半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

これが『ダーティー・ハリー』で使用されたS&W M29 44マグナムの現物ですよ。

2011-12-24 15:00:00 | その他、銃砲関連
NRAの『National Firearms Museum』で見た銃の話、今回はこれ、S&W M29 44マグナムにしましょう。この画像の銃、実際に『ダーティーハリー』(1971年)と『ダーティーハリ2』(1972年、原題は『MAGNUM FORCE』)に使用された銃で、ご覧のように6.5インチ銃身のモデルです。



その後、1973年にジョン・ミリアスへと贈られ、現在も彼が所有しているとのこと。現在装着されているグリップはそのときに交換されたもののようで、 “To JOHN MILIUS from WARNER BROS & CLINT EASTWOOD for DIRTY HARRY & MAGNUM FORCE 1973” と刻まれていました。後ろの銃はラバー製のプロップです。


『ダーティーハリー』関連ではもう一挺、これも展示されています。 “スコルピオ” が酒屋で奪って使用したワルサーP38。



グリップの形状から分かる通り、第二次世界大戦当時の軍用モデルです。スライドの刻印を見たら“cyq” になっていたので、ベルリンのspreewerk(=スプリーヴェルク)社で生産された銃だということですね。小道具として雑に使われてきたという経緯もあるのでしょうが、それを考慮に入れてもワルサー社やモーゼル社で生産されたP38よりも一段落ちるクオリティの銃でした。

次回はジョン・ウェインのウィンチェスターM92に登場してもらうことにしましょう。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コートダジュールから来た手紙。 | トップ | 浦安市、 『シェ・タニ』 ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ! (mabu)
2011-12-25 21:53:18
ワルサーP38と言えば「ルパン三世」ですね!
返信する
私の場合は・・・ (半谷)
2011-12-26 09:55:52
mabu様

私の場合、P38といえば 「ルパン三世」 よりも 「0011 ナポレオン・ソロ」 でした (笑)。

半谷
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

その他、銃砲関連」カテゴリの最新記事