DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

志は無いけど最善は尽す

2006年02月05日 19時59分29秒 | Weblog
自慢ではないが、自分は「志のない人生」を送っているように思えてくる。ただ、始めに断っておくけど、「志がない」は「やる気がない」のではなくて、ことを始める前に、自分自身で何らかの理由付けが出来てないことを指す。だから、その状況になってしまえば、全力でことに当たるわけで、志の有無とやる気は無関係だということ。
この高専教員という職を得て、一応は安定した立場を確保しているが、ここまで来るのに必死になった試験は、中学から高専を受けたとき1回だけで、あとはほぼ推薦などの他力依存で来ている。それは、棚ボタだったわけではなくて、推薦されるために懸命な努力をした結果ではあるのだが、大きな目標を掲げ、高い志を持って、これに立ち向かったか言うと、そうでもないということだ。だから、高い志を持って、今の職業に就いたわけではない。
この1回だけの入試にしても、建築学科に入るわけだが、自分の成績から受かるのがそこだったと言うだけで、建築学科にことさら興味があったわけではない。まあ、ものづくりは得意なので、外してはいないが、本当は機械工学の方が好きだったりする。なわけで、今の自分があるわけである。
また大学の研究室にしても、まあ一番難しいところを目標において努力はしたものの、潰しの効くところにしようとした結果、結局は消去法的に決まったわけで、構造解析一途で努力してきたわけでもない。ただ、この選択は人生を決めてしまう結果になるが、良い方向だったと思っている。
勤めてからも、来るものは拒まずで、頼まれ事はなるべく対応するようにしてきた。その結果が、現在の共同研究の大躍進につながるわけで、あの時、自分の専門に拘っていたら、これだけ多様な共同研究を進めることは出来なかったと思う。つまり、枠の小さい研究室になっていただろう。
で、何が言いたいのかと言うと、世の人々は、何かやるときに「志を持って取り組め!」とか言うけど、実は何かやるのに、志なんて全然必要ないと思っています。本当にやらないといけないことは、理由なんか関係なしにやらないといけないし。努力している自分を見ている周囲は、自分を応援して指導してくると思うので、その助言に従ってやるだけで十分だと思っています。
で、本当に問題なのは「最善を尽くすこと」なのです。志とかやる気とかつべこべ言う前に、本当に努力したのかが重要なのです。世の中良くしたもので、本気で本当に努力すれば、大抵の問題は解決できますし、人並み以上の評価を受けることが出来ます。まずは1段上の状態に到達するまでは、がむしゃらに努力して、そこに到達したら、そこで見直せばよいのであって、とにかく自分の全力を出して最善を尽くすことを考えてください。そうすれば、きっと道は開けると思います。

研究日誌H180205

2006年02月05日 05時56分32秒 | 研究室情報
*昨日は休日でしたが1日バタバタでした*
生き急いでいるわけでもないのですが、ボーっとした休日は殆ど無いです。
だって、丸1日家に居ることなんて、風邪のときぐらいしかないですから。
=朝から子供の学校の行事と習い事と家の掃除を同時並行でこなしました。
 昼前から、クラブの引率で拘束されて、夕方に戻ってきました。ああ大変。
 夕方からは、家庭の事情で動き回っていましたから、1日休む暇なしでした。
 もう少し、気持ちに余裕を持って、好きな本でもゆっくりと読む休日が欲しいな。
=とは言いながら、研究用の外付けHDDの組立を行っていました。
 HDD4つを1つの大型HDDにするもので、250GBx4=1TBになります。巨大です。
 FDを約1MBとして、これを1m2の土地とすると、1km2の大きさに換算できます。
 10年間に同じ大きさで100MBで驚いていましたから、隔世の感があります。
 1TB/100MB=1万倍ですよ。仕事しだしてから1万倍に拡大したもの他に無いですよ。
 コストパフォーマンスで言えば、もっと大きな拡大だと思いますね。