ダプール・バリ 神々の島の台所

インドネシア・バリ島から愛をこめて。

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Semara Ratih

2014-09-11 00:58:42 | バリの芸能・アート
ウブドでは、毎晩いろんなバリ芸能が観られます。
その中に、Kutuh という場所で毎週火曜日の7:30から定期公演をしているSemara Ratih というグループがあります。
村の共同体を中心に成り立っているグループが多い中、
このSemara Ratih は、バリ唯一の芸術大学・ISIの出身者を中心に結成された先鋭アーティスト集団で
ウブドの天才舞踊家・A.A.アノム氏が団長を務めています。
結成は1989年。
私が住み始めた1990年にはすでに定期公演を始めていました。
ウワサを聞いて観に行ったその時から私はこのグループの大ファンになり、
1996年に結婚するまで、いわゆる「追っかけ」みたいなことをしていました。
毎週毎週、火曜日になると店を放ったらかしにして(ちゃんとチケットを買って)定期公演も観に行っていました。
好きが高じて団長の奥様アユ(彼女も素晴らしい踊り手)からレゴン・ジョボッグ(クラシカル・レゴンの一種)を
一時期、習っていたほどです。


記憶では、1995年くらいだったでしょうか。
伝説となった、忘れられないステージがあります。
それはいつもの定期公演だったのですが、(当時は観客が余裕で百人はいました)
演目全てが終わってから、感動を押さえられない観客が総立ちになり、割れるような拍手が鳴り止まず
「アンコール」までかかったのです。(今、思い出しても鳥肌が立ちます)
それくらい、凄かったんです。
伝統芸能の、定期公演でですよ?
信じられます?

当時の演目はウエルカム・ダンス、演奏曲、アノム氏のバリス、彼の妹も出ていたレゴン・ジョボッグ、
仮面のジャウック、もうひとつ演奏曲、幻の名手ワヤン・プルワントのクビヤール・ドゥドゥック、
そして奥様のアユによるトルナ・ジャヤ。
今となってはレジェンドと言ってもいいくらい、全ての踊り手が一番、これ以上ないくらい光り輝くように、
ノリに乗っていた時期でもありました。
もちろん、演奏も。

前置きが長くなりましたが、一昨日、結婚して以来20年ぶりに観たのです。
Semara Ratih は、あいかわらず、素晴らしかった。
あの頃の踊り手はアノムとアユ以外、世代交代してしまいましたが
あの時まだ小さかったアノムの長男がクンダン(太鼓)奏者を務めており、
ガムランも思わず口を開けてびっくりするような斬新な演奏法を見せてくれたり
(ちょっと専門用語入りますが、ジェゴガンやジュブラッグの鍵盤の吊り糸?いや鍵盤のエッジ?にルバブの弓を擦りつけて、
 全く新しい音を造り出してた!!まるでパイプオルガンか、イーノやハロルド・バッドが造るシンセの音色!!)

アノムによる新しい舞踊(ハノマンの踊り)もすごかったし、最後のバロンも!!
(この日のアノムはバリス、ハノマンの踊り、バロンと3つも踊ったのです)





実は、私がダンナと出会ったきっかけも、このグループでした。
ガムラン楽器の全てをこなせる彼は当時、欠員補助係(?)のような準メンバーだったのです。
言ってみればこのグループが、キューピッドになって出会わせてくれたんですね。

いろんな意味で、ほとんど泣きそうになりながら、20年ぶりのステージを見せてもらいました。

ありがとう。




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