DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

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2006年01月04日 19時06分57秒 | アネックス情報
最後になりますが、平成18年1月1日のアネックスの状態です。家具関係としては、ほぼ揃ったことになります。部屋は細長いため、全体を見渡す事は難しいのですが、柴田の席の周りの様子が分かると思います。床と椅子が黒く、後は真っ白な空間が出来ている事が分かると思います。まあ、これをイメージしていた訳で、一応、大成功ということです。
ただ、何も収納していませんので奇麗に見えますが、今回のテーマは奇麗に収納するための空間を作る事ですので、ここから、どのような物を入れて行くか、どのような形で入れて行くか、これらを考えながら、機能美を備えた部屋にしてゆこうと思っています。まだ微調整をしていますが、いざ出来てみるとあっけないのですが、ここまでくるのには結構大変でした。まだ、通信関係、音響関係、映像関係、などなど、高機能オフィスにするための工夫は続くのですが、ひとまずの基盤は整ったと言う感じです。
納品を行った直後、会議用テーブルで早速打合せをしてみたのですが、結構、座りやすく相手との距離も良かったので、機能的にも満足行く物になったと思います。

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2006年01月04日 12時55分15秒 | アネックス情報
次はテーブルについてです。先に述べたように、テーブルはある程度の高さに、広く平滑な面が確保できれば良いわけで、後は足の支え方を選択することになります。今回は会議用のテーブルと仕事用の机を共通にして、180x90cmの大きさのテーブルを3つ用意して、1つは柴田の作業用、2つは会議用としました。
四隅にグレーの足のある、至って普通のテーブルで、白い事と広い事ぐらいしか特徴がありません。ただ、それでも何か凝ってないと気が済まないので、このテーブルは中央に蓋付きのピットがあって、個々にネットワークスイッチや電源タップなどをしまう事が出来ます。そのため、テーブルの周りのコンセントにだらしなく各種ケーブルが這い回る事なく、テーブル中央に集約する事が出来ます。
また、180cmの長さがあれば、作業をしながら二人が座れますし、奥行きが90cmあれば、対面に座る人との距離も確保できるので、なかなか良い選択だったと思っています。柴田の作業机は、同じ大きさを一人で使うので、パソコンを奥に2台置いても、充分な広さを確保する事が出来ます。
このテーブルは、それほど期待せずに、値段優先で決めたのですが、いざ納品してみると値段の割に重く、重厚感のある作りになっていました。SOHO用だと思って、諦めていたのですが、随分、良い買い物になったと思います。工夫するところとしては、机の下の中央は足も届かないですし目につかないので、あまり使わない物の収納に使えますので、無印のプラスチックケースを入れようと思っています。
それと、会議用の椅子にも苦労しました。DALABで行う会議の最大が10名程度で、会議用テーブルの周りに椅子を配置すると、ちょうど10個分なので、数は決まりました。次に、まともなデザインの椅子を頼むと5万以上、それに掛ける10では50万になり、手が届きません。そこで、単価1万円以下で選ぶ事にしました。また、常時使う椅子ではないので、それほど予算もかけられません。
机に収まっているので、よく見えないですが、積み重ねて収納できる、黒い細いフレームの椅子です。座面はメッシュになっていて、それなりに洒落ています。まあ、予算の制限が厳しいのこれが目一杯ですね。

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2006年01月04日 06時16分41秒 | アネックス情報
次は、一番奥にある柴田用のテーブルです。これまで仕事用の机と言うと、両側に引き出しの付いた机が多いのですが、これって、足下が狭くなりますし、しまい込む収納になっているため、今回のイメージにはそぐわない物でした。
そこで、今回はワーキングテーブルをそのまま仕事用机として、下に移動用にキャビネットを置く事にしています。実際には会議用のテーブルと全く同じ物を使っています。ですので、机については、テーブルのところで詳しくお話しします。実は、机と言うのは、仕事環境としては、それほど重要ではなくて、ある程度の高さで広さの平面があれば良いと思っていて、自作でも構わないのですが、ある程度スマートなものを選ぼうと思うと、このような感じになりました。
で、問題は椅子なのです。仕事をする長時間にわたって体を支え、姿勢と保持するための道具としては、椅子はこの部屋の中で最も大切なものになります。学校の研究室も、昨年度研究費を確保できた自分へのご褒美として、結構上等な椅子を購入しました。色々なウエブページを調べて、国産デザインで最高と言われたOKAMURAのERCIOという椅子です。これには随分とお金をかけたのですが、その分、非常に満足していて、出来れば同じ様な椅子が欲しいと思いました。
柴田が選ぶ椅子の条件としては、
=体を支える骨組みが外部に見えて、デザイン的に優れた形状になっている。
=体を差支える面が自由に調節できて、自分の好きな姿勢を保持できる。
=形態としては、腕を置く肘当て、肩を支えるハイバックで、頭を支えるヘッドサポート。
=座面や背面はメッシュよりも、布製で肌が触れても気持ちよい素材。色はモノトーンで整える。
今回は、予算的にも厳しかったので、ITOKIのLEVINOという椅子にしました。写真では上部しか見えていませんが、黒くて、まあそれなりのイメージを実現していると思っています。椅子は、本当にピンキリで、革製で良い物になると30万円もしますから、それだけで予算がなくなってしまいます。ですので、今回の椅子も、これで最高の物だと思っています。
また、椅子については、両者を比較してみたいと思います。乞うご期待。

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2006年01月03日 12時50分59秒 | アネックス情報
次は、部屋の西側の壁の説明です。東側が収納のボックスが90個並ぶ表現で、凹凸があって色や陰が出るのに対して、西側はあくまでフラットな平面的な表現としました。
壁のスチールパネルは、幅120cmで高さが120cmの所に目地があります。そこで、これらのラインを基準にして、5枚のパネルの中央三枚を左右に分け、右側に手書き用のホワイトボード180x100cmを、左側に液晶プロジェクタのスクリーン180x100cmを並べています。外側左右のパネルには柴田お気に入りのポスターを貼ってあります。
全ての高さがちょうど100cmになっているので、非常に均整の取れた表現にする事が出来ました。この部屋では、室内での対面会議だけではなく、遠隔会議も予定しているため、そのためのスクリーンとして、また会議の資料提示として、常時スクリーンを出す事にしました。これに対応して、東のボックスの1つに液晶プロジェクタを常設し、ここからプレゼンやテレビ会議が出来るようにしようと思っています。
空間を仕切るための壁なのですが、空間の印象を最も強く左右し、中に居るときの視野の殆どの占め、空間の印象を決定づけるのが、壁だと思います。ですので、相当慎重に壁のデザインをしないといけません。壁の地の部分と家具の部分とのバランスやコントラストを良く考えて、印象強い空間を目指したつもりです。まあ、予算が僅かなので、これで精一杯なのですが、それなりにスマートな印象になったと思います。
まだ気になる点としては、
ポスターを貼るマグネットがあまりセンスがなく如何にも文房具という感じです
ホワイトボード用のシートがのりで付けられるのですが壁を汚しそうな感じです
まあ、これらも順に工夫して、スマートな表現を目指したいと思っています。

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2006年01月03日 12時19分07秒 | アネックス情報
今回のアネックスでは、ストイックな表現を目指しました。ですので、壁と天井は白で床は黒です。これに合わせて、机や棚は白で椅子が黒にしてあります。全体をモノクロにすることで、すっきりとした空間になったと思います。今回のオフィス空間で実現したかった事の1つは、収納をデザインすると言う事です。雑多な収納方法では、どうしても空間が雑多になってしまいます。そこで、棚のイメージを十分に練って、「奇麗に使いたくなる棚」を目指しました。空間の中に人間が居て、人間の中の頭がアイデアを作り出してい行くとき、アイデアをインスパイアする空間では、どのように収納を考えるのか?アイデアを引き出す棚を、空間に出した時のイメージを実現したい。これが、柴田の希望なのです。
写真は、部屋の東側の壁にあるスチール製の白い本棚です。建築家のアトリエなどでは、図書や資料を入れるための書棚があるのが普通で、これが壁一面にあり如何にもデザイン系オフィスの感じがするので、実現したいと思っていました。しかし、作り付けの家具は借りている部屋には付けられませんので、本棚でこのイメージを表現しようとしました。正方形のボックスが、沢山、縦横に並んでいる壁面を作りたい訳です。
専用の家具はあるのかもしれませんが、コストが合わなくて、色々探した結果、SOHOで用いるスチール棚にしました。これだと、高さ180cm幅100cmで30cm四方のボックスが5×3の15個並んでいます。柱の間が6mすこしなので、ここに6個並べて、全部の90個のボックスが並んでいる事になります。この中には、実用的かつ意匠的にも優れた収納の形態を実践してみようと思っています。
棚の上にスペースが空くので、ここに無印良品の半透明プラスチックボックスを並べました。幅が50cmなのでちょうど12個並ぶ事になります。これだけ並べると無印良品のインテリア的なイメージも出来て、雑多な収納を大量におさめる事が可能になると思います。今は、何も入れていないので、本当に真っ白な無垢な感じがして、とても気に入っています。
ただ、気になる点がいくつかあって、床のコードを出す細工、タイルカーペットへの設置、6個の棚全体の連結、塗装の傷の修復、などがあります。また、縦の面よりも横の面が奥になっているので、日本家屋の格子のイメージに近いのですが、縦横にフラットにつながるグリッド的な表現からは、少しずれてしまったのが残念でした。

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2006年01月03日 06時54分09秒 | アネックス情報
ちょっと間が空きましたが、アネックス日誌の再会です。
今回は、平成17年12月26日、暮れも押しつまった年末に、アネックスに家具が納品された様子を示しています。まず、ここに示したのが納品のため集まった荷物で、そこそこのトラック2台分です。結構、気張って揃えたので、相当の量になりました。これを6人掛かりで、運び込む事になります。
柴田は、単に文房具の受け取りぐらいにしか考えてなかったのですが、これだけ量があると、6人掛かりで2時間はかかります。もちろん、組み立ても必要なので、それも含めてなのですが、当初は、柴田が自分で組み立てるつもりでしたが、これはいくら何でも無理だと思いました。多少はお金を払ってでも、頼んだ方が良かったと思います。
ただ、コードの処理とか机の微調節とかは、再度、自分でやらないと気が済まないので、後から、ゆっくり仕上げてゆこうと思います。業者さんは、時間が勝負ですし、自分が使う物でないから、やはり作業が雑になりがちです。あまり、拘るのも無理なので、あとは自分で仕上げようと思い、そのままにしてあるところがあります。冬休みの間に、仕上げておこうと思います。
今後は、それぞれの家具などに付いて、紹介してゆこうと思いますが、アネックス日誌は日付で順序を管理しているので、さかのぼった日時を使って記してゆこうと思います。

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2005年12月27日 05時40分36秒 | アネックス情報
ポスター紹介シリーズ、その3です。アネックスで見せるポスターは、以上の3枚になります。ベストオブ柴田というわけですね。さきの香港上海銀行が世界のベスト1であるなら、今回の谷口吉生は日本のベスト1ですね。本当は、豊田市美術館がそうなのですが、ポスターがないので、谷口吉生の最新の傑作であるMoMAの増築についてです。近代建築の全盛から、ハイテクデザインへ、ポストモダンへ移行し、多様なデザインが展開している訳ですが、柴田的には現在の表現はあまり好きではありません。
近代建築が良くないのではなく、「良くない近代建築が良くない」だけで、近代建築の理念を追求もせずに、単に箱を並べた建築とも言えないものがダメなのです。ですので、正当の近代建築を追うモダニストに柴田は共感を覚えるのです。で、最寄りの作品が豊田市美術館なのですが、日本国内の建築の中では、最高傑作だと思っています。別に贅沢ではないし、大きくもないのですが、非常に大きな存在感があると思っています。こんな美術館を持てる街を、羨ましくも思います。柴田の多感な青春時代を過ごした街、豊田市にあるのも、思い入れを強くしている要因ですね。
まあ、ポスターはMoMAで、これはまだ見た事がないのですが、是非是非、家族で見に行きたいと思っています。

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2005年12月27日 05時24分28秒 | アネックス情報
ポスター紹介シリーズ、その2です。これは、柴田の人生を変えた1枚と言えるものです。柴田が18歳の時、建築学科の学生でしたが、建築の勉強がつまらないし学校も楽しくないので、色々迷っていた時でした。この時から建築雑誌の定期購読などはしていたので、何かないかと新しい建築を目指していたときにであったのが、この香港上海銀行です。
建築的には、20世紀のハイテクデザインの最高傑作だと思っています。我々人類が、エンジニアリングを極める事で到達し得た頂点、1つの記念碑的存在であると思っています。木造2階建て住宅の図面を描かされたふてくされていた頃、この建築とであって、こんなメカニカルな建築が許されるのか?と非常に興味を持ちました。だったら、もう少し勉強してみようと思ったのです。
建築を構成する、計画・構造・環境、どれを取っても斬新で贅沢で、それでいてストイックな表現があり、銀行という機能を実現する、オフィス空間の1つの頂点になると思います。で、この香港上海銀行のポスターは3枚ぐらいあるのですが、今回はアネックスへ貼るために、新たに購入した1枚です。

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2005年12月27日 04時31分04秒 | アネックス情報
今回のアネックスは、なるべくシンプルなイメージでまとめるために、モノクロに統一したのですが、白い壁面だけでは淋しいので、ポスターを貼る事にしました。思い入れもあるので、1つづつ紹介してゆきます。
これは、ルーブル美術館の中庭にはいる入り口から、中庭のガラスのピラミッドを見たところです。実は、柴田はルーブルに行った事があって、I.M.ペイの設計である事は承知して期待して見学したのですが、非常に非常に感動しました。周りの古いルーブル宮と中庭の新しいガラスのピラミッドは、異様な調和があって、あまりの衝撃に思わずポスターを2枚購入して、その1つです。
ルーブルのモナリザやビーナスも良いのですが、建築も絶品で、ガラスのピラミッドから入って、地下の中庭から上を眺めた情景は、今も鮮明に覚えています。

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2005年12月17日 14時46分12秒 | アネックス情報
この部屋は重量物を入れられるように、コンクリートの床にシートを貼ってあるのですが、会議をする部屋としてはちょっと違和感があるので、まずは床を変えようと思いました。カーペットを引くわけですが、まず形式として1枚物とタイルがあります。取り替えの容易さや運用を考えて、タイルカーペットにしました。次に色ですが、これには色々なことを考えました。まず、ストイック(禁欲的)な表現にしたかったので、モノクロをベースにしようと思いました。元の部屋も壁が薄いベージュなのでそのままで、天井も白いパネルなのでそのままとしました。しかし、カーペットを敷く床に着いては重い色が良いと思い、モノクロベースの黒に決めました。しかし、タイルカーペットのカタログを見ると、比較的軽い灰色系ばかりで、職人さんも汚れが目立たないグレーが良いと主張していました。しかし、モノクロのコントラストの強い感じが出したかったので、一番黒いものを選びました。多少の不安はあったのですが、画像を見ても分かる通り、それなりのイメージになりました。