半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

趣味の弾作り? ハンドロード (リローディング)の話 その4

2013-02-09 19:40:25 | ライフル射撃、ライフル銃
さて、“趣味の弾作り その4” は火薬の計量について書くことにいたしましょう。

私がハンドロードするとき、火薬の計量に使用している道具はコレ。RCBSのユニフローというモデルのパウダーメジャーです。最近ではもっと精度や操作性に優れた製品がありますが、私が購入した二十数年前は、これが国内で流通しているハイエンドのモデルでした。専用のスタンドがあるものの、スペースの都合もあり、私は御覧のように使用する度にプレスに固定して使っています。




このノブは火薬の量を調整するためのものです。




このハンドルを上下に操作すると、1回分の火薬が出てくる構造になっています。




もちろん、パウダーメジャーのノブの数字では大雑把な量しか分かりませんし、火薬の種類によっても1回に出てくる量が違うので、より高精度なパウダースケールを使って量を確かめながら調整を繰り返します。以前はRCBSの10-10と呼ばれる機械式のスケールを使用していましたが、数年前にこのデジタル式に買い換えました。火薬の量を計る道具なので、最小0,1gr.=0.00648g単位で計量できるようになっています。




希望通りの量が出るように調整できたら、このように薬莢を直接メジャーの下に付けて、火薬を注ぎ込みます。




しかし、火薬の種類 (形状)によっては、パウダー・メジャーでは正確な計量ができない場合もあります。そういったときにはこれ、パウダートリックラーを併用しています。本来は火薬量の微調整をするための道具で、緑色のノブを回すと、反対側の口からポロポロと少量の火薬がこぼれ出るようになっています。




そこで、パウダーメジャーでほんのわずかだけ少な目の火薬が出るようにしておいて、このトリックラーでピッタリに合わせるというわけです。




火薬の計量が終わったら、ファンネルを使って薬莢の中に火薬を注ぎこみます。




最後に弾頭を付けたら出来上がり・・・・・・



・・・・・・なのですが、実はこの弾頭を薬莢にシートする深さをどうするのか?に関してはちょっと長い話になってしまいます(笑)。というわけで、次回はその辺りの話を書かせていただくことにしましょう。


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ハンドロード (リローディング) の話 その8

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