感動した。何に?日本がW杯出場を決めたことにではない。サポーターがスタジアムの外から選手に届くようにと大きな声で応援していたことだ。スタジアムの外から聞こえるニッポン・コールには感動した。日本代表は12人目の存在を感じていたはずだ。そしてこの存在が日本をW杯へと導いた。
試合へと目を向けてみると、まぁ、もう既に前半については述べたので、後半から。後半は鈴木の代わりに大黒が入ったこともあり、日本にチャンスが増えた。しかしそれでも小笠原はチャンスメーカーではなく、ただパスの散らし役でしかなかったため、大きなチャンスは生まれなかった。さらに稲本が機能せず、中田浩も縦への突破がなかったため、攻撃は行き詰った。そんな時、稲本がゴール前にあげたボールに大黒が競り合う。大黒が相手ディフェンダーに体を巧く寄せていたため、クリアは中途半端になり、そのこぼれだまを柳沢がスライディングで蹴りこんだ。大黒の諦めない姿勢も見事だったし、柳沢のふかさなかったシュートも素晴らしかった。この予選を通じて、初めてツートップが機能した瞬間だったかもしれない。
そしてその後は前に出てくる北朝鮮に押されることも増え始め、ジーコが二枚目の交代枠を使う。柳沢に代えて遠藤。そしてこの遠藤が攻撃のリズムを作り出す。ボランチが三枚に増えたことで小笠原も前に上がりやすくなり、遠藤も機を見て前に上がっていった。そしてその2人に大黒が絡んで、チャンスをいくつも作り出す。しかし大黒が決めることが出来ない。しかし、試合終了直前に田中のパスが大黒にキーパーとの一対一のチャンスを与え、大黒は冷静にキーパーをかわし、リードは二点となった。そしてこの時点で実質日本のW杯出場は決まった。
これで日本は開催国ドイツを除いて、W杯出場を決めた世界で最初の国となった。これは本当に凄いことだし、最終予選で5試合で勝点12という結果も凄い。ジーコは見事に結果を出した。しかし、だからといって、このままW杯の指揮をジーコにとって欲しいということではない。
何よりジーコは自分の好きな選手にこだわりすぎている。例えば、宮本。確かにキャプテンとしては評価できるが、ディフェンダーとしての評価はそれほど高いものではない。今日の試合でも前半20分にマークの相手をフリーにしてしまい、決定的なピンチを招いた。そして日本には松田というこれ以上いないであろうセンターバックがいる。宮本、松田両方共と組んだことがある中澤は松田のほうが断然良いと松田の実力を求めている。しかし、それでもジーコは宮本にこだわる。宮本は身長がディフェンダーをしては低く、スピードもないため、フォーバックにすることが出来ない。しかし身体能力で上回る松田を真ん中で中澤と起用すれば、フォーバックの可能性も生まれる。これからW杯まで約一年ある中でジーコはセンターバックを再考しなくてはならない。
さらにフォーメーションも考え直す必要があるだろう。3-5-2や3-6-1には限界がある。何より前線に迫力がない日本の場合、このような守備的なフォーメーションにすると、攻撃力があまりにも無さ過ぎる。そのため、4-4-2や4-2-3-1、さらに今はやりの4-3-3を試してみるのも面白いのではないだろう。
まずゴールキーパーに関しては川口と楢崎の体制でやっていけるだろう。いまさら無理に新しい守護神を探す必要なない。
最終ラインはフォーバックを試す必要がある。今の日本代表の守備陣は中澤がいないだけで、ガクッとレベルが落ちる。中澤は外すことが出来ない。そして中澤の相方には松田が適役だ。クラブでも組んでいるし、実力もあり、経験も豊富。この2人を中心に最終ラインは考えるべきだ。スリーバックならもう一人は田中か坪井で問題はないが、問題はフォーバックのときの両サイド。右は加地で良いと思うが、左の三都主は感情的過ぎる。あんなにたくさんイエローをもらうようでは使うことは出来ない。三浦淳や中田浩を左サイドで使うことはやめ、三都主以外の左のスペシャリストを探すべきである。そして三都主も大きく成長しなくてはならない。特に精神的に。
中盤はボランチに小野、福西、遠藤、稲本など、ひしめき合っている。ただ今日の反省から、潰し役と組み立て役に分けて、召集すべきである。潰し役は福西、稲本、以外に今野を試してみるべきだろう。そして組み立て役は小野、遠藤、中田英、そして阿部をまた試してみるのも面白いだろう。当然他にもリーグで活躍した選手を試して見るべきである。
トップ下は中村を中心に、小笠原、中田英、他にもフランスで実績を残している松井も代表で試してみるべきだろう。さらにフォーメーションによってはウイングという存在が必要になってくる。日本には本山や石川といったドリブラーがいる。彼らを使わない手はない。いや、ぜひ彼らをウイングとして試すことの出来るフォーメーションを試すべきである。
そしてフォワードの中心はまだ傷が癒えてないとはいえ、やはり中心は久保だろう。一番頼りになるし、一番迫力がある。鈴木はもう要らない。あくまで久保の代わりに過ぎない。そして他には高原、柳沢、玉田、大黒、大久保が候補だろう。ただこれらの選手はタイプが似ているため、同時にピッチに送り込むのは厳しい。
他にはスーパーサブの存在を見つけたい。今の代表にはスーパーサブがいない。そのためには田中達や石川のような独特なステップを持った選手を試す必要がある。
本当ならジーコも代えたいと言いたいところだが、既にジーコは代わらないと川淵キャプテンが明言しているため、それは期待できない。そのため、ジーコがこれからどう変わるか。もっと攻撃志向になれるか。攻撃をしないで敗れ去った日韓W杯を繰り返してはいけない。計算できる攻撃を見つけ出すことがジーコに課せられた課題である。まだW杯まで一年ある。その間にはコンフェデや東アジア選手権などいろいろ試す舞台はある。W杯出場権はまだ通過点に過ぎない。問題はW杯で、そして決勝トーナメントでどれだけ戦うことが出来るかなのだ。
試合へと目を向けてみると、まぁ、もう既に前半については述べたので、後半から。後半は鈴木の代わりに大黒が入ったこともあり、日本にチャンスが増えた。しかしそれでも小笠原はチャンスメーカーではなく、ただパスの散らし役でしかなかったため、大きなチャンスは生まれなかった。さらに稲本が機能せず、中田浩も縦への突破がなかったため、攻撃は行き詰った。そんな時、稲本がゴール前にあげたボールに大黒が競り合う。大黒が相手ディフェンダーに体を巧く寄せていたため、クリアは中途半端になり、そのこぼれだまを柳沢がスライディングで蹴りこんだ。大黒の諦めない姿勢も見事だったし、柳沢のふかさなかったシュートも素晴らしかった。この予選を通じて、初めてツートップが機能した瞬間だったかもしれない。
そしてその後は前に出てくる北朝鮮に押されることも増え始め、ジーコが二枚目の交代枠を使う。柳沢に代えて遠藤。そしてこの遠藤が攻撃のリズムを作り出す。ボランチが三枚に増えたことで小笠原も前に上がりやすくなり、遠藤も機を見て前に上がっていった。そしてその2人に大黒が絡んで、チャンスをいくつも作り出す。しかし大黒が決めることが出来ない。しかし、試合終了直前に田中のパスが大黒にキーパーとの一対一のチャンスを与え、大黒は冷静にキーパーをかわし、リードは二点となった。そしてこの時点で実質日本のW杯出場は決まった。
これで日本は開催国ドイツを除いて、W杯出場を決めた世界で最初の国となった。これは本当に凄いことだし、最終予選で5試合で勝点12という結果も凄い。ジーコは見事に結果を出した。しかし、だからといって、このままW杯の指揮をジーコにとって欲しいということではない。
何よりジーコは自分の好きな選手にこだわりすぎている。例えば、宮本。確かにキャプテンとしては評価できるが、ディフェンダーとしての評価はそれほど高いものではない。今日の試合でも前半20分にマークの相手をフリーにしてしまい、決定的なピンチを招いた。そして日本には松田というこれ以上いないであろうセンターバックがいる。宮本、松田両方共と組んだことがある中澤は松田のほうが断然良いと松田の実力を求めている。しかし、それでもジーコは宮本にこだわる。宮本は身長がディフェンダーをしては低く、スピードもないため、フォーバックにすることが出来ない。しかし身体能力で上回る松田を真ん中で中澤と起用すれば、フォーバックの可能性も生まれる。これからW杯まで約一年ある中でジーコはセンターバックを再考しなくてはならない。
さらにフォーメーションも考え直す必要があるだろう。3-5-2や3-6-1には限界がある。何より前線に迫力がない日本の場合、このような守備的なフォーメーションにすると、攻撃力があまりにも無さ過ぎる。そのため、4-4-2や4-2-3-1、さらに今はやりの4-3-3を試してみるのも面白いのではないだろう。
まずゴールキーパーに関しては川口と楢崎の体制でやっていけるだろう。いまさら無理に新しい守護神を探す必要なない。
最終ラインはフォーバックを試す必要がある。今の日本代表の守備陣は中澤がいないだけで、ガクッとレベルが落ちる。中澤は外すことが出来ない。そして中澤の相方には松田が適役だ。クラブでも組んでいるし、実力もあり、経験も豊富。この2人を中心に最終ラインは考えるべきだ。スリーバックならもう一人は田中か坪井で問題はないが、問題はフォーバックのときの両サイド。右は加地で良いと思うが、左の三都主は感情的過ぎる。あんなにたくさんイエローをもらうようでは使うことは出来ない。三浦淳や中田浩を左サイドで使うことはやめ、三都主以外の左のスペシャリストを探すべきである。そして三都主も大きく成長しなくてはならない。特に精神的に。
中盤はボランチに小野、福西、遠藤、稲本など、ひしめき合っている。ただ今日の反省から、潰し役と組み立て役に分けて、召集すべきである。潰し役は福西、稲本、以外に今野を試してみるべきだろう。そして組み立て役は小野、遠藤、中田英、そして阿部をまた試してみるのも面白いだろう。当然他にもリーグで活躍した選手を試して見るべきである。
トップ下は中村を中心に、小笠原、中田英、他にもフランスで実績を残している松井も代表で試してみるべきだろう。さらにフォーメーションによってはウイングという存在が必要になってくる。日本には本山や石川といったドリブラーがいる。彼らを使わない手はない。いや、ぜひ彼らをウイングとして試すことの出来るフォーメーションを試すべきである。
そしてフォワードの中心はまだ傷が癒えてないとはいえ、やはり中心は久保だろう。一番頼りになるし、一番迫力がある。鈴木はもう要らない。あくまで久保の代わりに過ぎない。そして他には高原、柳沢、玉田、大黒、大久保が候補だろう。ただこれらの選手はタイプが似ているため、同時にピッチに送り込むのは厳しい。
他にはスーパーサブの存在を見つけたい。今の代表にはスーパーサブがいない。そのためには田中達や石川のような独特なステップを持った選手を試す必要がある。
本当ならジーコも代えたいと言いたいところだが、既にジーコは代わらないと川淵キャプテンが明言しているため、それは期待できない。そのため、ジーコがこれからどう変わるか。もっと攻撃志向になれるか。攻撃をしないで敗れ去った日韓W杯を繰り返してはいけない。計算できる攻撃を見つけ出すことがジーコに課せられた課題である。まだW杯まで一年ある。その間にはコンフェデや東アジア選手権などいろいろ試す舞台はある。W杯出場権はまだ通過点に過ぎない。問題はW杯で、そして決勝トーナメントでどれだけ戦うことが出来るかなのだ。
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