Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

まさかの降格の衝撃

2010-12-07 00:00:01 | その他スポーツ
FC東京まさかのJ1陥落…オフは“草刈り場”必至(スポーツニッポン) - goo ニュース

正直、びっくりした。

FC東京が、まさかのJ2降格とは…。

熱狂的サポーターのくりはらさんも、ショックを受けているに違いない。

上のリンク先の記事、以下に全文引用して紹介する。

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 J1から首都東京が消える。J1最終節の4日、FC東京は京都に0―2で敗戦。前節まで16位だった神戸が浦和に勝ったため16位に沈み、00年のJ1昇格以降は初めてとなるJ2降格が決定した。東京Vとともに東京勢がいずれもJ2となるのは史上初。続投が基本路線だった大熊清監督(46)の来季去就も白紙となり、今年だけで7人もの日本代表を輩出したエリートクラブは今後、各クラブから補強の標的にされる危機に陥った。

 東京からJ1の灯が消える。開幕前にはV候補に挙げられていたエリート軍団が、ピッチに崩れ落ちた。号泣、ぼう然、1人で立てない選手もいた。おのおのがJ2降格の現実を受け入れることを拒絶していた。日本代表DF今野は「何も考えられない。何もやる気が出ない。力が抜けてしまった」と言った。MF羽生は「涙も出ない。まだ把握できない」と視線を宙にさまよわせた。

 前節まで残留圏内の15位。既に降格が決まっていた17位の京都に勝てば、自動的に残留だった。しかし、大半の選手にとって残留争いそのものが初体験。国際舞台の経験豊富なFW平山も「予想以上に緊張していた」と言う。重圧にプレー一つ一つの判断が遅れ、京都に主導権を握られた。前節まで降格圏16位だった神戸が同時刻に始まった浦和戦の前半31分に先制。FC東京は引き分けでも降格となる状況に追い込まれると、その1分後に失点。最悪の展開が極度の焦りを呼び、負のスパイラルに陥った。

 最終戦でも1年間苦しんだ決定力不足は解消されずに零敗。開幕当初は就任3年目の城福前監督の下、華麗なパスサッカーで優勝を目指したが、軸となるべきMF米本、梶山らの負傷に泣いて低迷。9月には目標をJ1残留に方向転換し、勝負運にたけた大熊監督を起用したが、流れは変えられず。絶対的リーダーの不在も最後まで響いた。

 来季以降、想像もつかない厳しい現実が待っている。J1でも有数の選手層だけに、他クラブから補強の“草刈り場”になることは間違いない。ほとんどの主力が複数年契約を結んでいるが「期限付き移籍の場合もある」と村林社長。来季は東京Vとともに東京勢が史上初めてともにJ2となる。“首都陥落”の激震はまだまだ収まりそうにない。

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気付いた時に、「そうかぁ…そうだったなぁ、確かに」と。

今シーズンだけで、7人もの日本代表を輩出している、いまや「名門クラブ」だった。
サポーターも、私の様に客観的・冷静にJリーグのサッカーをぼんやり見ている人達も、「勝って当たり前」という感覚に近かったのではないだろうか。

実は、そこに「落とし穴」があったのかもしれない。

FC東京がJ2に落ちるなんて「ありえない」という世間の見解が、ピッチで戦う選手達の「慢心」を招いた可能性がある。
それが、ホームで勝てない…チームとして機能しない…。
「坂を転げ落ちる」感じではないけれど、「なだらかに、ズルズル」と順位を下げていき、遂には降格すれすれのラインに…。
気付いた時には、まさに「負のスパイラル」に飲み込まれていた。

それを生んだのは、選手達の「慢心」もあろうが、実は私も「安心」して「見過ぎた」感があり、それも拍車をかけてしまった気がしている。その意味では、私達にも責任があるのかもしれないとさえ思っている。

どこの国のサッカーも、改めて感じたが、1部リーグに残るためには、選手が頑張るのはもちろんなのだが、サポーターとの関係も大いに左右される事を感じた。

それともう一つ。

ヴィッセル神戸の試合は、BS1でも中継されていて見ていたが、どっちが残留を賭けて戦っているのか分からないほど、ヴィッセル神戸の勝ち方が、あまりにもクリーンだったのが印象的。

では、この両チームのどこに差があったのか…。

恐らく、「中堅~優勝争い可能なチーム」であったか、そうでなかったかの僅かのところにあったと思われる。

FC東京は、海外クラブ在籍経験があり、キャリア豊富な選手が多いけれど、1部リーグの「残留争い」の様な緊迫した試合を、あまり経験していなかった一方で、ヴィッセル神戸には、残留争いの渦中を経験している選手がいて、「特別なムード」で「モチベーションを高める」術を知っていた。
その違いが、ヴィッセル神戸は大勝に繋げて「実力」で残留を勝ちとり、FC東京は「底力不足」で降格の憂き目に遭った…そういう事ではないかと。

しかし、色々な分析云々はさておき、私自身の見方にも「落ち度」があり、それがこのムードを作ってしまったとしたら、ちょっと反省する面はある。

その意味でも、この降格劇は衝撃的だった。

FC東京は「ポテンシャルの高さ」を誇る選手が揃っている。
記事にある通り、1部残留・昇格チームから「草刈り」的に持って行かれそうな気がする。私が好きで見ているイタリア・セリエAでもそうだから。

でも、J1昇格以来、優勝争いもした程のクラブで、その地位を10年も守ったのだから、1年で是非戻ってきて欲しい。
もう、サポーターも現実を受け入れて、「すぐにJ1に戻るぞ!」位の気持ちだろう。

首都がある東京をフランチャイズとする、サッカー1部リーグ所属クラブが無くなるというのも、「激震ぶり」を増幅させてはいるが、巻き返しを期待したい。

私達は、やっぱり「試合結果」ではなく、「選手がピッチで戦っている姿」を応援しているのだから。
Comments (3)
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