深みにはまるR1-Z…
メーカーは息の長いスタンダードモデルとして
つまりはRZシリーズの後継車として?発売も考えてもいたらしいが
だとすれば、ホントによく煮詰めたクルマだと思う。
誰が乗ってもそこそこ楽しく、乗れる人にもSSモデルほどではないだろうけど
「あ、俺ってこんな車両だから、出来るのはここまでだよ?」と
乗り手に対してわかるように伝えてくる。
ツー先に突如現れたダートの上も、常識的な乗り方ならソツ無くこなしてしまうし
とにかく懐が広い。
以前はその車両のツボ(ここがグッとくるんだよねという尖った個性)にハマらないと
所有欲が沸かなかったが、あるレベルまでは何をしてもOKというちゃんと煮詰めた
車体周りも、なかなかいいなと思うようになった。
2st故に、その存在に反応する人は限られていただろうが
重心位置とか車体周りのジオメトリーが変わらないように
4stシングルとかパラツインを積んで、再発売されないものかなぁ…
絶版後20年を過ぎた今時に乗っても、充分楽しい車体だと思う。
実に惜しい…
ただ、2ストのこのエンジンだからこそってトコもあると思うんだよね。
昔のシングルレースで、友人もRZRのフレームにSRのエンジン載せたまでは良かったんだけど、走る度にクラックが入って、溶接していくうちに、曲がらなくなったって言ってたよ。
振動に対する造りがまったく違うみたいね。
ラバーをはさんでるよね、フレーム側から見れば「勝手に暴れてろ!」みたいなw
まぁ、確かに設計ってトータルなものだから出来上がったモノの、大きな一部を変更って
かなり大変…っつか、最初から別モノを設計した方が早いとかありそうな話。
45→40PSの自主規制時にカットした5PSを低速側に振ってくれれば良かったのに
カットしただけで終わってしまったのが惜しいwww
Uターンなんかの極低回転域がどうしてもトルクが細くて、ターンに慣れが必要…
この辺りを改良すれば初心者にも馴染み易いだろうなと思ったわけw
ヤマハが今、4ST版R1-Zを出したら買うの?と聞かれれば、絶対買わないと思うwww
やはりこいつは2STダネ!(^^