ、その中はさすがに植生が豊かだ。
ハクサンフウロがいっぱい!



ツリガネニンジンとワレモコウ。



むむっ、キセワタか?



水を多めに飲んでも汗だく。
5合目の売店(土日祝開店)で飲み物を買って一気飲みの贅沢。
見上げると、避難小屋の向こう伊吹山がドーンと構えている。重厚感のある山なのだ。



しだいに傾斜が強まる。部分的ではあるが、青空が出てきたぞ。



6合目直下にある避難小屋。



標高1,000mを過ぎて、岩がごつごつしてきたが、快調に登る。



ところでこの日は、伊吹山をかけ登るトレランの大会「第33回 夢高原かっとび
伊吹2019」の開催日。我々が歩くコースとかぶっている。
大会のスタート時刻は9:30だが、優勝者はだいたい1時間足らずで頂上のゴールに
到達するという。スタート地点「薬草の里」からの標高差は1197mという。
8合目で、先頭のランナーが駆け抜けていった。
これからはランナーの邪魔にならないように避けながら、ゆっくり登る。



尾根の向こうは石灰岩の採石ゾーンだ。

ともちゃんが下りてきて、無事、合流。頂上まであと少し、がんばろう。



カワラナデシコ。



ランナーの群れを避けて、西登山道寄りの展望スポットで休憩。
涼しい風が山肌を上がってくる。気持ちいい。



あたりはお花畑だ。ルリトラノオ。伊吹山オリジナルの希少種。



アキノキリンソウ。



サラシナショウマ。今はこれが一番の見頃だった。



コイブキアザミに舞い降りたアゲハ。



山頂は大にぎわい。次々にランナーがゴールを切る。



日本武尊像が立つ山頂は記念写真を撮るランナーたちでごった返している。
ゆっくり写真も撮れないので、我々は三角点で。
山野草や三角点に関心を示すランナーは極端に少ないので、こちらはすいている。

山売店内の食堂でランチタイムとして、早々と下山。
名物オーナーのペンションに泊り、いつもと違うタイムスケジュールで登り、
イベントとカチ合わせた珍・山行。なかなか貴重な機会となった。


※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019年8月26日(月) [大峰]水... | トップ | 2019年9月3日(火) 三峰山の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事