■ 9月7日(金)
■ 「保険株シミュレーション、早くも3万円弱の収益!」
=株価下落は杞憂に終わるのか?!=● 前場引けで早くも4万円の利益!●
● 「保険株シミュレーション」の8銘柄は前場引けでは「123万5,000円」だった。買値が「119万4,200円」(9月4日終値)だったことから、このままでも4日間で約4万円の利益が得られることになるが、これでは「保険株シミュレーション」としては、やや物足りない。
ということで、きょうの「終値」かあるいは「明日の始値」で5万円の利益が得られるとした場合に「売り」と言うことにしておきたい。
もっとも、その先は不透明なことから「売れ」ができなかった場合、あるいは「売れても」次の「買値」が難しい。まあ、賢いのは「後場で総売り」で約4万円の利益を確保しておき、120万円割れで1セット買いだろうが、1万円の攻防で今日の後場を楽しみたいところだ。
● 「保険株」のセオリーは「暴騰もないが暴落もない!但し予期せぬ自然災害は防ぎようがない!」
● とにかく「保険株シミュレーション」は、「買い場」が当たっている。いくらシミュレーションとはいえ、買った後が「買値割れ」では、このブログに書くこともなくなる。ところが、「買い」からすぐに「保険株」は上がるため、ストレスもほとんど無い。途中から見た人は「やらせ」ではないかと思われるかもしれないが、それはこのブログの書き込みをたどれば時間的にも納得がいくはずだ。
● もちろん「買値を上回れば、売り場が悩ましい」ことになる。買うまでは、3~5万円の利益が出たら即「売り」を言い切って買ったのだが、しかしあまりにも早い展開に欲が出ないと言ったら嘘になる。心の底には「所詮シミュレーションだから・・・」という”逃げ”が無いわけではない。しかし、買値を長期間割ったままだと、このブログから「保険株シミュレーション」は淘汰され、消えることになりかねない。
● とにかく昨日の終値では、20年度末の株価にまであと数百円という状態では弱気になるのも致し方ない。しかし株価は130円余り高く推移している。「保険株8銘柄」の内「AIG」だけが下がり他の7銘柄は上がっている。
まあ「AIG」は、「米AIGがAIAを部分売却」と言うニュースが流れたことで「売りか買い」かの判断は難しいところだが、結局今日は「売り」となっている。
もちろん、これから「保険株」がどうなるかはわからないが、基本的に「3~5万円」の利益が出たら「売る」予定である。
そしてできるだけ早く「保険株シミュレーション」を2セット体制にしておきたい。1セットでは「予期せぬ事態」に対応ができないからだ。やはり「保険株」の場合は「不測の事態」に備えておく必要があるからだ。
■ 金融庁の「ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)」の結果について=金融庁のいらいらが見え隠れする?!=
● 9月6日付けの「金融庁の報道発表資料」として「ERM」のヒアリング結果についてがメールで送られてきた。率直に言ってこれまでこのような内容の資料が発表されたことは余り記憶がない。
というのも担当役員から2時間程度のヒアリングをした23社の生損保名を明かくしての発表だから、いろいろな思惑がうごめくことになる。しかも9ページの中身を読むと、明らかに「国内生保と外資系生保」との金融庁コメントに「違い」がある。
● 細部についてコメントを加えると、具体的な保険会社が浮上しかねないので略すが、時間があれば一読されるとおもしろい。
要は、どうも十分に対応できている保険会社は少ない、と言うことになる。特に「経営者」に対する金融庁コメントは手厳しい。例えばこうだ。
「(経営陣の)一部にはスタッフ任せで受身の姿勢が強いと伺えた社や、中期経営計画の策定プロセスにリスク管理部門が関わっていなかった社、経営資源の投入が限られていた社なども見られた」とある。
● バブル期の経営陣並の経営陣がこのご時世に存在していることにまず驚かされる。文字通り「まさか?」であるが、金融庁も驚愕したのであえてこのような「ERMヒアリング結果ついて」を発表せざるを得なかったのではないか。
リスク管理についての保険会社経営上の軽い対応が目立つ。さすがに0ページの「まとめ」はきれいにまとめてあるが、これは金融庁のご愛敬だろう。
あえてヒアリングを行った23社を挙げるとこうだ。
・国内生保(日本・第一・明治安田・住友・T&D・三井・朝日・富国・ソニーFH・オリックス)
・外資系生保(アクサ・ジブラルタ・アイエヌジー・マニュライフ・メットライフアリコ・ハートフォード・マスミューチュアル)
・損害保険(トーア再保険・MS&ADH・NKSJH・富士火災・朝日火災・東京海上H)
以外なのが「アフラック」と「プルデンシャル」の名前がない点だが、前社は金融庁検査が終わったばかり、そして後者は現在実施中と言うことか。
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金融庁が検査実施中※の金融機関(平成24年9月3日現在)
銀行等 保険会社等 銀行等
三菱UFJ信託銀行
西京銀行
岩手銀行
大和ネクスト銀行
東京都民銀行
西日本シティ銀行
日本マスタートラスト信託銀行
全国銀行協会
みずほコーポレート銀行
バークレイズ銀行東京支店
バークレイズ証券
彰化商業銀行東京支店
筑波銀行
秋田銀行
保険会社等
ジェイアイ傷害火災保険
損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険
富士火災海上保険
NKSJひまわり生命保険
プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン
ジブラルタ生命保険
プルデンシャル生命保険
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■ 9月6日(木)
■ 早くも「120万5300円」の終値!(保険株シミュレーション)=
● 今回の「買い」については、繰り返してきたようにかなり慎重だった。いくらシミュレーションとはいえ、無責任に「売り買い」を連発するわけにはいかない。しかし、今回だけはしばらく買値を下回る時間があるものと覚悟をしていたが、しかし早くもきょうの「終値」でほぼ1万円のプラス(手数料考慮せず)になっている。
もちろん、明日からどうなるかはわからないことから「ぬか喜び」になる可能性も否定できない。とはいえ、どうにかプラスになったことで一安心はしている。
ひょっとしたら、後2、3日「保険株」が上がり、3~5万円の利益がでるのでは?などと気楽に考えてしまいがちだ。うーん、明日からどうなる、である。
■ 「ユーロ危機の深刻化は円暴落の契機か」=「日本経済新聞(ネット版)藤巻健史氏」=
● 朝「日本経済新聞」のネット版をあけたら頭に見出しの記事が掲載されていた。いわゆる「国債バブル」はいつはじめても不思議ではない、と強調する。その氏の「日本大沈没(桃源社刊)」がよく売れているとも言う。
さてさてさて、である。確かに氏の言い分には一理あるのだが、文字通りさてさてさてである。
しかし、妙に納得いくところがあることを考えると、保険業界への影響がどうしてもダブる。
説明するまでもなくもし氏の言うとおりになった場合「(超)長期国債」を大量保有している生保は、たまらない。というより両道正史さんが「ロック」される状態に陥る。
● かといって、それらの「(超)長期国債」を売却して短期国債への乗り換えができないところが生保の悩ましいところだ。さすがにここまで来ると神頼みしかないか?!
現状で最もその影響が大きいと思われる生保は、2社ある。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■ 9月5日(水)
■ 「生命保険協会の事業概況」がようやく訂正を発表!=23年度第3四半期末決算業績(12月末)、23年度決算業績=
● とにかく「東京海上日動あんしん生命」の発表後訂正が生命保険会社全体の業績になかなか反映しなかったが、1ヶ月が経過してようやく反映した。もちろん生命保険協会は「訂正理由」二は一切触れていないため、訂正部分の全てが「東京海上日動あんしん生命」の発表ご訂正が原因かどうかは不明のままだ。
ただ、第3市販kみと23年度決算の訂正箇所を見るとかなりややこしい。
● 通常は加減乗除を間違ったという程度のものが決算発表後の訂正はあるが、さすがにここまで訂正箇所が多いと愕然とする内容だ。
もっとも伊刈が収まらないのは、実質の親会社である「東京海上ホールディングス」だろう。やはり1部上場企業として「決算発表後の大量訂正」というのは、株主に一抹の不安を潜在的に与えたのは間違いない。
株主のほとんどは「決算発表」された内容を前提に業績を考えて株式の保有/売却等を見定めることが多いことから今回の大量訂正のマイナスイメージは悪影響が甚大だ。
● しかもこれからさらに「連結重視」の決算業績となることを考えればなおさらのことだ。いずれにしても今回の件が担当部署の問題なのかあるいは広報体制の不備なのかあるいはそのほかの原因なのか等については究明される必要がある。
ただはっきり言えることは以前の広報体制に比べ最近はそれが脆弱になった感は否めない。それだけ業界内における重要性が希薄化したのかもしれないが、しかし親会社まで巻き込んだ定量訂正は言い訳のしようがない。
■ 「保険料来年4月以降値上げ!」=標準利率が1.5%→1.0%へ!=
●<工事中>
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■ 9月4日(火)
■ 「保険株シミュレーション=約119万円で購入!=
● まあ、いろいろ迷いながらもきょうの「終値」で買いと言うことにした。「119万4200円」である。おそらくこのままずるずると下がり続けるとは考えにくいので、「売り場」は必ずあると考えている。
昨日も書いたがここのところの市場は時間をかけてはタブーだ。とにかく利が乗ったら即売りの覚悟が必要だ。とにかく市場を取り巻く環境が暗すぎる。
しかし、こう書きながら明日にでも6万円余りの利が乗ったらどうしようなどとつい考えてしまうから自分で売買するのは御法度だ。
● 昨日も少し「保険株シミュレーション」について触れたが、現在1セット約119万円である。確かにもう少し慎重に「買う」とすれば、後2,3日は様子を見たいところだが、やhり「シミュレーション」で保有株が何もないというのはやはりもの足りないものである。
そこで今日は「前引けか終値」で「買い」を入れることにした。今のところ小動きなので大きく金額が変わるとは思えないが、もし「保険株が急騰」するようなら「買いは中止」とする。おそらく少額利益で今回は手仕舞いをする「保険シミュレーション」となる見込みだ。
とにかく政治/経済/地政学リスクが見えにくい現在、このような「シミュレーション」はお勧めできないが、まあこのブログの”遊び”ということでご容赦願いたい。
■ 「かんぽ生命」学資保険を改定!=「ゆうちょ銀行」は住宅ローンなど算入!=
● 被保険者の死亡保障金分をなくすことで(既払込保険料分はある)、保険料を引き下げた「学資保険」を認可申請した。一方「ゆうちょ銀行」は、13年4月を目指した「住宅ローン」等の取扱を認可申請した。
国債運用の限界が囃される中、「住宅ローン」等の運用で「ゆうちょ銀行」は確実に運用益を稼げることになり、「かんぽ生命」は、減少一途の「総資産や保険料等収入」を増加に向かわせる可能性がある。
● たあ、「かんぽ生命」の場合は、他の生保と同様「運用手法」に限界があることから、結局「国債運用」にたよらざるを得ないだろうが、「配当金有り」保険であるkとから、契約期間の17年/18年/21年の早期に配当金原資が得られるようだと補kの生保の「子供保険」との差別化が可能だ。
何しろ「国債」中心の運用でも「有価証券差益」は、3兆8527億円(24年6月末)②もなっている。
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■ 9月3日(月)
■ 保険株シミュレーション「120万円割れ」は「買い」?!
● 今日は少々乱高下したが「終値」は、119.5万円。罫線からすると「保険株」は「買い」の域なのだが、しかし、市場環境は悪い。ともかく「ムーディーズ」が「日本国債メガティブ」だという。理由が、野田政権の問責決議が決まったからだという。一瞬うなってしまう。
また政局の混乱は今秋は避けられそうもない。
● こう考えてくると、「9月末」の「24年度上半期決算」が気になるところだ。今日の株価の終値が「8,783円」。つまり、かの20年度末の「8,109円」にあと700円足らずなのだ。2重3重のプレッシャーが生保のみならず、損保をも含めた保険業界に確実に襲いつつある雰囲気が強い。
やはり「南海トラフ+資産運用環境悪化」をイメージするととても「保険株」など手も足も出ない。しかし、「保険株のシミュレーション」を実行している立場としては、さすがに「保険株には手を出すな」とはいえない。
● 少し苦しいが、「保険株」の少々の乱高下を期待して明日の「寄りつき」で1セット、おそらく120万円以下で「保険株シミュレーション」は買えると思うので思い切って「買う」
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■ 9月2日(日)
■ 「総資産」を軽視してきた保険業界の本音!=四半期決算業績の主要業績の個々の生保の本音!=
● かつては生保の順位付けで「総資産」が基準のころもあったが、最近の商用業績では「総資産」を軽視する傾向が強くなっている。果たしてこの傾向は正解なのか、大いに疑問が残る。
例えば、最近の四半期決算業績を「23年度第3四半期」と「24年度第1四半期」の国内生保9社とかんぽ生命の合計10社の「決算業績」について見てみると、各生保の対応がまちまちであることがわかる。● 最も項目が少ないのは「保有契約高・新契約高、年換算保険料(保有)・年換算保険料(新契約)」の4項目だけという生保(「日本、朝日、かんぽ生命」)とそれに「解約・失効」項目を追加した生保(「第一、太陽、大同生命})があり、さらに「商用収支項目」を記載した「明治安田、住友、三井、富国生命」)に分かれる。
● そしてこの中で「総資産」を主要業績として掲載している生保は「明治安田生命、三井生命、富国生命」の3社に限られる。つまり、様式が各社ばらばらなのである。もっとも他の生保の傾向としても「保有契約高・新契約高、年換算保険料(保有・新契約)」が主流になりつつある。
となるとこの「主要業績」というのはおかしい。強いて言えば「主要契約業績」というところだ。そもそも「契約関係業績」は決算業績発表の仕様ではない。そのため「契約業績」を中心とした「主要業績」欄が最も最初に記載されていた。
● もちろん生保の経営体力をみるのに少ない業績だけで評価するのは危険だが、基軸になる業績が見当たらないのも困ることになる。特に生保の順位付けをする際には悩ましい。例えば「保健用等収入」ならそのままの順位を使えるが、「S・M比率」などを生保順で記載するときなど順位付けの基軸がないと実日不便だ。言うまでもなく「S・M比率」の場合は「S・M比率順」で一覧表にするわけにはいかないからだ。
説明するまでもないが、「S・M比率」は、比率数値が高ければ高いほど生保の評価が高いとはみないからだ。たまに「S・M比率」の数値順に生保の評価をしているHPなどがあるが、あきらかなとれ型の間違いである。
● さて、そこでやはりクローズアップするのが「総資産」だ。この背景には時価会計の問題もあるが、いずれ「責任準備金」が経済価値ベースになった場合「総資産」の価値は上がることはあっても下げることはない。
もっとも「総資産」は「貸借対照表」の「資産の部合計あるいは負債及び純資産の部合計」を示すことから、主要業績に記載がなくとも分析する側からは特に困るわけではない。ただ、一目瞭然に見やすいものとまた対前期比等が明記してあることで理解がしやすいのは確かだ。
■ 9月1日(土)
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■ 8月31日(金)
■ 8月31日「8,839円」は、厳しい「株安傾向」!=ドルも78円、ユーロも98円!=
● 8月末は、生命保険協会の事業概況も決算ベースで発表されることはないが、結局「株安、円高傾向」に変更はなかった。もっとも「株安」とはいえ、現在の株価が下値とは誰にもわからない。最近では20年度末(21年3月末)が「8,109円」ともっとも安いが、そこまでには約700円の差しかない。
もっとも株価が「7,000円割れ」というようなことにでもなると、株式保有する生保にはかなり深刻な事態になる可能性が高い。直撃するのは経営指標としては「S・M比率」だ。
● 評価損計上となると、「S・M比率のソルベンシー・マージン総額」が減少することから比率はかなり減少することになる。もちろん即200%割れにはならないと思われるが、しかし、現在よりも100%あるいはそれ以上の低下となるようだと、かなり危険水域を囃されることになる。
● また、「為替」も円高傾向が定着化し、最近では「ドルの80円割れ、ユーロの100円割れ」が当たり前の雰囲気がある。ところで、藤巻健史氏の「日本大沈没」(幻冬舎発行)が売れ始めている、と言う。 「南海トラフ」の件も含め、ネガティブな話題が目白押しだ。
しかし、確かに何か日本はおかしい。おかしくなっている。少なくとも現状が向こう10年続くことは極めて考えにくいのだが、とにかく「日本経済」がその日暮らしを始めているような感じだ。
こう書いてくるとすぐに「政治」を絡ませたいところだが、今はそういう声さえ出したくない雰囲気があるような気がする。
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■ 8月30日(木)
■ 南海トラフ地震、最悪なら死者32万人 国が被害想
定!=損保は生保はどうなる?!=
● よりによって見出しのニュースが大きく報じられていた昨夜から今朝の新聞報道のさなかに「宮城県で震度5強」の地震があった。午前4時5分頃である。 意外だったのは昨年の3.11以降では震度5は2回目だとラジオは報じていたが、本当か?!
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■ 「保険株シミュレーション、早くも3万円弱の収益!」
=株価下落は杞憂に終わるのか?!=● 前場引けで早くも4万円の利益!●
● 「保険株シミュレーション」の8銘柄は前場引けでは「123万5,000円」だった。買値が「119万4,200円」(9月4日終値)だったことから、このままでも4日間で約4万円の利益が得られることになるが、これでは「保険株シミュレーション」としては、やや物足りない。
ということで、きょうの「終値」かあるいは「明日の始値」で5万円の利益が得られるとした場合に「売り」と言うことにしておきたい。
もっとも、その先は不透明なことから「売れ」ができなかった場合、あるいは「売れても」次の「買値」が難しい。まあ、賢いのは「後場で総売り」で約4万円の利益を確保しておき、120万円割れで1セット買いだろうが、1万円の攻防で今日の後場を楽しみたいところだ。
● 「保険株」のセオリーは「暴騰もないが暴落もない!但し予期せぬ自然災害は防ぎようがない!」
● とにかく「保険株シミュレーション」は、「買い場」が当たっている。いくらシミュレーションとはいえ、買った後が「買値割れ」では、このブログに書くこともなくなる。ところが、「買い」からすぐに「保険株」は上がるため、ストレスもほとんど無い。途中から見た人は「やらせ」ではないかと思われるかもしれないが、それはこのブログの書き込みをたどれば時間的にも納得がいくはずだ。
● もちろん「買値を上回れば、売り場が悩ましい」ことになる。買うまでは、3~5万円の利益が出たら即「売り」を言い切って買ったのだが、しかしあまりにも早い展開に欲が出ないと言ったら嘘になる。心の底には「所詮シミュレーションだから・・・」という”逃げ”が無いわけではない。しかし、買値を長期間割ったままだと、このブログから「保険株シミュレーション」は淘汰され、消えることになりかねない。
● とにかく昨日の終値では、20年度末の株価にまであと数百円という状態では弱気になるのも致し方ない。しかし株価は130円余り高く推移している。「保険株8銘柄」の内「AIG」だけが下がり他の7銘柄は上がっている。
まあ「AIG」は、「米AIGがAIAを部分売却」と言うニュースが流れたことで「売りか買い」かの判断は難しいところだが、結局今日は「売り」となっている。
もちろん、これから「保険株」がどうなるかはわからないが、基本的に「3~5万円」の利益が出たら「売る」予定である。
そしてできるだけ早く「保険株シミュレーション」を2セット体制にしておきたい。1セットでは「予期せぬ事態」に対応ができないからだ。やはり「保険株」の場合は「不測の事態」に備えておく必要があるからだ。
■ 金融庁の「ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)」の結果について=金融庁のいらいらが見え隠れする?!=
● 9月6日付けの「金融庁の報道発表資料」として「ERM」のヒアリング結果についてがメールで送られてきた。率直に言ってこれまでこのような内容の資料が発表されたことは余り記憶がない。
というのも担当役員から2時間程度のヒアリングをした23社の生損保名を明かくしての発表だから、いろいろな思惑がうごめくことになる。しかも9ページの中身を読むと、明らかに「国内生保と外資系生保」との金融庁コメントに「違い」がある。
● 細部についてコメントを加えると、具体的な保険会社が浮上しかねないので略すが、時間があれば一読されるとおもしろい。
要は、どうも十分に対応できている保険会社は少ない、と言うことになる。特に「経営者」に対する金融庁コメントは手厳しい。例えばこうだ。
「(経営陣の)一部にはスタッフ任せで受身の姿勢が強いと伺えた社や、中期経営計画の策定プロセスにリスク管理部門が関わっていなかった社、経営資源の投入が限られていた社なども見られた」とある。
● バブル期の経営陣並の経営陣がこのご時世に存在していることにまず驚かされる。文字通り「まさか?」であるが、金融庁も驚愕したのであえてこのような「ERMヒアリング結果ついて」を発表せざるを得なかったのではないか。
リスク管理についての保険会社経営上の軽い対応が目立つ。さすがに0ページの「まとめ」はきれいにまとめてあるが、これは金融庁のご愛敬だろう。
あえてヒアリングを行った23社を挙げるとこうだ。
・国内生保(日本・第一・明治安田・住友・T&D・三井・朝日・富国・ソニーFH・オリックス)
・外資系生保(アクサ・ジブラルタ・アイエヌジー・マニュライフ・メットライフアリコ・ハートフォード・マスミューチュアル)
・損害保険(トーア再保険・MS&ADH・NKSJH・富士火災・朝日火災・東京海上H)
以外なのが「アフラック」と「プルデンシャル」の名前がない点だが、前社は金融庁検査が終わったばかり、そして後者は現在実施中と言うことか。
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金融庁が検査実施中※の金融機関(平成24年9月3日現在)
銀行等 保険会社等 銀行等
三菱UFJ信託銀行
西京銀行
岩手銀行
大和ネクスト銀行
東京都民銀行
西日本シティ銀行
日本マスタートラスト信託銀行
全国銀行協会
みずほコーポレート銀行
バークレイズ銀行東京支店
バークレイズ証券
彰化商業銀行東京支店
筑波銀行
秋田銀行
保険会社等
ジェイアイ傷害火災保険
損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険
富士火災海上保険
NKSJひまわり生命保険
プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン
ジブラルタ生命保険
プルデンシャル生命保険
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■ 9月6日(木)
■ 早くも「120万5300円」の終値!(保険株シミュレーション)=
● 今回の「買い」については、繰り返してきたようにかなり慎重だった。いくらシミュレーションとはいえ、無責任に「売り買い」を連発するわけにはいかない。しかし、今回だけはしばらく買値を下回る時間があるものと覚悟をしていたが、しかし早くもきょうの「終値」でほぼ1万円のプラス(手数料考慮せず)になっている。
もちろん、明日からどうなるかはわからないことから「ぬか喜び」になる可能性も否定できない。とはいえ、どうにかプラスになったことで一安心はしている。
ひょっとしたら、後2、3日「保険株」が上がり、3~5万円の利益がでるのでは?などと気楽に考えてしまいがちだ。うーん、明日からどうなる、である。
■ 「ユーロ危機の深刻化は円暴落の契機か」=「日本経済新聞(ネット版)藤巻健史氏」=
● 朝「日本経済新聞」のネット版をあけたら頭に見出しの記事が掲載されていた。いわゆる「国債バブル」はいつはじめても不思議ではない、と強調する。その氏の「日本大沈没(桃源社刊)」がよく売れているとも言う。
さてさてさて、である。確かに氏の言い分には一理あるのだが、文字通りさてさてさてである。
しかし、妙に納得いくところがあることを考えると、保険業界への影響がどうしてもダブる。
説明するまでもなくもし氏の言うとおりになった場合「(超)長期国債」を大量保有している生保は、たまらない。というより両道正史さんが「ロック」される状態に陥る。
● かといって、それらの「(超)長期国債」を売却して短期国債への乗り換えができないところが生保の悩ましいところだ。さすがにここまで来ると神頼みしかないか?!
現状で最もその影響が大きいと思われる生保は、2社ある。
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■ 9月5日(水)
■ 「生命保険協会の事業概況」がようやく訂正を発表!=23年度第3四半期末決算業績(12月末)、23年度決算業績=
● とにかく「東京海上日動あんしん生命」の発表後訂正が生命保険会社全体の業績になかなか反映しなかったが、1ヶ月が経過してようやく反映した。もちろん生命保険協会は「訂正理由」二は一切触れていないため、訂正部分の全てが「東京海上日動あんしん生命」の発表ご訂正が原因かどうかは不明のままだ。
ただ、第3市販kみと23年度決算の訂正箇所を見るとかなりややこしい。
● 通常は加減乗除を間違ったという程度のものが決算発表後の訂正はあるが、さすがにここまで訂正箇所が多いと愕然とする内容だ。
もっとも伊刈が収まらないのは、実質の親会社である「東京海上ホールディングス」だろう。やはり1部上場企業として「決算発表後の大量訂正」というのは、株主に一抹の不安を潜在的に与えたのは間違いない。
株主のほとんどは「決算発表」された内容を前提に業績を考えて株式の保有/売却等を見定めることが多いことから今回の大量訂正のマイナスイメージは悪影響が甚大だ。
● しかもこれからさらに「連結重視」の決算業績となることを考えればなおさらのことだ。いずれにしても今回の件が担当部署の問題なのかあるいは広報体制の不備なのかあるいはそのほかの原因なのか等については究明される必要がある。
ただはっきり言えることは以前の広報体制に比べ最近はそれが脆弱になった感は否めない。それだけ業界内における重要性が希薄化したのかもしれないが、しかし親会社まで巻き込んだ定量訂正は言い訳のしようがない。
■ 「保険料来年4月以降値上げ!」=標準利率が1.5%→1.0%へ!=
●<工事中>
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■ 9月4日(火)
■ 「保険株シミュレーション=約119万円で購入!=
● まあ、いろいろ迷いながらもきょうの「終値」で買いと言うことにした。「119万4200円」である。おそらくこのままずるずると下がり続けるとは考えにくいので、「売り場」は必ずあると考えている。
昨日も書いたがここのところの市場は時間をかけてはタブーだ。とにかく利が乗ったら即売りの覚悟が必要だ。とにかく市場を取り巻く環境が暗すぎる。
しかし、こう書きながら明日にでも6万円余りの利が乗ったらどうしようなどとつい考えてしまうから自分で売買するのは御法度だ。
● 昨日も少し「保険株シミュレーション」について触れたが、現在1セット約119万円である。確かにもう少し慎重に「買う」とすれば、後2,3日は様子を見たいところだが、やhり「シミュレーション」で保有株が何もないというのはやはりもの足りないものである。
そこで今日は「前引けか終値」で「買い」を入れることにした。今のところ小動きなので大きく金額が変わるとは思えないが、もし「保険株が急騰」するようなら「買いは中止」とする。おそらく少額利益で今回は手仕舞いをする「保険シミュレーション」となる見込みだ。
とにかく政治/経済/地政学リスクが見えにくい現在、このような「シミュレーション」はお勧めできないが、まあこのブログの”遊び”ということでご容赦願いたい。
■ 「かんぽ生命」学資保険を改定!=「ゆうちょ銀行」は住宅ローンなど算入!=
● 被保険者の死亡保障金分をなくすことで(既払込保険料分はある)、保険料を引き下げた「学資保険」を認可申請した。一方「ゆうちょ銀行」は、13年4月を目指した「住宅ローン」等の取扱を認可申請した。
国債運用の限界が囃される中、「住宅ローン」等の運用で「ゆうちょ銀行」は確実に運用益を稼げることになり、「かんぽ生命」は、減少一途の「総資産や保険料等収入」を増加に向かわせる可能性がある。
● たあ、「かんぽ生命」の場合は、他の生保と同様「運用手法」に限界があることから、結局「国債運用」にたよらざるを得ないだろうが、「配当金有り」保険であるkとから、契約期間の17年/18年/21年の早期に配当金原資が得られるようだと補kの生保の「子供保険」との差別化が可能だ。
何しろ「国債」中心の運用でも「有価証券差益」は、3兆8527億円(24年6月末)②もなっている。
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■ 9月3日(月)
■ 保険株シミュレーション「120万円割れ」は「買い」?!
● 今日は少々乱高下したが「終値」は、119.5万円。罫線からすると「保険株」は「買い」の域なのだが、しかし、市場環境は悪い。ともかく「ムーディーズ」が「日本国債メガティブ」だという。理由が、野田政権の問責決議が決まったからだという。一瞬うなってしまう。
また政局の混乱は今秋は避けられそうもない。
● こう考えてくると、「9月末」の「24年度上半期決算」が気になるところだ。今日の株価の終値が「8,783円」。つまり、かの20年度末の「8,109円」にあと700円足らずなのだ。2重3重のプレッシャーが生保のみならず、損保をも含めた保険業界に確実に襲いつつある雰囲気が強い。
やはり「南海トラフ+資産運用環境悪化」をイメージするととても「保険株」など手も足も出ない。しかし、「保険株のシミュレーション」を実行している立場としては、さすがに「保険株には手を出すな」とはいえない。
● 少し苦しいが、「保険株」の少々の乱高下を期待して明日の「寄りつき」で1セット、おそらく120万円以下で「保険株シミュレーション」は買えると思うので思い切って「買う」
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■ 9月2日(日)
■ 「総資産」を軽視してきた保険業界の本音!=四半期決算業績の主要業績の個々の生保の本音!=
● かつては生保の順位付けで「総資産」が基準のころもあったが、最近の商用業績では「総資産」を軽視する傾向が強くなっている。果たしてこの傾向は正解なのか、大いに疑問が残る。
例えば、最近の四半期決算業績を「23年度第3四半期」と「24年度第1四半期」の国内生保9社とかんぽ生命の合計10社の「決算業績」について見てみると、各生保の対応がまちまちであることがわかる。● 最も項目が少ないのは「保有契約高・新契約高、年換算保険料(保有)・年換算保険料(新契約)」の4項目だけという生保(「日本、朝日、かんぽ生命」)とそれに「解約・失効」項目を追加した生保(「第一、太陽、大同生命})があり、さらに「商用収支項目」を記載した「明治安田、住友、三井、富国生命」)に分かれる。
● そしてこの中で「総資産」を主要業績として掲載している生保は「明治安田生命、三井生命、富国生命」の3社に限られる。つまり、様式が各社ばらばらなのである。もっとも他の生保の傾向としても「保有契約高・新契約高、年換算保険料(保有・新契約)」が主流になりつつある。
となるとこの「主要業績」というのはおかしい。強いて言えば「主要契約業績」というところだ。そもそも「契約関係業績」は決算業績発表の仕様ではない。そのため「契約業績」を中心とした「主要業績」欄が最も最初に記載されていた。
● もちろん生保の経営体力をみるのに少ない業績だけで評価するのは危険だが、基軸になる業績が見当たらないのも困ることになる。特に生保の順位付けをする際には悩ましい。例えば「保健用等収入」ならそのままの順位を使えるが、「S・M比率」などを生保順で記載するときなど順位付けの基軸がないと実日不便だ。言うまでもなく「S・M比率」の場合は「S・M比率順」で一覧表にするわけにはいかないからだ。
説明するまでもないが、「S・M比率」は、比率数値が高ければ高いほど生保の評価が高いとはみないからだ。たまに「S・M比率」の数値順に生保の評価をしているHPなどがあるが、あきらかなとれ型の間違いである。
● さて、そこでやはりクローズアップするのが「総資産」だ。この背景には時価会計の問題もあるが、いずれ「責任準備金」が経済価値ベースになった場合「総資産」の価値は上がることはあっても下げることはない。
もっとも「総資産」は「貸借対照表」の「資産の部合計あるいは負債及び純資産の部合計」を示すことから、主要業績に記載がなくとも分析する側からは特に困るわけではない。ただ、一目瞭然に見やすいものとまた対前期比等が明記してあることで理解がしやすいのは確かだ。
■ 9月1日(土)
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■ 8月31日(金)
■ 8月31日「8,839円」は、厳しい「株安傾向」!=ドルも78円、ユーロも98円!=
● 8月末は、生命保険協会の事業概況も決算ベースで発表されることはないが、結局「株安、円高傾向」に変更はなかった。もっとも「株安」とはいえ、現在の株価が下値とは誰にもわからない。最近では20年度末(21年3月末)が「8,109円」ともっとも安いが、そこまでには約700円の差しかない。
もっとも株価が「7,000円割れ」というようなことにでもなると、株式保有する生保にはかなり深刻な事態になる可能性が高い。直撃するのは経営指標としては「S・M比率」だ。
● 評価損計上となると、「S・M比率のソルベンシー・マージン総額」が減少することから比率はかなり減少することになる。もちろん即200%割れにはならないと思われるが、しかし、現在よりも100%あるいはそれ以上の低下となるようだと、かなり危険水域を囃されることになる。
● また、「為替」も円高傾向が定着化し、最近では「ドルの80円割れ、ユーロの100円割れ」が当たり前の雰囲気がある。ところで、藤巻健史氏の「日本大沈没」(幻冬舎発行)が売れ始めている、と言う。 「南海トラフ」の件も含め、ネガティブな話題が目白押しだ。
しかし、確かに何か日本はおかしい。おかしくなっている。少なくとも現状が向こう10年続くことは極めて考えにくいのだが、とにかく「日本経済」がその日暮らしを始めているような感じだ。
こう書いてくるとすぐに「政治」を絡ませたいところだが、今はそういう声さえ出したくない雰囲気があるような気がする。
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■ 8月30日(木)
■ 南海トラフ地震、最悪なら死者32万人 国が被害想
定!=損保は生保はどうなる?!=
● よりによって見出しのニュースが大きく報じられていた昨夜から今朝の新聞報道のさなかに「宮城県で震度5強」の地震があった。午前4時5分頃である。 意外だったのは昨年の3.11以降では震度5は2回目だとラジオは報じていたが、本当か?!
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