Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

8/6(土)、久しぶりの大峰・大普賢岳

2005年08月08日 | 山登りの記録
北アルプスの山行を1週間後に控えているので、ある程度歩いておきたい。そこで、去年の2月以来の大普賢岳に行くことにした。和佐又ヒュッテから、大普賢岳、国見岳、七曜岳、無双洞を経て、和佐又ヒュッテに戻るルート。ここは何度も歩いているが、8月は初めて。

夏山らしく、空気がやや霞んでいて、眺めはイマイチ。しかし、緑が濃い。ブナ、カエデ、ヤシオツツジ、ナナカマド、シャクナゲ、ヒメシャラ・・・この季節は、花も紅葉もないが、ものすごい生命力を感じる。

石の鼻を過ぎたあたりで、M角さんの足が攣った。とりあえずともちゃんとMr.Dashの二人が付き添い、そのほかのメンバーは先に小普賢のコルで待ってもらう。追いつく間、I川さんとK谷さんは、わざわざ小普賢に登っていた。元気いっぱいやなぁ。

多数のトンボが飛び回る大普賢岳山頂で昼食をとったあと、シャクナゲ林を抜け、低いササが茂る奥駆道を逍遥する。気持ちいい、いかにも大峰らしいところだ。やがて稜線を左折すると、ちょっとした鎖場を下り、七つ池に。ここで休憩。目立たない国見岳を過ぎ、巨大窪地を右にすると、急斜面の鎖場。登りきるとすぐ、七曜岳の山頂だ。M角さんは調子が出ない。目がうつろになっている。まあ、ここまで来たら、がんばってもらって、慎重に先に進むのがよい。こういう経験も今のうちにしておくべきだ。

分岐を左折し、奥駆道を離れ、急坂を下りる。木製のハシゴの連続を過ぎれば、鬱蒼とした「もののけ姫」に出てくるような森から、やや開けた広葉樹の林に出る。再びつづら折に下り、もういい加減飽きたなと思う頃、沢音が近づく。真新しい木製階段を下りたら無双洞に着く。さすがに疲労の色を隠せないメンバーが多い中、まだまだ元気いっぱいのN村君を誘い、洞窟に潜る。ヘッ電を着けて、細いロープをたどる。洞内の水は、限りなく透明に近いブルー。涼しくて気持ちいいが、あまり時間がないので、もうちょっとというところで切り上げた。

無双洞で、申し訳ないがM角さんの荷物を「召し上げ」。昔からMr.Dashの得意技で、誰かがバテて、日没の危機を感じると、その人の荷物をゼロにするという荒技だ。最後の登り返しで、ぐっと重みを増した我が荷物だが、ちょうど北アを縦走しているような感覚。いい練習だ。うつろなM角さんを、後ろから、Y口さんが辛口激励。せっかくのブナの美林を、楽しめなかっただろうな。

和佐又ヒュッテに帰り着いたのは5時50分。いやぁ、危ない危ない。大輪のヤマユリが、ご苦労さんと迎えてくれた。
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