DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

研究日誌H170830

2005年08月31日 07時18分59秒 | 研究室情報
=学校へ提出する書類について、準備に時間がかかってしまい。あまり進まず。
=研究環境の改善をお願いすべく、色々と相談を持ちかけ、それなりの反応あり。
=研究助成の書類などを準備する計画を考えるが、相当の規模になっている。
>研究成果の書類を作成する。時間が無いのは分かっているが、努力しよう。
>拘束された時間が続くので、頭の整理のために、時間を使うことにする。

研究日誌H170829

2005年08月30日 06時45分28秒 | 研究室情報
=グリッドGについて、基盤システムはほぼ完成した。M君の成果と言える。
(この共同研究は厳しかったが非常に充実したプロジェクトであった)
=グリッドGでのベンチマークの確認とアプリケーションの展開を目指してゆく
(ひとまず山場を越えたかなと言う感じである来年度も続けてゆきたい)
=研究的にも大きな可能性を手にした気がする。もっと展開してゆきたい。
(超大規模並列解析が実現できたら建築構造解析にも何か応用できるだろう)
>目標であるグリッドWでの解析をしたいが、学校の書類準備が先だろう。
>研究関連情報が整理できておらず、混乱が目立っている。少し整理整頓しよう。

S君へのメッセージ

2005年08月30日 03時13分34秒 | Weblog
このブログでは、基本的に個人攻撃は行わないように勤めてきた。主張は必ず一人称だけで行ってきたが、だんだん独り善がりなところが目立つので、今後は批判ではなく、信頼するパートナーに対する応援メッセージも載せてゆくことにする。やはり、他者との関連の中で人は生きているので、自分の心の中だけでは全てを分析することは難しい。もう少し、話題を広くしてゆきたい。
まずは、S君である。柴田のところを巣立った学生の中では、最も生きる世界が近いところに居る。今も、何かと一緒に活動することが多いので、S君に対する応援メッセージを述べる中で、柴田への応援メッセージとしたい。
研究と言うのは、非常に過酷な作業になる。偉い学者の話では、研究課題を恋人よりも子供よりも愛することによって、それを実現することが出来るものであり、人並みの心構えではダメだそうだ。柴田は全てを投げ打って、研究一筋と言うわけではないが、高専の中では研究を中心に置く活動になっていると思う。S君が自分の未来をどう考えているか分からないが、研究は自分の一生を託す価値のある世界であるし、自分の実力を遺憾なく発揮できる、納得できる世界だと思う。苦しいときも多いと思うが、とにかく前を向いて進んで行って欲しいと思う。将来、自分と同じ世界に生きることになるかは分からないが、その厳しい経験で得られたものは、他の世界でも十分に通用すると思う。
世の中には優れた人が多いので、自分と比較して、勝ち目が無いと思ってしまうことも多い。しかし、いざ競争してみると相手も同じ人間で、レベルやベクトルは違っても、同じように弱音や不満や疑問や弱点を抱いていることが多い。なので、自分が人一倍の努力を続けると、意外に簡単に追いつけたりすることが多い。しかし、それには最低でも5年ぐらいの努力は必要だと思う。その5年間に耐えられるかが勝負になる。多分、どんな世界でも5年間必死に努力すれば、本当に努力すれば、大抵は第一線に出ることが出来るし、それなりの評価も得られると思う。つらいときは、ブログにぶちまけるのも言いし、とにかく諦めず投げ出さず、しぶとく努力を続けたものに、明るい未来が開けると思う。
と、思って柴田もやってきたので、共にがんばってゆこう。ね。

組織と自分

2005年08月28日 12時19分01秒 | Weblog
高専と大学の交流集会に参加した。出身の大学なので、勝手は分かっているし、懐かしさ一杯なので、心が安らいだ。柴田が、自分なりの研究を人生の中心に置いた、その原点と言える場所である。自分の母校は?と聞かれれば、それはこの大学を言う、誇りを持って言うことが出来る。
では、その前に居た高専や今勤務している高専に対して、誇りを持ってその名前を言えるかというと、残念ながら出来ない。この状況や環境に対して、誇りをもってその存在を肯定できないのが、率直な思いである。情けないことだと思う、これはこの組織のベクトルと柴田のベクトルが合わないためなのか、この組織のレベルと柴田のレベルが合わないためなのか、どちらもあると思う。
大学やその研究室に居ると、その力強さやその存在感に大きく包まれている感じがするが、高専や研究室に居ると、その貧弱さやその軽薄感に情けなくなってくる。もはや、高専は高等教育機関の体を成していないと言わざるを得ない、中等専門教育機関というところだろう、お子ちゃまな学生たちと打ってでない教員、これでは到底、研究機関とは言えないだろう。残念ながら、柴田の能力はそれほど高くは無いが、志だけは一人前に持っているつもりである。そこらの大学教員に負けるつもりは無い、これだけ不利な状況でも結構善戦していると思うし、同じ環境であれば絶対に負けないだけの研究能力を持っているつもりだ。
個の集合が組織であるのなら、組織の能力は個の能力の集合以上になることは無く、いくら有能なリーダーが居たところで、個々の能力を完全に引き出すことが精一杯だと思う。つまり、有能なリーダーが居ても無能なスタッフならば、その組織としての能力は知れている。ただ、組織のベクトルと個人のベクトルが合っていないと、レベルの比較も出来ないので、そこが実は難しいところだ。ただ、様々なベクトルにおける高いレベルを持つ個々があるまる集団では、多様性が非常に高まるので、組織の能力は別の意味で高くなると思う。
ただ、柴田の最重要視する研究と言うベクトルにおいては、今の組織は、非常に貧弱であり、まともな研究をすすめる大学とは比べ物にならない。しかし、柴田は研究の真似事しか出来ない組織に、甘んじるつもりは毛頭ない。自分の能力を信じて、自分の目指す研究に進んでゆきたい。

研究日誌H170827

2005年08月28日 11時40分32秒 | 研究室情報
=交流集会に参加してグリッドGについて発表した。まるで受けない。あーーあ。
=この手の集まりでは、目的も成果も明確にならない場合が多いが、これもそう。
=ただ、一応岐阜の柴田を印象付けることには成功したと思うので、成果あり。
=この手の集会には、今後、積極的に参加してゆこうと、心に誓った。なんてね。
=出身研究室で雑談をしたが、やはり研究室は大学に限る、高専ではダメだ。
=研究の進展について色々と指導を受けたが、自分なりにやってゆこうと思う。
>グリッドWの計算については、本当に早めに進めないと、困ったことになるぞ。
>グリッド研究にまた弾みがつきそうなので、この勢いで、進めてゆきたい。
>研究成果の活用について、もっと戦略的に進めるように、心して進めよう!

研究日誌H170826

2005年08月27日 07時32分33秒 | 研究室情報
=グリッドWの操作方法について検討した。
 コマンドラインでの利用も続け、低速ネットワークでの利用を可能にする
 Xサーバーを導入して、GUIによる通常操作も可能にする
=グリッドWのプレゼンテーションをPHSで行えるようにXサーバーを用意する
 GangliaとPuttyを用いた操作をまずは見せる
>グリッドWの計算として、構造解析の分散処理を進める
 28日までに一通りの計算を進めるために、数値実験計画を立てる
>研究活動計画をまとめるための手順や道具をまとめる

グリッドプロジェクトでダブル受賞

2005年08月26日 14時24分33秒 | Weblog
たまには自慢話をします。昨年度の1000台規模の岐阜グリッドプロジェクトの成果を認められて、今年度は6月に総務省東海総合通信局長表彰を受けた。これは、柴田の人生に取って、非常に大きな成果と機会になっており、全国展開を目指すプロジェクトの基点になっていると思う。
さらに本日、教員研究集会で、国立高専機構理事長表彰を受けた。発表が受けなかったので、靴を脱いで内職をしていたら、突然名前を呼ばれたので、非常に慌てて壇上に上った。グリッドプロジェクトは、教育的な内容ではないので、趣旨に合わないなとあまり期待せず、発表も受けず質問もなかったので、これは流して早めに帰ろうと思ったけど、思わずうれしいお土産をもらった。正直言ってうれしい、岐阜グリッドでは、全てをかけて取り組んで千台規模を実現したので、報われた思いがする。協力してくれた皆様、本当にありがとうございます。感謝感謝!
岐阜県地域で1千台規模を達成したので、次は、全国規模で1万台を達成しようと目論んでいる。柴田が体得した「言いふらしの法則」を用いて、野望を色々アピールしているのだが、何かの拍子に進めそうな気がしている。最終目標である「プロジェクトX」の主人公に登場する日も近いかもしれない。そのときのために、記録の手記を残しておく必要があるかな。今日は、浮かれていて天狗になっているが、このごろ落ち込むことが多かったので、許して欲しい。やったーーーー!

ユビキスタスなグリッドの利用

2005年08月26日 10時19分38秒 | Weblog
現在開発しているグリッドWでは、VPNが利用できれば、どこからでも接続できるようになっている。VPNをベースにしたグリッドと言うのは、ほかにも例があると思うので、有り得そうな話なのだが、実現している例は、それ程多くないと思う。で、実際に使ってみると、非常に便利で、どこでも計算の投入や確認が出来るというのは、連続的に解析を必要とする研究者にとっては、非常に大きな利点になると思う。
グリッドWでは、そもそもVPNをベースにしてネットワークを構築しているので、任意の地点から接続するのにも、インターネット上にVPNさえ出来れば良いと言うことになっている。非常に柔軟なシステムであり、広く多数の計算ノードと利用者を収容するためには、大きな可能性を持っていると思う。ただ、VPNのセキュリティの安全性を確認しておく必要があるし、経路に使っているネットワークに与える影響についても、定性的に判断しておく必要があるだろう。

研究日誌H170825

2005年08月26日 08時42分02秒 | 研究室情報
=グリッドWの計算時間を計測した、ネットワークの違いは影響していない。
=VPNを使っても、ある程度の粒度のある計算では、十分実用的に活用出来る。
=出張先のホテルからグリッドによる計算が出来るのは、本当に便利だ!
=これは別の意味でのユビキタスコンピューティングになると思う。
=研究集会の発表では反応はあったが、教育議論の雰囲気では、受けない。
>グリッドWでグリッドによる多数ジョブの投入をなるべく進めておく。
>9月期に行う論文作成計画をまとめて、日程を調整しておく。
>9月期に提出する研究助成の申請書作成について、日程を調整する。