今年も正月の風物詩、箱根駅伝が終わった。いつからだろう、「正月=箱根駅伝」になったのは。箱根が終わると、いつもの日常が始まるような雰囲気。
今年の箱根駅伝を一言で表すなら、青山学院圧勝。大会記録を更新しての初優勝、更に二位との差が十分以上だから圧勝としか表しようがない。新山の神の逆転劇に沸いた往路、逃げるものの強さが出た復路。いやぁ、強かったっす。
MVPはもちろん新山の神の神野だが、青学に流れを持ってきたのは一区の久保田だろう。青学にとって、一区久保田は一つの賭けだったはずだ。久保田はどちらかというと波のある選手。青学のなかでも神野や藤川、一色といった選手と比べると安定感に欠ける。もし、往路で確実に行くなら一区に一色、二区に藤川という選択もあっただろう。しかし青学は一区に久保田を選んだ。裏には藤川を九区に残して、復路の選手のプレッシャーを軽減する意味合いや、シード権争いに巻き込まれた場合に備えて藤川を残しておきたいという気持ちがあったのかもしれない。結果として一区久保田は吉と出た。一位の駒大中村匠から離されることなく、二位で二区の一色に繋いだ。その流れに乗って、往路は五区の神野までブレーキなく乗りきることが出来た。
復路については逃げるものの強みが出た。もし、これが二位スタートやリードが一分ぐらいなら同じ結果にはならなかっただろう。それぐらい久保田が生み出した流れは大きかった。
二位の駒大については、もちろん五区の馬場のブレーキは痛かったが、そこまでのリードが無さすぎた。三本柱の村上謙、中村匠、中谷を使って、これでは厳しい。特に村上謙は区間四位。花の二区とはいえ、これじゃあ…。その少なすぎたリードもあり、五区の馬場は最初から飛ばした。しかも後ろから尋常ではないペースで追い上げてくる神野。駒大は馬場のブレーキで負けたのではなく、総合力で負けた。大八木監督の往路のあとの、馬場の体調を気遣わず棄権ではなかったことを安堵したことについて批判する人がいるようだが、どこの監督も似たような思いを抱くだろう。本音を言うか、建前を言うかの違いである。
駒大の課題は山登りである。今まで駒大は山登りのスペシャリストを育てることが出来ていない。そして、それこそが駒大に唯一欠けるパーツである。来年も青学に神野がいることを考えると、このポジションを確立しない限り箱根の優勝はない。
それ以外の大学については東洋は人材不足。設楽兄弟の穴を埋められず、エース級は服部勇のみ。それでも三位に入ったのはさすがだが、田口らが抜ける来年は更に厳しい戦いになるだろう。
明治は黄金世代も四位で終戦した。決して悪い戦いぶりではなかったが、力を出しきれたとも言い難い。この世代で勝てないとなると、まだ相当勝てない時代が続きそうである。
他にも早稲田や東海などあるが、ここら辺で終わりにして、来年の予想。
大本命は青学だろう。往路のメンバーは全員残り、復路も抜けるのは藤川と高橋だけ。二人とも区間賞をとったものの、他の大学と比べて、戦力ダウンは最小限で済む。しかも山登りで五分以内なら逆転できる絶対的な存在がいるため、優位は動きそうにない。駒大は中村匠、村山謙に山下りの西澤も抜ける。決して戦えないチームではないが、優勝する為の条件は中谷、西山、馬場、大塚、工藤、其田の中からエース級の選手が三人は出てくることと、山登りの選手を育てることだ。
東洋は育成の一年になりそう。服部勇は学生界のエースになるだろうが、如何せん他があれでは…。
明治も今年の出場メンバーから五人抜ける穴は埋められそうにない。
来年は青学の牙城に、駒大が挑む形か。今年も議論が始まった五区の距離短縮はあるのか。それぐらいないと青学の優位は動きそうにない。
今年の箱根駅伝を一言で表すなら、青山学院圧勝。大会記録を更新しての初優勝、更に二位との差が十分以上だから圧勝としか表しようがない。新山の神の逆転劇に沸いた往路、逃げるものの強さが出た復路。いやぁ、強かったっす。
MVPはもちろん新山の神の神野だが、青学に流れを持ってきたのは一区の久保田だろう。青学にとって、一区久保田は一つの賭けだったはずだ。久保田はどちらかというと波のある選手。青学のなかでも神野や藤川、一色といった選手と比べると安定感に欠ける。もし、往路で確実に行くなら一区に一色、二区に藤川という選択もあっただろう。しかし青学は一区に久保田を選んだ。裏には藤川を九区に残して、復路の選手のプレッシャーを軽減する意味合いや、シード権争いに巻き込まれた場合に備えて藤川を残しておきたいという気持ちがあったのかもしれない。結果として一区久保田は吉と出た。一位の駒大中村匠から離されることなく、二位で二区の一色に繋いだ。その流れに乗って、往路は五区の神野までブレーキなく乗りきることが出来た。
復路については逃げるものの強みが出た。もし、これが二位スタートやリードが一分ぐらいなら同じ結果にはならなかっただろう。それぐらい久保田が生み出した流れは大きかった。
二位の駒大については、もちろん五区の馬場のブレーキは痛かったが、そこまでのリードが無さすぎた。三本柱の村上謙、中村匠、中谷を使って、これでは厳しい。特に村上謙は区間四位。花の二区とはいえ、これじゃあ…。その少なすぎたリードもあり、五区の馬場は最初から飛ばした。しかも後ろから尋常ではないペースで追い上げてくる神野。駒大は馬場のブレーキで負けたのではなく、総合力で負けた。大八木監督の往路のあとの、馬場の体調を気遣わず棄権ではなかったことを安堵したことについて批判する人がいるようだが、どこの監督も似たような思いを抱くだろう。本音を言うか、建前を言うかの違いである。
駒大の課題は山登りである。今まで駒大は山登りのスペシャリストを育てることが出来ていない。そして、それこそが駒大に唯一欠けるパーツである。来年も青学に神野がいることを考えると、このポジションを確立しない限り箱根の優勝はない。
それ以外の大学については東洋は人材不足。設楽兄弟の穴を埋められず、エース級は服部勇のみ。それでも三位に入ったのはさすがだが、田口らが抜ける来年は更に厳しい戦いになるだろう。
明治は黄金世代も四位で終戦した。決して悪い戦いぶりではなかったが、力を出しきれたとも言い難い。この世代で勝てないとなると、まだ相当勝てない時代が続きそうである。
他にも早稲田や東海などあるが、ここら辺で終わりにして、来年の予想。
大本命は青学だろう。往路のメンバーは全員残り、復路も抜けるのは藤川と高橋だけ。二人とも区間賞をとったものの、他の大学と比べて、戦力ダウンは最小限で済む。しかも山登りで五分以内なら逆転できる絶対的な存在がいるため、優位は動きそうにない。駒大は中村匠、村山謙に山下りの西澤も抜ける。決して戦えないチームではないが、優勝する為の条件は中谷、西山、馬場、大塚、工藤、其田の中からエース級の選手が三人は出てくることと、山登りの選手を育てることだ。
東洋は育成の一年になりそう。服部勇は学生界のエースになるだろうが、如何せん他があれでは…。
明治も今年の出場メンバーから五人抜ける穴は埋められそうにない。
来年は青学の牙城に、駒大が挑む形か。今年も議論が始まった五区の距離短縮はあるのか。それぐらいないと青学の優位は動きそうにない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます