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欧州残るはプレイオフだけ

2005年10月13日 22時02分11秒 | Weblog
ついに最終節が終わり、残りはプレイオフのみとなった。今回の欧州最終予選の結果を振り返っていきたい。ちなみにW杯開催国のドイツは今回予選に参加せずに出場が決まっている。
まずグループ1は既にオランダが一位突破を決め、W杯出場が決まっていた。問題は二位にどの国が入るか。ルーマニアは全日程を終え、勝ち点25となっていた。チェコは一試合を残して、ルーマニアと勝ち点1差で四位のフィンランドと対戦した。チェコはネドベドが代表引退、コラーとバロシュが故障と、苦戦が予想されていたが、結果は3-0で完勝。チェコはプレイオフ進出を決めた。最終的には二強と見られていたオランダとチェコが順当に勝ち抜けることとなった。
グループ2はウクライナが悲願のW杯初出場を決め、二位争いは過酷なものとなっていた。最終節を残して、二位から四位まで勝ち点1差ずつ。上からトルコ、デンマーク、ギリシャと並んでいた。そして最終節にトルコが勝った時点でトルコの二位抜けは決まった。デンマークとギリシャは予選敗退となった。このグループはウクライナが予選序盤から独走で一気に出場を決め、EURO優勝のギリシャ、W杯常連国のデンマークは敗れ去り、前回W杯3位のトルコがプレイオフに回ることになった。
グループ3では既にポルトガルのW杯出場が決まり、二位は最終節を残してスロバキアとロシアが並んでいた。そして最終節の直接対決、両チームは0-0で引き分けた。つまり勝ち点は並んだまま、直接対決の結果で決まることとなった。第一戦ではロシアのホームで、1-1で引き分けていた。つまり両試合とも引き分けだったわけだが、アウェーで1点獲ったスロバキアが二位抜けすることになった。スロバキアはプレイオフに回る。このグループはポルトガルの実力が頭一つ抜けていた。
グループ4はフランスがW杯出場を決めた。最終戦のサンマリノ戦に勝った時点で二位抜け以上は決まっていたが、スイスがアイルランドと引き分けたため、フランスの一位抜けが決まった。アイルランドは勝てば、W杯出場の可能性が残っただけに、ホームでの無失点はあまりにも痛かった。そして二位にはスイスとイスラエルが並び、またも両試合とも引き分けだった。ただスイスがホームで1-1、アウェーで2-2とアウェーでイスラエルより多くの得点を奪ったため、二位抜けが決まり、プレイオフに回ることになった。予選が始まる前はフランスはいいグループに組み込まれたと言われたが、最後まで苦しんだ。そして最後にはジダン、マケレレ、テュラムといったベテランをチームに戻したことが勝因となった。
グループ5もあっさりイタリアがW杯出場を決めていたため、注目は二位争いに絞られていた。そして勝ち点3差でリードしていたノルウェーが最終節勝ち点3をあげたため、二位抜け、プレイオフ進出が決まった。このグループもグループ3と同じく、イタリアにはあまりも楽なグループだった。ただ苦しい予選を経験しなかったことが本大会にどんな影響を及ぼすだろうか。
グループ6は既にイングランドとポーランドのW杯出場が決まっていたため、最終節は直接対決でどちらが一位になるか、ただそれだけだった。結果はイングランドが勝利し、一位突破を決めた。ポーランドも二位内での勝ち点上位2チームに入ることが決まっているため、W杯出場が決まっていた。このグループは意外とも言えるポーランドの躍進で、逆にイングランドに危機感が生まれ、チームとしてまとまった印象を受けた。
グループ7はついにスペインが一位抜けをすることができなかった。一位は最終節に勝利したセルビア・モンテネグロ。W杯出場が決まった。スペインも最終節に勝利したが、勝ち点でセルビア・モンテネグロを上回れず、二位でプレイオフに回ることになった。このグループは最後までスペインが波に乗り切れず、堅守を誇ったセルビア・モンテネグロがW杯出場を決めることとなった。
最後に残ったグループ8。クロアチアは最終節に負けても、二位内での勝ち点上位2チームに入ることが決まっており、W杯出場が決まっていた。最終節はクロアチアが引き分け、二位のスウェーデンが勝ったため、勝ち点で並んだが、直接対決で二勝しているクロアチアの一位抜けが決まった。そしてスウェーデンも二位内での勝ち点上位2チームに入ることが決まり、W杯出場が決まった。このグループは途中からクロアチアとスウェーデンのマッチレースとなり、相乗効果でどちらも負けずに勝ち点を伸ばしたため、2チームともW杯出場が決まった。
結果、欧州からW杯出場が決まったのは、ドイツ、オランダ、ウクライナ、ポルトガル、フランス、イタリア、イングランド、ポーランド、セルビア・モンテネグロ、クロアチア、スウェーデンの11チーム。残る枠は3つ。プレイオフの勝者がその枠に滑り込むことになる。プレイオフ出場国はチェコ、トルコ、スロバキア、スイス、ノルウェー、スペイン。この中で世界ランキング上位のチェコ、スペイン、トルコがシードとなり、これらのチームと、スロバキア、スイス、ノルウェーがプレイオフで対戦することになる。プレイオフはホーム・アンド・アウェーの2試合。世界ランキング上位のチームの優位は動かないが、勢いに乗るスイスや、高さのあるノルウェー、堅守のスロバキアにもチャンスはある。11月12日、16日に行われるプレイオフ。最後に笑うチームはどこか。

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