■ 大知一成の公式「ブログ 保険・かわら版 」■=「間違いだらけの生命保険選び」=

=保険会社決算分析・保険商品分析・保険販売・保険金詐欺事件等保険業界のウラオモテを知る評論家「大知一成の公式ブログ」!=

★ 今日のブログ「保険・かわら版」

2011年10月17日 | 保険
10月25日(火)訪問人***人(閲覧者数***人)

■ 「太陽、大同生命」の格付維持!(R&I)
● 「R&I」が24日、「T&Dフィナンシャル」の「太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命」の格付けをこれまでと同じ「A+」で維持とした。
 ところで、格付け4社の「太陽生命、大同生命」の格付けを調べると「3ノッチ」以内に分かれる。「S&P」は2ノッチ低い。「フィッチ」は「大同生命同格、太陽生命2ノッチ低い」、「ムーディーズ」は「太陽生命」のみ1ノッチ低い。
● このように、4つの格付け会社の格付けをフラットにした場合、3ノッチ以内に格付けされていることになる。ではどの格付けが正確かとなるが、これは各格付け会社の意見である以上、断定することは難しい。
 ただやはり「3ノッチ」というとかなり幅が広い。
 他の生保では「日本生命、明治安田生命」がそれに該当する。また「2ノッチ以内」は「第一生命、住友生命、三井生命、朝日生命(ムーディーズはなし)」。
 さすがに「1ノッチ」以内(同格付け)という生保はなし。
● 逆に「4ノッチ」以内の生保も1社ある。「富国生命」である。
 一般的に考えると、「3ノッチ、4ノッチ」ともなると、格付け会社の評価にかなり幅があるということになる。

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■ 「生保45社の履歴書」(名称は仮称)とかの「小学館・まんが版」のコラボレーション本の編集開始!
● 決算データ版関係が一段落したことで、表記の編集に取りかかった。「データ版」は四半期毎の全生保を一覧にしたものだが、こちらは個々の生保の年度決算+αという編集だ。
 もっとも「データ版」と大きく異なるところは「45社一覧」では見えにくいが、しかしその生保の現状を知るには重要なポイントである項目を取り入れた。
● 要は「見やすく、分かりやすい」がコンセプトだ。更にかつて一大ブームを巻き起こした(?)「間違いだらけの生命保険選び」(小学館発行)のまんがバージョンを一話セットする1冊本である。詳細は追って案内するも、かなり重宝な一冊になるはずである。

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10月24日(月)訪問人243人(閲覧者数619人)

■ 【お知らせ】「生保決算データ版」ようやく編集終了!=もうしばらくお待ち下さい。
● 予定をオーバーしたが、ようやく編集が終了し後は発行を待つだけになった。メインは「22年度+23年度第1四半期決算データ版」なのだが、実はその後編に「保険・かわら版」の「ソルベンシー・マージン比率」の4号分をそのまま掲載する予定で編集日程を組んでいた。ところが、どうしても「保険・かわら版」の性格上「ソルベンシー・マージン比率」についてに「解説」が少ないかあるいはほとんどないためいきなり核心からはいるため、わかりにくいところがあったようにも思う。
● そこで、事のついでとばかりに「ソルベンシー・マージン比率」について「保険」・かわら版」を再編集し始めたら、まさに「深みにはまった状態」となり、勝手に苦労を背負い込むことになってあいまった。もっともその先には「日本生命とアフラック」のS・M比率のシミュレーションという副産物も生まれたが、さすがにここまで来ると「S・M比率の厳しさ」が良く分かることになる。
 もっともこの2社の具体的シミュレーションを説明するために「11月4日の【東京・講演会】」では、時間を15分ほど延長することにしたが、さすがに「S・M比率」の比率数値だけでは如何に意味不明かが分かろうというものだ。

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■ (お知らせ)【11月4日・東京講演会】も近づいてきました!残席も減りつつあります。申込みはお早めに!=手続き終了順に「22年度。23年度第1四半期データ版」を送る手はずです。=
● 「11月4日」の「東京・講演会」まであと2週間になりました。やや期間が空くため「手続き終了(参加費到着の方)」の方には「22年度・23年度第1四半期決算データ版」をお送りします。なお、当日はご持参をお願いいたします。「講演会」の中で説明資料として使います。

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10月23日(日)訪問人225人(閲覧者数668人)

■ 一体生保は保有する資産をどのように”運用”すればよいのか?=リスク製商品に投資しろ、と取られかねない白川総裁の言い分!=
● まさかこんなところに「生保の資産運用」のはなしがあるとはつよ知らず、アナリストU氏のブログから知った次第。しかし何とも奇妙なのはこの講演を行ったのが、「IAIS(保険監督者国際機構)ソウル年次総会」となると、違和感がないといえばウソになる。
 素直に読めば「国債はダメ、リスクのある金融商品への投資を」と読み取れる。現在「S・M比率」をまとめている身としてはまさに???である。しかもさらなる生保資産の厳格化をかんがえると、この流れに間逆な言い分である。

<日本銀行のHP>

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10月22日(土)訪問人233人(閲覧者数737人)

■ 「TPPの保険」論議が盛んになってきた!=米国某社の苦悩!=
● 最近、ラジオを聞いていると(TVではなく)「TPP反対論」が少なくない。保険関係で最たる言い分は「米国のように皆保険制度がなくなる」というもの。当然それにともない保険も高収入者鹿は入れない保険が売られる、という展開だ。
 確かに米国社会では、入院するにも手術するにも「加入している保険会社の承諾がない」と、保険金が支払われないことがあるためおちおち病気やケガもできないとされる。日本の場合は「入院一日○千円、手術給付金○○万円(一般的には入院給付金の○倍とされ、その倍率は部位等によりとなる)」という仕組みのため「入院・手術」をすれば大概のケースでは保険金が支払われることになる。
● もし、TPPにより、「米国流の保険金支払い体制」となると、まだ日本市場に参入していない米国保険会社が新規算入してくるか、あるいは既に算入している米国保険会社がこのような”新種保険”を開拓することになるが、現状からすると新規参入はかなり難しいと思われる。また、既に算入している保険会社が商品構成を切り替えて行くにはこれまでの既存契約が大量にあることから、価値観が異なる両商品をどう売るかが問題だ。
● もっとも、既に「実損タイプ」の保険商品は販売されていることから、これらの保険商品が、露払いとなる可能性はあるが、しかし、これらの保険商品の先には「完全実損タイプ」あるいは「保険会社の承諾を必要とする保険商品」が主流になる可能性が出てくる。
 言うまでもなく、貧困層は簡単に病院には行けないことになる。下手したら救急搬送されながら、「これからやる手術について、保険会社の承認を取ってください。」等という笑えない事態も生じかねない。
● ところで、米国の場合一部保険商品を優先的に販売させ、日本社の販売ができないようにした経緯があるが、皮肉にもいまやその保険商品の保有が大きな生保経営のネックになっている。本来は、終身手数料の恩恵に浴している代理店が、新規保険商品を販売して既存商品のデメリットが希薄になればいいのだが、業績を見る限りではその販売力は効を上げていない様子だ。
 実は、これが生保経営上かなり重篤な状態になっている。もちろん為替の問題もあるが、まずは23年度上半期決算の内容が気になるところだ。 

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10月21日(金)訪問人251人(閲覧者数667人)

■ 「円が急上昇!=75円78銭!=
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■ 「タイの日系企業」の損保被害は?!
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10月20日(木)訪問人258人(閲覧者数642人)

■ 「企業年金」の株式保有が減っていく・・・!
● 「企業年金の積立不足」が深刻ということで、ある極めてマイナーな集まりに参加してきた。詰まるところ、「国債、株式、外国株、代替投資」に大きく分類できるが、「株式」保有が減少一途らしい。その代わりに一時は「外国株」が増えたが為替の問題で、現在は「代替投資」が増加中という。
 つまり、企業年金資金が「株式」に戻る可能性は今のところ絶望的だとも言う。まあ、さわりだけを書けばこうなるが、深刻なことは間違いなく状況変化があると、むにゃむにゃと解説があった。
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■ 「スペイン、2段階格下げ!Aa2→A1」(ムーディーズ)、イタリア24行格下げ!(S&P)

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10月19日(水)訪問人307人(閲覧者数726人)

■ 「11月4日(金)【東京・講演会】」の時間が15分ほど延長の予定!

● 現在色々な資料を並行して編集しているが、やはり「11月4日の【東京・講演会】」のレジュメ作成にどうしても「S・M比率」の仕組みを理解しないと、ネガティブな部分がわかりにくいところがあるため、実際の生保の「S・M比率」を使い、シミュレーションを取り入れることにした。
 一般的には、各社の「S・M比率」の数値を並べてその増減を使った説明がほとんどだが、今回の場合は、減速16項目のうちの「増減が生保に多大な影響を与えたあるいは与えそうな項目」を分析して説明することにした。
● となると、どうしても予定の時間内に納まらない可能性がでてきたので、あらかじめ15分ほどの時間オーバーを案内した次第である。ところで、例題にする生保は「日本生命」と「アフラック」にした。概算試算すると両社とも色々な「S・M比率」の問題点を浮き彫りにしてくれるから例題に使うことにした。
 もっとも「問題点」というと、余り良くないことを指摘するかのように思われがちだが、要は「今後の金融情勢の展開でこうなる」というシミュレーションである。端的な例は「株価」と「為替」だが、これは両社ともかなり敏感に「S・M比率」に影響を与える。
● 仮に両社が「500%」を割る状態になるようなことになると、どのようなことが心配されるか、先を読む必要がありそうだ。この試算(「日本生命」例)は、「メルマガ」で説明する予定だが、しかしこの試算内容は結果的に「23年度上半期末」と近似値になるようだ。
 そういえば、かなり「上半期決算業績」で苦労している生保が数社あると言われているがことの真贋は現在のところ不明である。(ということになっている。)

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■ 「地震保険 抜本改定検討」!=「日経」の1面トップ記事なのだが・・・!=

● 記事によると「財務省と損害保険各社は地震保険制度を抜本改定する検討に入った」とあり、「日経」の扱いも大きい。他面にまで関係記事があるほどだ。当然、中身に目を通し、支払件数の割合が「全壊5.9%、半損26.6%、一部損67.5%」というようなことと、保険金についての記事を合わせ読むとやはり改定は必要かと思ったりしていた。
 問題は実施時期だが「検討」という表現で記事からはよく分からない。
● ところが、ところがである。「朝日新聞」の5面一段に16行の記事が小さく載っている。見出しは「地震保険見直し先送り」とあるのだ。
 あれあれ、である。記事によると「地震保険の制度見直しについて検討していた財務省の作業部会は18日、結論を来年以降に先送りすることを決めた。」とある。両紙を改めて読み比べたが、どうも要領を得ない。まあ、今日の夕刊紙にネタで書かれるかも知れない。 
 確かに財務省が積極的に急ぐ話しではないし、損保としても手放しで「保険料も上げる、補償内容も上げる」というわけにはいくまい。

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10月18日(火)訪問人293人(閲覧者数735人)

■ 「地上波のプロ野球放送は0!」=セもパも必死な試合が続いている!=

● 最近はTVを離れ、ラジオとネットからの諸情報を聞くようにしている。再発見したのは「ラジオ」の番組だ。とにかく耳だけを空けていればいいので何を聞いていても気は楽だ。ところが、「ニッパン放送」が主なのだが、TVではほとんど聞けない「辛口コメント」が昼間の番組から連続している。
 今日も大橋巨泉氏が出ていたが、予定外の五木寛之氏との対談迄やらかす始末だが、しかしそれが面白かった。またTVなら絶対タブーの島田紳助氏のことも併記で淡々としゃべっていた。
● 個人的には余り好きではないのだが、テリー伊藤氏が後の番組で出てきたが、TVとは異なり結構含蓄のある話しをしていた。やはり「ラジオ」軒落差があるのか。また深夜になると色々な方々が出てくる。新発見なのだが、TVでは諸事情からお呼びでない人たちが続々出てくる。結構人生体験があるために中身も面白い。
● ところで、プロ野球のペナントレースが面白い。さすがに3連勝した巨人ははっきり言って予想外だったが、しかしそれがために今日の「中日ー横浜」戦が注目されることになる。今のところ横浜が3点入れて3-0で横浜が勝っている。
 ところで巨人はどうなっている?
 本音を言うと、もう「S・M比率」にかき回されて、こうして野球放送を聞くのが頭の癒しになっている。

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■ 「ソニー株、保険株と連動!」=「SONYFH」がソニーの中核か?!=

● 何とも奇異に見える記事(「日経」)なのだが、しかしほとんど見ることのない「ソニー株」のチャートを見ると記事にも一理ある。第一生命やT&DHと同じような株価の動きを指摘しているのだが、確かに保険株は下落している。
 やはり問題は「SONYFH」だ。「ソニー生命、ソニー損保、ソニー銀行」の文字どおり金融株なのだが、今や時価総額も5,359億円と「T&DH」の5,335億円と拮抗している。ついでに言えば、「第一生命」の8,450億円も遙か彼方と言うようには見えないところに「SONYFH」の存在感がある。
● とはいえ、「ソニー」の本業はエレクトロニクス、という考えがなくなるとは考えられないことから、「SONFH」を中核事業に据える、ということはこれは難しい感覚だ。むしろそれなら「売却して資金を手にする選択」をするのではないか。
 ところが「生保・損保・銀行」を併せ持つ「SONYFH」に手を挙げられる企業は極めて限定的だ。どうしても一度「売却銘柄」に名前が挙がると、ウワサになることは避けられず致し方ないが、このような記事が出ること自体、何かあるのでは、と穿った見方をされかねない。

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■ 「昔の大手生保のまねごとを今の代理店はしている!と某代理店社長は怒る!=怒るのもごもっとも!=

● 過日、代理店中心の「ワンパックセミナー」で、某代理店社長氏が嘆いていた。子会社として生保を立ち上げた頃は「大手生保の保険販売はおかしい。」と、「定期保険・更新型」を中心とした保険商品販売を指摘していた。ところが今になると、当時「保険のおばちゃん」と卑下していた我々は、その「保険のおばちゃん」とおなじような保険を「良い保険」だと売り込んで売っている。何かおかしい。
 と怒る。
 確かに何かおかしくなっている。「売れれば勝ち」というビジネスライクな考え方が蔓延した結果、独占企業と言ってよかった「国内大手生保」群の経営体力も消耗している。
 「因果応報」とならなければよいが、これだけは分からない。

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★ 今日のブログ「保険・かわら版」

2011年10月13日 | 保険
10月17日(月)訪問人***人(閲覧者数***人)

■ 「三井生命の格付け」を据置、OLは安定的!(「フィッチ」)

● 「格付け維持の解説」を読めば分かるが、「三井生命」からするとかなり甘い見方をフィッチはしていると見る。格下げになる可能性も最後に触れているが、「近い将来に格下げ方向の格付けアクションの可能性は低いとフィッチはみている」とあるが、本気でそのように考えているとしたら、「住友生命」同様、1ノッチ程度は格上げしても良かったのではないか。
 どうも最近の「フィッチ」の生保格付けは一貫性が乏しく理解に苦しむ。

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■ 久喜市の対応、これは酷い!=本人が知らない間に久喜市が保険契約を解約していた!=

● 「誕生日同じ、同姓同名の別人の保険を差し押さえ」という見出しで「読売新聞」の記事だ。生地にはこうある。
「埼玉県久喜市は16日、市内に住む50歳代の女性から国民健康保険税の滞納額を徴収する際、茨城県内に住む別の女性の生命保険を誤って差し押さえて解約し、取り立てるミスがあったと発表した。同姓同名で生年月日も同じだった。市は女性に謝罪し、解約した保険の回復手続きを行っている。
 市収納課によると、納税の督促に反応がないため、生命保険会社などに財産調査を行った。市が8月に生命保険を差し押さえようとした際、生保側から「住所が違うが間違いないか」との指摘があったが、市は「契約時と現住所が違っている人は多いので問題はない」とし、十分確認をしなかったという。
 市はその後、催告書や差し押さえ予告の通知を送ったが異議などが来なかったため、9月に解約手続きを行い約170万円を徴収。滞納額との差額は久喜市の女性の口座に振り込んだ。10月、茨城県の女性の元に生保側から解約通知が届き、ミスが発覚した。
(2011年10月17日08時13分 読売新聞)
● 一昔前なら高利貸しやヤクザ屋さんが「生命保険」を取り立てることはあったが、こうも無責任に「久喜市」がやるとは怒りすら覚える行為だ。そもそも一端「解約」した保険契約をその生保はどのような理由で「復活」するのかしりたいところだ。
 余りに「生命保険」を軽視した事件である。久喜市の「謝罪する」というような対応には腹立たしささえ覚える。実際に手続きを取った担当者の名前くらい明らかにすべきだ。もちろん保険会社も何らかのコメントを出すべき事案だ。
 ひょっとしたら他のところでも軽々に「生命保険の差し押さえ」が行われているとしたらこれは保険業界にしても看過できない問題だ。

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■ 「株価8,000円割れ」の「23年度末のS・M比率」は、とんでもないことになる!

● 現在、11月4日の【東京・講演会】やセミナーのための資料作りをしているが、そこで重要なポイントは「S・M比率」だ。実はシミュレーションをしてみると、もし株価が8,000円を割る状態になると、国内大手生保では、500%割れの生保が4社になる可能性がある。この内の2社は既に500%以下だが更にそれを下回ることになる。
 また、「円高」による「S・M総額」が減少の生保も問題が大きい。ここでも意外な大手の外資系生保が500%を割るのは確実視される。いわゆる76円台での試算だが、更にこれ以上の円高になると、全く別の計算の結果になる。
● 既に23年度の上半期(9月末)は「株価8,700円、76円(ドル)、103円(ユーロ)」と確定しているが、ここでも厳しい生保が数社はあると思われているが、やはり「新基準」を「早期是正措置の使用」が決まっている23年度末が、いわばスタートではなく逆にゴールになる可能性がある。
 とにもかくにも、これからの短期間に「23年度上半期末と23年度末」の2回の大波が襲ってくることになる。
 しかも生保にとってたちが悪いことに、更にこの先には「経済的価値の生保経営」が待っている。
● ところで、11月4日の【東京講演会】は、出足は好調だったが、ここにきてポツポツの申込みになってきている。間違いなく生保業界の今を知ることができる講演会と自負している。今日取り上げた「S・M比率」にしても、もう3年先などの話ではなく、あと半年後の可能性の問題である。!少なくとも事態がここまできたら少なくとも「S・M比率」の仕組み程度は知っておいた方が保険業界関係者の常識だと考えている。申込みはこのブログの最初をクリック!

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10月16日(日)訪問人208人(閲覧者数762人)

■ 「23年度上半期末決算」の「S・M比率」もかなり厳しいが、23年度末(24年3月末)に注目が集まる生保危機!

● 23年9月末は株価が8,700円だったことで、何とかクリアーは「S・M比率」の新基準でもできそうだが、もっとも仮免状態であることから金融庁からの早期是正措置は免れるものの、最近は23年度末(24年3月末)の株価が翌話題になるようになった。
 その筋の某専門家は「年末に上がって年を越して少し下がり年度末は1万円突破!」と酒が入ると口癖だが、まあ仕事柄口が裂けても「暴落」とか「8000円割れ」とは言えない心情が垣間見える。
● しかし、株価もまた為替もそうだが、誰にも予測はできないのは周知の事実だ。となると、もし年度末に「8,000円割れ」になった場合の「S・M比率」はどうなる、という話しだ。この場合、「新基準使用」と同時に「早期是正措置の発動」が現実になるのでは、という危惧だ。しかもそのような株価の場合、複数社がそれに該当する可能性があるのでは、という。
 確かに簡単なシミュレーションをすると、どうやら該当する生保が複数社出てきそうである。しかも類似したシミュレーションでは、他の理由で1ないし2社が危険ゾーンに入るようである。少なくとも「株価」は年度末は要注意である。
● 「アリアンツの次」にだけ気を取られていると、意外なほころびがぽろっと出るかも知れない。

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10月15日(土)訪問人203人(閲覧者数561人)

■ 「仏パリバ 格下げ AA → AA-」(S%P)
=「ジェネラル、クレディ・アグリコル」A+に据置=


● 欧州(EU)の金融状況が悪化していることは理解はできるものの、では今後どうなるか、となるとどうも不透明だ。その最たるものが「ギリシャ」だ。専門家にもよるが「もう破綻は前提」ともあるいは「このまま推移して再構築できる」とか、何とも不確かだ。
 また「銀行」への資金投入はもっと不可解だ。格付け会社は資本不足を指摘するが、ではどこが資金投入するかとなると、これがまたわかりにくい。EFSF(欧州金融安定基金)のフランケルCFOは、「①自力増資、②各国対応、③EFSFの活用」という。そもそも地力増資ができるくらいならそんなに問題はない。
● また米国の場合は、別の部分でわかりにくい。「財政赤字が1兆ドル超」とあるにも関わらず、最近の株価は堅調だ。まあこれにはそれなりの解説をするのだろうが、いわば一方方向にだけ流れるわけではない、ということを念頭に置かないとこれらの動きは理解を超えることになる。
 さて、では日本は?となるが、膨大な爆弾を大きな倉に抱え込んではいるのだが、それを取り巻く回りにはあちこちにドラム缶に火をたく人々がいるのだが、その数が徐々に増えているように思われる。まあ、近くにやや大きめの消化器が備えていればいいのだが。

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■ 「英HSBCの損保事業売却、アクサ、ゼネラリ、東京海上H、MS&ADが応札」

● ロイターによると、応札した保険会社としてこの4社を明らかにしている。また「独アリアンツ、チューリッヒ」は確認が取れていない、とあるが文脈からすると応札しなかった可能性が高いようだ。
 約10億ドルが売却額とされているが、日本の損保としては欧州への足がかりとしては好ましい物件に写る。ただこのようなM&Aの難しいところは、「買い手の本命」がわかりにくいことだ。例えば、どんな場合でも名前を出す保険会社、また当て馬的応札もあると聞く。
● わかりやすい話しは、日本の生保が破綻したときの買収候補の裏事業だ。もちろんこの辺が将来にも明らかにされることはないが、断片的に漏れてくることがある。もちろんその真偽は分からないため調子にのって公にするわけにはいかないことがほとんどだ。
 かく言う私もセミナーなどでせいぜい2,3件の裏話くらいしか話しはできない。たまには驚くような話しも聞くことがあるが、さすがにこれだけは確認の取りようがない。
● 今回もロイターが名前を上げた4社と不明の2社それに売却側のHSBCはずべてロイターのコメントを拒否している。
 さて、ここまではロイターの記事をベースに書いたが、少々深掘りした見方をすると「アクサとゼネラリ」については、買収候補として名前が上げることは「健全性を強調する意味」出もプラスに働く。とりわけ「ゼネラリ」はその期待が強いに違いない。率直に言えば、現在の状況下で「何としても採りに行く」必要はないように思える。
 となると、日本2社となるが、これから先はいくら個人的な見解としても書けない部分だ。
● しかし、ロイターも強かである。上のニュースを流した同じ14日に別面で「日本企業の海外M&A,世界景気減速でリスク拡大も」の記事が載っている。やれやれである。

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10月14日(金)訪問人269人(閲覧者数849人)

■ 「twitter的ブログ」が以外に好評?!=書き込みは自由!=

● このブログは4,5日で一つの囲いを作成している。その末尾に「コメント」の欄があり、ここ最近ここを「ツイッター的ブログ」として気楽な書き込みをしている。まあ、その時その時の動きをメモにしているのだが、結構反響がある。しかし、反響はメールが主で書き込みはない。直接書き込んだ方がいいとも思うのだが、どうも抵抗があるようだ。
 ひょっとしたらこの「ツィツター的ブログ」の方がヒットする予感もあるが、果たしてどうか?
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■ 「日本生命、第一生命」、辛うじてセーフか?!=東電融資5,000億円中止!欧州向け投融資!=

● 両社とも「東電への5,000億円融資」を中止しているが、その後の状況をみると、これは辛うじて両社にとって結果オーライとなった。もし過去のつきあいから資金を出していたとすると、現在「東電」が金融機関への融資維持を要請していること等を考慮すると、先が見えない5,000億円についてのネガティブな話題を提供したことになりかねない。特に株式上場している「第一生命」にとっては、株価もだが営業面でも苦労を抱え込むことになりかねなかった。
● さて、もう一つの投融資の問題は「欧州5カ国向け」だが、報道によると「第一生命3,000億円、明治安田生命1,300億円、住友生命は保有なし」が公になっている。「日本生命」は具体的な金額を公表しなかったが、いずれにしても「欧州投融資」については、数年前から問題視されていたこともあり、時間の経緯を考えると状況は軽減されているものと思われる。ただ、私の記憶に間違いがなければ某社の保有金額に大きな違いはないように思うが、果たしてどうか? 

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10月13日(木)訪問人267人(閲覧者数824人)

■ 「AIGエジソン生命AA-(ネ)」へ2ノッチの格上げ!(S&P)、「住友生命 A(安)」へ1ノッチ格上!、「日本、明治安田、第一、第一フィナンシャル、住友、メディケア」格付け維持!(R&I)=

● さすがにブログではコメントしにくいので明日までには「メルマガ」でコメントをする予定。

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■ 「S・M比率の基準見直し」をした年度末は「株価は下落」している。23年度末(24.3)は、どうなるか?!=もっとも株式保有のリスク係数を高くすると「S・M比率」は低下する。一緒に株価も引きずり下ろすのか・・・?!=

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■ 「株高(8,825円)、円安(77円、107円)」に振れるも、23年3月末(22年度末)に比べるとまだ「株安、円高水準!」=問題はこれからどうなるか、だ!?=

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■ 「AIG」が持株会社、さらに「AIU」は日本法人化を検討!=アクサ、米プルデンシャルに次ぎ3会社目!=

● 世界のマーケットでは「リーマンショック」というが、その翌日に起きた「AIG破綻寸前」の方が個人的にはインパクトが強かった。ところがそれから3年余りで「AIGは復活」した、といってよい。
 しかも今や「AIGの株式時価総額は3兆円」を雄に超えている。さらには当時の他の金融機関に対し法的措置も講じ始めている。まさに攻勢に出ている。
● このような環境下での「AIGの持株会社化とAIUの日本法人化」である。これはまさしく日本市場への再アッピールと捉えることができる。「M&A」戦略に長けた「AIG」だったが、奇しくも今回は「される側」に回り、日本市場では「生保」の手足をもぎ取られた。
 もちろん形態を整えれば業績が一気に向上するというものではないが、関係者以外からはわかりにくかった企業形態がすっきりすることになる。またこれに伴い「AIGのチャーチス」という知名度も上がるはずだ。
● 今後のネックは「損保の規模と生保戦略」だ。特に現状は傘下に「富士生命」しかなくその脆弱性は否定できない。また強いて言えば「AIUの大同生命との経営者保険提携」だが、いずれにしても「生保戦略」がこれからの「AIG」の日本における経営戦略に大きく影響してくることは避けられまい。
 端的に言えば「富士生命拡大戦略」か、あるいは「他の生保の買収戦略」かというところだが、米プルデンシャルの「ジブラルタ生命戦略」を目の当たりにすると、「富士生命」にそれを託す手もある。ただそうした場合「富士生命の体験則の不足」は否めない。単に入れ物を用意すれば済むというものではないからだ。

■ 「東日本大震災」による両親を失った孤児数は「237人」(厚労省)=「里親」問題もあるが、やはり「保険金の管理」はしっかりやっておいて欲しいものだ!=
 
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10月12日(水)訪問人291人(閲覧者数800人)

■ 「オリックスグループ」の昨年の受賞作品は、・・・=「百均は 高すぎますと ドルが言う」=

● と、思うのだが「ハヤブサの 5倍もかけて ローン終え」が大賞だった。しかし、既に「昨年の受賞作品」に「ギリシャから 飛び火は聖火 だけにして」等という川柳がある。今年でも十分に通用する川柳だという気もしないでもない。

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■ 「東京・講演会」順調な滑り出し!現在申込み受付中!=2日館で9人の申込み!まあ、私の講演会(セミナー)としては快挙!、=

● いつもなら、スローなスタートが定番なのだが今回は次々と申込みが続いている。もちろんその分、分かりやすい資料作成が必要となるが、これは文字どおり嬉しい悲鳴である。
 もちろん感覚だけで出せる結論ではなく、これまでに作成した資料を更に肉付けすることになる。
● しかし、「四半期業績」はこれまで見えなかった生保業績の流れを赤裸々にする大きな功績がある。データに焼き直す作業は大変だが、しかし、そこから浮かび上がる「現状」は、色々な生保の恥部を明白にすることになる。
 少なくとも現在の金融情勢からズバリ言えることは「かなり厳しい現実が待っている」ということだ。しかも「平成9年度・12年度・19年度」と生保業界を揺るがす”事件”がおきた。そして今度は「23年度(末)」である。
 かなり逼迫した話しではあるが、肝心な当事者たちがもっとも安閑としているから「まさか」である。しかし「現実」は待ってくれそうもない!

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■ 「ジブラルタ生命+AIGエジソン生命+エイアイジー・スター生命」、24年1月合併!=「総資産、保険料等収入」で第7位の生保誕生!=

● 「保険・かわら版=第107号=」の「ソルベンシー・マージン比率特集」でも「3社統合」の成否がカギだ!と解説したが、正式に24年1月1日に合併することを発表した。まだ色々な細部の問題はあると思われるもののそれを超過して大同団結でのスタートと受け取られる。もっともこのような場合には細部を詰めていたのではいつまでも結論は出ないわけで、ある意味「エイヤッ」の思い切りも重要だ。
 つまり、細部を詰めて時間がかかるよりも大胆に実行を優先した方が先が見える可能性がある。さて、いずれにしても3生保と米プルデンシャルとしては再出発だ。

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★ 今日のブログ「保険・かわら版」

2011年10月08日 | 保険
10月11日(火)訪問人306人(閲覧者数1,062人)

■ 「大知一成【東京】講演会」開催!=11月4日(金)18:30~120分。なお開催は確定です。=

● 「東京・講演会案内」をブログでしたところ、早速数名の方から申込みがあり、今回は「参加者が一人でも実施する」と勢い込んでいただけに幸先良いスタートとなった。やはり、セミナーでも講演会でも参加者が少ないよりは多いに越したことはない。やはり「やる気」が違ってくる。
 ところで、このブログには「金融庁の金融機関(銀行と保険会社)の検査」がアップされている。というのも、やはり各保険会社の情報を把握しているのは金融庁である。
● そしてなんと言っても「検査」という特権を持っている。実は20年10月10日に「旧大和生命」が実質破綻したが、9月3日には「金融庁の検査」がはいっている。一応スケジュールでは「10月10日」まで検査を行っているのだが、「10月9日」には「S・M比率」の200%割れを金融庁から指摘されていた。
 もちろん、「検査=破綻」というわけではないが、不自然な入り方あるいは意外性を感じる検査についてはつい余計なことも考えてしまうクセがついている。
● おそらく、本丸は23年度決算時点だと考えられるが、これについてもそれなりの根拠があるのである。少なくとも「アリアンツの次」あるいは「買収と売却」は避けられない生保が出るのは避けられないと考えている。
 もちろん、今回の「講演会」の場合は、業績資料から分析したものであり、当然のことながら今回の「アリアンツ生命」のように親会社の都合までは読み切れないが、ただそうなる可能性迄は指摘できると考えている。
 もっともこれらの分析を一笑に付すことができるのは「株価暴騰。円の急暴落」だろうが、その可能性は低いと読んでいる。

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10月10日(月・休日)訪問人229人(閲覧者数773人)

■ 「デクシア、破綻!」(フランスとベルギーに経営基盤)=他の欧州金融機関へ波及するか?=

● 「ムーディーズ」がイタリアの格付けを3ノッチ下げたが、そのイタリアの国債を大量保有する「ベルギーのデクシア」が破綻した。もっとも「デクシア」は、一般には「ベルギー」の銀行とされているが、経営基盤は「フランスとベルギー」にあるとされる。
 まだ「ギリシャ」の問題も解説にはほど遠い段階だが、その間に「イタリア」に飛び火しその結果「デクシア破綻」につながった、都見ることができる。
● イタリアに影響が大きい欧州の銀行として、このような銀行名が載っている。
・BNPパリバ(フランス)
・クレディ・アグリコル(フランス)
・ソシエテ・ジュネラル(フランス)
・ドイツ(ドイツ)
・RBS(イギリス)
・バークレイズ(イギリス)
・ウニクレジット(イタリア)
・サンタンデール(スペイン)
・ギリシャ・ナショナル(ギリシャ)

● もちろん、日本市場への影響やその関連があると思われる生命保険会社(損保も含む)について、どのような対応をするかは全く不明だが、とにもかくにも欧州(EU)の内情はどうやら20年の「リーマンショック」よりも多大な影響を与えそうな様子だ。

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■ 「3,926人が行方不明!死亡届毛提出者3,492人!=434人が「死亡届」未提出!=

● 「東日本大震災」の死者数は「1万5,822人」、そして「行方不明者」は「3,926人」なのだが、この内「3,492人」が「死亡届」を9月末現在出した、と共同通信は伝えている。
 この結果から「共同通信」は「大部分の行方不明者について死亡届が提出されている状態だ」とあるが、数字を差し引きすると「434人」が「死亡届」を出していないことになる。 果たしてこの「434人」という人数が「大部分」と一括りにできる人数なのだろうか。大いに疑問を感じる感覚に思える。
● 確かに「行方不明者数」からすると「死亡届の未提出者」は「11%」程度である。しかし、これを「11%と見るか434人」とみるかでその重さは大きく異なる。考えられることは、震災から7ヶ月が経過しようとする今になっても「行方不明=死亡」という現実を受け入れられない人が「434人」もいる、ということだ。
 マスコミは、それらの人たちの苦悩を伝えることはほとんどないが、「死亡届を出せない434人」がいる、という事実も忘れてはならない厳しい現実でもある。もちろんこれらの人たちは、マスコミの取材党にも応じることはないだろうから、余計「苦悩を知られないまま」の状態で「心が折れるのをじっと我慢して耐えている」状態が続いているのでは、と危惧するばかりだ。
● ややもすると保険業界人としては「保険金を支払うことは保険会社の役割りでもあり良いこと」と解釈しがちだが、しかし「死亡届」を出さない方との接点を持つ保険業界関係者にとっては、極めてむずかしい交渉が続くことになる。
 もちろん、単に保険金を払えばよい、というようなわけにはいかないところに「人情の機微」が絡む難しさがある、と思われる。
 実に悲しい話しではある。

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10月9日(日)訪問人195人(閲覧者数677人)

■ 「3つの放送を聞きながら・・・ウィスキーをお湯割りで!」そして猫の食事も用意!==

● どう説明したら良いのか分からないが、少々欲張った環境でこのブログを書いている。具体的に言うと「ラジオ日本」を聞きながら「ラジコの横浜FM」を聞きながら「ワンセグでNHK」という具合である。それ故にSMAPの歌が聞こえたり、森進一の声が聞こえたり、アンジュラ・アキの歌声が聞こえたり・・・もう何でもありである。
 そして野良猫の晩飯を用意する。もちろん少々肌寒いので焼酎のお湯割りを飲みながら、猫ちゃん3匹の食事の準備をするのだが、3匹それぞれに好みがあってややこしい。
● 半分少々酔いが回りながら、缶詰とかりかりと焼き魚の残りを混ぜたり別々に仕分けしたりするのだが、どうも最近は缶詰の人気がない。しばらくして食事を入れた発泡スチロールのトレーを見に行くと、完食だったり残っていたり大概日々違う。
 「野良猫だから食べられれば何でも良い」という横柄な考え方はこの3匹には通用しない。やはり個性を重んじながら丁寧な食事にしてあげないとダメなようなのである。食べて貰えないのだ。
● その成果かようやく最近はでてき始めた。だっこしても気持ちがよいらしい。抱き上げているとその指を嘗める。ただなあ、全部をこまめに面倒をみるには時間の自信がない。というような心配を家人に言うと「みんなに同じようにかわいがられているから心配ない」と断言する。確かにちゃんと定期的に食事に来る割には3匹とも丸々している。太っているのだ。
 どうやら「おなかがすいているのでは?」と心配していたのは私だけだったのかも知れない。というのも缶詰も中身によって食べたりあるいはフンとばかりに一口も食べないこともある。
● さて、「アリアンツの次の生保」のことをブログに書いたところ「そのテーマでセミナー(講演会)はやって貰えないか?」という質問を頂戴した。神経を使う話題であるだけに少々気は重たいが、しかし、確かに23年度上半期あるいは23年度の年度決算は何事もなくとは現状からは考えにくい。要は「分析の仕方」をレクチャーして欲しい、とのこと。なるほどである。
 日程が折り合えば「東京」で実施しようかと考え始めている。
 もっとも、かなりナーバスな内容であることから、資料作成がやや手間取ることになりそうだ。とはいえ、既に複数のセミナーで簡単な基礎資料は作成していることからそれに肉付けをすることになる。時間の設定が問題だ。

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■ 「アリアンツ」の次の生保は?!==

● 昨日のブログに思った以上に反応した方が多かった。まとめると「次はあるのかどうか?」さらに「その場合、どの生保か?」というものだ。
 もちろん、こうなると「販売休止」という基準があるわけではなく複雑なファクターが絡んで一つの結果が出ることになる。
 しかも「アリアンツ」の場合は、直前に新商品を発売していることもあり、「」新契約販売休止」を他の生保より先に指摘することは一般的には困難だ。
● しかし、日本市場に参入してわずか3年で「新契約休止」というのは余りにも性急な館がしないでもないものの、ここにきての「増資の連続」さらには、「販売急減」を考えると、本社の苦境はともかくとして、先が見えない事業と判断してもおかしくはない。
 ところで、「新契約急減」を知るには、年度決算業績では分からない。というのも「アリアンツ」の20/21/22年度の「個人年金保険の新契約高」箱のようになっているからである。

20年度  7千件ー  526億円
21年度  6千件ー  495億円
22年度 16千件ー1,114億円

● これだけをみると、ネガティブな話題とは関係ない生保、と思われがちだ。もちろん「個人年金・保有契約高」もこのようになっている。

20年度松   7千件ー  525億円
21年度末  13千件ー1,005億円
22年度末  29千件ー2,072億円

 ここからも不安な数字は見て取れない。
 ところが、では以下のような数字はどうみるだろうか?!

○ 271億円
○ 388億円
○ 268億円
○ 187億円
○ 121億円

● 一目瞭然だが、388億円から段々悪化していることが分かる。実はこの数字は「四半期毎」の新契約高である。断っておくとこれをもって「新契約休止」を予測するのはまず無理だ。ただ、同時に注目したのは「保険料等収入と事業費」だ。
 これらのことからある金融機関関係者が多かったセミナーでは、「撤退する可能性がある生保」の最後に「アリアンツ」を入れた説明をしたが、年度決算ではとても予測は無理な業績であることを説明したところ一部には納得してもらえたようであった。
 ただ、かなり低い可能性の生保を入れた約10社(コアは7社=セミナー時=)の中の1社であることとむしろ「アリアンツ」は順番から言えばまだ後の方という読みがあったことも事実で、「可能性の生保」に入れたことを評価はしていない。
 おそらく親会社の都合ということは、業績からだけでは予測のしようもないが、しかし、親会社が決断をせざるを得ない「業績」であったことが事実であることも否定できない。
 いずれにしてももし「年度決算」だけで、「可能性」の判断をしていたら、逆に「大丈夫な安心できる生保」という烙印を押していたかも知れない。現在は、「四半期業績」が重要な意味を持っているのである。
 残年ながら「年度決算業績データ」では、生保の現状を正確に把握するには役(データ)不足なのである。
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■ 「格下げ」が世界を駆けめぐる!=日本の明日の姿か?!<続>=

● このような見出しで昨日書いたが、フィッチのイタリアとスペインの格下げについて正確に記しておく。「フィッチ」は、「イタリア」の格付けを「AAー→A+(1ノッチの格下げ)」。また、「スペイン」は、「AA+→AAー(2段階格下げ)」。見通しはどちらも「弱含み」であり、さらなる格下げの可能性もあるということになる。 
 また「ムーディーズ」は「ベルギー」の格下げを「引き下げ方向で見直す」と発表した。
  
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■ 「ゴールデンレトリバー」が「がん発症率」が最も高い!=アニコム損保調査=

● 「犬のがんの発症率」というと、犬を飼っていない人には関係ないことと思いがちだが、それでもこのような調査結果を突きつけられると、犬に同上もしたくなる。
 というのも、どうやら犬は人間より若いうちからがんの発生が増える傾向にアルという。がんができる年齢は人間で40代後半に相当する7歳で約10%に達するとある。さらに10歳では6頭で1頭にあたる17.5%。
● このニュースを掲載したのは「朝日新聞・9月29日の夕刊」だったが、さらに「人間の場合、がんの発症率が10%を越えるのは男性で70代、女性では80代になってからだ。」と記事にはある。
 確かにこの記事を見ると、犬のがん発症率は高い。
 しかもその発症率は犬の種類に頼子となるという。
 不名誉なトップは「ゴールデンレトリバー」で「15.4%」,2位は「パグで11.8%」、3位は「ラブラドルレトリバーの11.6%」。
 ちなみに「チワワは2.9%」とかなり低い。
 しかし、飼う側としては、発症率が高いから犬の種類を選択するのはいかにも寂しい思いがある。もちろん「アニコム損保」としては「ちゃんとペット保険に加入しよう」ということになるのだろうが、かの「ぽっしゃんのがん保険」よりも気軽に読めたのは、そもそも犬を飼う気がないからだろうが、しかしここまでぺットが家族と同様になってくると、「ペット保険」の役割が必要になってくることにほとんど抵抗はなくなっている。
● 以前も書いたが、今「野良猫3匹」に不定期ではあるが、食事をやっている。時間になると「ニャーオー」と玄関先で鳴く。ところが1日、場合によっては2日もこないとついつい悪いことを考えてしまう。昨日も4,5日も顔を見せなかった「ディジー」がくると、早速缶詰をあけて大判振る舞いをする。
 やはり、かわいいものである。まあ、猫党かなあ。

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10月8日(土)訪問人239人(閲覧者数955人)

■ 「格下げ」が世界を駆けめぐる!=日本の明日の姿か?!=

● 欧米格付け会社「フィッチ・レーティングス」が「スペインとイタリア」の長期信用格付けを引き下げたが、続いて「ムーディーズ」が「欧州21行の格下げ」を行った。英国とポルトガルの主要行が対象だが、やはりこの欧州金融状況は保険会社への影響はどうなのか、という点がきになる。
 既に独「アリアンツ」が新規契約を休止したが、他の欧州関係の保険会社(生保、損保)も無関係とはいくまい。
● そもそも銀行に資本注入が求められているときにそこに関係する保険会社が「資金を頂戴」ではこれは苦しい。しかし、「変額年金保険」を保有してしまった生保としては、最低保証商品を抱え込んだ以上、撤退も新契約もままならないという状況に陥っているのは周知の通りだ。
 もちろんこれだけの”負の遺産”を保有した保険会社を買い取ってくれるような「お人好し」の企業(保険会社、銀行など)はないわけで、できるだけ「解約」がでないように静かに潜るしかあるまい。
● もっとも契約者の負荷は少なくなく「ハートフォード生命」の例をみても、即丸々最低保証された資金を手にできるわけではないことから、やはり契約者の「生保選び」は慎重を要することになる。
 有り体に言えば「銀行窓販」の実際に販売した銀行が、一番「得な役回り」をしたことになる。「手数料はしっかり手にして苦情は該当生保へ」という仕組みである以上、誰にも文句を言われる筋合いはない。
● さてこのように書きてくると「欧州系の保険会社はダメ」と思われがちだが、ところが既に「個人変額年金保険」を大量保有しているのは、国内生保なのだ。もちろん問題はその商品の中身なのだが、少なくとも「個人変額年金の資産残高」をみれば、少々唖然とさせられる。その一覧は「22年度+23年度・第1四半期データ版」の47頁を見ていただきたいが、現在の金融情勢からすると、そう安穏としていられない金額である。
● 「個人変額年金保険の残高資産」が2兆円程度の生保は以下のようになっている。
(1)国内生保 2兆3,924億円 
(2)米国外資 2兆5,497億円
(3)国内生保 2兆3,081億円
(4)国内生保 2兆1,552億円
(5)欧州外資 1兆9,620億円

● こう並べると、「アリアンツの次はこの中から?」と思われがちだが、むしろこれ以外の生保の可能性が高いと見るのが妥当な捉え方だろう。ちなみに「一時払い終身保険」で「銀行窓販」の実績を進展させた「日本生命と明治安田生命」の「個人変額年金保険の資産残高」は、「日本生命が1,562億円、明治安田生命が1,814億円」となっている。
 確かに金融情勢好転になると「一時払い終身保険」の乗り替えによる解約のリスクはあるとはいえ、ではどちらがリスクを被る可能性が時間的にあるかとなると、現状からは「変額年金保険」の方だろう。

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■ 「尿管結石は、七転八倒の苦しみで起き上がれないほど痛く、脂汗も大量に流れる。」小澤元民主党代表!

● 実は私ももう20年以上前「尿管結石」になったことがある。それは夕方突然襲ってきたのだが、その激痛の程度は表現できないほどだ。例えるとノミで腹部を突き刺したいくらい激痛が走る。この激痛はなったものでなければおそらく分からない文字どおり「激痛」だ。
 私の場合は畳をかきむしるほどの痛さだったことを考えると、小澤氏もその激痛の様に家人あるいは秘書も一大事と考えても不思議ではない。
● とかく政治家は健康の不具合は隠す、とされるがその激痛の様を目の当たりにするとやはり「生死に関わる緊急事態」と考えても何らおかしくはない。とっさに救急車というのも理解できる対応だ。
 私の場合は、畳をかきむしりながら痛みが取れるのを待つのだが、そもそも原因が全く分からずとにかく100メートル先にある内科医に行くことにした。そして転がり込むようにして病院へ行ったのだが、さすがに「医者」である。その症状から「尿管結石で間違いないでしょう」と言い、早速治療を始めるという。
● まあ、原因が分かったことで安心はしたが、その激痛に変わりはない。ベッドに横になり「これは大量投与できないんですが」といいながら注射を1本打って様子を見るという。
 確か30分足らずだったかと思うが、しかしそれでも痛みは少しは楽になったが、周期的に走る激痛に変化はなかった。
 それを見た先生は「本当は2本は多いのですがその痛さでは仕方ないでしょう」とばかりに2本目の注射を打った。確かにそれで痛みは和らいだのだが「2本目は打ちたくない」という言い方が気になるもののとても選択の余地はなく、結果的に痛みが取れたことで安心したことを覚えている。
● そして翌日(確か休日だったと思う)、2,3ミリの石がおしっことともに出てきたのだが、その時便器の陶器に落ちるカチンというような音で気がついた。おそらく最近の便器であったら気がつかなかったかも知れないが、その時の住まいは築2,30年の鉄筋作りの3階建ての建物だったことから頑丈ではあるのだがとにかく設備は古かったことから、文字どおり「尿管結石」の原因を目で見ることができた。
 さすがにその「石」は大事に保管していたつもりだったが、今はどうしたか分からなくなっている。まあ、こういう話題だからこのように書けるが、いつもは話題にもならない体験談である。
 小澤一郎氏の政治的立場は抜きにして、もし「尿管結石」だったとしたら、相当な痛みだったに違いない。また、入院が必要というのも年齢等を考慮すれば理解できない医者の処法とも十分に考えられる。とにかくあの「激痛」は言葉に表現できない痛さである。

★ 今日のブログ「保険・かわら版」

2011年10月02日 | 保険
10月7日(金)訪問人256人(閲覧者数730人)

■ 「22年度・23年度第1四半期決算データ版」の一般販売をいよいよ開始!【部数限定のためお急ぎ下さい。】=「更新型保険診断員、保険かわら版」を購読の方の購読〆切について。=

● 告知期間が4,5日間しかなかったこともあり、10月5日〆切以降は購読はできないか?の問い合わせを頂戴している。少々余裕を持った部数を確保していることから、最終〆切を「10月14日(金)」と延長します。なお、一括で50部以上の申込みはあらかじめご連絡をお願いします。
 なお、一般の方の購読申込みは、「大知一成のインフォメーション」より在庫がなくなるまで受付中。
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■ 3メガ損保のグループ毎「4月ー9月営業成績速報」=「MS&AD、NKSJ、東京海上日動H」の保険料収入順!=

● 上半期の「保険料収入速報」では、見出しの順位に「合計」でも「自動車保険」でもなっている。もっとも正確には傘下の「通販型損保」の業績も加算する必要があるが、これまでの販売内容から順位が変わるまでにはいかないようだ。
 もっとも増収の原因が「自賠責と地震保険」ということから、果たして「コンバインドレシオ」の改善につながるかどうかは不明だ。
 ただ、単純に「保険料収入の増減」ということを考えると、「自賠責保険料の差異値上げ」と「地震保険の加入増」が今後期待できることから、当分は増収傾向が継続するものと思われる。
● 一方、損保系生保も統合が進み、3メガ損保の業績が拮抗してきている。

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■ 「幸せのカルボナーラ」■
● 一息つこうと「きっこの日記」を久しぶりにクリックしたら「フランダースの犬」の新バージョン(?)が紹介されていた。「クラフトのパルメザン」のCMバージョンなのだが、何ともほほえましい「新・フランダースの犬」にできあがっている。
 まあ、理屈抜きでしばし見てみると、イタリアが3段階格下げとか、英HSBCが損保事業を日本の3損保に売却打診かとか、超円高とか株安の行方とかそして日本の保険業界の極めてリスキーな状況などから距離を置くことができそうてある。もっとも私の「フランダースの犬」のメロディは昔別のところで耳にたこができるくらい聞きましたが。


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10月6日(木)訪問人281人(閲覧者数990人)

■ 「22年度・23年度第1四半期決算データ版」の一般販売をいよいよ開始!【部数限定のためお急ぎ下さい。】

● 多くの業績データをほぼ5年間分と23年度・第1四半期決算までをデータとしてまとめた貴重なデータ版!実は「23年度・第1四半期」の業績を掲載したのは、「四半期毎の業績」をみることで生保の業績が赤裸々になることから最新の「23年度・第1四半期」迄を掲載!
 これで「アリアンツ生命」の次の生保が浮上、あるいは経営内容に問題がある生保などが予測できるデータ版!問題は、このようなネガティブ情報をどうやってクリアーしていくかが今後の大きな関心事となる。
 もちろん「生保危機」は、単一の業績だけで判断はできないことから、いくつかの業績データをつないでいくとその「危機」が本物かあるいはクリアーできるものかの「読み」ができることになる。
(ご案内) なお、残部は限定数となることからご希望の方は速やかに「大知一成のインフォメーション」(このブログの頭のコーナー)の一番上位の項目から申込みをしてください。なお、残部がなくなり次第受付は終了とさせていただきます。

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■ 「生命保険修士会」の第37回定時総会終了!
● 昨日「生命保険修士会」の第37回定時総会が行われた。その後に行われた講演会と懇親会に参加した。講演会は長野県で「社団法人21世紀ニュービジネス協議会会長、財団法人北斎館理事長」をされている「市村次夫氏」、と書くとどんな堅い話かと思われがちだが、あに図らんや実に興味深い「歴史」の話しだった。
 例えば、「代官」の話し。「水戸黄門」等に出てくる「代官」などは実際とは全く違ったもので、一人代官でそれにまかないをする人が一人、他に農業などをしながら仕事を兼務しているような人が二人ほど、というのがモデルでドラマに出てくるような派手な「代官」は史実とは異なる、と説明される。
● 私としては「水戸黄門」の悪代官のイメージが壊れるのは、勧善懲悪ドラマのイメージまで壊れるので困るのだが、しかし、他の話しも聞くと頷かざるを得ない内容だった。実は「一揆」は江戸時代に多く起きたと思われているが、実際に起きたのは「島原の乱」だけの1件だけで、実際は明治になってから頻発したという。しかも明治の10年余りでほぼ収束し20年ころにはなくなったらしい。
 ではなぜこれらの「事実」が公にならないかというと、一揆の内容が余りにも毒々しいことともう一つはその一揆の子孫が現在誰の祖先の話と特定できることから事実が明らかにされることで生々しい話しとなることから公にはされていないとも話しがあった。
● また「建築物」の話しもなるほどということがあったが、それもそのはずでプロフィールをみると「日本建築学会文化賞」を受賞されている。なるほど、である。
 さらに驚かされたのは長野県小布施町で「枡一市村酒造」を経営されているとのこと。
 講演が終わってからご本人に聞いたのだが、「辛口の13度くらい。ただ一つだけ甘いのがある」とのこと。ワインの話しも聞き始めたが、他の方々もおりそこで話しは終わり。
 歴史の話しもお酒の話しもすんなりと納得。
● さらに懇親会では、サンバにも驚かされたが、ジャーナリスト0氏の今回の東日本大震災の親を亡くした子供のことも私も心配していたことでもあることから賛同した。ちなみに229人の子供が両親を亡くしたという。
● ところで、ブログで個人的な動向をこのように書くことは、団体や企業あるいは個人の方に色々な支障があると困るので企業秘密にしているが、今回の場合は講師を複数回していることも公にされていることもあり、特に支障はないと考え参加した内容を報告させていただいた。
 やはり、生保営業の奥の深さ、されには直接関係ないようなことも「知ること」でいろいろと役に立つということを今更ながら思い知らされた次第である。 
 
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10月5日(水)訪問人300人(閲覧者数802人)

■ 「損保系生保2社」の誕生で「個人保険・新契約」順位に変動!=「NKSJひまわり生命7位、三井住友海上あいおい生命9位!」=
● 22年度の「個人保険・新契約」は、「損保ジャパンひまわり生命11位、三井住友きらめき生命13位、あいおい生命17位、日本興亜生命19位」だったが、今回の合併により、「NKSAひまわり生命」は7位に、「三井住友海上あいおい生命」は9位に上昇した。
● このランク表等は近々発行の「22年度+23年度・第1四半期 決算データ版」(31・33頁)を参照。
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■ 「イタリア、Aa2→A2」へ3段階格下げ!(ムーディーズ)=欧州の金融情勢にゴール見えず!?=
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■ 「東日本大震災」に被害者にやさしい生保はどこだ?!=「プルデンシャル生命」が一番手か?!=
● かねてからこのブログでも書いてきた「東日本大震災」の被災者に対する「保険料払込猶予期間」について、主要生保の中では「プルデンシャル生命」が最も早く(9月30日付け)リリースを発表したようだ。(全社のリリースを確認していないのでこのような書き方になったが、おそらく今のところ1社と思われる。)
● さて、その内容は実に驚く内容である。まず、12月31日迄の対処は他の生保と大同小異だが、それでも「12月31日」迄に一括支払いが困難な場合は、2012年10月迄に分割払いで支払うことが可能。つまりこの間の「失効の可能性」は極めて少なくなる。
 さて、驚く点は「健康状態に不安がある方でも、告知なしで、新規のご契約にご加入いただくことも可能です。」(原文のまま)とあることだ。
● つまり「払込猶予となっている契約の保険金額から解約返戻金を差し引いた保障額を上限とする新規の保険契約に健康状態に関係なく告知なしで加入できる」としたところだ。これだと保険料支払いが猶予された期間分の保険料を支払わないまま、新規の契約に「加入し直す」ことができることになる。これだと保険料負担が大きく減ることになる。
 しかも「告知なし」ということは、保障額に限度はあるものの「無条件で契約者が希望する保険商品」に契約が可能となる。しかもそれまでの猶予された間の保険料負担が不要となることから、契約者は極端なケースでは「1ヶ月分の保険料」で保険契約を維持継続できることになる。
 ただ、契約からの期間が長い場合は契約年齢等が高くなることから、保険料負担が大きくなることがあるが、いずれにしても猶予期間の保険料負担を考えると「契約者が有利になる」ケースが多くなると思われる。 
● さて、他の生保の対応はどうなるか?!

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10月4日(火)訪問人294人(閲覧者数868人)

■ 「株安、円高」傾向に変化なし!=8,379円、76円、101円=
● 米国が大幅安だったことから東証の暴落は十分に予測されたこととはいえ、現在の8300円台というのは、これからの24年3月末を考えると8000円割れが十分に視野に入る傾向だ。
 そもそも年末は”1万円台”回復という経済専門家の見解が少なくなかったが、最近はトーンダウンしている。もちろん生保業界としてはその前に「23年度上半期決算」を控えている。
● 金融情勢からこれからは「破綻」を選択する生保は少ないとは思われるが、実際問題としてこれまでに「破綻」した生保のうち「10月」には3社が「破綻」している。「旧千代田生命、旧共栄生命、旧大和生命」だ。
 もちろんその前に「売却」して、契約者負担を軽減したいところだが、既に「新契約業務を休止」した「ハートフォード生命やアリアンツ生命」などをみるとわかるように、その選択がどうもうまくいかないことが分かる。
 言うまでもなくこれらの生保に続く生保が続々待ち構えている様子だが、買い手がなければいわゆる「保全生保」になるしかない。とはいえそれも親会社の経営がしっかりしていればの条件付きだ。
● ところで、株価とともに気になるのが「為替」だ。今も「円ドル」は「76円台」と”超”円高を維持している。が、同志社大学浜教授の50円の話しも一笑に付すわけにはいかない雰囲気が出てきている。
 もっとも、かの「ミスター円の榊原英輔氏」は、「年末までに70円台前半から60円台に上昇することも想定される」と、持論を展開しているが、よりこちらは説得力を持って聞こえる。もちろん60円台突入がそのままで止まるようなことがあると、とんでもない事態が日本の生保業界を襲うことになるのは間違いない。最悪の場合は「連鎖破綻」だ。それもその中にまさしく「意外な生保」が入る可能性があるから関係者は要注意だ。
 まさに、金融情勢如何では「暴風雨」ならぬ、3.11の大震災並みの強震が起きる可能性がある。強いて言えば、その主要因は、むしろ株式よりも為替かも知れない。

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■ 「ラジコ+ラジオ+ワンセグ」で必至に編集中!
● とにかく編集に集中するためにはいろいろと検討した結果「テレビ」が一番仕事の邪魔をしていることが分かった。確かに「目と耳」を奪われるから見ている番組に熱中しようものならすぐに1,2時間は飛んでしまう。ところが「ラジコやラジオ」なら、「ながら仕事」が可能なのだ。
 しかも最近やや嵌っているのが「ラジコとラジオ」の同じ放送を聞くのが自分なりに面白い。例えば「ラジオ日本」を聞いていると、ラジオから聞こえてきた音楽や声などが数秒遅れて「ラジコ」から聞こえてくるという寸法だ。
● そして気がついたことは、パソコンから聞こえてくる「ラジコ」の音の方がラジオよりも良いという点だ。もっとも今使っている「ラジオ」といえば、もう20年前以上に買ったソニーの「ラジオ・CD・テープ」が聞ける優れものだった。もちろん、「テープ」は使うことはないが、そもそも聞くべきテープがない。
 そして「CD」も聞きたいCDはあるものの、肝心なCDの部分がもう動きなくなっている。まあ、簡単に言えば「ラジオ」しか動かない「ラジオ」なのである。
● 実はこれまでに何度も「廃棄」の寸前までいったが、その難関をくぐり抜けてきた強者であることから、もうしばらく「ラジオ」として大事にしようと思っている。
 ほらほら始まった。「ラジコとラジオ」がハモって聞こえてくるのだ。なかなか良いよう~。う~ん!=あっ、仕事、仕事!=
● 深夜にメールを見たら「ラジコって何ですか?」という質問が来ていた。まあ、私が知っているくらいだからと説明を省略したが、パソコンを打ちながら、簡単にラジコが聴ける優れものだ。とはいえ、最近の流行は、パソコンでTVを見ることらしいが、これだとどうしてもパソコンの作業がとどこおってしまう。
 一応「ラジコ」のアドレスをアップしておくので試してみたい方はどうぞ。

「ラジコ」のアドレスで~す。
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■ 「三井住友海上あいおい生命」も「NKSJひまわり生命」も「総資産順位」23位と24位に!
● 22年度末では、4社体制のため「三井住友海上きらめき生命:27位、損保ジャパンひまわり生命:28位、あいおい生命:30位、日本興亜生命:31位」の「総資産順位」だったが、23年10月時点の2社体制で比較するとこのようになる。
(23位)三井住友海上あいおい生命  1兆7,897億円
(24位)NKSJひまわり生命、   1兆7,154億円
 もちろんこの金額は22年度末時点の「総資産」金額を単純合計したものだが、両社はちょうど45社生保の真ん中あたりの「総資産」規模と言うことができる。
● 但し「22位」には「マニュライフ生命」がいるが、2兆円あまりの「総資産」のため、すぐに順位を逆転できるような状況ではない。また逆に「25位」は「第一フロンティア生命」だが、1兆5,667億円という金額からするとこちらもすぐに逆転して順位が入れ替わる可能性は少ない。
 むしろ、当分は両社が競い合って「総資産」もだが、他の業績も増加傾向になるのが好ましい傾向だろう。もちろん他の業績も「22年度+23年度・第1四半期決算データ版」で見れるので参考にしていただきたい。
● もっとも、「23年度・第1四半期末」では、22年度末では2社の差は「743億円」だったのだが、「844億円」にその差は開いている。「三井住友海上あいおい生命」が優位だ。
 「保険料等収入」(19位と20位)や「契約高」は?と関心が当事者ならあるだろうが、「決算データ版」で比較していただきたい。


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10月3日(月)訪問人284人(閲覧者数947人)

● 下記の続きになるが今日月曜日の10時前の株価や為替は「株価8,534円、円ドル77円、円ユーロ103円」となっている。生保業界としてはこれらの数字の動きに一喜一憂するわけにはいかないが、しかしかといって目を離すわけにもいかない。
 次の山場は「23年度上半期決算業績」だが、果たしてそれまでに「撤退」あるいは「合併」さらには「破綻」という最悪のシナリオまで可能性としては亡いわけではないが、最近はもう一つ「予定利率の引き下げ」を囃される生保もあるようだ。
● ところで、先に「更新型保険診断員と保険・かわら版」の方に案内には記載していなかったが、既に10月1日より「三井住友海上あいおい生命」と「NKSJひまわり生命」は既定路線だったことから、「生保決算データ版」のデータは可能なところは2社合併後の金額あるいは順位で記載してある。おそらくこの点でも最も早いデータ版のはずだ。

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■ 「9月末、株価8,700円、円ドル76円69銭、円ユーロ103円73銭」!=そして、格付け(23年度・第7版)= 
● 株価や為替については、重要なことでもあることから事実だけを確認して後日開設しようと思う。というより、間違いないことは「株安、円高」は間違いなく、9月末の「23年度上半期末」の決算業績は相当厳しいことが十分に予測される。

■ 「格付け一覧」の10月1日発行号(23年度・第7版)=生保45社に! 
● 9月末に「更新型保険診断員」と「保険・かわら版」の購読者の方に「お知らせ」と「格付け一覧」を同封したのだが、早くも10月1日付けの「23年度・第7番」を発行せざるを得ず、次回送付の方から順次「23年度・第7番」を送付の予定である。
 これで10月1日からは、生保数が「47社→45社」になる。

【気になるニュースリリース】
【メットライフ アリコ】「日本法人への移行の決定について」
【T&Dホールディングス】「自己株式取得」実施!=総額50億円=


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★ 今日のブログ「保険・かわら版」

2011年10月02日 | 保険
10月2日(日)訪問人226人(閲覧者数881人)

■ 「22年度+23年度・第1四半期決算データ版」いよいよ発行! 
● 9月30日に「アリアンツ生命」の日本市場からの撤退が報じられたが、このようなときにできるだけ分かりやすい説明をするとなるとどうしてもそれに応じた資料が欲しいことになる。言うまでもなくその資料(データ)となる部分をこのブログやメルマガで表示するには無理がある。
 そこで年度・上半期・四半期ごとに「決算データ版」をできるだけ速やかに編集して発行してきたが、難点はできるだけ速やかに発行するためにプリント方式での発行にしてきた。
● ところが、多くの方々から、「できることなら本形式にできないか」の要望を頂戴し、今回いわゆる軽出版物方式で発行することにした。ただ、どれだけが実売できるかが不明なため現在「更新型保険診断員」の方と「保険・かわら版」を購読されている方から注文を受け付けているところだ。
 もう一つの問題は料金だが、とにかく色々な研修や仲間内の勉強会などで使いやすいようにギリギリの料金設定をした。例えば単価は1,200円(送金・送本手数料含む)なのだがこれが購入冊数により単価をもう少し安く設定した。
● 要は、生保業界急変の兆しがあるにもかかわらず、主要業績の過去5年間データ等をすぐに見れる資料がなかなかないことを解消するためには、できるだけ多くの方に手にしていただくことを目的に料金は設定した。
 実は、この「22年度+23年度・第1四半期決算データ版」が手元にあれば、今回の「アリアンツ生命」のニュースもこのように解説ができるようになる。
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■ 「アリアンツ生命」の「個人年金保険」の四半期毎の「新契約」を調べてみると42頁の「21年度」43頁の「22年度」の四半期毎売り上げを見ると、このように順調に推移しているように見えなくもないが、さらに44頁の「23年度・第1四半期」の実績までを続けて見ると、22年度の第2四半期から契約高がどんどん減少してきていることが良く分かる。
 とりわけ「23年度・第1四半期」の「121百万円」は対前期比では「▼55.4%減」と激減している。
■ さらに44頁の「23年度・第1四半期」の「個人年金保険の新契約と保有契約高」の全生保データを見ると、実は「アリアンツ生命」よりも「新契約」の販売実情がより深刻な生保が数社あることが分かる。
 例えば「(44頁の表にある)6位、12位、13位、15位、16位、20位」等の生保の場合、少なくとも「アリアンツ生命」の実績よりも厳しいかあるいは同等の実績である。となると、その内容はどうなっているかを調べてみる必要がある。
■ つまり、この中に「次の撤退生保」があるかも知れないからだ。
 また、47頁には「個人変額(特別勘定)年金保険」の保有資産状況を「20年度・21年度・22年度」分を一覧にしてある。22年度末現在では、「32社」に「特別勘定資産残高」があるが、「アリアンツ生命」はその一覧表にあるように16位である。さらに「変額年金保険」の順位表で見ると、もし「アリアンツ生命」の撤退理由が「変額年金保険」にあるとした場合、その上位にいる11社(「ソニー生命」は、順位は上だがその多くは変額保険であるため。また「日本生命、第一生命、明治安田生命」は「アリアンツ生命」より金額が少ない)、果たして「個人変額年金保険」の保有による生保経営に対する圧迫はないのかどうか。
 また「アリアンツ生命」よりも金額が少ない生保でもその保有が生保経営に対する負荷はどうかが気になるところだ。~~~。
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● このような書き方が可能となる。つまり、「決算データ版」を同時進行で見ながら解説を読むことができるようになる。その意味では、このブログを正確に読んで貰うためにはのこの決算資料版が必要となるかもしれない。
 いずれにしても、時間的な制限があるデータ版であることから、売れ残りはできるだけ避けたいため、今のところ「更新型保険診断員」と「保険・かわら版」の購読者の方から注文を受付中だが、事務処理が同時進行できないことから、その後で一般の方からも注文を受け付ける予定。もうしばらくお待ち頂きたい。
 なお、発行予定は10月10日の予定である。もし急ぎ購読希望の方は、「保険・かわら版」の購読と同時にお申込をしていただきたい。なお「更新型保険診断員」の受付は、年末から24年度分の受付を開始する予定。(現在は新規受付は行っていない。)

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10月1日(土)訪問人240人(閲覧者数857人)

■ 「独アリアンツ」の次はどこだ?!==
● 以下は9月30日付けの「メルマガ・かわら版=第108号=」だ。(注:メルマガでは生保名をそのまま記載してあるが、誤解を避けるためこのブログでは伏せ字にしてある。) 


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大知一成の「保険メルマガ・かわら版」 =第108号 (23年 9月30日発行号)=
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■  独「アリアンツ生命」新契約取扱を休止し既存契約の維持・保全生保に!24年1月以降の予定! 
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● このニュースが最も早かったのが、「日経のネット速報」でしたが、ところが「日経夕刊」には「アリアンツ、日本撤退」の記事が出ていました。つまり、夕刊の原稿〆切は大体午後一番ということを考えると、「日経・経済部」は、その前から知っていたことになります。
 「変額年金」の販売不振が撤退の理由とされていますが、仮に売れたとしても「最低保証」のための資金補填は避けられず、現在の金融情勢下では先の見通しが立たないというのが本音でしょう。
● もちろん、新契約を販売しないのなら「売却して撤退」というのが、これまでの生保の撤退モデルなのですが、さすがに「変額年金」を大量保有した生保を「買う」ような保険会社(あるいは他の業種企業)は、表れないでしょう。
 このことは、既に何回もブログで繰り返していることですから、別に目新しいことではないと思います。
● ところで「アリアンツ生命」は、「個人年金保険」を22年度は「271億円、388億円、288億円、187億円」年四半期毎に販売実績がありました。そして23年・第1四半期は「121億円」となっていましたが、新商品を銀行窓販で販売することなどを発表していましたので、「売り上げ低迷と資金需要」は避けられないことから、撤退(本音は売却して撤退でしょうが)する順番はもっと後だと考えられていました。
● というのも、23年度・第1四半期の段階で「個人年金保険」を実質販売していない(ほとんど販売実績がない)生保が以下のようになっていたからです。
・H生命
・T生命
・E生命
・T生命
 などですが、これ以外にも「個人年金保険の新契約」が大幅減している生保が複数社ありました。
● ちなみに「個人変額年金保険・保有契約高」が多い生保順はこのようになっています。(22年度末)
(1)H生命
(2)S生命
(3)T生命
(4)M生命
(5)E生命
(6)M生命
(7)D生命  (1兆円以上)

● 「アリアンツ生命」の場合は、この保有契約高は「2,072億円」でしたので、金額の割には「撤退」が急だった感は否めません。やはりEU金融危機の緊急な影響が原因ではと思えるのですが、果たして真意はどうでしょうか。
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9月30日(金)訪問人263人(閲覧者数1,104人)

■ 「独アリアンツ 生保事業から撤退!」=
● 変額年金が撤退の理由となっているが、もちろん「アリアンツ」だけということはないのは、このブログやメルマガを読んでいる方は周知の事実だ。問題はどのような形で「撤退」するかだ。
 色々な理由で「撤退」を囃されているのは数社ある。当然のことだが親会社が十分な資金を投入してくれればよいが、雰囲気的にはそのような余裕がある生保は少ないと思われる。まだこれから「我慢比べ」が続くことになる。
● つい先ほどあるマスコミ関係者から「広報と連絡がつかなくなった生保がある」と一報を貰った。確かに広報部(その生保はこの呼び方ではないが)に直通の電話を入れたが通じなくなっている。
 もちろん電話は夕方5時前ギリギリにしたが、詳細は不明だ。まさか、この際まとめて一気に「撤退」などということはないとは思うが、しかし時が時なだけに何が起きても「想定外」とは言えない緊迫状態が始まった感が強い。

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9月29日(木)訪問人306人(閲覧者数762人)

■ 夕方7時過ぎに「震度5強」、福島!=何ともやりきれない!=
● 昨日、今日と見れる時間は「国会中継」を見ていたが、やはり「増税路線まっしぐら」という感じだ。結局巷言われるように財務省の言いなり内閣に見える。まず「増税ありき」で、その背景には財務省の勝栄二郎事務次官がいるとマスコミの記事は賑々しい。
 国会論戦とは言っても所詮は言葉のやりとりだから、この後にどういうことが待っているのか一国民としては気がかりだが、やや気が重いのは事実だ。
● ところで、野田総理が何かの質問に答えて「台風による行方不明者が20名と3名いる」という数字だけが頭に残ったが、どうやら台風12号が20名で3名が15号ということになると思われるが、しかし、ネットで調べたが、これを明記したものは見あたらなかった。
 少々正確な書き方をすると、生命保険協会はこのような自然災害については「6ヶ月間の保険料支払い猶予」を発表しているが、当人にすればこれはこれまでくどいくらい説明してきたように大きな意味を持つ。
● ところで、「東日本大震災」の行方不明者は何人か、を調べてみると9月28日付けで「3,983人」となっている。「保険料支払い猶予期間」が1年足らずあるいは再延長後の24年1月から何らかの条件を付けて保険の効力を得るというやり方は如何なものか。
 聞こえてくるのは、かなり各社どうするかについて苦労しているようである。
 しかし、24年1月からちまちま保険料を払って貰うより「保険料支払いがなくても失効しない」とした方が良い。

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■ どうにか3匹の無事は確認できたが・・・!==
● 「★ 緊急事態が発生した。以前から面倒をみていた「のら3匹」が昨日からこないのだ。「ミーちゃん、クロちゃん、ディジー」の3匹だ。ようやく玄関で”食事”をするようになり、その間会話も成立していただけに気がかりだ。
 とにかく新企画のために孤軍奮闘している身としては、物を言わぬ応援団(と、勝手に思っている)の3匹なだけに急に消えた状態は気になる。どうしたんだろう?!
◎ ようやく一匹(ミーちゃん)は、帰ってきた。後2匹が顔を見せない。気になる。特に体力が弱い「ディジー」はいじめられっこだから余計に気がかりだ。」

● ブログに「緊急事態」と称して書き込んだが、昨日の夜までに3匹の無事は確認できた。もうこの間、朝な夕なそして深夜と玄関のドアのところに来ているのでは?とちょこちょこと見たが、その度にいないショックというかむなしい思いはあったが、こうして3匹の無事を確認すると、あれやこれやと買い込んできて「それ食え、後なに食べる?」となる。
 ところが、一番弱虫の「ディジー」が、これまで一番かわいがっていたつもりだったが、一転なつかなくなっていた。
● もう3,4歳のオス猫なのだが、よほど幼少の頃いじめられたらしく、傷だらけでおまけに声帯までやられたらしく鳴くときも「にゃ、にゃ」と小さな声で短くしかでない。ところがこの近辺にいる悪猫は「弱い者いじめ」が好きでこの「ディジー」をターゲットにしていたようだ。そのため「デイジー」がありったけの声で夜中でも鳴こうものなら、がばっと起きてその悪猫を追い払うのだが、まあ、1週間に1回ほどあったいじめが最近はかなり減ってきてはいた。
 どうやら「もう、一人(猫)で大丈夫だよ」というメッセージかも知れないと思いながら、しかしそれはそれで何となく寂しいもので、ミニ人生のような感じだ。よく見ると、体も悪猫と負けず劣らずになり風格も出てきている。いつまでも「いじめられっこ」じゃないことを言いたかったのかも知れない。
 確かに子供はいつの間にか一人前に成長していく。

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9月28日(水)訪問人277人(閲覧者数848人)

■ 以外に伸びない「日経平均」=前場15円高=
● 昨日のニューヨークが146ドル高だったこともあり、これを弾みに東証はもっと上げるかと思っていたが、以外にも前場は15円高で終えた。円ドルは76円台、円ユーロは103円台とやや円安傾向ではあるが、どうも決め手に欠ける動きだ。
 あと2日と半日だが、厳しい生保には胃の痛む日々が続くことになる。

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9月27日(火)訪問人276人(閲覧者数889人)

■ 「車保険料 事故後3年上げ」は、止むなしか?!

● 昨日の夕刊当たりから「事故の場合の保険料上げ」の記事が出始めていたが、今日の朝刊で出揃った。内容は記事を読んで頂きたいが、個人的な感想としては「事故を起こしても保険料はそんなに上がらない」ということだった。
 その意味では「無事故車と事故車」都の保険料差はむしろあってしかるべきとも考える。また「事故の場合は保険料が高くなる」ということによる「抑止力」にも期待したいところだ。
● もちろんさまざまな「事故」があることから、ユーザーの中には「反対」の人もいるだろうが、もしそうなら「事故を起こさない地道な努力」をすることで今回のことは他人事になる。中でも高齢者の運転感覚については、かの保険料値上げには個人的には「反対」だったが、しかし冷静にみるとやはり運転感官は明らかに若いときとは異なる。
 さて、かといって損害保険会社の言い分をすべて納得する分けではなく、やはり「コンバインドレシオ」の100%超過については、企業努力も必要だ。とはいえ、今は「東日本大震災」への対応で多大な費用が掛かっていることを考えると、この点を強調しにくい。
● いずれにしても損害保険会社の最大のリスクは「次の大震災」あるいはそれに匹敵するような自然災害だ。今、囃されている大震災が起きた場合は、諸準備金が底をつくあるいは対応が厳しくなる損保がでてくる可能性もある。
 なにもなければ損害保険会社ほど気楽な会社はないとも言えるが、本業である災害が多発するとこれほど企業の存在までも脅かしかねない企業もない。

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■ NYSE株価は、高く推移も「円ドル、円ユーロ」は横ばいも、ユーロは一時102円台!

● とにかく難解なしかもあと4日間の末日の株価を予測するとなると難しい。「日経」のネット版では、8,100円を下値と書いていたが、その記事を通して読むとテクニカルな捉え方がやけに説得力を持つ。
 もちろん9月末だけで考えると、27,28日は少し下がって、29,30日に持ち直すシナリオができるだけ高く終わる株価の動きだと思われるが、既に26日のニューヨークが高め推移していることを考えると、どうやらそうはならないようだ。
 いずれにしても「為替」の急落(円安)はないと思われるものの、既にもう十分「円高」ということを考えると、やはり生保の23年度上半期決算業績は厳しいものになることは間違いないようだ。そして、為替の動向次第では23年度末までに色々なことが生じる可能性が出てきたことも疑いないことだ。
● いずれにしても理由の如何を問わずに言えば、数社が社名が変わる線上にいる、というのが保険業界通の見方だ。もちろんこの中には10月から合併する損保系生保の名称変更は含まれていない。問題は「買い手」不在だ。

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