夏休みの山行報告（その１・前書きと、移動日）

この夏休みは、近年にない充実した山行ができた。
８月１３日に、山岳部の創立４５周年記念集会を上高地・小梨平で実施し、そのあと各自のレベルや日程にあわせ、それぞれの山行を楽しむという趣向。

Mr.Dash隊は全部で５名。ともちゃん、サワヤカＹ澤氏、カメラマンＹ井氏、そしてイーピンＭ本氏の最強メンバーだ。かつて「高速登山隊」と自称しいていた我々も、今や「梗塞登山隊」とか、「硬直登山隊」に変わり果ててはいるが、志だけは捨てていない。一昨年、悪天候と異常に発達した雪渓のせいで撤退を余儀なくされた「横尾本谷から北穂の滝、Ａ沢のコル」のリベンジを企てた。

Mr.Dash隊の当初計画は、下記の通り。

８／１３　奈良⇒アカンダナ駐車場⇒上高地・小梨平キャンプ場
　　　　　（山岳部４５周年行事）［泊］
８／１４　小梨平キャンプ場→明神→ひょうたん池→明神→横尾山荘［泊］
８／１５　横尾山荘→本谷橋→（本谷）→北穂滝→Ａ沢のコル→大キレット→
　　　　　南岳小屋［泊］
８／１６　南岳小屋→大喰岳→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳→双六小屋［泊］
８／１７　双六小屋→弓折岳→鏡平→わさび平→新穂高温泉⇒アカンダナ
　　　　　駐車場⇒奈良

北穂滝を目指すには、最寄りの小屋発がいいので、なんとしても横尾に泊まる必要がある。それで、１４日にひょうたん池への往復を入れた。

今回は本谷から北穂滝を経て大キレット稜線に出るのが最大の目的。計画は計画にすぎないというのは、よくあることで、実際は、雨が降った１５日に、思い切って沈殿し、１６日にアタックした。これが奏功し、宿願がかなったのだ。
槍ヶ岳への縦走はあきらめざるを得ず、北穂高岳からそのまま涸沢に下山したことと、途中でＹ澤氏が腰と右膝を痛め、別行動となったことは、残念であったが。

これからしばらく、ヒマを見つけて、夏休みの山行報告を連載する。
今回の写真は、１３日の移動日、高山市で昼食に寄った「古里古里の国」。地ビールの標識を見つけて、ともちゃんの目が輝いたので入った店。運転手のMr.Dash以外は、ビールに舌鼓。感じのいいお店だった。