2月25日(水) 訪問者数739人(閲覧者数1,778人)
■ 「AIG」の株価、遂に0.38ドルへ急落!今日の東証の安値は42円!追加・青色
● ロイターが「事情に詳しい関係者1人によると、AIGをめぐる協議では、政府融資の一部返済免除と引き換えに、米国以外の生保事業の一部を政府に譲渡する案が選択肢として挙がっている。日本や中国の主要事業を伴う海外の2大保険事業が候補だという。」と、伝えている。
● となると、昨日の「メットライフの112億ドル買収」の話は何だったんだ、となる。まさか、仮に80億ドルに下がってもこんな”うまい話”はないわけで、これ以上を望む方が現実離れした話だ。何とも矛盾だらけの話が続く。
● AIGの株価が急落している。NYSEの全体の動きは何とか堅調だが先日の四半期決算の大幅赤字(約600億ドル)の見込みを受けてある程度の下落は予想されていたものの急落だ。
一方「米メットライフ」の「アリコ」買収額が112億ドルと一部報道機関から流されたが、いくらで買おうが最終的には相対取引となることから一向に構わないが、どうも整合性がとれない金額ではある。様子を冷静に見守りたいところだ。
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2月24日(火) 訪問者数788人(閲覧者数2,139人)追記・青色文字
■ 「AIG」の株価、8円安の48円!危機的状況に突入か?!終値は52円だったが・・・!
● ブルームバーグによると「関係者によると、メットライフはアメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ)に対し112億ドルの仮提案を行った。アリコの財務状況の悪化を理由に買収額が約80億ドルに減額される可能性もあるという。関係者らは交渉が非公開だとして匿名を条件に語った。一方、仏アクサの対抗案は、アリコの最大市場である日本での事業を除いた部分を買収する内容。」との報道が流れた。
● ”関係者”が話した内容を元にした記事のため、この信憑性は極めて疑わしいが、もし仮に約80億ドルで売却が決まれば、これは「アリコ」にとっては願ったり叶ったりだ。もちろん「AIG」としても救いの神だ。
しかし、「メットライフがアリコに対し112億ドルの仮提案」を行ったとすれば、「AIG」は即決したいくらいの話だ。さて、真偽のほどは?
● WSJ紙が「AIGの10-12月期の赤字を約600億ドル」と報じたことから周辺が俄に騒がしくなってきている。既に今日のブログで書いたように「シティやGM」への米国政府の対応が目立つが、しかし「AIG」の場合は株価も売却資産も含め、更に混沌としてきた。
● 「共同通信」によると「AIGの破綻の可能性」に触れるなど事態は緊迫感を増してきている。12月の決算は3月2日に発表されるが、予断を許さない状況が続くことになる。この四半期決算と1ドルルールと想定される今後のAIGについて、3月7日(土・名古屋)と3月15日(日・福岡)の「大地一成セミナー」では大胆に報告する予定だ。
● 公的資金を投入した「シティやGM」の破綻後の再生説が飛び出している。これに伴い「AIG」はどうなるのか、の議論が関係者の間で噴出してきている。
「AIGは、資産売却を粛々と実行しており関係ない」とする見方と「仮に資産売却を実行しても資金繰りが解消されて再生プログラムに乗れる可能性は絶望的」というものに大きく分かれる。
● その判断のバロメーターが株価なのだが、今朝の東京市場では「48円」を付けている。いわゆる”下げ止まらない”状態が続いている。NYSEの「1ドル割れ」も気になるところだが、現実に東証での株価がいわゆる「額面割れ」の金額となると、やはり不安感の方が強い。
どうにか「エジソンとスター」の入札は2月注に行われる予定でギリギリセーフとなりそうだが、問題は「アリコ」だ。3月末が大きなカギを握ることになる。
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2月23日(月) 訪問者数698人(閲覧者数1,642人)
■ 一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった某社の経営問題がくすぶり続けている!
● 販売チャネルも壊滅的打撃を受け、撤退のウワサが絶えないが、肝心な「買い手」が現れない。複数の「買い手候補」にも聞いたが、全くそのそぶりもない。さてどうする?
■ やはり、四半期決算(業績報告)でも「S・M比率の内訳」を公表すべきではなかったか?!
● 土曜日の「FP実務講座」の資料として、12月末の第3四半期の「S・M比率」とそれに関する「価格変動準備金・危険準備金」の一覧を作成した。昨日は時間がタイトで「準備金」は全生保が間に合わなかったが、実は「S・M比率の内訳」が公表されないことで一部の生保でややこしい解釈をせざるを得ない事が生じている。
● もちろん、いくら現在は四半期決算(業績)が開示義務ではないが、やはりディスクロージャーの意味合いからも中途半端な情報開示ではよからぬ思惑をも招きかねない。
例えば、「ハートフォード生命」は、A4・2頁物の極めて簡単なものしか公表していないが、やはり銀行窓販で大量の年金保険を販売してきた以上、少なくとも丁寧な情報開示は必須だ。
● ところで、「損保系生保」は全社「S・M比率」は発表しなかったが、そのために理解出来ない数字に悩まされることになる。
例えば「東京海上日動あんしん生命」だが、ここの「危険準備金」は、「S・M比率」とその内訳が公表されていないことから、他の諸表から計算していくことになる。ところが、19年度末(20年3月末)には「217億17百万円」あったが、20年9月の中間では「6億66百万円」繰り入れられた「223億83百万円」になっている。
ところが今回の12月末では、20年4月~12月迄の累計繰入額は「5億92百万円」となっており、これで計算すると12月末時点では「223億9百万」となり、これが正しいとすると、10月~12月の間に「危険準備金が74百万円」減少したことになる。
● 推測するに、「危険準備金」をこの3ヶ月間に74百万円戻し入れをすることは「東京海上日動あんしん生命」の場合は極めて考えにくいが、これを確かめる財務諸表は公表されていない。もし「S・M比率」の内訳が開示されていれば、このような杞憂は必要ないのだが、実際はどうだったのか疑問が残る。
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2月22日(日) 訪問者数523人(閲覧者数1,095人)
■ めまぐるしく変わる「AIG」の評価?!
● 昨日は東京での「FP実務講座」だった。来られたほとんど方が初めての方で当然のことながらどのような立場の方かは分からないまま3時間の講座は修了した。終了後の希望される方々との名刺交換で分かったことは、結構多方面の方が来られていたという点だ。
当初は、財務諸表からの生保の経営分析をやる予定だったが、しかしこれだけ保険業界が急変しているときに経営分析でもあるまいと、文字どおり、実務的な話に切り替えた。
● 2月13日の「自主セミナー(東京)」の内容に最新の保険情報を加えた内容になったが、「AIG問題、S・M比率による経営チェック、3社統合(損保)」を中心に解説した。
しかし、わずか1週間で話の内容を書き換える必要があるほど最近の保険業界の現状は激変している。しかもその結論がいつ収束するかも読み切れない。
● 中でも「AIG問題」は、株価の1ドル割れにより新たな一面に突入したとみてよい。とりわけ「日本の生保3社」は、3月末までが一つの山場だが、どうにか「AIGエジソンとAIGスター」は目処が立ちそうだが、「アリコ」はまだ見えない状況が続く。
● 次回の自主セミナーは「3月7日・名古屋」「3月14日・福岡」と続き「3月20日」に「東京」では講演会方式で開催するが、この間新たな展開があることを考えると、気が抜けない日々が当分続くことになる。
最後に昨日「実務講座」に参加された方、ありがとうございました。
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2月21日(土) 訪問者数593人(閲覧者数1,208人)
■ 「エジソン・スター生命」の売却先、プルデンシャル(ジブラルタ生命)が優勢!(ロイター)
● ようやく、この件についての記事が公に出た。もちろん今日の「日本経済新聞」にも出ている。但し「プルデンシャル優勢」という表現は「複数の関係筋」をニュースソースとしてロイターが伝えている。
● これまでに明らかになったことは、
・ 「プルデンシャル(ジブラルタ生命)・マニュライフ」が応札
・ 買収価格は「1,000億円」程度。(~2,000億円)
・ プルデンシャル(ジブラルタ生命)は2社、マニュライフはバラ(の可能性)
・ 数週間(3月以内か?)以内に最終合意の見通し
というところだ。
● このブログでは、いろいろな表現を駆使しながらこの件についてはある時点までは書き込みをしてきたが、諸事情からこの件に関する書き込みは遠慮してきた。もちろん現段階で最終結論が出たわけではないが、おおよその方向性は、昨日深夜に公になり日本のプレスも報道をしたことから書くことに決めた。
● おそらく、「エジソン生命・スター生命」の関係者も「プルデンシャル(ジブラルタ生命)が優勢」ということは社内的にも話が多く、特に今回のニュースに新鮮味はなかったかも知れない。しかし、買収価格が「1,000億円(~2,000億円)」ということについては、当初「数千億円」と言われてきただけに驚いた方が多かったに違いない。
実は、第1次入札価格が「1,000億円以下」という情報は相当以前に入手していたが、問題はそれが事実かどうかで、その裏付けが出来たことで、2月13日(金)の「大地一成セミナー・東京」では、このことを解説した。
● はっきり言えば「アリコの1兆円、2社の数千億円はあり得ない」とやったのだが、その中で「2社の買収価格は1,000億円以下」と説明した。もちろん裏取りが出来ていなければ金額は濁すところだが、確信をもって報告した内容だ。
もちろん、「AIG3社」については、セミナーではまだ明らかにされていないことや推測を交えた話もしたが、当然のことながら不特定多数が見れるこのブログで無責任に書くわけにはいかない。
● 「アリコ」についても触れたが、ほぼセミナーで解説したとおりの内容で現在推移していることが今回の報道ではっきりした。一部には「中国(CIC)で決まり」という関係者もいたが、セミナーでは「これはあり得ないが、実際に金は出すが経営には口出ししない」というスポンサーがあれば、アリコにとっては願ったり叶ったりだろうが、これはビジネスではあり得ない、と断言した。その通りだったことがようやく今回の報道ではっきりした。もちろん、これにまつわる裏話も付け加えたが、やや支障があるのでここでは書くのを控えたい。
● まあ、今回の「3社売却」でこれまでに報じられたいろいろなマスコミ記事をみると、「AIGに優位」に書くところと事実だけを書くところとに大きく分かれた。これでは読者は読む新聞によって「情報」が大きく異なることになる。特に保険関係者は要注意である。
まだまだ奥歯に物が挟まった書き方しかできないが、これはこのようなブログの宿命でもある。いずれにしても、次回の私のセミナーは「AIGの1ドル割れの行方」が大きなテーマになると思われる。
もっとも今日(21日)は「FPの実務講座」が、東京である日でもあることから、これまでの経緯と少々はこの件(AIGの1ドル割れ)について触れざるを得ないだろう。乞う、ご期待である。驚くことにNYSEでは「AIG」の株価は最安値0.49ドルを付けている。
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2月20日(金) 訪問者数701人(閲覧者数1,577人)
■ 「AIG」の安値0.55ドル!「株式連結」にも危機か?!
● NYSEで、「AIG」の株価が遂に安値0.55ドルを付けた。その後0.62ドル近辺まで戻してはいるものの、もし0.5ドル割れということにでもなると、単純に2株を1株に連結するというわけにもいかなくなる。もっともこの株式連結は、あくまでも目先の上場維持のためのやり方のため、正攻法ではないとする意見が多い。
● ところで「AIG」を巡っては「AIGー富士火災ーオリックス」の負の連鎖が止まらない格好だ。ほとんど毎日「最安値」を切り下げている状態だ。
(追記)● 東京市場でもNYSEの株価を追うように63円程度まで急落している。
■ ブルームバーグ・ニュースのコラスト、ウィリアム・ペセック氏のコラム!=その①=
● 実にウィットに富んだコラムを書いている。まず始めの方をさらりとならべるとこうある。
【経済コラム】日本の指導者が飲まずにいられない理由-W・ペセック
2月18日(ブルームバーグ):中川昭一前財務相兼金融担当相がどんな風邪薬を服用していたのか分からないが、私にも少し分けてほしいものだ。
先週末ローマで開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で記者会見に臨んだ中川前財務相の映像を見た人なら、誰でも同じように考えているかもしれない。中川氏は17日に辞任した。酔っていたからではなく、風邪薬のせいだと自ら主張していたにもかかわらず。
日本のメディアは中川氏の主張をほとんど信じなかった。ある民放は、当時自民党政調会長だった中川氏が酔っ払って演説をしているように見える2006年11月の映像を引っぱり出してきた。
一般市民の怒りは、ろれつが回らず記者の質問にまともに答えられない男に向けられたものではない。矛先はアジア最大の経済大国を運営する大役を全うしていない麻生内閣に向けられているのだ。堂々巡りの権力争いを繰り広げている日本の政治も反映している。次の財務相は過去2年間で5人目だ。
もちろん、もし私が急速に縮小する日本経済(昨年10-12月期の成長率は年率ベースでマイナス12.7%)のかじ取りを任されたとすれば、私もバー通いの誘惑に駆られるかもしれない。ただ、ほろ酔い気分は長続きしないだろう。最近の日本の経済指標を見ると、酔いもすぐに覚めてしまいそうだ。
日本の指導者らは飲み過ぎても許されるかもしれない。そう思う5つの理由を挙げてみよう。
・・・と、書いてここから5つの理由が始まるのだが、思わずクスッとくるから読んでいて実に面白い。本文はブルームバーグの記事を読んで頂きたいが、まあ覚えていれば5つの理由を後日このブログで紹介するかも知れない。
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■ 「AIG」の株価、遂に0.38ドルへ急落!今日の東証の安値は42円!追加・青色
● ロイターが「事情に詳しい関係者1人によると、AIGをめぐる協議では、政府融資の一部返済免除と引き換えに、米国以外の生保事業の一部を政府に譲渡する案が選択肢として挙がっている。日本や中国の主要事業を伴う海外の2大保険事業が候補だという。」と、伝えている。
● となると、昨日の「メットライフの112億ドル買収」の話は何だったんだ、となる。まさか、仮に80億ドルに下がってもこんな”うまい話”はないわけで、これ以上を望む方が現実離れした話だ。何とも矛盾だらけの話が続く。
● AIGの株価が急落している。NYSEの全体の動きは何とか堅調だが先日の四半期決算の大幅赤字(約600億ドル)の見込みを受けてある程度の下落は予想されていたものの急落だ。
一方「米メットライフ」の「アリコ」買収額が112億ドルと一部報道機関から流されたが、いくらで買おうが最終的には相対取引となることから一向に構わないが、どうも整合性がとれない金額ではある。様子を冷静に見守りたいところだ。
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■ 「AIG」の株価、8円安の48円!危機的状況に突入か?!終値は52円だったが・・・!
● ブルームバーグによると「関係者によると、メットライフはアメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ)に対し112億ドルの仮提案を行った。アリコの財務状況の悪化を理由に買収額が約80億ドルに減額される可能性もあるという。関係者らは交渉が非公開だとして匿名を条件に語った。一方、仏アクサの対抗案は、アリコの最大市場である日本での事業を除いた部分を買収する内容。」との報道が流れた。
● ”関係者”が話した内容を元にした記事のため、この信憑性は極めて疑わしいが、もし仮に約80億ドルで売却が決まれば、これは「アリコ」にとっては願ったり叶ったりだ。もちろん「AIG」としても救いの神だ。
しかし、「メットライフがアリコに対し112億ドルの仮提案」を行ったとすれば、「AIG」は即決したいくらいの話だ。さて、真偽のほどは?
● WSJ紙が「AIGの10-12月期の赤字を約600億ドル」と報じたことから周辺が俄に騒がしくなってきている。既に今日のブログで書いたように「シティやGM」への米国政府の対応が目立つが、しかし「AIG」の場合は株価も売却資産も含め、更に混沌としてきた。
● 「共同通信」によると「AIGの破綻の可能性」に触れるなど事態は緊迫感を増してきている。12月の決算は3月2日に発表されるが、予断を許さない状況が続くことになる。この四半期決算と1ドルルールと想定される今後のAIGについて、3月7日(土・名古屋)と3月15日(日・福岡)の「大地一成セミナー」では大胆に報告する予定だ。
● 公的資金を投入した「シティやGM」の破綻後の再生説が飛び出している。これに伴い「AIG」はどうなるのか、の議論が関係者の間で噴出してきている。
「AIGは、資産売却を粛々と実行しており関係ない」とする見方と「仮に資産売却を実行しても資金繰りが解消されて再生プログラムに乗れる可能性は絶望的」というものに大きく分かれる。
● その判断のバロメーターが株価なのだが、今朝の東京市場では「48円」を付けている。いわゆる”下げ止まらない”状態が続いている。NYSEの「1ドル割れ」も気になるところだが、現実に東証での株価がいわゆる「額面割れ」の金額となると、やはり不安感の方が強い。
どうにか「エジソンとスター」の入札は2月注に行われる予定でギリギリセーフとなりそうだが、問題は「アリコ」だ。3月末が大きなカギを握ることになる。
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■ 一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった某社の経営問題がくすぶり続けている!
● 販売チャネルも壊滅的打撃を受け、撤退のウワサが絶えないが、肝心な「買い手」が現れない。複数の「買い手候補」にも聞いたが、全くそのそぶりもない。さてどうする?
■ やはり、四半期決算(業績報告)でも「S・M比率の内訳」を公表すべきではなかったか?!
● 土曜日の「FP実務講座」の資料として、12月末の第3四半期の「S・M比率」とそれに関する「価格変動準備金・危険準備金」の一覧を作成した。昨日は時間がタイトで「準備金」は全生保が間に合わなかったが、実は「S・M比率の内訳」が公表されないことで一部の生保でややこしい解釈をせざるを得ない事が生じている。
● もちろん、いくら現在は四半期決算(業績)が開示義務ではないが、やはりディスクロージャーの意味合いからも中途半端な情報開示ではよからぬ思惑をも招きかねない。
例えば、「ハートフォード生命」は、A4・2頁物の極めて簡単なものしか公表していないが、やはり銀行窓販で大量の年金保険を販売してきた以上、少なくとも丁寧な情報開示は必須だ。
● ところで、「損保系生保」は全社「S・M比率」は発表しなかったが、そのために理解出来ない数字に悩まされることになる。
例えば「東京海上日動あんしん生命」だが、ここの「危険準備金」は、「S・M比率」とその内訳が公表されていないことから、他の諸表から計算していくことになる。ところが、19年度末(20年3月末)には「217億17百万円」あったが、20年9月の中間では「6億66百万円」繰り入れられた「223億83百万円」になっている。
ところが今回の12月末では、20年4月~12月迄の累計繰入額は「5億92百万円」となっており、これで計算すると12月末時点では「223億9百万」となり、これが正しいとすると、10月~12月の間に「危険準備金が74百万円」減少したことになる。
● 推測するに、「危険準備金」をこの3ヶ月間に74百万円戻し入れをすることは「東京海上日動あんしん生命」の場合は極めて考えにくいが、これを確かめる財務諸表は公表されていない。もし「S・M比率」の内訳が開示されていれば、このような杞憂は必要ないのだが、実際はどうだったのか疑問が残る。
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■ めまぐるしく変わる「AIG」の評価?!
● 昨日は東京での「FP実務講座」だった。来られたほとんど方が初めての方で当然のことながらどのような立場の方かは分からないまま3時間の講座は修了した。終了後の希望される方々との名刺交換で分かったことは、結構多方面の方が来られていたという点だ。
当初は、財務諸表からの生保の経営分析をやる予定だったが、しかしこれだけ保険業界が急変しているときに経営分析でもあるまいと、文字どおり、実務的な話に切り替えた。
● 2月13日の「自主セミナー(東京)」の内容に最新の保険情報を加えた内容になったが、「AIG問題、S・M比率による経営チェック、3社統合(損保)」を中心に解説した。
しかし、わずか1週間で話の内容を書き換える必要があるほど最近の保険業界の現状は激変している。しかもその結論がいつ収束するかも読み切れない。
● 中でも「AIG問題」は、株価の1ドル割れにより新たな一面に突入したとみてよい。とりわけ「日本の生保3社」は、3月末までが一つの山場だが、どうにか「AIGエジソンとAIGスター」は目処が立ちそうだが、「アリコ」はまだ見えない状況が続く。
● 次回の自主セミナーは「3月7日・名古屋」「3月14日・福岡」と続き「3月20日」に「東京」では講演会方式で開催するが、この間新たな展開があることを考えると、気が抜けない日々が当分続くことになる。
最後に昨日「実務講座」に参加された方、ありがとうございました。
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2月21日(土) 訪問者数593人(閲覧者数1,208人)
■ 「エジソン・スター生命」の売却先、プルデンシャル(ジブラルタ生命)が優勢!(ロイター)
● ようやく、この件についての記事が公に出た。もちろん今日の「日本経済新聞」にも出ている。但し「プルデンシャル優勢」という表現は「複数の関係筋」をニュースソースとしてロイターが伝えている。
● これまでに明らかになったことは、
・ 「プルデンシャル(ジブラルタ生命)・マニュライフ」が応札
・ 買収価格は「1,000億円」程度。(~2,000億円)
・ プルデンシャル(ジブラルタ生命)は2社、マニュライフはバラ(の可能性)
・ 数週間(3月以内か?)以内に最終合意の見通し
というところだ。
● このブログでは、いろいろな表現を駆使しながらこの件についてはある時点までは書き込みをしてきたが、諸事情からこの件に関する書き込みは遠慮してきた。もちろん現段階で最終結論が出たわけではないが、おおよその方向性は、昨日深夜に公になり日本のプレスも報道をしたことから書くことに決めた。
● おそらく、「エジソン生命・スター生命」の関係者も「プルデンシャル(ジブラルタ生命)が優勢」ということは社内的にも話が多く、特に今回のニュースに新鮮味はなかったかも知れない。しかし、買収価格が「1,000億円(~2,000億円)」ということについては、当初「数千億円」と言われてきただけに驚いた方が多かったに違いない。
実は、第1次入札価格が「1,000億円以下」という情報は相当以前に入手していたが、問題はそれが事実かどうかで、その裏付けが出来たことで、2月13日(金)の「大地一成セミナー・東京」では、このことを解説した。
● はっきり言えば「アリコの1兆円、2社の数千億円はあり得ない」とやったのだが、その中で「2社の買収価格は1,000億円以下」と説明した。もちろん裏取りが出来ていなければ金額は濁すところだが、確信をもって報告した内容だ。
もちろん、「AIG3社」については、セミナーではまだ明らかにされていないことや推測を交えた話もしたが、当然のことながら不特定多数が見れるこのブログで無責任に書くわけにはいかない。
● 「アリコ」についても触れたが、ほぼセミナーで解説したとおりの内容で現在推移していることが今回の報道ではっきりした。一部には「中国(CIC)で決まり」という関係者もいたが、セミナーでは「これはあり得ないが、実際に金は出すが経営には口出ししない」というスポンサーがあれば、アリコにとっては願ったり叶ったりだろうが、これはビジネスではあり得ない、と断言した。その通りだったことがようやく今回の報道ではっきりした。もちろん、これにまつわる裏話も付け加えたが、やや支障があるのでここでは書くのを控えたい。
● まあ、今回の「3社売却」でこれまでに報じられたいろいろなマスコミ記事をみると、「AIGに優位」に書くところと事実だけを書くところとに大きく分かれた。これでは読者は読む新聞によって「情報」が大きく異なることになる。特に保険関係者は要注意である。
まだまだ奥歯に物が挟まった書き方しかできないが、これはこのようなブログの宿命でもある。いずれにしても、次回の私のセミナーは「AIGの1ドル割れの行方」が大きなテーマになると思われる。
もっとも今日(21日)は「FPの実務講座」が、東京である日でもあることから、これまでの経緯と少々はこの件(AIGの1ドル割れ)について触れざるを得ないだろう。乞う、ご期待である。驚くことにNYSEでは「AIG」の株価は最安値0.49ドルを付けている。
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2月20日(金) 訪問者数701人(閲覧者数1,577人)
■ 「AIG」の安値0.55ドル!「株式連結」にも危機か?!
● NYSEで、「AIG」の株価が遂に安値0.55ドルを付けた。その後0.62ドル近辺まで戻してはいるものの、もし0.5ドル割れということにでもなると、単純に2株を1株に連結するというわけにもいかなくなる。もっともこの株式連結は、あくまでも目先の上場維持のためのやり方のため、正攻法ではないとする意見が多い。
● ところで「AIG」を巡っては「AIGー富士火災ーオリックス」の負の連鎖が止まらない格好だ。ほとんど毎日「最安値」を切り下げている状態だ。
(追記)● 東京市場でもNYSEの株価を追うように63円程度まで急落している。
■ ブルームバーグ・ニュースのコラスト、ウィリアム・ペセック氏のコラム!=その①=
● 実にウィットに富んだコラムを書いている。まず始めの方をさらりとならべるとこうある。
【経済コラム】日本の指導者が飲まずにいられない理由-W・ペセック
2月18日(ブルームバーグ):中川昭一前財務相兼金融担当相がどんな風邪薬を服用していたのか分からないが、私にも少し分けてほしいものだ。
先週末ローマで開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で記者会見に臨んだ中川前財務相の映像を見た人なら、誰でも同じように考えているかもしれない。中川氏は17日に辞任した。酔っていたからではなく、風邪薬のせいだと自ら主張していたにもかかわらず。
日本のメディアは中川氏の主張をほとんど信じなかった。ある民放は、当時自民党政調会長だった中川氏が酔っ払って演説をしているように見える2006年11月の映像を引っぱり出してきた。
一般市民の怒りは、ろれつが回らず記者の質問にまともに答えられない男に向けられたものではない。矛先はアジア最大の経済大国を運営する大役を全うしていない麻生内閣に向けられているのだ。堂々巡りの権力争いを繰り広げている日本の政治も反映している。次の財務相は過去2年間で5人目だ。
もちろん、もし私が急速に縮小する日本経済(昨年10-12月期の成長率は年率ベースでマイナス12.7%)のかじ取りを任されたとすれば、私もバー通いの誘惑に駆られるかもしれない。ただ、ほろ酔い気分は長続きしないだろう。最近の日本の経済指標を見ると、酔いもすぐに覚めてしまいそうだ。
日本の指導者らは飲み過ぎても許されるかもしれない。そう思う5つの理由を挙げてみよう。
・・・と、書いてここから5つの理由が始まるのだが、思わずクスッとくるから読んでいて実に面白い。本文はブルームバーグの記事を読んで頂きたいが、まあ覚えていれば5つの理由を後日このブログで紹介するかも知れない。
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