ダプール・バリ 神々の島の台所

インドネシア・バリ島から愛をこめて。

クレソンは○○したら激ウマなんです!

2018-01-13 01:34:00 | その他のお料理
先日、魚の仕入れのついでに
サヌールにあるオーガニック・ショップに寄ったら
とても新鮮なクレソンがあったので迷わずたくさん買ってしまいました。



クレソンって、お肉料理の付け合わせ的なイメージがありますが
意外な料理法で「おおおっ?!」とびっくりするくらい美味しいお料理になるんです。
クレソンは β-カロテンのほか、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンCなど17種類もの栄養素がある
スーパー・フードでもあるんですよ。
今日はクレソンの料理をふたつ、ご紹介しますね。

ひとつめはこちら。



野菜とカリカリじゃこのサラダ。
この時はクレソンにベビー・リーフを加えました。
まず食べやすい大きさにちぎったクレソンなどの野菜(リーフ系、レタス系、とか)を洗って
よーく水気を切っておきます。←ここ大事

野菜をサラダボウルに盛り付けたら、
次はフライパンに適量のオイル(ごま油がよく合います。一人分大さじ1くらいかな)を
弱火で熱し、ちりめんじゃこ(一人分で小さじ1くらいで十分)を入れて揚げる感じで炒めます。
ジャコと一緒に、細切りにした油揚げを加えても美味しいよ!
弱火でじっくり、ジャコや油揚げがカリカリになるまで揚がったら
油ごと野菜の上にジュッ、と回しかけます。熱い油が一ヶ所に留まらないように
全体に少しずつ回しかける感じ。
そこに適量のポン酢をたらして
あとはよ〜く混ぜて召し上がれ。
炒りごまがあったら振ってね。

熱々の油でちょっとだけしんなりしたお野菜がモリモリ食べられます。

さてふたつめ。
本当はこちらが今日の目玉です。



クレソンの炒めもの。

「えー?もっと劇的な料理かと思った・・」・・・という方は
明日、クレソン買ってきて作ってみてください。
ちょっと驚きの美味しさですよ。

作り方は超簡単。
熱したフライパンにオイルを少々、
そこに洗って水を切っておいたクレソン(長いままでok)をジャーーーッと入れ、
しんなりしたらナンプラーを少々、よく混ぜて終わり。
コツはフライパンをよく熱しておいて短時間で仕上げることと
ナンプラーの量(しょっぱくならないよう、適量を!)だけ。

炒めるとクレソンの苦味がちょっと和らいで
お皿いっぱいペロリと食べられます。

おひたしやスープに入れても美味しいはず。
鍋にも合いそう!

ちなみにインドネシア語では
「Selada Air(スラダ・アイル)」と言います。

・・・で、いま試しにインドネシア語でレシピをググったら・・・
炒めものたくさん出てきた・・・

なーんだ、みんなもう知ってるのね・・・
大げさに騒いですみません(ショボン)。











故郷の味「串アサリ」

2015-10-09 01:49:34 | その他のお料理
今日は魚市場へ行きました。



丸福ちゃん、いやメンメンちゃんはいつもの通りお昼寝。



アサリがあったので、ひとり賄いで赤だし仕立てのお味噌汁!



バリでこれが食べられるなんて、なんと嬉しいことでしょう。
私の故郷では、シーズンになると潮干狩りでアサリがワンサカとれます。
ちょうど「潮干祭り」というお祭りの頃です。
採れ過ぎるので、剥き身にしたアサリを串に通して天日干しにした「串アサリ」を作ります。
小さいころよく食べていたあの「串アサリ」、めちゃくちゃ美味しかった。
アサリの旨味がギュウーーーッと濃縮されていて。
今もあるのかな?
・・と思い、検索してみたら・・・

あった!

うわー、こんなサイトまでありました。
おっ、こちらにも。

しみじみ懐かしい故郷の味。
今度作ってみようかな。



「こんにゃく」に込められた思い

2015-06-01 00:57:50 | その他のお料理
ジャワ島のスラバヤに、こんにゃくを製造している会社があります。
PT. AMBICO という会社です。

 

PT. AMBICO の創立者である石井正治さんは、もと残留日本兵。
スマトラ島で敗戦を迎え、部下を引き揚げ船に乗せて帰国させるために、
自ら人質となってインドネシアに残られたのだそうです。
やがてインドネシア女性とご結婚され、独立戦争にも参加したのち、
たいへんな苦労をしながらサンダルやゴム草履の製造会社を起業されました。

そんな折り、インドネシアに自生する「むかごコンニャク芋」が上質のこんにゃくの原料になることを
コンニャク博士と呼ばれたお茶の水女子大学名誉教授・大槻虎男博士(故)とともに発見。

それから石井さんはインドネシアでこんにゃくの製造も始めました。
影武者でもずっとこのこんにゃくを使っています。
(ただし、インドネシアではこんにゃくを食べる習慣がありません。需要があるのは在住(在留)邦人と和食屋さんくらいでしょうか)

そしてその後・・・
「インドネシアと日本のかけ橋となるものを作りたい」という石井さんの長年の夢が実現しました。
日本のこんにゃく業者を圧迫しない、世界で唯一のものを作りたいという一念で
20年近い歳月をかけて「乾燥糸こんにゃく」の開発に成功したのです。
インドネシアの「むかごコンニャク芋」だけが、この製法で乾燥こんにゃくとなり得る原料だったのだそうです。
その乾燥糸こんにゃくはインドネシアで作られパッケージングされて、「ぷるんぷあん」という名前で日本へ輸出されています。



実はこの「ぷるんぷあん」、お料理教室の常連さんであるAさん(のお母さま)からお土産でいただいたものなんです。
とってもぷるぷるで美味しくて、春雨より弾力があるけど、その弾力が優しい感じなんです。
ちなみに「ぷるんぷあん」はインドネシア語でPerumpuan=「女の人」という意味なんですよ。
ああ、なんてステキなネーミングなのでしょう。ぷるんぷあん♡(ひらがな表記というのがまたいいですね)

このぷるんぷあんを日本で輸入・販売している「トレテス」という会社があるのですが、
そのホームページには「ぷるんぷあん」に纏わる感動的なストーリーが綴られています。

そのサイトの中にこんな一節を見つけました。

『わたしたちは、「ぷるんぷあん」を買ってくださる方々に、
二度と戦争をしてはならない、という石井さんの思いを伝え続けていきます。』

人と人、国と国が争うことなく幸せに、平和に暮らせる未来を祈りながら
石井さん(2002年に永眠されました)の思いを噛みしめながら
こんにゃくもぷるんぷあんも、ありがたく、美味しくいただきたいと思います。

Aちゃん、お母さま、ありがとう!!






ナスのカラシ漬け

2015-05-01 00:56:34 | その他のお料理
バリ島の茄子は皮が硬くて、
そのくせ中身が締まりがなくて
しかも色がイマイチ。

なので、なかなか日本のお漬物には適さないのですが
サンセット・ロードの高級スーパー「パパイア」には日本風に育った茄子が売っていて
たまに買ってきます。
それを使って先日漬けておいたカラシ漬けがいい具合になってきました。



私のカラシ漬けは、暴力的な辛さです。
鼻が「ツーン」どころではなく、「ギューーーーン!!」と脳髄まで迫る辛さです(笑)。
頬張ると、身を捩りながら涙をポロポロこぼすくらい。

これは私の、言ってみれば「ふるさとの味」。
農家だった母方の祖母が、夏になると必ず、畑で採れた茄子を使って大量に漬けていました。
私は子供のくせにこの激辛のカラシ漬けが大好きで
炊飯器ではなく「おひつ」に入ったほどよく冷めたごはんと一緒に食べると止まらなくて
このカラシ漬けだけで何杯もごはんをおかわりしていました。

作り方は簡単。
茄子は一口大に切って適量の塩をまぶし、丸一日置いてから水気をある程度絞っておきます。
カラシ粉に、甘辛くなる感じの醤油と砂糖、そして少しの酢を混ぜて、よく練って
茄子とともに密閉できるガラス瓶に入れて出来上がり。空気が入らないように詰めてね。
二日後くらいから食べられます。
保存は冷蔵庫で。

さあ、明日はお料理教室です。
バクソ、いきますよ!!




贅沢なピザ

2015-03-28 20:17:14 | その他のお料理
私は基本的に土曜日がオフ日なので
ダンナも子供たちも
毎週、「今日は何作るの?」と楽しみにしています。

そこでニュピ前から娘にリクエストされていたピザをランチに作ることにしました。
ウブドやサヌール、もしくはデンパサールまで行けば美味しいピザ屋さんはたくさんあるのですが、
実は私はひどい「出不精」で、休みの日くらい家にいたい。
でもピザは焼きたてに限る。
なれば自分で作るしかないわけで・・。

安物の古いトースターしかないけど
しかも腰痛がまだ治っていないけど
それでも頑張って、愛情こめて、大汗かいてネリネリコネコネして・・・

   

最近、ちょっとずつ慣れてきた野良猫の親子。鼻をクンクンさせてやってきました。
そして、・・・

できたー!
ウチは「もっちりパンピザ党」です。

 

モッツァレッラチーズは「ピザ・バグース」のデリ・コーナーで手頃な大きさとお値段で売っています。
便利な世の中になりましたね。バリで手軽にピザが作れるなんて!
マシュルーム入りのトマトソースというシンプルなピザだけど、それでも充分、贅沢に思います。
こんな便利すぎて贅沢すぎる世の中はいつまで続くかわかりませんね。
こんなに便利で贅沢な世の中はどう考えてもおかしいので、いつかきっと砂の城のように崩れると思います。
(出た、ネガティブッ!!)
それとも私の寿命の方が早く終わるでしょうか?

だから、どんな質素なごはんでも、毎日毎食「これが最後かもしれない」と思って、有り難く美味しくいただいています。
みなさんは、お覚悟はできていますか?

あはは。




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