「保険業界の現状と今後の展望」(9月29日・16:00~17.30)
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★ 「FPフェアーの受講者アンケート」が送られてきた。非公表ということで内容は書けないものの、受講された皆さんには何とか合格点を貰えたようでほっとしている。もっとも驚いたのは「講師はテーマに沿った内容だったか?」に対しナ、ナント、約99%の方が「十分そっていた。まあまあそっていた」という評価だったことだ。これはややもすると脱線しがちな私の講演からすると、実に驚異的評価である。
★ また「内容の良かった点」として、
①:実践的知識が学べた。36%
②:基本的知識の確認ができた。27%
③:日頃学べない内容だった。19%
④:専門的知識が学べた。17%
ということから、内容の難易度★★(★★★が難しい)としてレジュメを作成したがほぼ適していたと思われる。限られた時間(90分)であるために、「もう少し時間があればと思いました。」「もっと詳しく話を聞きたかった」というようなご意見もアンケートでは頂戴したが、内容的にはこれが限界か。
<11月21日>
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■生命保険Q&A=珍アドバイスにご用心=
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★「生命保険これがホント」参照!★ あくまでも現実に即した解説をしているため、これからFPの試験を受験する方はあくまでも参考。
★ 1.生命保険にはいくら入れば安心できますか?
【大地一成のズバリ解答!】 「間違いだらけの生命保険選び」(小学館発行)では、「一般的には3,000万円~5,000万円が必要になる金額と思われる。だが、保険料さえ払えるなら1億円でもかまわない。最低基準に合わせ『これが生活設計に合った”合理的”な保険の入り方』などと考える必要はない」と、解説した。
● 基本的に生命保険選びをする際には、生活設計による「必要保障額」の算出は必須条件も、実際の生命保険選択では何も「必要保障額」通りの保障額にこだわる必要はない。とかく「算出された必要保障額ライン」に沿った保障額を”もっとも合理的な生命保険選び”と勘違いして説明や保険設計をする例が少なくないが、現実の人生が加入時の「生活設計」通りいくという保証はどこにもない。
● 間違っても”必要保障額以上の加入は、余分、無駄、合理的な入り方ではない、とするのは、生命保険のニーズを理解していない実に現実離れしたお粗末なアドバイス”である。
その理由は、契約時「必要保障額以上の保険金」は、その先の人生が生活設計通り行くという保証は全くないことから、契約時支払える保険料の枠の中でできるだけ安心できる保障内容にしておきたいところだ。
● 確かに子供が成長するとともに「必要保障額」は減少していく計算でも、大黒柱に万一と言うことがあった場合、「生活設計から計算された必要保障額の死亡保険金で安心」とはなかなかいかないのが現実だ。ましてや夫を亡くした妻の”仕事による稼ぎ”まで収入のアテにされたのでは、むしろ何のための生命保険かと素朴な疑問が涌く。
● もちろん、支払える保険料如何で大きく保険商品の選択肢は分かれる。例えば死亡保障のための「定期保険」でも、保険料支払いさえ可能なら「解約返戻金がある全期型」を選択しておきたい。逆に保険料負担が厳しいケースでは、他の保険商品選択でもやむを得ないが、少なくとも保険料支払い能力があるにもかかわらず、「死亡保障のみの解約返戻金のない保険商品選択」は是非とも避けたいところだ。
2.生命保険はどの販売チャネルから契約すれば安心?
3.生命保険は必要になったとき加入すればよいは本当?
【大地一成のズバリ解答!】過去にマネー誌や新聞などで「生命保険には必要になってから加入しましょう。」として独身者や主婦には「(死亡保障の生命保険は)不要!」という実に現実離れした”珍”アドバイスがはびこっていた。これまでにもこの”珍説”については、ことごとく「それは間違った生命保険のアドバイスだ!」ということを力説してきたが、その理由は簡単だ。
● 生命保険には「誰でも希望したときに入れるわけでない」からだ。しかも一部間違ったFPの生命保険の認識は「生活設計による必要保障額にぴったり合わせて確保する」という点とそれ以上の保障は「不要」というかなり現実離れした論理だ。そもそも「必要保障額」などは時間の経過とともに変わるものであり、しかも必ずしも子供の成長に伴い「逓減していく」とは限らない。
● 土台、契約時より生活環境がよくなって毎月の生活費が上昇した場合に一部FPの論理である「生活設計に即した必要保障額を確保」といっても、契約から5年後に保障額の増額はあくまでも「生命保険に加入できることが大前提」だ。つまり長い人生には「車のハンドルの遊び」の部分が必要なのだ。
● さて、はじめの「独身や主婦」に話を戻すと、果たして自分が万一の時、経済的負担がゼロでよいと言い切る人はいるのだろうか。例えば「独身者」の場合、今は健康でもいざ結婚となって、生命保険に加入できない状態あるいは条件付きでしか加入できない状態になっていたら、それこそ「生活設計による必要保障額」の考え方は結婚と同時に破綻してしまうのだ。もちろんだからといって独身の時に高額な生命保険に加入すべきというつもりはない。
しかし、20代や30代で1000万円や1500万円程度の生命保険に加入していてもバチは当たるまい。
● また「女性の独身や主婦」のケースは、いわゆる葬式代は生命保険で準備しておきたいところだ。独身女性なら欲を言えば500万円くらいの「変額終身保険」にでも加入しておけば、運用と死亡保障の二股が期待できる。主婦でも保険料支払いが可能なら独身女性と同じでも構わないが、保険料負担が厳しければ金額を減らしてもいいしあるいは「全労済や県民共済」などの掛け捨てでもよい。
そもそも、大概の場合瞬時に亡くなるケースは少ない。病院に通いあるいは入院や手術をし、そのあげく亡くなるとしたら、果たして残す子供たちの生活環境は「関係ない」とばかりに治療に専念できるか極めて疑問だ。もちろん病気になって痛感させられることは「新規に生命保険には入れない」という厳しい現実だ。
子供たちを残して妻が亡くなっても残されたものは「生活には困らない」とする、「生命保険を生活の糧のための経済補填」だけと考えるような浅薄な一部FPの生命保険の捉え方に騙されてはいけないのだ。
● 生命保険は入れるときが花なのだ。間違っても最近の「誰でも入れる」とか「簡単な告知だけで入れる」とした広告に騙されてはならない。例えばこの手の「簡易告知型の医療保険や死亡保険」の保険料が健康体の人に比べてどれほど高いか調べると驚愕するはずだ。
しかも「医療保険」なら、止めた方が得なケースが実に多い。加入したつもりで別途その分の保険料を積み立てておけばその方が契約者がトクするケースの方が間違いなく多いのだ。
4.リストラで保険料が払えなくなった。どうしたらいい?
5.生命保険よりも「住宅繰上ローン優先」の、”落とし穴”!
6.「定期保険」は『全期型』以外なら入る必要はない?
7.「全労済・都道府県民共済・生協COOP」には絶対加入!
8.「ガン保険」加入は必須!「医療保険」は、任意のその理由!
★ おまけ.「差額ベッド」の本音体験記!
【大地一成のズバリ本音!】 以前からFPの肩書きで「差額ベッド」についての説明を読んで、かなり疑問を抱いていた。つまり、患者の同意がなければ差額ベッドにすることはできないし、仮に勧められても拒否できる、というものだが、これなどは極めて現実離れした考え方だ。
● 一般的に「一人個室・二人部屋・四人部屋・六人部屋」と同室に入院する人数で差額ベッドは異なる。もちろん一人個室がもっとも高いが、六人部屋は差額ベッド代は無料だ。緊急を要する場合は病院の判断で差額ベッド代なしで一人個室に入ることもあるが、いわゆる通常の入院の多くは四人部屋か六人部屋になる。
確かに軽度の入院治療なら六人部屋で済むが、手術を伴う入院や体力を消耗する場合には四人部屋を選ぶケースもある。
● 病状によってはできるだけ余裕のある入院生活をしたいと言うことから四人あるいはそれ以上の部屋を個々に希望するのは問題ないが、問題は病院側が「今日は四人部屋しか空いていませんが、よろしいですか?」というようなケースだ。もちろん、軽度の病状の入院なら「六人部屋を交渉」するか「六人部屋が空いたらすぐ移す」ことを約束するとかできないことはないが、しかし、手術ややや複雑な治療を必要とする入院の場合は、六人部屋を強く希望とは言えないのが患者側の本音だ。
● もちろん、どのような部屋に入院したかで手術を含め治療が変わるとは思えないが、例えば肉親の入院の場合、入院する部屋の交渉を本人の目の前でするのは気が引けるのが偽らざる心情だ。中には入院する際「差額ベッド」についての条件等をとうとうと説いて病院と交渉するのは患者の権利だという意見もあるが、病人を前にしての交渉は普通は非現実的な話だ。
● 患者と肉親などの手術前の心境は、差額ベッド代の支払さえ目処がついていれば、とにかく手術を成功させたい、病気を治したいというのが、もっとも優先する順位で、差額ベッド代は二の次、三の次のむしろ泡沫の話だ。
ただ、注意すべきは、病院により「差額ベッド代」が異なることと、また普通では納得できないような部屋に入院を勧められるような場合は注意が必要だ。
● もっとも最近の入院日数は短期化していることから、あらかじめ予測できる範囲の入院日数なら、「差額ベッド」について目くじらを立てることもあるまい。少なくとも肉親としては患者本人の負荷になることはできるだけ避けたいのが偽らざる心境だ。
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● 受講された方へ ●
時間がタイトなこともあり、最後の頁の「生命保険Q&A」=珍アドバイスにご用心=のところの解説ができなかったため、ご案内したとおりこのブログで追加解説を致します。
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【保険業界の現状と今後の展望】 レジュメ(抜粋)
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1.18年度決算・生保業界収支の現状!
【ポイント①】
保険料等収入と保険金等支払金のバランスは好転してきたが、「予定利率の高い個人年金保険」の「年金支払金の増加傾向」に要注意!
【ポイント②】
「経営体力は強固になり、経営不安は去った?!」は本当か?
【ポイント③】
資産運用好転で「総資産、配当金」がカギ!
【ポイント④】
なぜ「配当金」か?一般的には「当期未処分剰余金→社員(契約者)配当配当準備金→(内部留保・配当金)」に辿り着く。もちろんFPなら単に「社員配当準備金」の先にある「配当金」、それも「個人保険・個人年金・団体保険・団体年金」にどのような配分がされているかまで知ると、生保の本当の経営体力の強靱であるかないかの見極めができる。(「18年度決算」における「主要生保の『配当金』の実態」は、近々「保険・かわら版」で解説!)
2.超巨大生保「かんぽ生命」の強かな戦略!
【ポイント】
「定期付き終身保険」(ながいきくん)で真っ向勝負!*この「定期付き終身保険」は現在の民間生保の「定期付き終身保険」とは仕組みが異なる。「定期保険組込型」だ。もちろん、特約も異なる。
3.今年暮れからの「銀行窓販全面解禁」!
4.「保険業界再編」待ったなし!
【ポイント】
H7年度の31社の生命保険会社がそのまま生き残っているのは15社。「規模と収益性」に追随できない生保の撤退!今後あり得る合従連衡(M&A)のシナリオ!
5.省略
6.FP必修「生命保険の保険資産」研究!
【ポイント】
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★ 「FPフェアーの受講者アンケート」が送られてきた。非公表ということで内容は書けないものの、受講された皆さんには何とか合格点を貰えたようでほっとしている。もっとも驚いたのは「講師はテーマに沿った内容だったか?」に対しナ、ナント、約99%の方が「十分そっていた。まあまあそっていた」という評価だったことだ。これはややもすると脱線しがちな私の講演からすると、実に驚異的評価である。
★ また「内容の良かった点」として、
①:実践的知識が学べた。36%
②:基本的知識の確認ができた。27%
③:日頃学べない内容だった。19%
④:専門的知識が学べた。17%
ということから、内容の難易度★★(★★★が難しい)としてレジュメを作成したがほぼ適していたと思われる。限られた時間(90分)であるために、「もう少し時間があればと思いました。」「もっと詳しく話を聞きたかった」というようなご意見もアンケートでは頂戴したが、内容的にはこれが限界か。
<11月21日>
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■生命保険Q&A=珍アドバイスにご用心=
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★「生命保険これがホント」参照!★ あくまでも現実に即した解説をしているため、これからFPの試験を受験する方はあくまでも参考。
★ 1.生命保険にはいくら入れば安心できますか?
【大地一成のズバリ解答!】 「間違いだらけの生命保険選び」(小学館発行)では、「一般的には3,000万円~5,000万円が必要になる金額と思われる。だが、保険料さえ払えるなら1億円でもかまわない。最低基準に合わせ『これが生活設計に合った”合理的”な保険の入り方』などと考える必要はない」と、解説した。
● 基本的に生命保険選びをする際には、生活設計による「必要保障額」の算出は必須条件も、実際の生命保険選択では何も「必要保障額」通りの保障額にこだわる必要はない。とかく「算出された必要保障額ライン」に沿った保障額を”もっとも合理的な生命保険選び”と勘違いして説明や保険設計をする例が少なくないが、現実の人生が加入時の「生活設計」通りいくという保証はどこにもない。
● 間違っても”必要保障額以上の加入は、余分、無駄、合理的な入り方ではない、とするのは、生命保険のニーズを理解していない実に現実離れしたお粗末なアドバイス”である。
その理由は、契約時「必要保障額以上の保険金」は、その先の人生が生活設計通り行くという保証は全くないことから、契約時支払える保険料の枠の中でできるだけ安心できる保障内容にしておきたいところだ。
● 確かに子供が成長するとともに「必要保障額」は減少していく計算でも、大黒柱に万一と言うことがあった場合、「生活設計から計算された必要保障額の死亡保険金で安心」とはなかなかいかないのが現実だ。ましてや夫を亡くした妻の”仕事による稼ぎ”まで収入のアテにされたのでは、むしろ何のための生命保険かと素朴な疑問が涌く。
● もちろん、支払える保険料如何で大きく保険商品の選択肢は分かれる。例えば死亡保障のための「定期保険」でも、保険料支払いさえ可能なら「解約返戻金がある全期型」を選択しておきたい。逆に保険料負担が厳しいケースでは、他の保険商品選択でもやむを得ないが、少なくとも保険料支払い能力があるにもかかわらず、「死亡保障のみの解約返戻金のない保険商品選択」は是非とも避けたいところだ。
2.生命保険はどの販売チャネルから契約すれば安心?
3.生命保険は必要になったとき加入すればよいは本当?
【大地一成のズバリ解答!】過去にマネー誌や新聞などで「生命保険には必要になってから加入しましょう。」として独身者や主婦には「(死亡保障の生命保険は)不要!」という実に現実離れした”珍”アドバイスがはびこっていた。これまでにもこの”珍説”については、ことごとく「それは間違った生命保険のアドバイスだ!」ということを力説してきたが、その理由は簡単だ。
● 生命保険には「誰でも希望したときに入れるわけでない」からだ。しかも一部間違ったFPの生命保険の認識は「生活設計による必要保障額にぴったり合わせて確保する」という点とそれ以上の保障は「不要」というかなり現実離れした論理だ。そもそも「必要保障額」などは時間の経過とともに変わるものであり、しかも必ずしも子供の成長に伴い「逓減していく」とは限らない。
● 土台、契約時より生活環境がよくなって毎月の生活費が上昇した場合に一部FPの論理である「生活設計に即した必要保障額を確保」といっても、契約から5年後に保障額の増額はあくまでも「生命保険に加入できることが大前提」だ。つまり長い人生には「車のハンドルの遊び」の部分が必要なのだ。
● さて、はじめの「独身や主婦」に話を戻すと、果たして自分が万一の時、経済的負担がゼロでよいと言い切る人はいるのだろうか。例えば「独身者」の場合、今は健康でもいざ結婚となって、生命保険に加入できない状態あるいは条件付きでしか加入できない状態になっていたら、それこそ「生活設計による必要保障額」の考え方は結婚と同時に破綻してしまうのだ。もちろんだからといって独身の時に高額な生命保険に加入すべきというつもりはない。
しかし、20代や30代で1000万円や1500万円程度の生命保険に加入していてもバチは当たるまい。
● また「女性の独身や主婦」のケースは、いわゆる葬式代は生命保険で準備しておきたいところだ。独身女性なら欲を言えば500万円くらいの「変額終身保険」にでも加入しておけば、運用と死亡保障の二股が期待できる。主婦でも保険料支払いが可能なら独身女性と同じでも構わないが、保険料負担が厳しければ金額を減らしてもいいしあるいは「全労済や県民共済」などの掛け捨てでもよい。
そもそも、大概の場合瞬時に亡くなるケースは少ない。病院に通いあるいは入院や手術をし、そのあげく亡くなるとしたら、果たして残す子供たちの生活環境は「関係ない」とばかりに治療に専念できるか極めて疑問だ。もちろん病気になって痛感させられることは「新規に生命保険には入れない」という厳しい現実だ。
子供たちを残して妻が亡くなっても残されたものは「生活には困らない」とする、「生命保険を生活の糧のための経済補填」だけと考えるような浅薄な一部FPの生命保険の捉え方に騙されてはいけないのだ。
● 生命保険は入れるときが花なのだ。間違っても最近の「誰でも入れる」とか「簡単な告知だけで入れる」とした広告に騙されてはならない。例えばこの手の「簡易告知型の医療保険や死亡保険」の保険料が健康体の人に比べてどれほど高いか調べると驚愕するはずだ。
しかも「医療保険」なら、止めた方が得なケースが実に多い。加入したつもりで別途その分の保険料を積み立てておけばその方が契約者がトクするケースの方が間違いなく多いのだ。
4.リストラで保険料が払えなくなった。どうしたらいい?
5.生命保険よりも「住宅繰上ローン優先」の、”落とし穴”!
6.「定期保険」は『全期型』以外なら入る必要はない?
7.「全労済・都道府県民共済・生協COOP」には絶対加入!
8.「ガン保険」加入は必須!「医療保険」は、任意のその理由!
★ おまけ.「差額ベッド」の本音体験記!
【大地一成のズバリ本音!】 以前からFPの肩書きで「差額ベッド」についての説明を読んで、かなり疑問を抱いていた。つまり、患者の同意がなければ差額ベッドにすることはできないし、仮に勧められても拒否できる、というものだが、これなどは極めて現実離れした考え方だ。
● 一般的に「一人個室・二人部屋・四人部屋・六人部屋」と同室に入院する人数で差額ベッドは異なる。もちろん一人個室がもっとも高いが、六人部屋は差額ベッド代は無料だ。緊急を要する場合は病院の判断で差額ベッド代なしで一人個室に入ることもあるが、いわゆる通常の入院の多くは四人部屋か六人部屋になる。
確かに軽度の入院治療なら六人部屋で済むが、手術を伴う入院や体力を消耗する場合には四人部屋を選ぶケースもある。
● 病状によってはできるだけ余裕のある入院生活をしたいと言うことから四人あるいはそれ以上の部屋を個々に希望するのは問題ないが、問題は病院側が「今日は四人部屋しか空いていませんが、よろしいですか?」というようなケースだ。もちろん、軽度の病状の入院なら「六人部屋を交渉」するか「六人部屋が空いたらすぐ移す」ことを約束するとかできないことはないが、しかし、手術ややや複雑な治療を必要とする入院の場合は、六人部屋を強く希望とは言えないのが患者側の本音だ。
● もちろん、どのような部屋に入院したかで手術を含め治療が変わるとは思えないが、例えば肉親の入院の場合、入院する部屋の交渉を本人の目の前でするのは気が引けるのが偽らざる心情だ。中には入院する際「差額ベッド」についての条件等をとうとうと説いて病院と交渉するのは患者の権利だという意見もあるが、病人を前にしての交渉は普通は非現実的な話だ。
● 患者と肉親などの手術前の心境は、差額ベッド代の支払さえ目処がついていれば、とにかく手術を成功させたい、病気を治したいというのが、もっとも優先する順位で、差額ベッド代は二の次、三の次のむしろ泡沫の話だ。
ただ、注意すべきは、病院により「差額ベッド代」が異なることと、また普通では納得できないような部屋に入院を勧められるような場合は注意が必要だ。
● もっとも最近の入院日数は短期化していることから、あらかじめ予測できる範囲の入院日数なら、「差額ベッド」について目くじらを立てることもあるまい。少なくとも肉親としては患者本人の負荷になることはできるだけ避けたいのが偽らざる心境だ。
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● 受講された方へ ●
時間がタイトなこともあり、最後の頁の「生命保険Q&A」=珍アドバイスにご用心=のところの解説ができなかったため、ご案内したとおりこのブログで追加解説を致します。
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【保険業界の現状と今後の展望】 レジュメ(抜粋)
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1.18年度決算・生保業界収支の現状!
【ポイント①】
保険料等収入と保険金等支払金のバランスは好転してきたが、「予定利率の高い個人年金保険」の「年金支払金の増加傾向」に要注意!
【ポイント②】
「経営体力は強固になり、経営不安は去った?!」は本当か?
【ポイント③】
資産運用好転で「総資産、配当金」がカギ!
【ポイント④】
なぜ「配当金」か?一般的には「当期未処分剰余金→社員(契約者)配当配当準備金→(内部留保・配当金)」に辿り着く。もちろんFPなら単に「社員配当準備金」の先にある「配当金」、それも「個人保険・個人年金・団体保険・団体年金」にどのような配分がされているかまで知ると、生保の本当の経営体力の強靱であるかないかの見極めができる。(「18年度決算」における「主要生保の『配当金』の実態」は、近々「保険・かわら版」で解説!)
2.超巨大生保「かんぽ生命」の強かな戦略!
【ポイント】
「定期付き終身保険」(ながいきくん)で真っ向勝負!*この「定期付き終身保険」は現在の民間生保の「定期付き終身保険」とは仕組みが異なる。「定期保険組込型」だ。もちろん、特約も異なる。
3.今年暮れからの「銀行窓販全面解禁」!
4.「保険業界再編」待ったなし!
【ポイント】
H7年度の31社の生命保険会社がそのまま生き残っているのは15社。「規模と収益性」に追随できない生保の撤退!今後あり得る合従連衡(M&A)のシナリオ!
5.省略
6.FP必修「生命保険の保険資産」研究!
【ポイント】