どうしてかなぁ・・・。

日本でも、子供への虐待事件が相次いでいますが、こちら台湾でも毎日のように報道されています。新聞には、虐待された子供の写真まで載ったりしています。（もちろん顔はモザイクかけていますが）
親が借金苦で子供を道連れに一家心中とか。今日報道されたニュースでは、やはり親が多額の借金を背負っていて、小さな男の子２人をデパートに置き去りにして失踪してしまいました。でも、そのニュースを偶然見ていた祖母が２人を引き取ったそうです。

どうしてかなぁ・・・。どうして、親が子供を死に至らしめるまで、なぐったり、食事を与えなかったり、世話をしなかったりするかなぁ。でも、子供はそんな親でもやっぱり親だから、そのことを誰にも言えないし、かばうんですよね。

「自分が悪い子」

だからと。
私は学生時代の実習先で何人かこういう子供たちを見てきました。親の暴力から逃げて夜徘徊していたところを保護された子や、再婚するので、相手が子供はいらないとのことで預けられた子などなど。前者の５歳の男の子は言ってました。
「僕が悪い子だったから。」
私は、これを聞いて涙が出そうになりました。

今、日本の養護施設は、虐待児童の増加で定員オーバーになっている所が多いそうです。
また、職員数も足らず、本来ならきめ細かいケアが必要な虐待児童に、そこまで手が回らないのが現状だそうです。

児童虐待のニュースがあまりにも頻繁に報道されるので、自分は、このような子供たちに対して、何が出来るだろうと改めて考えさせられています。