Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

「ゆるゆる教」のすすめ、アゲイン。

2014-10-01 00:14:47 | 明川 哲也 さん
このブログを立てて間もないころ、朝日新聞(今は、ちょっと大変な事にはなっていますが…)の生活面に、「相談室」というコーナーがあって、そこに4人のコメンテーターが、助言を求めて投稿する読者の「お悩み相談」的に回答していました。

今はそのコーナー自体は終わっていますが、当時は、それがとても面白くて、毎週「相談室」のコーナーを楽しみにしていました。

とりわけ楽しみにしていたのが、かつてのドリアン助川 さんこと、明川 哲也 さんの登場でした。

その明川さんの回答を、書きながら紹介するのが結構楽しかったので、明川さんのカテゴリまで拵えてしまったほどです。

紹介した中で、最も反響が大きくて、拙ブログのある意味「セカンド・コンセプト」にまでなったのが、「ゆるゆる」という言葉です。

明川さん自らが、この言葉の発案者だったので、以下のように、肩の力が良い意味で変に抜けちゃう回答を、「お悩み」を抱えて相談した投稿者へ返していました。

改めて紹介します。

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真面目で口下手なので、周囲と打ち解けるのが苦手。
大きな声で楽しそうに話す人が羨ましい。
熱中できるものがなく、時間だけが流れる休日。
翻訳をやってみたいという漠然とした夢はあっても、「私なんか」と尻込みするばかり。

無気力状態を脱出して、快活に毎日を送りたいのですが…

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というのが、当時24歳の、女性会社員さんの相談内容でした。


これに対し、明川さんは、その「ゆるゆる」という言葉を巧みに操り、絶妙な回答をしています。

その回答が、以下です。

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実は、ボクはゆるゆる教という新興宗教の教祖です。

信者は今のところおりませんので、自分で自分を導くしかないのですが、
この宗教を始めて本当に良かったと思っています。

きっかけは、なまった体を鍛え直そうと多摩川の土手を走り始めたことです。

ジョギングしている人たちに合わせて走ってみたところ、
すぐに息が上がってギブアップ。

そこで考え方を改めました。

歩くより遅くゆるゆる走ってやろう。

ちょっと格好わるいので夜中にトライしたのですが、チョーらくちん。
1時間でも平気で走っていられます。

これを続けたところ、ボクは半年後に10km以上を走っていました。
しかも人並みのタイムで。
ゆるゆるから始めたので、体や心が走ることを受け入れたんでしょうね。

以降は、普通の人の半分しか働かない、完璧など目指さない、
ごはんもゆるゆる、酒もゆるゆる、各駅停車を選ぶ、
人付き合いを求めない、情報は追い掛けない、出世を望まないという
ゆるゆる聖典に従って生きています。


あなたもゆるゆる始めてみませんか。

翻訳家になろうとする前に、毎日をゆるゆると洋書を読んでみる。
いつのまにか読書のスピードが上がって、百冊読んでいた
なんてことがありえます。
それからの転身でも決して遅くないですよ。

ゆるゆる行きましょう。
確実に一歩ずつ、毎日の風景を楽しみながら。


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以来、私も「ゆうゆる教」の教えに導かれようと思いました。

そんな思いで、この記事を紹介したところ、ブログ設立同期(私の方が早生まれなので、ちょっとだけ私の方が、ブログ年齢が若いのですが…)のnanaponさんにも、時を開けずして入信していただいたほど、反響がありました。

合言葉は、「ゆるゆる」…。

これ、何度も繰り返し言ってきたと思います。

しかし、その後の現実では、残念ながらそうはならなかった…。

別に、出世を望んでいたわけでもないのですが、ただ、「普通の人の半分しか働かない、完璧など目指さない」という教えは、何故かいつの間にか、忘れてしまっていたようです。
とりわけ、2010年に入ってからの約3年間は、完璧に忘れてしまっていた状態だったのかなぁ…って思っています。
一番酷かったのが、2012年後半から、今年(2014年)5月初め位まで。
どん底だったのが、2013年のちょうどこの時期から年末にかけてかな…。

リアルにDancho(=私)に会った人は皆、「Danchoは、一生懸命すぎるよ」って心配してくださいます。
特に、後からこの教えに入信していただいたnanaponさんとは、もうブログ開設した年からずっとお付き合いがあり、オフでも会食をご一緒しているので、本当に心配のかけ通しでした。

でも、そこで「申し訳ない」と謝ってしまうと、それがまたnanaponさんをはじめとする、皆さんの心配を呼んでいたような気がします、正直。
「ブログ、頑張ります」って言っては、自分でプレッシャーを与えていた気もします。

こんな風に迷いながらも、「応援団ネタ、絵文字ばっかりで見にくいよなぁ」とか、「一人称の表現を途中から変えているので、統一性を持たせた方が、後から読みやすいかなぁ」なんてぼんやり思っていた時、Amebaにアカウントを持っていながら「開店休業」の状態だったので、応援団ネタ、とりわけシリーズ化しているものだけでも、粗を削ってそっちにバックアップしてみるか!…って思って、切が良い私自身の誕生日である8月23日に、『Danchoのお気楽Diary 新館』を立てました。
(今は、幼少のころ、テレビに噛り付いて見ていた、「タツノコプロ」のアニメ『マッハGo Go Go』をテンプレートに選び、派手にしています。)

Amebaって、エンターテイメント色が濃いので、実は本館と新館を入れ替えた方が、アクセス数も増えるんじゃないか…とか、色々考えたことは考えたのですが、それはさすがに重労働。
普通にサラリーマンしていても、さすがにそこまでの時間はないし、理想は、ブログやSNSって、モザイク時間で楽しむものだと思うので、さすがに「それは、違う」かなって。

なので、今の形にしてみました。

前にも書いたけど、粗削りは、結構な仕事ではあります。
でも、書いている当時は、それでも楽しく書けていたので、それを直すことも、また楽しい…。

ようやく、その様に思えるようになってきました。

少し前までは、色々な意味で、全くと言ってよいほど、余裕がありませんでした。
しかし、ある面で「開き直り」ができたことが、今の私にとっては良い方に転がっているのかな…って思います。

そんな時、自分で書いて、明川さんの「布教活動」のお手伝いみたいなことをさせて頂いたこの記事や、ところどころでつぶやいている「ゆるゆる」という言葉を、もう一度かみしめてみようかな…って思って、今の心境と照らし合わせて「アゲイン」してみようかな…と考えたのが、このエントリーです。

とにかく、良い意味で、諦めてみる。
しっかり今までの自分に絶望してみる。
これからは、良い意味で、頑張らない。
頑張らなくったって、良いんだ。よっぽどのことがない限りは、命、取られないし。

それをすることで、明川さんが、実は真剣に考えて生み出したのかもしれない、「ゆるゆる」という言葉の持つ本来の意味…
「ゆるゆる教」という教えの本来の目的…
これに近づくんじゃないかと、最近思っています。


そう考えると、「ゆるゆる」って、本当に「へなちょこ」な言葉だけど、奥が深いなぁ…って思います。


皆さんも、どうですか?…「ゆるゆる」してみませんか。

ちょっと心のバランスを崩したときこそ、「ゆるゆる」という言葉を、「ゆるゆる」思い出してみましょう。
私、Danchoと一緒に。


【お知らせ】
8月23日から、こちらの応援団ネタの粗を削って、バックアップする目的の「新館」を、Amebaに設立しました。
Danchoのお気楽Diary 新館
にも、是非立ち寄って下さいね。
(只今、私が幼少のころ、テレビに噛り付いて見ていた「マッハGoGoGo」のキャラクターをテンプレートにしています。ど派手ですよ)
なお、本エントリーは、新館にも「コピーアンドペースト」でダブルエントリーしております。

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