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今年の神於山まつり(岸和田市)は、COP10を記念しての大掛かりなものとなった。
今年も事務局の依頼を受けて、微力ながらお手伝いをさせて頂いた。
毎回、ご来賓のエライ人たちの直後にストレッチ体操の指導をするのだが、
一体、何歳まで臆面もなくできることやら。
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ところで「シャープの森」の木々も、赤に、黄色に色づいている。
今年は猛暑と、秋にしっかり冷え込んだことで、発色が良いらしい。
体操が終ると、いよいよメインイベント。
敷地内にある6本の目立つ木の中で、来場者の投票によって「シンボルツリー」を
決めるのだ。
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一つ一つ、木の説明をするのは、森林インストラクターのHやしさん。
実は、ウチの山岳部のメンバーでもある。
彼のトークは、子供達の何気ない呟きをうまく拾い、それをもとに
上手に解説に持ち込む。これが本当に絶妙で、さすがプロだと感心させられる。
ひと通りHやしさんについて周ったあとは、会場を離れ、一人で付近の散策に。
まずは国見台を経由し、眩いばかりの黄葉を横目に山道を行く。
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続いてあずまやのある三角点山頂に寄る。多くのハイカーが休憩していた。
ふと前を行く男性二人連れのザックを見ると、なんとMr.Dashの著書が
はさんである。山頂で、若い方の一人の記念写真を撮ろうとしている年配の男性に、
「シャッターを押してあげましょうか」と声をかけた。
先方のカメラで写真を1枚撮って差し上げる。
「よく登られるんですか?」と聞くと、そのガイドブックを取り出し、
「この一冊を全部回ろうと思って、あと僅かで完踏です」とおっしゃる。
ずいぶん使い込んだ形跡。感激。
「じつは著者なんです」と白状すると、お二人の驚いた顔。
しばらく、楽しい山談義となった。
お二人に別れを告げ、南側の探索に向かう。
4WDの軽トラでも微妙と思われる簡易舗装の林道を下る。
木製の砂防ダムのところで山道が左に延びているが、一旦、林道を下へ下へ。
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ほどなく赤い太鼓橋を渡り、神於寺に着く。ここは以前、車で来たことがある。
カエデの美しい、清楚なたたずまいの禅寺だ。
ちょうど紅葉が見事に色づいていた(メイン写真)。
写真を撮り終えると、先ほどの砂防ダムの分岐に入ってみた。
山すそをトラバースし、やがて細い舗装道になると、ミカン畑に出て、
そのまま集落に着く。
もう登り返すのも億劫なので、神於山の東側をぐるっと巻いている林道を
たどり、北側駐車場に停めたデリカD5にたどり着いた。
単独行ということもあり、めちゃめちゃハイペースとなった。
久々に足の筋肉が悲鳴をあげていた。