DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

DEXCS:起動方法を試してみる

2007年10月27日 10時00分19秒 | DEXCS情報
DEXCSは、CD起動を基本に開発が進められました。ですので名前の最後のCSは、CD System でした。しかし、様々な拡張を考えてゆく中で、Computing Systemと変化し、色々な起動方法を検討しています。現在注目しているのは、仮想マシン上での起動です。と言うのも、CDでUbuntuを起動すると、安定したOpenCAE環境を構築できるのですが、どうしても閉じた環境になってしまいます。
多くの方が普段はWindowsを利用していると思いますし、様々なソフトウエアもWindowsの方が多いと思います。例えば、Google Sketchupという3次元モデリングソフトがありますが、これはWindowsとMacintosh版しかありませんが、とても有用なソフトウエアです。これとDEXCSを連携させると、モデリングがとても効率的になると考えています。しかし、Ubuntu上でGoogle Sketchupを動かすのはとても難しそうです。
そこで、ベースをWindowsにして、OpenCAEのコアの部分を仮想マシン上のDEXCSで動かせば良いわけです。現在は、仮想マシンの構築と動作をフリーで出来るVirtual Boxに注目しています。また、画面サイズの変更やネットワークの活用で、うまく設定できないところもあるのですが、基本的には十分な機能を実現できると思います。

DEXCS:ADVENTURE10周年シンポジウム

2007年10月25日 06時48分00秒 | DEXCS情報
昨日は、ADVENTURE10周年シンポジウムに行ってきました。これは、現在のDEXCS2007で利用している、構造解析ソフトウエアです。開発が開始されて、10年経ち、色々な活用が進んでいるとの事です。
これまでは、機械分野での活用が多かったのですが、今後は、建設関係でも三次元要素による精密解析の時代が来るのではないかと、期待しています。DEXCSもこのタイミングで公開できることを嬉しく思います。
現在のDEXCSは、弾性解析で教育研修が主用途になると思いますが、ADVENTUREの解析能力は最先端の研究で活用できる優れた機能を持っています。今後は、フロントエンドの改良を続けながら、新しいDEXCSがリリースできるようにしたいです。