Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2013年12月29日(日)~2014年1月1日(水) 秘湯めぐりと八ヶ岳連峰・硫黄岳

2014年01月04日 | 山登りの記録
(メイン写真は、みどり池越しに望む稲子岳)

今回の年末年始山行は、八ヶ岳連峰の硫黄岳をめざす。
八ヶ岳界隈は、このところ年末年始に通いづめているが、
例年と違うのは、東側からアプローチすること。
これまで行けていなかった稲子湯、本沢温泉に泊まることにした。

前夜遅く、津田沼の単身赴任寮から奈良の自宅に戻り、大急ぎでパッキング。
冬山装備の準備も、ほんの1時間もかけられない。
翌朝6:30、ノブちゃんがウチに来て合流し、出発だ。
中央道の小淵沢ICで下り、国道141号線を北上して小海方面へ。



途中、JR最高地点に寄る。標高1,375m。滋賀県最高峰の伊吹山に匹敵する高さ。



新調したスタッドレスを履いていても時折スリップしながら、雪道をそろりそろりと
走って稲子湯に着いた。まだ14:00前。道中、極めて順調だった。
ちなみに映画「岳」のロケがこの宿で行われたそうな。



夕食前に軽く入浴。単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉。なので加温している。
なかなかいい湯だった。

夕食は超豪華版で、おかずは何と12品! 我が家の一週間分が一度に出てきた(笑)!
最後に出てきた鯉の西京焼は、満腹で完食できなかった。残念。

30日。今日の行程はラクラク。しらびそ小屋を経て本沢温泉まで、無雪時の
コースタイムで3時間程度だ。



底抜けの青天のもと、林道に絡みながら山道を緩やかに登る。
駐車スペースの奥が車止めのゲート。橋を渡り、さらにだらだら登り続ける。



ともちゃんもノブちゃんも、快調な足運び。しかしMr.Dashの調子はイマイチ。
背中の荷物が妙に重く感じられる。確かに日本酒を積んでいたりするものの、
中身の重量はどう見積もっても15キロ程度。そんなに重いはずないのに。



単調な針葉樹帯の中、しらびそ小屋に着く。
小屋の横では、リスや野鳥がチョロチョロしていた。
みどり池は完全に氷結しており、向こうに稲子岳の岩壁が迫力満点で立ちはだかる。



長い登り坂にヘトヘトになりつつも、13:30には本沢温泉に到着。

本沢温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩・炭酸水素塩泉。
ここは、日本最高所の野天風呂「雲上の湯」があることで知られる。



「雲上の湯」は、山小屋からは10分ほど。山道を少し登り、急斜面を下りて
硫黄臭のする沢へと下がったところにある。



浴槽には板がかぶせてあったが湯温は体温程度か。脱衣所などは一切ない。
氷点下の今、ここで服を脱いでぬるい湯に入る度胸はない。



山小屋の直下に別棟の内湯「石楠花の湯」がある。
源泉のすぐ横に作られた新しい建屋である。
男女の入浴時間は、時間帯が分けられている。



浴槽は一つだが板で仕切られていて、手前が非常に熱い。奥は適温。
両方の湯を順番に楽しみ、冷えた体を温めた。
なお、シャンプーや石鹸は使用できない。

夕食までは時間がたっぷりあるので、背負ってきた日本酒を皆で味わいながら
時間をつぶした。この日もたらふく食い、十分な睡眠時間がとれた。シアワセ。



31日。硫黄岳アタックの日。少し雲が多いようだが登頂を諦めるほどではない。
7:45、小屋を出て、相変わらず単調な樹林帯の中を登っていく。



9:05、夏沢峠に出る。山びこ荘は営業中。ここは登頂後に立ち寄るとして、
まずは硫黄岳を目指す。

稜線に出ると西側から冷たい烈風が容赦なく吹き付ける。
2度ほど足を持っていかれそうになり、慌てて耐風姿勢をとった。
風速はおそらく平均で20mは超えていたのではないか。



萎えそうになる心を抑え、とうとう10:40、硫黄岳の山頂に到着。
それにしてもすごい風。寒い寒い。
記念写真を撮り合っただけで、すぐに来た道を戻る。

11:30、山びこ荘に戻り、小屋の中で昼食かたがた休憩させていただく。
ここは、かわいらしいヤマネやモモンガが姿を見せる小屋だ。
ヤマネは冬眠中だず、モモンガは活動しているそうだ。



やがて窓の外に設けられた餌台に、モモンガがやってきた。
ガラス越しに、ヒマワリの種を頬張るモモンガが見える!!
メチャかわいい。

本沢温泉に戻って連泊。
昨日同様、風呂に入り、小屋で買った濁り酒など飲みながら夕食を待つ。



今日は大晦日なので、夕食には振る舞い酒が出た。
土鍋をカセットコンロから下ろし、持ってきたコッフェルで熱燗をつくり、
隣席のパーティの皆さんと一緒に盛り上がる。山談義は尽きない。

1日。稲子湯に戻って、ごくろうさま。
車にはほとんど新しい雪は着いていなかったのでよかった。
帰る途中、最後に「八峰(ヤッホー)の湯」に入る。
やっとシャンプー、石鹸を使えた。
ここの湯もなかなかよかったが、露天風呂へのアプローチはやっぱり激寒だった。


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