Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年6月20日(日)京都一周トレイル・稲荷山~清水山と、黄桜ビール

2010年06月27日 | 山登りの記録
土曜日、雨で、予定していた沢登りが中止。
もとより、また腰痛が出始めて、こんな状態では沢登りなど、もともと無理。
しかし、歩けないほどではない。土曜日はほとんど安静状態だったので、
今日は、筋力維持のために、散歩に出かけることにした。

行き先は、かねてより気になっていた、京都一周トレイルの起点、
稲荷山から今熊野を経て、清水山、将軍塚、尊勝院から三条通に至るコースだ。
京都生まれのMr.Dashにとっては、父の実家の墓があり、父母が通った高校の
脇を通り、祖父と散歩した東山を、できるだけ山道を通って縦走するのは楽しみだ。

しかし、この日も、朝からあいにくの雨。
JR奈良線の車窓から、灰色の空をうらめしく眺めていた。
稲荷駅に着いた途端、ものすごい雨。しばらく駅で足止めをくらう。

ようやく小止みになったのが正午ごろ。
じつはマトモに伏見稲荷の境内を歩くのは初めて。
せっかくなので、一旦、予定通りのコースを行くことにする。

朱塗りの鳥居が幾つあるのか、とにかく、無数の鳥居をくぐる。
京都一周トレイルは、「四つ辻」で左折するのだが、ここは山好きの宿命。
湿気で重い腰をかばいつつ、トレイルを離れ、一の峰(稲荷山最高峰)へ寄り道。
山といっても、どこまでも朱の鳥居だった。本当に、不思議な空間。



薬力社から谷筋を北西にたどると、トレイルに戻れる。
ここからはフツーの住宅街の中を巧みに通っていく、不思議なトレイルだ。

いにしへの天皇家の墓所ゾーンを抜け、泉湧寺へ。境内には入らず、今熊野へ。
道標があるものの、ちょっと油断すると間違えそう。
四つ辻の売店で買ったトレイルの地図を何度広げたことか。

滑石街道を渡れば、ようやく山道に入れる。やはり歩くのは緑の中がいい。
低い山を越えると、見覚えのある車道に出た。
ああ、焼き場(斎場)への道だ。祖父母を送るときに、車で通った。
心の中で掌を合わせつつ、国道1号線を地下道を使って横断。

霊園脇にジュースの自販機があり、喉の渇きをいやす。
いよいよ、清水山への山道に差しかかる。
古い記憶が錯綜する。祖父と一緒に登ったのは、この道だったか。
清水山の三角点は、何の変哲もない杉林の真ん中。山頂とは思えない、平らなところ。



高台寺への分岐を過ぎて、東山山頂公園へ。
二人の学生が、ドラムとギターでノリのいい曲を練習していた。
京都市内を見下ろせる将軍塚の展望台には、カップルの姿はなかった。



ここから緩やかな山道を下っていけば、尊勝院だ。
ホテルオークラの高級料亭・粟田山荘の横を下りて、三条通に出る。

坂本龍馬とお龍が結婚式を挙げたという場所を発見。
今、龍馬は話題なので写真を撮る。



三条京阪から加茂川を渡り、木屋町通沿いに、伏見の酒造メーカー・黄桜が
直営する「じろく亭」で夕食。
黄桜といえば日本酒だけじゃない。Mr.Dashとともちゃんが水面下で
愛してやまない地ビールがあるのだ。

何種類かのビールと、日本酒の飲み比べセットに酔いつつ、
和食中心の上品なメニューをつつく。京都のだしまきは、やはり美味い。
紫蘇を使った発泡酒も香りと軽快なあと口がよく、合格。



ただ、いかんせん酒に弱い。全種類のビールを制覇できなかったので、
次回は、仲間を連れてこよう。

ほどよい酔い加減で、帰りの奈良線では爆睡した。
翌日、腰痛はかなりマシになっていた。
途中で飲んだビタミンB飲料が効いたのか、適度な運動がよかったのか、
それとも、黄桜のビールだったのか。

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