■ 大知一成の公式「ブログ 保険・かわら版 」■=「間違いだらけの生命保険選び」=

=保険会社決算分析・保険商品分析・保険販売・保険金詐欺事件等保険業界のウラオモテを知る評論家「大知一成の公式ブログ」!=

今日のブログ「保険・かわら版」

2011年02月24日 | 保険
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■ 混沌としてきた金融情勢!=株安、円高の恐怖に国債格下げの待ったなし!?=
● 第3四半期の企業業績も好調展開し、株価も1万円台をコツコツと駆け上がる様相を呈していたが、ここにきて「中東等の政情不安による石油急騰の株価急落、さらには円高傾向に舞い戻りつつある状況」からは、どうしても3月末を楽観視出来なくなってきた。
● 中でも「国債格付けの格下げ傾向」は侮れない現実味が帯びて来始めた。肝心なことは格付け会社が、単に国債の評価を政治力にまで加味し始めたことだ。もちろんこのままの状況が、例えば国債の90%を国内でカバーしているとはいえ、何のリスクもなく今後何年も続くという安易な捉え方が通用しないことは誰の目にも明らかだ。
 つまり「国債を持つリスク」が、いつ表面化してもおかしくない状況が際限なく継続することになる。
● しかもこの緊迫感は、どこかの金融機関が「我先にと売り」に走ると、一気に「国債売り」のパニックに陥る可能性は否定できないことになる。この連鎖はさらなる「国債格下げ」を呼び込むことになりかねず、ひょっとしたらひょっとする事態も想定しておく必要があるのかも知れない。が、しかし、個人での準備はほとんど絶望的な話しだ。かといって今の政治では「格付け会社と一部ファンド」に簡単にあしらわれ「日本叩き」が大きなビジネスになる可能性が現実のものとなる。
● もっとも、その時になって「保険会社の国債保有リスク」を囃されても当該の保険会社では手も足も出ない状況になるが、やはり気になるのは「かんぽ生命」だ。生保全体で「国債保有は130兆円」だが、「かんぽ生命はほぼ半分の65兆円」を保有しているからだ。
 もちろん他の生保でも「国債保有」については、「安全な資産」として約65兆円も大量保有されているが、もし評価損を抱え込むようなことにでもなるとかなりややこしいことになる。
 いずれにしても杞憂に終わればよいのだが・・・どうも不安が募る状況だ。


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■ 日本国債、格付け見通し「引き下げ方向に」(ムーディーズ)
● 「S&Pとフィッチ」との格付けの差が1ノッチある「ムーディーズの日本国債格付け」が、「見通し」を「安定的→ネガティブ(引き下げ方向)」に変更した。

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■ 「自賠責保険料値上げ」に異議有り!=②=「一般会計に対する繰入金の繰り戻し金約5,600億円の行方?!」
● 昨日も触れた「繰戻金」だが、当初の繰入金の残額は、現在「約5,600億円」となっている。ところが、今回も22年12月22日付けで「財務大臣と国土交通大臣の合意」により「平成17年度から平成23年度」に繰り戻す約束が「平成24年度から平成30年度」へと改められてしまった。  もし、約束通りこの「約5600億円」が、戻し入れられていたら、少なくとも23年度の「自賠責保険料値上げ」は避けられたはずだ。
● しかも、この件について追求しようにも、現在の民主党・国民新党の与党が手がけた一般会計への繰入金ではないことから、野党である自民党・公明党も追求しにくい状況下にある。いわゆる与野党ともあまり触れたくない「自賠責の繰入金問題」なのである。


■ 「自賠責保険料の賢い掛け方」!=困窮するのは高齢者の軽自動車?!=
● 4月からの「損保ジャパン」の任意自動車値上げに続き「東京海上日動」も7月から値上げすることを明らかにした。結論から言えば「高齢者には高く低い年齢競うは安く」ということになりそうだが、値上げ幅に比べるとへ下げ幅は微々たるものだ。
● 確かに「任意保険」は1年更新が主流であることから、「高齢者」以外には大きな痛手にはならないように思われがちだが、自動車保険の場合「自賠責保険料+任意自動車保険料」をセットで考えると、もっとも影響が大きいのは「高齢者の軽自動車」ということになりそうだ。
 「自賠責保険料」は、年齢に関係なく保険料は一律だが、23年度の保険料値上げでは「自家用自動車の22,470円→24,950円」よりも「軽自動車の18,980円→21,970円」(前の金額が現在、後ろの金額が23年度分。いずれも2年契約。)前者は2,480円の値上げ幅だが、後者は2,990円の値上げ幅となる。
● つまり、「高齢者の軽自動車」に乗るユーザーが大概のケースで「自動車保険の値上げ」に直撃されることになる。これは、比較的地方の運転者に影響が大きいのではと思われる。
 このことは、ざっくり言えば「70歳以上の運転者」は「車には乗るな」ということを暗に推奨していることにもなりかねないが、問題はそれに変わる交通機関が整っていればまだしも最近の傾向でバスなどの路線縮小ともなると、文字どおり陸の孤島で生活を余儀なくされることになる。
● 一方、地方の保険代理店からすると、この傾向は間違いなく「顧客数の減少」に直結していくことになり、やはり出来るだけ早めに保険事業の比重を「損保から生保へ」移しておくことが「生き残り策」ということになる。
 さらに言えば「ネットや簡単な説明」で契約できる”目先優先の生保商品販売”では、いずれ保険料対比で負けることは避けられないことから、「契約者に優位で得な保険商品販売」をベースにしておくべきだ。!
  

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2月21日(月)訪問者数319人(閲覧者数629人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!

■ 「自賠責保険料値上げ」に異議有り!
● 実は「保険・かわら版=第98号=」は「自賠責保険料11.7%上げ」の不可解な理由」!と題した内容だった。「第98号」の主旨は「自賠責保険料値上げの理由」を「後遺障害の支払保険金の増加」を上げている点について問題を指摘した。(詳細は「保険・かわら版=第98号=」参考) ● もちろん今回の「値上げの理由」は要領を得ない点が多いことから、今後「保険・かわら版」の続報で開設していく予定だ。
 その一つと言って良いのが「一般会計からの繰り戻しに関する合意について」だ。実は、数千億円とされる「自賠特会」からの借入金の繰戻し金をさらに今回延長し「平成24年度のから平成30年度」に改めることを合意しているのである。説明するまでもなくこの当初の「保険勘定分7,800億円及び保障勘定分300億円」は、平成6年度に一般会計に繰り入れされてから、今日まで繰延されてきている「自倍特会の積立金」なのである。<続く>


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2月20日(日)訪問者数267人(閲覧者数477人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!

■ 自動車保険は「代理店・通販型」どう選ぶ

● この「見出し」は、20日の「日経」に掲載されていた「家計ここを教えて」の見出しである。これについてFPのF氏が解説しているコラムなのだが、おそらくいわゆるプロ代理店からすると、いろいろな意見があるとは思われるものの、紙面のサイズからするとこのあたりが限界なような気もする。 詰まるところ、現状からは「代理店と通販型の二者択一は明確に軍配を挙げられない」のが致し方ないところだ。
● ただ、大きな流れとしては「節約志向」の高まりにともない「支払う保険料を安くしたい」という価値観は広がっている。それが証拠に「通販型の契約数」は伸びている。
 となると、「保険料が”安い”とされる通販型に契約が集中」となりそうなのだが、実はそうでもないから「契約者の自動車保険選択の価値観」は単に「保険料」だけとは言えないようだ。
● やはり「事故時の対応」が、保険料だけでの単純比較というわけにはいかない価値観があるようだ。この中には担当代理店との人間関係もある。それが何年もの期間続いていれば「保険料が安いから保険会社を替える」とはなかなかいかないのが多くの契約者の現状のようだ。
 もちろん、プロ代理店としてフォローが十分でないケースでは、「解約」の選択もあるのは避けられない。
● 契約者としては、確かに「事故対応やアフターフォロー」も重要なのだが、やはり「事故等の場合の安心感」がポイントだろう。このように書くと「最近の通販型も良くなった」といわれるかも知れないが、やはり交通事故の交渉においては「長年の事故対応の体験」が大きな力になることがある。
 ややもすると、「交通事故=相手方との交渉」と捉えられがちだが、実はもう一つややこしい問題は「保険会社」との交渉である。
● 「不払い問題」が発覚したのは記憶に新しいところだが、果たして損害保険会社の事故に対する対応が、「ベターかどうか」は一般契約者からは見えにくいところだ。そのわかりにくいところを契約者に代わって保険会社と交渉してくれるプロ代理店なら、頼もしい存在となる。
 この点においては、通販型は「会社の決定は絶対」となる可能性が高い。特に「自動車事故」の場合、マニュアルに添った事故対応が全て当てはまるとは限らないことを考えると、やはり保険料は高くても頼りになるプロ代理店に契約しておきたい、と考えるのが多くの契約者の本音でもあると思われる。
● もちろん、それは分かっていても、経済的理由で「保険料支払いが困難」となってくると「通販型へ避難」という契約者も出てくることになる。
 ただ、もし「自動車保険を扱う代理店が生命保険を扱っている場合」は注意が必要だ。あまり「保険料にこだわった生保営業」をしていると「契約者の保険に関する保険料の価値観」を違わさせることになり、強いては「保険料が”安い”とされる通販型・自動車保険」への切換を暗に進めていることになりかねないからだ。
● そしてもう一つ大事なことは「正確な保険情報を提供出来るかどうか」だ。特に4月から大幅アップする「自賠責保険料値上げ」については、ちゃんとした解説が出来るのが望ましいところだ。
 これを「いやあ、仕方ないですよ」と軽くあしらうようでは、きたる25年度のさらなる「自賠責保険料値上げ」の時には「ちゃんと教えてくれないのでは保険料が安い通販に替える」と言われても”仕方ない”ことになりかねないのだ。


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2月19日(土)訪問者数260人(閲覧者数553人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!本日第80号発行「ING生命」の本音?!

■ 改めて「銀行窓販」販売保険商品について!=「保険・かわら版=第99号=」=

● 個人的な話しで恐縮だが、ここ数年年賀状の挨拶を失礼している。理由ははっきりあるのだが、それを吹聴するのは本意ではないので年賀状を頂戴する方には大変失礼をしてきた。
 しかし、数年が経過してもほとんど毎年年賀状を頂戴する方には、何らかのお詫びの意味も込めて何か表現したいと考えていたが、今年から遅ればせながら「謹賀新年」と書いたものと最近の「保険・かわら版」をお送りすることにした。
● 今年は「保険・かわら版=第98号・第99号=」をお送りすることにして、2月始めにお送りした。もちろんいろいろな立場の方々への「年賀状替わり」であることから仲にはおしかりの電話かメールなどを頂く覚悟はしていたが、諦められたのかあるいは憤慨されたのか誰一人として「失礼な!」という叱責は頂かなかった。
 もちろん反省しきりではあるのだが、とりあえずは胸をなで下ろした次第だ。
● しかし、数名の方からは、逆に激励というか「貴重な資料」として喜ばれた。特に「第99号」については、「国内大手生保の銀行窓販の販売保険商品の実績」が一目瞭然とありがたがられた。
 特に、20年度の上半期~半期毎の「保険商品毎の件数と金額」を一覧にした(図表①)は好評で、ある言葉の悪い外資系生保幹部氏は「こんな資料は入手できないですよ。非常に参考になりました。」と、お礼の後「でもこの資料は我々生保業界にいる者でも”豚に真珠”の者が多いと思われるところが実情だと思います。」と書かれてあった。
● まあ、確かにこれだけの「銀行窓販」販売情報を入手しても、それを保険情報としていかせられる方々は少ないとは思われるが、奇しくも2つの生保関係者から「社内の限定的な研修で使いたいが許可いただけないか」との問い合わせを頂戴した。
 やはり、これだけ世の中は「情報戦」といわれながら、「銀行窓販」の保険情報を入手できる現場と出来ない現場では大きな営業力の差がつくのでは、と痛感した次第だ。 もちろん、「第99号」の資料をじっくり見ると、各生保の「銀行窓販」への取組方が浮かんでくる。もちろんセミナー等では、書けない本音の部分も説明することになるが、やはり「なにもしない、何も出来ない」ところは、じわじわと「銀行窓販」の営業力に駆逐されていくことになるのだろうか?!はっきり言って極めて心配である。
● また、とかく何でも「銀行窓販が勝つ」と思われると困るのだが、正確には「勝つ銀行と衰退する銀行」とに大きく分かれていくはずだ。やはり「銀行」としての「生保商品販売のポリシーがない売り方」では、いずれ保険商品だけが戸棚に並んだほこりまみれの「銀行窓販」になりかねない。
 もちろん既存生保の営業現場からすると、「ポリシーなき生保商品販売」を期待したいところだが、それほど現在の金融機関は甘くない。結果、どっちが勝つか、負けるか、である。間違いないことはなにもしなければ確実に既契約者、それも金融資産を多く持つ方を中心に「銀行窓販販売チャネル」がシェアを拡大していくことだけは避けられない!


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★ 【大知一成の東京セミナーの開催日変更のお知らせ】=3月5日(土)に変更になりました。=

★ 2月19日に開催予定の【大知一成東京セミナー】は、諸般の事情で3月5日(土)に変更となりました。既に申込みをされた方には、メールにてご連絡を致しましたが、改めてここでお知らせいたします。

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2月18日(金)訪問者数349人(閲覧者数753人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!本日第80号発行「ING生命」の本音?!

■ 「ING生命」、銀行窓販の保険商品供給先を10~20行に絞り込む!

● 確かに「ING生命」は、21年夏に「変額年金保険」の販売を停止し、22年夏には再開しているが、「個人年金保険」の22年度・第3四半期(22年4月~12月)の販売高は激減している。
 販売する金融機関を絞り込み効率を上げる、という主旨らしいが、どうもそのようには受け取りにくい業績だ。
● そもそも、3月14日付けで「ING生命」の100%子会社の「アイエヌジー・エージエンシー」が、「アリコジャパン、オリックス生命、東京海上日動あんしん生命」の3生保との保険商品販売を開始している。
 今後の「銀行窓販完全全面解禁」を考えると、営業戦略が絞り切れていないように思えるが果たしてどうか?!


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2月17日(木)訪問者数353人(閲覧者数788人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!本日第80号発行(予定)!

■ 「大知一成【福岡セミナー】=4月16日(土)開催!=<詳細は近日中にこのブログに記載します。>★「開催地区」ご希望の方は、ブログの「メッセージ」からお知らせ下さい。参考とさせていただきます。

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■ 「営業不能生保」が続々発生か?!果たして株高が救うのか?!

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■ 「自動車保険関連費用」急増が損保代理店を追い詰める?!=高齢者もだが、軽自動車は一成見直し進むか?!=

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■ 「保険株」堅調推移!

● 株価が堅調だ。今日の前場の終値でも「保険株」派堅調推移している。「東京海上・3.58%高、MS&AD・2.56%高、NK&SJHD・2.00%高」という内容だ。また「第一生命」は、0.39%高だが、既に15万円台を付け、最近の高値更新中だ。
● 株価全体の高値については、少なくとも東証では「外人買い」がその要因と言われるが、やはり世界の金融マーケットの影響は大きいと考えられる。とにかく、食料を始めとする原材料関係の高騰は、それを扱う企業業績にはプラスに働く。
 もちろんこのまま右肩上がりが続くとは考えにくいものの、さりとておいてけぼりにもなりたくないということで、慌ててこの辺から手を出すと、気がついたら買い本尊だったはずの外国人は誰もいなかった、とうのはこれまでに幾度となく繰り返してきた株の歴史だ。さて、さてどうするである。


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