DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

FLUSHを公開しました。

2010年06月05日 05時43分47秒 | DEXCS情報
システムを組み込んだUSBメモリで起動するだけで、並列処理クラスタを構築するFLUSHシステムを公開しました。これは昨年度の共同開発の成果で、MPIによる様々な並列アプリケーションの、基盤システムとして利用できます。
オープンCAEのアプリケーションに対応したDEXCS-FLUSHも公開していますので、追って利用方法なども整備してゆきます。まずは基盤システムの活用方法を、このブログでも紹介してゆきます。こうご期待!

DEXCS2010-Adventure公開

2010年06月05日 05時38分40秒 | DEXCS情報
2010年となり、DEXCS2010-Adventureを公開しました。これまでのDEXCSでは弾性解析のみで、教育研修が主用途でしたが、今回のDEXCS2010では、弾塑性解析や大変形解析を実現しました。またFLUSHを活用して並列処理も可能です。
これより研究開発の構造解析にも利用できるDEXCS-Adventureとなっていますので、是非お試しください。操作方法は、これまでのDEXCSとほぼ同じですので、ランチャーを用いて簡単に利用することが出来ます。

SALOME-Mecaの操作方法の基本

2010年06月04日 03時48分38秒 | OpenCAE活用
オープンソースの構造解析システムとして、SALOME-Mecaに注目しています。これは、CAELinuxの中に組込まれているもので、ソルバーとしてCode-Aster、プリポストとしてSALOMEを統合したものです。
CAELinuxのサイトから、SALOME-Mecaだけ独立させてダウンロードできます。現在のCAELinux2009はUbuntuがベースとなっており、DEXCS上にインストールして動作させることが可能です。
動作環境の構築は別にまとめることとして、ここでは基本的な操作方法をWinkのマルチメディア教材として公開しましたので、ご紹介します。ここでは、SALOME-Meca2009のSALOME4を説明しています。
ソルバーである Code-Asterはフランスの電力公社で開発されたもので、弾塑性解析・接触解析・動的解析などに対応し商用CAE並みの機能を持っており、非常に注目しています。
DEXCS開発チームとしても、取り上げてゆきたいと思っておりますので、皆さんと情報交換などを進めればと思っています。近日中にDEXCS-SalomeMecaを公開できればと思っています。