ダプール・バリ 神々の島の台所

インドネシア・バリ島から愛をこめて。

ココナツフレークのふりかけ風

2014-09-15 00:57:29 | ダプール・バリ料理教室
今日はお料理教室でした。
TさんとEさんは2回目の受講です。
ナシ・ゴレン、ミ・ゴレン、ソト・アヤム、トウモロコシのかき揚げ、小エビの唐揚げ、チキンのリチャリチャ、
そして「サウル(インドネシア語だとスルンデン)」というココナツ・フレークのふりかけ風を作りました。
(食べ始めてしばらくして撮った画像なので、すでに空になったお皿も・・・笑)



左の端に大きく写っているのが、サウルです。
これはココナツの果肉をフレーク状に摺り下ろしてスパイスと塩、ヤシ砂糖で味をつけ、
完全に水分が飛んでサックサクになるまで、中華鍋で根気よ~く、
弱火でじーーーーーーっくりと炒るように炒めたものです。
出来上がりはまさに「ふりかけ風」で、これだけでご飯が進んでしまう、インドネシア人のソウル・フードでもあります。



バリでは供物にもよく使われるので、市場などでビニール袋に入って売っていますが、
お供え用の出来合いのものは着色料でまっ黄色になっていて、味もぜーんぜん美味しくありません。
これを美味しく手作りするには、先に書いたように気長にじーーーーーーっくりと時間をかけて炒めなければならないし、
その間、木べらで底から刮げるようにずーーーーっとかき混ぜ続けなければならないのです。
今日も「もうこれくらいでいいですか?」と何度もEさんに訊かれて、
その度に私が「う~ん、もう一歩!」と答える、これが5回くらい続きました。
そんなふうにして出来上がったサウルは、これ以上ないくらいに完璧!
とてもとても美味しかったです。
Eさん、お疲れさまでした。

食材はココナツだけ、調味料は塩とヤシ砂糖だけ、スパイスもすごくシンプルで
インドネシアでは超安上がりのご飯の友ですが、
「手間」をかけて「愛情」たっぷりに作れば、こんなに最強の一品になるんですね。

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