ワイパデルタ

2009-03-30 20:53:11 | ハミルトン
しばらく前に、4月17-19日にハミルトンで行われるV8カーレースのレースコースに、去年使用された防御壁が再設置されました。

これは歩行者とレースコースを分ける壁で、下半分は頑強な(たぶん)コンクリート、上半分は金網でできており、内側、つまり車が走る側はそれぞれスポンサーの広告が掲示されるんですけれど、去年広告が塗られたまま壁を撤去し、順不同のまま今年それを再利用、設置したために、

本来は「ハミルトン」「ハミルトン」「ハミルトン」「ハミルトン」「ハミルトン」と続くはずの広告の文字が

ハ ハ ハミル ミル トン トン

とか、ゴロのよい歌のように並んでて毎回通るたびに笑いを誘うという事態になりました(笑)。

運転しながら写真は無理なので画像はありませんが、新聞にも揚げ足をとられたこの壁の順不同な広告、徐々に新しいスポンサーのものに塗り替えられています。


さてそんな楽しいハミルトン。住人もかなりいろんな人がいて面白い。



夫ドラえもん(仮称)の職場の社長、スコットは生まれも育ちもハミルトン子。
仕事でしばらくオークランドにいたけれど、今の店を買うためにハミルトンに戻ってきました。(ドラはもっと田舎の出身です)

そんな彼が企画する年一度の「社員旅行」は覚えてる方も多いと思いますが、

警察車両の追跡にびくびくしながら謎の目的地に向かった

社員旅行に同伴

不要な回り道でガソリンをさんざん無駄遣いさせられた

ミステリー社員旅行ふたたび

と、ここまで続くと、彼の企画するイベントの方向性がみんな似通っていることに気づきます。

今回、この週末にいきなり社員とそのパートナー全員で「お食事会」が企画されました。

もちろん行き先は秘密。

今回は泊りがけではないし、どんなに秘密にしたところでハミルトンだからこちらは気が楽。

警察に追跡される危険もなし(そこか)。


集合場所の職場の駐車場が金網で囲まれて施錠できるため全員車をそこへ置いて、目的地までは徒歩ということになり、


私はすっかり高級レストランかと(勝手に)思っていたら、あらーどんどん川岸へ降りていくじゃないですか。

とすると、行き先は「ワイパデルタ」というクルーズ船。

この船いろいろあってハミルトンでは経営困難ということで、もうすぐオークランド方面に川を下って引っ越す予定なんですが

詳しくはこちらの記事参照してくださいね

外輪船(というの?)。予想あたり。


一度話のたねに乗ってみたかったので乗船したときは結構わくわくしましたよ。

以前ハミルトンガーデンから撮った時の写真。

すぐ暗くなってしまった・・・

ニュージーでははじめて食べた石焼料理。お肉が香ばしくてやわらかかった。

フルーツ。

3時間かけて静かなワイカト川をクルーズするのは、夜外が真っ暗でなにも見えないので長く感じたけれど、食事は美味しかったのでそちらに軍配。




さて。

下船した時点ですでに10時をまわっており、町には私は用はない、ということで家に帰りたかったんだけれど、他の従業員たちが20代で、夜はまだまだこれから、と大騒ぎ。

ドラもそういうのが何か(まだ)好きなようで、この借りは明日絶対倍にして返すから一緒に来てとせっつくので、仕方がなく一緒に行くことになりまして

ロデオロデオとかいうにぎやかなバーで、私は社長の奥さんとジュースをすすりながら待っていたんです。
彼女も運転するからアルコール全く飲まず。


週末夜のHoodストリートなんて下戸の私には全く興味ない場所だし、朝早くからSPCAでボランティアしてたし、眠気が襲ってきて仕方がない。

だからまだ運転が大丈夫な間に帰ろうと私はドラをひきずって先にお暇することにしました。


さて。

繁華街から車を置いてきた店の駐車場まで徒歩10分ほど。

着くと施錠された金網の向こうにうちらの車が見える。

長い夜だったけど、もう少しで家に帰れるー♪とほっとしながらドラが鍵の暗証をあわせるのをみていたところ

鍵がウンともスンとも言わないんです。


何度も、何度もやりなおし、そのたびに暗証が間違っているかのように鍵はそのまま。

おかしいなー、おかしいなーと酔っ払いドラ。

私も何度かやってみたんだけれど、全く開く気配もないので、「これは絶対今日スコット(社長)が暗証番号を変更したにちがいない」「ではタクシーで帰るか、社長が来るまで待っているか」と迷って途方に暮れていたところ、幸い早めに退散してきた社長スコットと奥さんが戻ってきて、「どうしたのー?」と。

かくかくしかじかで、鍵が開かないんです、と説明して

すでに時刻は11時すぎ。


どれどれ、とスコット。




あれ?




あれ?





あれ?



何度も何度も暗証をあわせるんだけれど、やはりうんともすんとも言わない鍵。

鍵屋を呼ぼうかという奥さんの提案をよそに、あくまで暗証を合わせ続ける酔っ払い2号。


この鍵が開かないことには、社長もうちらも車が出せない。


かれこれ20分も試したけれど、結局開かず。

「じゃあ、明日またとりに来ることにして、タクシーで帰りますから・・・」といいかけた途端、


社長、ふらふらした足取りでアラームを解除した店の中から大きなハンマーを持ってきて、



いきなりかーん!かーん!かーん!

鍵を・・・自分の店の鍵を壊し始めた(汗)駐車場だけど。


真夜中の静まり返った商店街に怪しげな、鍵を壊すかなづちの反響音が鳴り響き、私は思わず表を見張ってましたよ(笑)。


そして最後の一振りで、鍵がパチーンとはじけて地面に落ちました。



錠前ってかなづちで開くんじゃん(笑)という余計な発見をしたんですが、すでにこの時点で12時近く。



長い夜がようやく終わり、家に無事戻ったんですけれど



なぜ鍵が開かなかったのか、未だに謎です。


とにかく毎回事件が起こるスコット社長の企画。




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次回をお楽しみに。また何かありますからね、きっと(笑)

ペットの肖像画

2009-03-27 07:52:09 | 
猫バカというか、ペットの飼い主として非常に嬉しいいただきものをしました。


職場が芸術家ばかりの役得といいましょうか、話のきっかけは猫自慢。


タフィを飼い始めた当初から職場の同僚とお互いのペットの話を毎日のようにしているんですが、彼女の娘さんが、実は画家。

自然保護や動物関係を専門とする彼女は、描く絵も鳥や爬虫類といった動物系が多いのですが

オークランドの郊外に引っ越して、知り合いもないため時間をもてあまさないよう今度、動物の肖像画サービスをはじめることにしたそうなんです。

で、はじめるにあたってはウェッブページの載せるサンプルが必要。

まわりは犬の飼い主ばかりで是非ひつじさんのタフィを描かせてくれ、と。


ま、タフィは美猫だから(←バカ)スカウトされるのも当然。

・・・この「是非」という言葉がが猫ばか心をさらにくすぐって、二つ返事でお願いしたわけなんです。



先日の記事でも書いたばかりなのですが、猫というのは非常に「普段の表情」をとらえにくい動物。

カメラを構えても、目をそらしてしまうため、なかなか「目」の表情がつかめない。

何枚か渡した写真のタフィがみんな「目の色が違う」し、表情が違うから

彼女は描いてはやりなおし、描いてはやりなおし、「来週完成」といわれ続けはや数週間。

ペットというのは飼い主の感情も入って、第三者の目から見る表情と違うフィルターで見ている場合が多いので、

とにかく私が気に入るかどうか、とても心配されていたんです。




そんな苦労をして描いてもらったタフィの絵をいただきました。







すーばーらーしーーーぃーーー

アクリル絵の具で描かれたこの表情はまさに

「ごはんの時間を根気よく待つタフィ」です(笑)



とても素晴らしくて感激したのと同時に、ふだん気軽に何枚も撮っては消去している写真と違い、

絵というのは「しっかりとそこに留まる」とでもいいましょうか、

しっかりとそこにあるものとして目に焼きつき心に残るものなのだと、改めて「絵」というものの存在を見直した私。




彼女は子供の頃からありとあらゆる動物を家に持ち帰り世話をしていたそうで、結婚した今でも新居に小鳥の雛やら、がちょうやら、色んなものを持ち帰りご主人を困惑させているそうです(笑)。

彼女の犬の作品もまもなくウェッブページで公開だそうなので、アップされたらブログで紹介したいと思います。


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金食い虫

2009-03-26 08:35:18 | 運転・車
先日日本へ里帰りをしたときに、原宿の目抜き通りで信号待ちをしている車が

白かグレー
ベンツかBMW
新車

ばかりという不思議な光景を目にしました(笑)。


中古車が一般的なニュージーランドでは実に様々な車が走っていて面白い。

だいたい走行距離5万キロなど新車の域。

10万キロの車もまだまだ「買い」、そして私の車のように



あともう少し頑張れば20万キロの大台という車も、立派に走っています。


ネットで調べていたら車ってだいたい15万キロ持つように製造されているんだそうですね。

ところが修理費用と買う時の初期費用を足しても、新車を買うよりも「得」というのがNZの一般ピーポー。

新車の方が面倒がないと私は思うのですが、実は新車はカーディーラーの外をいったん出た途端、20-30%価値が走らずとも落ちるのが常識。。。。というのはドラの意見。

だからというか、とどのつまりは新車は高い(笑)という理由で手ごろな中古車を手にした私達ですが、

途方もない距離を走っているわけですから、あちこちにガタがきてても不思議はない。

女子の片腕では開けられない重いトランクの蓋とか、重いハンドリングとか、走り方によっては3速で抜けてしまうギアボックスとか色々問題はあるけれど、それをを差し引いても、その頑強さというか、どっしり感がかなり気に入ってるんですけど、あちこちと気づくと修理に出していて、修理費用総額は車本体の金額の3割に到達してます(笑)。

この調子で乗り続けたら、いつかは本体を越える修理金額に到達するかも。



ということでKIWIの常識「中古の方が特」というのはあくまで日本車限定なのじゃないかと思い始めた今日この頃。


これから購入を検討の人は是非気をつけてください(泣)


空が白いのは霧です。


この記事も、今週ホィールベアリングという部品を交換したために書きました。



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ハミルトンのイベント

2009-03-25 18:49:22 | ハミルトン
ニュージーランド、ハミルトンからお届けするヒツジのブログです。こんにちは。



この時期、ハミルトンでは二大イベントがあります。



この週末は、バルーンオーバーワイカト。
気球がいっぱい飛ぶイベントなんですが、今日から週末まで毎日行われます。

ウェッブページはこちら



気球といえば秋なんですよ。
秋といえばストーブ(笑)。


今年は新しいストーブでうれしいにゃー。


そして秋といえば、もうひとつ。

去年から恒例となったV8スーパーカーレースが行われます。

ウェッブページはこちら

4月17-19日です。

すでにレースコースとなるフランクトン周辺には観覧席、歩道橋などほぼ出来上がっていて色んな道が通行止めになっています。


そして相変わらずのVictoriaストリートの工事。

日本のように親切な誘導員などいませんから自分で気をつけて運転します。頭上をショベルカーがブーンと回ったりするときもありますよ(汗)


そんなハミルトンですが、上で書いたようにすっかり秋も深まり、朝晩はとても冷え込みます。
これからこちらへいらっしゃる方は、暖かい靴下やフリースをお忘れなく。





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にゃんにゃん奮闘記4

2009-03-21 19:07:22 | ボランティア
やりました!

ついに、SPCAの動物たちのげ・・・・激写に成功しました!




こちらニュージーランド、ハミルトンからお届けするひつじのブログです。



ひつじ、ことブログ管理人のわたし、週末の午前中だけなんですが、地元のSPCAという動物保護団体で猫の宿舎のお世話をしています。



それで、今日やっと勇気を振り絞って撮影許可をもらい写真を撮ってみたんですがね、気づいたことがあるんです。


うちのタフィだけかと思っていたんですけれど、猫ってたいがいカメラを向けると顔を背けるんですねぇ。

ワンちゃんからは一様に大歓迎を受けたんですけれど。





中庭に立っている道しるべのようなもの。動物の天国と書いてあります。


い・・・いかん、これだけで涙腺が(笑)



それにしても子犬はみんな元気がいいですね。
人間が近づくだけで大騒ぎ。

将来大きな犬になりそうな、大きな前足でしたよ。

でね。できばえはともかくとして、犬って猫と比べて写真を撮りやすいんだな・・って分かりました。
とにかくカメラ向けても全然平気。

たとえばこのワンちゃん。3枚しか撮らなかったのに、うち2枚がちゃんと写ってる・・・そんなこと、タフィではありえないよー。



先週はちょっとお腹を下していたけれど、すっかり治って元気いっぱい。

しかしそっくりだねー(笑)兄弟一緒に引き取ってもらえたらいいんだけれど・・・。



で、猫たちの方に移動すると・・・
ほらね・・微妙に目をふ・・・とそらせてしまう。



こっちの子も。

ちなみに屋内でもフラッシュはたいていません。
いきなり光ったらいやでしょうしね。



ところで、SPCAには二種類の大きさの猫ケージがあって、小さい方では丸い洗面器がトイレなんです。
タフィなぞお尻が入りきらないぞ、みたいな小さなものなんだけれど、ちょうどフィットするのか、みんな洗面器で寝てるんです(笑)

砂をひいている意味がないというか。

で実際のトイレは・・・みんな毛布の上で済ませます。orz


動物たちはもっといるんですけれど、今日はこれだけ。

ウサギもいますよー(笑)。



おまけ。
アライグマのタフィです。

ところで、SCPAではみんな「天使」のような人ばかりが働いているのかと勝手に思っていたんですけれど、

人間集まれば摩擦が起きるもの。

みんないい人たちには間違いないんだけど、今日お皿を洗っている後ろで、二人が話しているのを聞いてたら、

ひとりの人が犬の係りとウマが合わず、犬の散歩のローテーションからはずされた、とか。
はずされた理由が個人的な理由以外に思い当たらないから腹が立つ・・・とかなんとかで、

どこも同じなんだなーって分かりましたよ。


ま・・・トイレ掃除係りの私には関係ないトラブルなので、黙ってましたけど(笑)。




ということで、明日もまたお掃除頑張ります


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自宅にオフィス

2009-03-18 21:51:00 | 仕事
ニュージーランド、ハミルトンからお届けしているひつじのブログです。

みなさん、こんばんは。


こちらに引越ししてから、ひとつずつ入用な物を買い揃えてきた私たちですが、今週の月曜日の買い物ほど「お得」だったものは今までありません。


新品にこだわらずにマメに探せばかなり中古でもよい状態のものも入手可能な、TradeMeという日本のYAHOOオークションのようなサイトをいつも利用して、今まで洗濯機、乾燥機、リビングセット、車などを買いましたが、なにせうちは二人暮らし。
3つあるベッドルームのうち、ひとつは自分用、もうひとつが客用、で3つ目はずっと

がらんどう・・・(汗)


夫の姉妹たちに、「空いているのはもったいないから下宿人を置け」とさんわん言われてきたんですけれど(汗)。

洗濯物を干すのに非常に便利で、そのままにしてました。


ところがついぞ今週から、ひょんなことから私の働き口が増えて家でも仕事をすることになりました。

いままでリビングのソファとか、台所のテーブルなどでブログの更新などしてきましたが、仕事となると長時間パソコンに向かっても疲れない、ちゃんとした机が欲しいということになり、

夫がはりきって毎日TradeMeの更新をチェックしていたところ、なんと

1日だけのオークションで、しかも引き取り方法の条件が「火曜日にとりに来られる人限定」という机がかなり美品で出品されたんです。

それまでハミルトン近辺の机の出品って、店で買ったほうが絶対に得かも・・・みたいな状態のものが多くて躊躇してたのですが、これはもう買うしかない!と入札してみれば、やはり引き取り条件がネックだったのか誰も他に入札せず、あっけなく私たちのものに・・・・



ところで個人売買で荷物を引き取る場合、車につなげるトレーラーが活躍します。
とはいえ、トレーラーは高い上、道路上を走るものなので登録料もかかるし、うちには保管場所もありません。

ということでガソリンスタンドで1日40ドルほどで借りてもいいんですけれど、ハミルトンに住んでいる人に裏技伝授(笑)。

車にトーバーというトレーラーを引っ張る部品がついているのが条件なんですが、DIYショップのBunningsWarehouseで買い物をすれば無料で2時間借りられるんですよ。

買物は、車に「入りきらないもの」であれば一応なんでも良いらしくて

以前は塀の木材を買った時に何度か利用したんですが、今回大きな買い物はなかったのに、トレーラー欲しさに、来年の畑作りのための肥料を何袋か無理やり買って恥をしのんで(笑)借りました。

もちろん、机の引き取り時間を返却時間から逆算したタイミングです(笑)。

それでも思ったより大きくて結構運ぶのが大変だった机(ふたつに分解はできたんですが、それでも・・・)

がらんどうだった部屋に運びいれたら
でか・・・(汗)

あらま、あっという間にオフィスに大変身。

すごいですね、机を入れて、今まで床においてあったプリンターと、キッチンにあったファックスを置いただけなんですけど(えんぴつたてがヨーグルトのプラスチックというところが貧乏くさいですが)。

それでね、夫ドラがこの机のメーカーについて調べたんですよ。
もちろん市価が知りたくて。


このシールにあった電話に直接かけて聞いたところ、実はこの机、ハミルトンで作られていたんです。
http://www.finda.co.nz/business/listing/y6fm/crestline-business-furniture/

びっくり、びっくり。



そして私の机は800ドルほどのものだそう。

中古とはいえ新品同様の状態で落札した価格は100ドル(笑)

これをお得といわずなんといいましょうか。



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平日休みの夫がいると、こういうときは便利ですな・・・

ごきちゃん

2009-03-15 16:41:25 | 
ニュージーランド、ハミルトンからお届けするひつじのブログです。

この週末やけに忙しくブログの記事をまとめることができませんでした。


ので、ここでブログお助けテーマ「タフィ」を登場させることにします。

タフィが登場したときは、たいがい裏でそんな理由があると思っていただければ(笑)幸いです。



さて・・・



知らなかったんですが猫って虫を食べるんですね。

タフィがはじめての猫なんで色々と彼から教わることも多いのですけれど、

虫も「野生」猫にとっては重要な蛋白源といったところなのでしょうか。



タフィはその中でも好き嫌いは一応あって、蝉と小さいバッタだけ食べます。

そしてありがたいことに、ゴキは絶対に食べません。


先日のゴキ騒動の直後、タフィが残党を1匹みつけました。

蝉やバッタを見つけると、「狩猟」モードに切り替わるんですけれど

ゴキはいつもこのビデオのような反応をします。


タフィの仕草はとてもかわいくて皆に見てもらいたいのですが、いかんせん画面に小さくゴキが写っていますので、苦手な方はもしかしたら止めておいたほうがいいかも知れません。






この微妙な反応がまたかわいい、親ばかです。



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あなたは耐えられますか?この恐怖

2009-03-13 04:33:55 | ニュージーランド雑記
朝晩急に冷え込むようになったニュージーランド、ハミルトンからお届けしています。

3月というとまだ初秋のはずなのに、この寒さはいったい何なんだ!?と私フリースを着てふるえております。

これから旅行にいらっしゃる方は、暖かい洋服をご持参ください。この寒さ、やばいですよ。



さて。

ハミルトンという土地は一言で表現すると「プチ田舎」。
ちょっとしたビル街なんかもあるくせに、10分も車で走れば周りは牛の群れ・・・みたいな所。

小さい頃東京っ子の私は夏休みに、田舎へ数泊するのが楽しみでした。
虫とか、カエルとか、この私も集めて(そして死なせた)ものです。
子供は怖い知らずですねー。

大人になるにつれ、なぜかみんな虫が嫌いになるのはなぜでしょう。

団子虫を袋いっぱいに集めて持ち帰って母親に拳骨をくらった私が、今では他の人なみに、虫嫌いになりましたよ。

でもいかんせん、ハミルトンは「プチ田舎」ですから、遭遇率は高い。
特に私が呼ぶところの

「野ゴキ」。

野生のゴキブリと申しましょうか、ゴミ箱とかにではなく、庭で普通の虫として生まれ育つゴキブリがなんと多いことか。

私自慢じゃありませんが、ごみ関係かなりこだわって掃除します。
袋は毎日取り替えるし(当たり前?)、ゴミ箱の消毒もかなり頻繁にしています。
そのおかげで
ゴミから何かが発生したというおぞましいことはまだ起きていませんが、外から入ってくる野ゴキに遭遇するのは、
そうですね、平均すると一日3-4回というところ。

体が平べったいから、ちょっとした窓の隙間に潜んでいたりね。
新聞や郵便物も払ってから広げないと、手の上にポトリと落ちてきたりしますから、

これからプチ田舎のハミルトンにホームスティする方は十分お気をつけあそばせ・・・(笑)。


まあ、そんな背景があるこちらの生活で、私が卒倒しそうになった体験をお話します。

これから下は怖い話なので苦手な方はスルーしたほうがいいかも知れませんよ(笑)

それはこの間の日曜日のこと。

庭掃除をしていたら、アウトドア用のテーブルと椅子の上にたたんだパラソルが放置されていました。

夏の間バーベキューをする時日よけに使うパラソル。
買ったばかりできれいな頃。

今年の夏は風が強くて使うこともあまりなく、畳んだままずっと木にたてかけてあったんですよね。

私もガレージに入れるとか考えず、まあ風で飛ばないように立てかけてあるからとそのままにしておきましたよ。



でね。

まあそろそろ風も冷たくなってきたから、お湯で拭いてしまおうと思って

庭の真ん中で私の背丈よりも大きい傘をぎしぎし(木製なので)開きはじめたその瞬間のこと



いきなり頭上から


ボトボトボトボトボトボト!



何かが落ちてきたんです!



肩とか、手の甲とか、頭にその落ちてきたもの、


それが何かは見た瞬間で分かりましたよ。

そして本気で血の気が引きました。



何十匹ものゴキブリと、黒い糞のつぶつぶ、と、カマキリと、巨大バッタ(ウェタ)(泣)。


それが肩とか腕の上でうごめいているところを想像してみてください。


さらによく見ると、傘のひだの間に、白い綿のようなものや、野ゴキの卵さや(卵の入った小さな殻)がブツブツとひっついているじゃないですか。



私、性格的に悲鳴を出さない人で、驚いても「静か」なんですよ。

びっくりすると逆に声が出なくなるタイプ。


ゴキブリとバッタの雨を浴びて、血の気が引くのが分かっても、あくまで静か(笑)。


泣きそうになりながら、虫を払い、

殺虫スプレーをまんべんなくかけ、

雑巾で拭いて、細かい虫や卵や糞をバサバサ払って、シンクで手洗い、洗濯機で洗って干しておきました。

ようやく写真を撮る気力が戻ってきたので・・・

芝生に落ちて身をもがく野ゴキも箒で掃除して、ゴミ袋にまとめてスプレーをかけて。


所要時間1時間。

ついでに自分の着ていた物も洗濯して、

洗濯機の中もお酢を入れて空まわしして。



いやーーーーこれには本当にびっくりした。





妻がそんな大事件に巻き込まれているなんて露も知らない夫、私が家の中に戻ったら居間で口をあけてテレビを見ながらグースカ寝入っていてね。

ちょっぴり思わず首を絞めてやろうかと思いましたよ。 
↑八つ当たり?



まあ滅多にあることじゃないと思うけれど、庭にパラソルを放置するのはみなさん是非やめましょう。


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最後まで読んじゃった人、背筋が少しゾクリとしませんでしたか?(笑)

素敵な女性たち

2009-03-11 08:29:09 | 仕事
私のまわりのキウィ(ニュージーランド人)の女性はたくましいです。
体力的にも生活面でも。

と最近感じるひつじのブログ、ニュージーランドのハミルトンからお届けしています。




いまニュージーランドも不況です。
求人募集の広告も、1年前にくらべて3分の1ほどに減ってしまったほど、仕事がありません。

今から仕事を探す人は本当に大変な時に突入してしまいましたが、思うのが

本当に良いものであればみんな不況でも買うし、手に職があれば仕事の依頼がくるということ。

頑張って働いていれば昇進もあるんです。

義姉はマーチャンダイザーといって、メーカーに代わって仕入先のスーパーを回って商品の補充や販促をしていますが、朝は5時半に家を出て、車で担当を回るのはこれから特に寒くなる時期非常に大変な仕事。

商品の補充も瓶詰めのソースなども扱っているため、非常に体力を使い、膝の曲げ伸ばしが長年のこの仕事のせいでつらいと言っています。

それでも彼女は病気の時も休まず頑張ってきました。
この職種では最低時給からのスタートがほとんどで、彼女も最初はとても少ないお給料だったのですが、まじめな働き振りが認められてか、一般事務職とかわらないお給料まで昇進。

不況の今こそ、安売りスーパーでは売り上げが伸びているそうです。
彼女の商品もそういうところへ入っているため、ますます忙しくなりそう。




以前紹介したことがあるんですが、100%オーガニック ホホバオイルの販売を数年前にハミルトンの女性が始めました。



私はニュージーランドに来てこれひとつで顔とボディの乾燥対策をカバーしちゃってるんですが、ずぼらだから(笑)という理由のほかに、とにかくこれさえつけてりゃ肌の調子が全くよくて他の商品が必要ないんです。


ホホバオイルって抗菌作用があるんだそうで、出来物とか傷の直りが早い・・・・気もします。
このオイルを洗顔後たっぷり塗って(しばらくてかてかします(笑))寝ると、朝の肌がなんと言うんでしょう、プリプリ?
皺がなくなるとかいうことはありませんが(笑)、なんか調子がいい。

だから足にも腕にも、もう塗りまくり。
テカテカしますが、ベタベタはせず。しばらくするとすんなり肌に馴染んでさらさらになります。

まあその商品を売っている人も、実は自分がほれ込んだからはじめたそうです。


http://www.jojocare.co.nz/contact.html
興味ある人は↑直接こちらのページからコンタクトしてくださいね。
(ひつじには一銭も入ってきませんけどね(笑)本当にお勧めです。)

私がここで宣伝のような記事を書いているように、口コミで少しずつ成長中の彼女のビジネス。
ニュージーランドには、こうやって小さなビジネスを自力でたちあげる女性も多いんですが、もうひとり私の知り合いでビジネスをやっている人がいます。




もともとは私の職場の美術スクールの講師をやっていた人なんですが、まあこの人も多才で本業がいくつもある。
まったく別の分野で博士号ももつ彼女が、先日私にお願いをしてきました。

それがなんと、タフィのモデルの依頼。
頭を木の枝に乗せて休めている(笑)

いま新しく動物ポートレート(肖像画)のビジネスをたちあげ中で、自分の犬や、他の先生のペットも描いているなか、猫も欲しいとタフィに白羽の矢がたちまして、今できあがりを心待ちにしているところ。

サンプルとしてこれからウェッブページに載る予定だそうで、オリジナルは私がいただける、と聞いてドラと二人で大喜び(笑)。

出来上がりはこちらのブログに載せたいと思います。
そのウェッブページもまもなく完成とのこと。それも今度ブログで紹介しますね。

彼女のビジネスのウェッブページはこちら
http://www.keacreations.co.nz/


まあそんな感じで私の周りには色んな事を次々とチャレンジしている人がたくさんいるのですよ。

大金持ちになりたい、とかそういうこと以前に、自分のやりたいをみつけ、それをビジネスにつなげ充実した毎日を送っている人たちは、見ていてとても刺激になりますね。



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クッキーをかじりながらテレビを見て時間を潰している(私)場合じゃないね。
私もがんばらなくちゃ。

にゃんにゃん奮闘記3

2009-03-09 03:13:24 | ボランティア
「写真を撮ってもいいですか?」のひとことがなかなか言い出せず、未だにこのトピックでの画像が一枚もありません。

実は私初対面の人と話をするのが恥ずかしかったりします。

そうは見えないと皆さん口を揃えておっしゃるんですが(夫を含め)、本当です。

たとえば観光地で夫と二人で写真を撮りたい時、「撮ってください」がなかなか言えずにぐずぐずする、そんな奥ゆかしい(笑)ところがあるので、肝心なところで「思い出の一枚」がなかったりします。


というわけで今日も文章だけですみません。




さて。

ワイカトSPCAでのボランティアもすっかり慣れて、私の役割分担というのもはっきりしてきました。

私の仕事はずばりいうと、朝の

猫のトイレ掃除係

ケージのひとつひとつからトレイを出して、汚物をゴミ箱へ捨て、洗って消毒して、夕方の当番の人のために新聞紙や砂を引いて準備しておきます。





ところでね、タフィが私の猫第一号なので、そんなものかと思っていましたが、
他の猫ちゃんって皆小柄なのですね。いまさらですが・・・。

ケージからひょっこり掃除中に出てしまったとしても、皆軽いので楽々捕まえられるんで逆にびっくりしたくらいです。

なにせタフィだと両手でしっかり腰を落として持ち上げないとぎっくり腰になる可能性があるもんで(笑)。



でまあ、トイレの掃除なんですが、数あるので結構時間がかかるんです。
どんなに速く動いても、1時間半は全工程でかかります。
猫のボランティアの手が足りないといっていましたから、私が来る前はひとりの人が全部なにもかもやっていたのかも知れません。
私がいる時は、その人はケージの中の掃除に専念できます。

まあ、大したことはしてませんが、こまごましたものを片付ける手があるだけでもだいぶ負担は減るはずですよね。



いつか「ごはんの係り」に昇進できるように、頑張ります(笑)。




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