WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

日本対アイスランド

2012年02月24日 22時20分11秒 | Weblog
国際親善試合、日本対アイスランド。
結果は3-1で日本の勝利。
槙野で始まり、槙野で終わった試合だった。
開始2分での前田の先制点をアシストしたかと思えば、
日本の3点目を叩き出す。
そして最後に相手を倒して、PKを献上。
今日の4点のうち、3点に絡んだのだから、槙野の日である。


試合について振り返ると、今日の試合の意味合いは、
コンディション調整とテスト、この2点だろう。
もちろんコンディション調整というのは、まだJリーグが開幕していない中で、
来週のW杯予選ウズベキスタン戦に向けて試合勘を取り戻すため。
そして、日本代表はこの調整が上手くいった試しが無い。
いつも2月の試合は無様な姿を晒す。
今日の試合についても結果こそ出したものの、内容は決して褒められるものではなかった。
得意のパスサッカーは影を潜め、良いところは数えるほど。
それでも結果を出したのだから、まぁ良しとすべきか。
それに最後のPK献上で、ウズベキスタン戦に向けて良い警告になった。

そしてこの試合は紛れもなくテストだった。
今日出場した選手を下記のように分けてみる。

【スタメン級】
・西川
・駒野
・今野
・遠藤
・前田
・中村憲

【確認したい選手】
・栗原
・藤本
・伊野波

【テスト】
・槙野
・増田
・柏木
・大久保
・森脇
・近藤
・田中順
・石川

こんなとこだろうか。
スタメン級は、欧州組がいてもスタメンで出場する可能性がある選手。
そして、この6人はある程度の結果を出した。
特に良かったのは西川と前田。前田は点を決めただけでなく、ポストプレーも制度が高かった。
逆に遠藤と中村憲のプレーはまだ今ひとつ。
遠藤にいつもの運動量は無く、中村憲はパスの制度が低かった。
試合を重ねて、通常のレベルまで上げていくしかないだろう。

続いて、確認したい選手。
ここのレベルは、ザッケローニが認めているが、サブとして能力を確認しておきたい選手。
栗原は可もなく、不可もなくのプレー。相手が相手なだけに、今日だけでは判断しにくい。
ただザッケローニとしても、栗原は吉田と今野に次ぐ第三のCB。ある程度信頼はしていることだろう。
伊野波も同様にCB、SBとしてある程度のプレーが出来ることは分かっている選手。
CBでもSBでも4番手の選手。(SBでは長友、内田、駒野の次)この試合も一応出場させといた感じ。
藤本については、ザッケローニのお気に入り。個人的には彼は代表にいるべきか「?」な選手。
スピード、技術共に特筆すべきことはなく、ただ左足の精度のみしか評価できない。このタイプが前線に必要なのだろうか。
ただザッケローニは気に入っているので、ウズベキスタン戦も起用する可能性は十分にありそうだ。

そして、テスト組。
槙野については、今日はSBとしてのテスト。
そして先制点のアシストなど、合格点の動き。PK献上は誰にでもあるミス。(もちろんW杯予選では許されない)
長友が招集できない場合、槙野の左SB起用の可能性もありそうだ。
増田は今日は遠藤と組んだものの、テストとしては遠藤の代役としてのテストだった。
増田は決して長谷部や細貝タイプではなく、遠藤寄りのタイプだ。
しかし、この試合ではリズムを生み出すことは出来ず、テストは不合格。
ちなみに近藤と森脇もテスト組だが、彼らはCBでもSBでも相当優先順位は低い。
まぁ最低限のプレーは出来るかのテストだろう。それについては、もちろん合格である。(近藤についてはもっと積極手にテストすべきだろう)
そして残るメンバーは二列目のテスト。
柏木、大久保、田中順、石川。
この中ではインパクトを残せなかったのが、柏木と大久保。
今後の可能性を感じさせたのが田中順と石川。
柏木はザッケローニがずっとテストをしているが、如何せんフィットしない。
あのポジションをするには体が弱く、得点力も低い。
タイプとして藤本と被っていたのもアンラッキーだった。
大久保はまだ試合勘が戻っていない感じ。ベテランなのだから、もっと強引な突破でアピールする姿が見たかった。
田中順は持ち味を出した。
スピードのある飛び出しでチャンスをつくり、献身的な守備も見せた。
もちろんワントップが出来ることも分かっているが、今のザック・ジャパンでは二列目のサイドが適任だろう。
スピードタイプが欠けているだけに、今後も使えそうだ。
そして石川も現代表にいない、独力ドリブラー。(松井がいないこともあって)
得点力もあり、是非とも今後も試合で見たい。

こんなところだろうか。
まぁ、もちろん2月の試合なので、これだけで判断すべきではないだろう。

コメントを投稿