大好き!のてんこ盛り

Everyday is a special day!!

ヨシタケシンスケ『おしごとそうだんセンター』

2024年05月28日 22時50分18秒 | 我的書櫃

宇宙船が落ちて頭をぶつけて記憶が無くなった宇宙人が、「おしごとそうだんせんたー」を

訪ねるところからからはじまります。

「おしごとってなに?」から始まり、「どうやってえらべばいいの?」「向いてるおしごと?たのしいおしごと?」

などを相談センターの職員さんが宇宙人におはなしをしてくれます。

その話が、ほんとに分かり易く、大人が読んでもなるほどと思うところも多かったです。

「なりたいおしごとになれなかったら?」「向いているおしごと?たのしいおしごと?」のはなしには、

そうだよね、それでいいんだよね、と思いました。

 

 

 

 

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一青妙・山脇りこ・大洞敦司『旅する台湾・屏東』

2024年05月26日 00時46分59秒 | 我的書櫃

屏東は、台湾に住んでいた頃恒春へ「春吶」という音楽フェスに五月天を見に行きました。

その後は、遊びに行くことがなく帰国してしまいました。

山脇さんは料理研究家なのでその視点から、大洞さんは原住民文化にも触れていて興味深かったです。

この本を読んで、また行ってみたくなりました。

最近、自分の中で少し落ち着いていた「台湾行きたい!」という気持ちがまた湧き上がってきてます。

 

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原田マハ『ハグとナガラ』

2021年05月05日 20時55分43秒 | 我的書櫃

ハグとナガラは、大学時代の同級生。

ハグは、大手広告代理店に勤め課長になったが、失恋をして、フリーライターに転職する。ナガラは、大手証券会社の大阪に勤めている。ハグが失恋した36歳の時ナガラから「旅に出よう」とメールが来る。そしてそこから年に数回二人旅を続けていくが・・・。

感想

ハグとナガラは、今の自分とピタリと重なりました。大学時代からの大親友がいる事、親の介護等に直面していること。

それから、自分の将来の事。友人も、家庭や仕事があるし(今はコロナの影響の為)、会う事は難しいけれど、その時がきたらゆっくり話をしたい。もうね、話したい事がいっぱいなんだ!!

読み終わった後、しばらく余韻に浸ってしまった。

最後に、物語の中でとても素敵な言葉に出会った。この言葉が私に元気をくれたよ。

『どこでもいい。いつでもいい。
一緒に行こう。旅に出よう。
人生を、もっと足掻こう』

 

 

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徐嘉澤『下一個天亮』(邦題・次の夜明けに)

2021年04月14日 22時44分25秒 | 我的書櫃

二二八事件から始まる親子三代の物語。民主化、LGBT、外国人労働者の問題など台湾社会のことにも触れられていて、

面白かった。「そうか、そうつながるのか。」と思いながら読み進むことが出来た。

 

 

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CREA5月号「その一口で、きっと笑顔 おいしい台湾。」

2020年04月18日 00時02分36秒 | 我的書櫃

これを見て脳内台湾旅行。

次回の台湾旅で訪れたいところをチェックしまくった。

台湾調味料を使った「台湾ごはん」の作り方も掲載されているのがいいね。

手持ちの調味料でなんちゃって「台湾ごはん」が作れるわ。

あ~、更に台湾が恋しくなるよ!!

 

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葉石濤「臺灣男子簡阿淘」

2020年03月08日 22時10分24秒 | 我的書櫃

「白色恐怖時代」に戒厳令下での台湾社会の苦悩が描かれてる。

この時代に多くの知識人等が捉えられ殺されたという事は知ってた。教員である簡阿淘も

刑務所に入れられてしまいます。獄舎には彼のような教員や大学教授などが入れられていた。

また貧しい農民が訳も分からないまま牢屋に連れてこられる場面も描かれていた。

他に「賭博」や「豚の賭殺」が行われていないか夜な夜な耳を澄まして歩き回り、警察に「密告」して

報奨金を得ている男の物語もありました。

当時「密告」が普通に行われていたなんて・・・友人、家族さえも信じられなる行為。

だから自由な発言さえもままならなかった。

 

自分は、「自由」に発言出来るし、「自由」に本も読める。当時の「自由」の重さは今と比べ物に

ならなかったんじゃないかと思う。

台湾は、国際人権団体「フリーダムハウス」が発表した2020年版の「世界の自由」報告の自由度で上位に

ランクされた。

 

 

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林奕含≪房思琪的初戀樂園≫ 

2020年02月24日 19時47分50秒 | 我的書櫃

読み進めていくうちに苦しさ、おぞましさ、怒りなどがごちゃ混ぜになって何度読むのを辞めようと思ったか・・・。

 

房思琪は、同じマンションに住む李國華という名の塾講師の家で勉強を教えてもらっている。そしてその講師に強姦されてしまう。その後も2人は関係を続けていく。それは、思琪は彼を愛していたから。私は、彼女に対して常に「どうして?」と思ってしまった。

李國華は、彼女の他にも未成年に手を出している。彼は、塾講師仲間とシンガポールに出かけるのだが、そこで講師たちは

自分たちの遍歴自慢をする(もちろん、未成年者と関係した自慢話!!)。ここのくだりは吐き気がした!!

思琪の最後もあまりにも悲劇的だった。

気持ちが重くなり、読み終わった時には大きなため息をついてしまった。

他にも色んなことを感じたので書きたいと思ったがちょっとまとまらない。

 

彼女が「この物語は事実を元にしたものである。」と書いたので、物語の主人公は林自身ではないか?と台湾で

騒がれた。また林奕含は、この作品が出版されて2か月後に自殺をしている。

 

インタビューがyoutubeに上がっていた。

 

 

 

 

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丁海玉「法廷通訳人」

2018年12月19日 23時08分34秒 | 我的書櫃
著者は大阪で韓国語の法廷通訳をされており、実際関わった裁判について著しています。

「法廷通訳人」なので裁判で通訳をする方という漠然としたことしか知りませんでした。
しかしその仕事は、弁護士と裁判前の被告との接見に同行し通訳する事もあります。また実際裁判での通訳では、出てきた言葉を編集や省略をせず全て訳さなければならず、それが警察や検察などの司法通訳全般に通じる特殊性がある事を知りました。
本文のなかで著者は、【韓国語⇔日本語】にしていく中で、それぞれぴったりとした言葉が見つからず何冊もの辞典を調べた事が書かかれています。私も仕事で通訳を頼まれた時、日本語に合う中国語が思い浮かばず焦った事があります。
人の人生に関わるので、誤訳は有ってはならない。中立の立場で<通訳人>という業務を遂行していく緊張感と難しさが伝わった作品でした。
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天野健太郎さんの訃報

2018年11月13日 22時50分24秒 | 我的書櫃
翻訳家天野健太郎さんの訃報。11月12日にお亡くなりになりました。

あまりにも突然だったので悲しくて、残念です。11月2日に台湾文化センターで開催された
東山彰良さんのトークショウでも司会をされていました。今週末には、天野さんが翻訳された
呉明益さんの最新小説『自転車泥棒(原題:單車失竊記)』のイベントがあります。

天野さんは、幾米「星空」呉明益「天橋上的魔術師」などたくさんの台湾文学などを翻訳し
紹介してくださいました。私は、天野さんの翻訳本で台湾文学に触れました。そこから観光
だけではない台湾を見ることが出来ました。

ご冥福をお祈りいたします。


蘋果日報
https://tw.appledaily.com/new/realtime/20181113/1465599/?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=twad_article_share&utm_content=share_link


中央通訊社
https://www.cna.com.tw/news/acul/201811130358.aspx



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吉田修一「国宝」

2018年10月28日 23時54分42秒 | 我的書櫃
主人公喜久雄は、極道の家に生まれ、抗争により父親を殺され、その後歌舞伎役者花井半次郎(後の2代目花井白虎)の家に引き取られる。そして歌舞伎に魅せられ後に人間国宝「3代目花井白虎」となるまでがえがかれている。

花井家には、喜久雄と同い年の俊介という名の息子がおり、2人で切磋琢磨して歌舞伎役者へ育っていくのだが、喜久雄はその才能ゆえに段々と孤独感を深めていく感があった。

この作品登場人物以外の部分が、口上の様な感じで書かれていたので、物語に引き込まれていった。
なので、その場面が頭の中で映像となって流れていった。


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