半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

趣味の弾作り? ハンドロード(リローディング)の話 その7

2020-04-14 16:53:32 | ライフル射撃、ライフル銃
さて、今日は4月3日のブログの続きです。

私がウィルソンのゲージを使わなくなってしまった理由は、代わりにコレ、レディングのインスタントインジケーターを使っているからです。




最初はリローディングダイのセットティングが正しいかを確認するためのツールとして購入したのですが、実際にはケースのDL(=DATUM LENGTH)だけじゃなくて、ケースレングスやブレットシーティングデプス等々、色々な数値を計れるし、インスタントの名の通り凄く簡単なんですよ。リローディングに関する数値はインチ表示のことが多いので、ダイヤルゲージは新しくインチ規格の物を買い足しました。




ケースのDLがヘッドスペースの適正値内に収まっているかどうか?確認するときは、ダイのボディの中にショルダーコンタクターというパーツを組み込み、上部にダイヤルゲージを差し込んでリローディングプレスに取り付けます。




次にこのセットアップゲージをシェルホルダーに取り付けて、ダイヤルゲージの数値を0にセットします。今回は撮影のために仮留めしてしまいましたが、実際にはもう少し測定子を押し込んだ状態で0を出すようにセットしています。








セットアップ・ゲージの長さはDLのミニマム値に合わせてあるので、この状態で使用済みの薬莢を取り付けて計ってみると・・・・・・




・・・・・・ご覧の通り。どの位伸びたか一目瞭然ですね。この308Win.のDLは、ミニマムが1.63インチでマキシマムが1.64インチ、つまり0.01インチまでの伸びは許容範囲ということなので、このケースはまだフルレングスリサイジングせずに使用できるということになります。リミット針を使えば沢山のケースの計測もあっという間に終了です。



ケースレングスだけではヘッドスペースが適正値かどうか分からないのはもちろんですが、私のように同一口径で複数の銃を所持している場合には、不注意で薬莢が混ざっちゃったときの識別なんかにも便利なんですよ(笑)。DLに関しては掲載されているリローディングマニュアルもありますが、SAAMIのサイト等でも調べることが可能です。


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