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夫とふたり暮らし。心地よい楽しい日常を綴ります。アメリカとカナダの海外生活の記事もあります。YOGA教室を開催中。

ソノラ砂漠を満喫

2008-11-28 | Dallasからの旅
旅行2日目は、ガイドさんについて砂漠をハイキングをしながら、植物や動物などを学ぶツアーに参加しました。砂漠はソノラ砂漠、ツアーはArizona's Desert EventsのDesert Nature Tourです。



まずはこの巨大なサボテン。名前は"サワロサボテン"で、ソノラ砂漠にしか原生していないそうです。大きなサワロサボテンがにょきにょき生えている砂漠はとても不思議な風景でした。

サワロサボテンはとにかく巨大。大きいものは高さ15メートルくらいにもなります。ゆっくりと成長し、100年から200年も生きるのだそう。枝のないものはまだ若く、年をとるにつれてだんだん枝が生えてきます。

サボテンの幹は水分をたくさん蓄えられるような構造になっています。水を吸収すると、幹のひだひだがアコーディオンのようの開いて、できる限りたくさんの水を保持するのだそうです。大きなものは数トンの水を蓄えることができるため、倒れそうなサワロサボテンには危ないので近づかないように言われました。

このソノラ砂漠は、遠い昔は海底だったそうです。地表近くに固い地殻があるため、水は土にしみこまず、植物も深く根をはれないのだそう。サワロサボテンのような独特な植物が育つのも、この地質が関係しているそうです。そう言われて見渡してみると、砂漠の景色が海底の景色に似ている気がします。



左の写真はバレル・カクタス。樽のような形から、この名前がつきました。西部劇ではこのサボテンから水を取って飲むシーンがありますが、実際は水分をあまり含んでいない上、食べるとお腹をこわすことが多いそうです。

もしも砂漠で迷子になってしまったら。。。水分補給をしなくてはなりませんが、ガイドさんは、私ならこのバレル・カクタスではなく、岩に生えている苔を食べるわ!と言ってました。ひゃぁ、こんな所で迷子になんかなりたくないです。ちなみにガイドさんは実際に苔を食べてみたそうですが、土臭い味だったそうです。

右のもじゃもじゃのサボテンはチョーヤという名前。このサボテンはトゲがつきやすくて離れにくく、トゲにさされると飛び上がるほど痛いのだそう。これにも注意です。

他にも、葉からロープや矢じりなどを作ることができるバナナユッカという植物や、緑の幹のバロベルデ、ネイティブアメリカンが体調が悪い時に煎じて飲む木(名前は覚えられませんでした)や、ジン(お酒)の原料の木のジュニパーなど、たくさんの植物を教えてもらいました。こういう話は聞いていて楽しいものです。



恐ろしかったのは砂漠の生き物の説明で、タランチュラやらスコーピオン(サソリ)、ヘビの話ばかりでした。苦手なので話だけでも怖かった。写真はタランチェラの巣穴です。巣穴にタランチュラはいませんでしたが、垂直な穴が特徴とのこと。ちょうど今がタランチュラのシーズンだから、どこかで見られるわよ~と言われ、恐る恐る歩きましたが、結局一匹もいませんでした、よかった。

ガイドさんは次にヘビを熱心に探し始め、今日は珍しくどこにもいない!と残念そう。毒を持つ蛇が多いため、足元には十分気をつけるように言われました。こわいこわーい。とても面白いツアーでしたが、私には砂漠は怖い!!という印象が強く残りました。

この日の午後は、砂漠植物園(Desert Botanical Garden)へ行ったので、一日中、サボテンばかり見て過ごしたことになります(笑)



植物園では、花をつけたバレル・サボテンを見られました。ガイドさんの話では、人間が世話をしているサボテンは、水をたくさん与えられるため、季節に構わず花をつけるそうです。そういえば、初日に行ったリゾートホテルでも、至る所でサボテンの花や実を見たのを思い出しました。

右の写真も植物園内の景色。手前のサボテンはオルガンパイプ・カクタスだと思います。とても癒される景色でした。

この日は砂漠を満喫。旅はまだ続きます。しかし、サボテンの写真ばかり載せてしまいましたね。

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