日本代表は今日の試合でラトビア相手に2-0で勝っていながら、2-2に追いつかれ引き分けた。試合開始前からW杯本大会を見据えて、この試合は確実に勝ち点3を得なくてはいけないといわれていた。つまり勝たなくてはいけなかった試合で、日本代表は引き分けてしまったのだ。もしこれが本大会なら、ジーコは更迭、日本代表はグループリーグ敗退となっていただろう。
しかし、実際勝ち点3が必要と騒いでいたのは、マスコミだけ。ジーコが実際にそう考えているとは、思えなかった。そうでなければ、同時に中村と松井を下げることはなかったはずだ。おそらくジーコは4日後のウクライナとの試合を見据えて、二人を下げたに違いない。今日の試合の先発はゴールマウスに土肥。最終ラインには左から中田浩、茂庭、田中誠、駒野と並び、中盤にはダイアモンド方で後ろに稲本、左に松井、右に中田英、トップ下に中村。前線には柳沢と高原が名を連ねた。前半は完璧に日本のペースだった。中村、中田英、松井がポジションを変えながら、リズム良くパスをまわした。そして稲本も精力的にサポートに回った。ラトビアはなす術もなく、高原のゴールを見送った。しかしボールを支配しながらも、その後得点を奪うことが出来なかった。中田英は試合後、この時間帯に追加点を奪えなかったことが引き分けた最大の原因だと語った。
そして後半、開始10分まではパスもつながり、柳沢が倒され、PKも得た。そしてこのPKを中村がしっかりと沈めたものの、ここから日本のペースは狂った。明らかに疲れが見えるようになった。特に稲本。現在所属するチームで満足に試合に出してもらってないこともあり、体力不足は明らかだった。そして稲本のサポートが遅れることにより、中盤は孤立し、試合はラトビアがコントロールし始めた。そしてラトビアが1点返し、ジーコは中村と松井を引っ込め、さらに中田英も引っ込めた。こうなると日本の中盤は何も出来なくなり、前線に入れられた大久保と鈴木は完全に孤立することとなった。最後にラトビアが同点弾を叩き込み、幕は閉じられた。
日本代表のポジションごとに振り返ってみよう。
まずGK。土肥は安定したセービングを見せたが、何度も足を滑らせるなど、試合経験の少なさを感じさせた。やはりW杯のゴールマウスは川口が守ることになりそうだ。
最終ラインは今回真ん中に茂庭、田中誠が並んだが普及点の働きを見せた。特に田中誠はハードなマークで経験豊富なところを見せた。左サイドの中田浩は明らかに積極性に欠けた。オーバーラップはほとんど見れなかった。三都主の働きがいまひとつだっただけに先発を奪い取るチャンスだったが、どう考えてもあれでは物足りない。対照的に右サイドの駒野は加地の強力なライバルになりそうだ。前回の東アジア選手権より安定したプレーを見せ、攻撃面でも果敢なオーバーラップを見せた。
中盤では、というより、この試合日本代表の最も大きな収穫は松井だ。中村、中田英と何度もポジションを換えながら、日本の攻撃を組み立てた。トップ下に中村と並べることや、スリーバックの左サイドを任されることもありそうだ。ウクライナ戦でも彼の活躍を見ることが出来るだろう。稲本は体力面で先発は難しそうだ。しかもこのポジションにはライバルが多い。福西や、小野、遠藤、中田英といったところには到底及ばない。中田英と中村は相変わらずの切れたプレーを見せた。中村は中盤から下がり目で試合を組み立て、中田英がその前でくさびのプレーを見せることが多かった。この二人はW杯でもまず間違いなく先発に選ばれることだろう。
そして前線。先発した高原、柳沢の活躍は良くもなく、悪くもなく。ただ先制点を叩き込んだ高原。追加点となるPKを誘い出した柳沢。持ち味は出ていた。ただ大黒や田中達らに対して、先発は俺だ、と言い張ることが出来るまでの活躍ではなかった。まだまだこのポジションは争いが続きそうだ。途中出場の鈴木と大久保に関してはどちらも積極性に欠けた。鈴木に関しては、もう代表に呼ぶ必要はないだろう。大久保は出来れば先発で使って、プレーを見てみたいところ。今日は大久保の良さは出ていなかった。W杯出場に向けて、次のウクライナ戦が最後のチャンスとなりそうだ。
最終的に結果は、良くはなかった。しかし、自分の働きをしっかりした選手もいた。田中誠、茂庭、駒野、松井、中田英、中村、高原、柳沢は最低限の仕事はした。しかし、実際守備は2点奪われたため、最終ラインに位置した田中誠、茂庭、駒野に最低限の仕事が出来ていたかは分からない。先制点をとったあとに試合から消えることが多かった高原も本来の活躍は出来ていない。ラトビアは強敵ではない。勝てる相手だ。勝てる相手からは少なくても勝ち点3を奪わなくてはいけない。
ウクライナ戦は少なくても勝ち点1が必要になる。しかし、これには条件がある。シェフチェンコが前後半出場するという条件が。もしシェフチェンコが欠場、もしくは前半で引く場合は勝ち点3を奪わなくてはいけない。そしてこの試合がW杯出場のラストチャンスになるであろう大久保、さらに先発を確保したい松井の活躍に注目だ。ラトビアは強敵ではなった。しかし、シェフチェンコが率いるウクライナは強豪である。そんな試合で少なくても勝ち点1を奪うことが出来たとき、日本にとってW杯でのグループリーグ突破が初めて現実的な目標になるだろう。
しかし、実際勝ち点3が必要と騒いでいたのは、マスコミだけ。ジーコが実際にそう考えているとは、思えなかった。そうでなければ、同時に中村と松井を下げることはなかったはずだ。おそらくジーコは4日後のウクライナとの試合を見据えて、二人を下げたに違いない。今日の試合の先発はゴールマウスに土肥。最終ラインには左から中田浩、茂庭、田中誠、駒野と並び、中盤にはダイアモンド方で後ろに稲本、左に松井、右に中田英、トップ下に中村。前線には柳沢と高原が名を連ねた。前半は完璧に日本のペースだった。中村、中田英、松井がポジションを変えながら、リズム良くパスをまわした。そして稲本も精力的にサポートに回った。ラトビアはなす術もなく、高原のゴールを見送った。しかしボールを支配しながらも、その後得点を奪うことが出来なかった。中田英は試合後、この時間帯に追加点を奪えなかったことが引き分けた最大の原因だと語った。
そして後半、開始10分まではパスもつながり、柳沢が倒され、PKも得た。そしてこのPKを中村がしっかりと沈めたものの、ここから日本のペースは狂った。明らかに疲れが見えるようになった。特に稲本。現在所属するチームで満足に試合に出してもらってないこともあり、体力不足は明らかだった。そして稲本のサポートが遅れることにより、中盤は孤立し、試合はラトビアがコントロールし始めた。そしてラトビアが1点返し、ジーコは中村と松井を引っ込め、さらに中田英も引っ込めた。こうなると日本の中盤は何も出来なくなり、前線に入れられた大久保と鈴木は完全に孤立することとなった。最後にラトビアが同点弾を叩き込み、幕は閉じられた。
日本代表のポジションごとに振り返ってみよう。
まずGK。土肥は安定したセービングを見せたが、何度も足を滑らせるなど、試合経験の少なさを感じさせた。やはりW杯のゴールマウスは川口が守ることになりそうだ。
最終ラインは今回真ん中に茂庭、田中誠が並んだが普及点の働きを見せた。特に田中誠はハードなマークで経験豊富なところを見せた。左サイドの中田浩は明らかに積極性に欠けた。オーバーラップはほとんど見れなかった。三都主の働きがいまひとつだっただけに先発を奪い取るチャンスだったが、どう考えてもあれでは物足りない。対照的に右サイドの駒野は加地の強力なライバルになりそうだ。前回の東アジア選手権より安定したプレーを見せ、攻撃面でも果敢なオーバーラップを見せた。
中盤では、というより、この試合日本代表の最も大きな収穫は松井だ。中村、中田英と何度もポジションを換えながら、日本の攻撃を組み立てた。トップ下に中村と並べることや、スリーバックの左サイドを任されることもありそうだ。ウクライナ戦でも彼の活躍を見ることが出来るだろう。稲本は体力面で先発は難しそうだ。しかもこのポジションにはライバルが多い。福西や、小野、遠藤、中田英といったところには到底及ばない。中田英と中村は相変わらずの切れたプレーを見せた。中村は中盤から下がり目で試合を組み立て、中田英がその前でくさびのプレーを見せることが多かった。この二人はW杯でもまず間違いなく先発に選ばれることだろう。
そして前線。先発した高原、柳沢の活躍は良くもなく、悪くもなく。ただ先制点を叩き込んだ高原。追加点となるPKを誘い出した柳沢。持ち味は出ていた。ただ大黒や田中達らに対して、先発は俺だ、と言い張ることが出来るまでの活躍ではなかった。まだまだこのポジションは争いが続きそうだ。途中出場の鈴木と大久保に関してはどちらも積極性に欠けた。鈴木に関しては、もう代表に呼ぶ必要はないだろう。大久保は出来れば先発で使って、プレーを見てみたいところ。今日は大久保の良さは出ていなかった。W杯出場に向けて、次のウクライナ戦が最後のチャンスとなりそうだ。
最終的に結果は、良くはなかった。しかし、自分の働きをしっかりした選手もいた。田中誠、茂庭、駒野、松井、中田英、中村、高原、柳沢は最低限の仕事はした。しかし、実際守備は2点奪われたため、最終ラインに位置した田中誠、茂庭、駒野に最低限の仕事が出来ていたかは分からない。先制点をとったあとに試合から消えることが多かった高原も本来の活躍は出来ていない。ラトビアは強敵ではない。勝てる相手だ。勝てる相手からは少なくても勝ち点3を奪わなくてはいけない。
ウクライナ戦は少なくても勝ち点1が必要になる。しかし、これには条件がある。シェフチェンコが前後半出場するという条件が。もしシェフチェンコが欠場、もしくは前半で引く場合は勝ち点3を奪わなくてはいけない。そしてこの試合がW杯出場のラストチャンスになるであろう大久保、さらに先発を確保したい松井の活躍に注目だ。ラトビアは強敵ではなった。しかし、シェフチェンコが率いるウクライナは強豪である。そんな試合で少なくても勝ち点1を奪うことが出来たとき、日本にとってW杯でのグループリーグ突破が初めて現実的な目標になるだろう。
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