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半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

私のシュミット&ベンダーL13A1スコープ、アキュラシー・インターナショナル純正の本物ですよ~

2025-07-28 18:41:16 | ライフル射撃、ライフル銃
ちょっと前の話になってしまうんですけど、以前私がこのブログにUPしたこの画像を見た方から、”この写真のスコープは本物なのか?。それとも市販品をベースにしたレプリカなのか?” 尋ねられたことがありました。




このスコープのことですね。L96A1のことはある程度知られているけれど、確かに今までこのスコープについてはあまり詳しく書かれている記事を見たことがなかったよなぁ。というわけで先に結論ですが・・・






もちろん本物です。アキュラシー・インターナショナルがPM/L96A1用として設定したPM 6×42、英軍がL13A1として正式採用したスコープです。一般ユーザー向けの販売はされていないものの、私は運良く払下げ品を入手することができました。これは初期モデルなのでフォーカスリングがアルミですが、後期モデルではプラスチックに変更されました。






鏡胴径は26mmで、チューブの材質はアルミじゃなくてスチールなので、ご覧の様に磁石がつきます。丈夫なのが嬉しい半面、サイズの割には重くてマウント込みで663gもあります。




このノブがL13A1の証だと思っている方もいらっしゃるようですけど、当時のシュミット&ベンダーでは他のターゲットスコープにも使用されていたので、別に専用品というわけじゃありません。この6×の他、10×や12×、2.5~10×等様々なバリエーションがあり、10×や12×はSAS等でも使用されたそうです。




レティクルはいくつかの種類があります。私が入手したのはご覧の様にファインクロスとポストを組み合わせた物でした。でも射撃にはL17A1みたいなタクティカル用のレティクルよりずっと使い易いんですよ。




スコープマウントはL17A1以降に採用されたスポーツマッチ製ではなく、L96A1のシャーシやアクションを製造していたのと同じパイロン・インダストリーがOEMで製作していた物です。でも、これの輸入が予想外に大変なことになったのは以前に書いた通りです(笑)。




これはアキュラシー・インターナショナル社のPM用ユーザーマニュアル。スコープに関する記述はあっさりしたものです。






これは英軍がL96A1用に作ったパーツカタログ。スコープに関してはアッセンブリーでの供給で、修理やメンテナンスなどのサービスに関してはシュミット&ベンダーに丸投げしているのだとばかり思っていたのですが、ネジ一つに至るまですべてにパーツ番号があったので驚きました。パーツの供給を受けて自分達で対応していたということなのかな?。












最後はL96A1用のトレーニング・マニュアル。




スコープの調整にはご覧のような専用のツールが用意されていました。





これが欲しくてずっと探しているけれど、今まで一度も見たことがありません。まぁ手に入れても実際に使うことはないでしょうけどね(笑)。
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アディダスのライフル射撃用シューズ、また使ってみます。

2025-07-17 18:40:03 | ライフル射撃、ライフル銃
以前に紹介したナイキが試作したライフル射撃用シューズ、シマディ(Simadi)ですけど、アメリカの射撃仲間が欲しいというのでプレゼントしてしまいました。元々別のアメリカの射撃仲間から頂いたものなので、里帰り(中国製だけど)ですね。で、その代わりに久々にこれを引っ張り出してきました。




アディダスのライフル射撃用シューズ、#7280です。確かこのブログに最初に登場したのは15年も前の話で、その後も何度か登場しているはずなんですけど、今まで毎回ゲスト扱い?であまりちゃんと紹介したことがありませんでしたね。




このシューズが生産されていたのは1970年代後半から80年代初め頃までだと思うので、これを覚えているのは恐らく現在60歳以上の方ばかりだじゃないかな?。当時は世界最強だったUSAチームの大半がこれで、日本でも体校のM選手が使っていたので、私も買うなら絶対これにしようと思ってました。高校3年生の時、杉並の自宅から自転車に乗って恵比寿のライフルショップエニスの旧店舗まで買いに行ったんだよなぁ・・・




もちろんそのころの製品なんで中国製じゃありませんよ。MADE IN WEST GERMANYです。当時は3万円以上で販売されていたはずですが、私が高校生だったという事もあり、若林さんが「誰にも言っちゃダメだよ」といいながら大幅に値引きしてくれたことを思い出しました(笑)。




この射撃用シューズ、ソールがこんな形状で全然曲がらないので、現在のISSFのレギュレーションでは公式戦に使用できません。しかし、MLAICでは英国のデビッド・ブリグデン氏が会長の時代に、ウェア類に関しては "ISSFのレギュレーションに準拠” という文言が外され現在でも使用可能となっています。ジャケットは最新の物を使う方もいますが、ISSFの種目では使えなくなった型落ちのクルトとかを使う方も少なくないんですよ。残念ながらシューティングパンツは使用不可です。




一時はウェア類全てを現行のISSFレギュレーションに適合するものに買い替えようかと思っていたけれど、2026年にはまたレギュレーションが色々改定されるし、私の場合はもうグレードの高いISSFの種目に出場することもないと思うので、射撃用シューズはこのアディダスとナイキのピストル競技用シマディで最後という事になるでしょう。




最後にオマケ、今から24年前、2001年にオハイオ州、キャンプペリーで開催されたMLAIC環太平洋選手権に参加した時の私。ご覧の通りシューズはアディダスだけど、射撃用メガネはまだユンケルじゃなくてチャンピオンの頃ですね。射撃コートはエニスで作って頂いたヤツで、これは今でも使ってます。我ながら物持ちが良いなぁ(笑)。



ちなみに、この時の結果は銀メダル4個でした。
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リヒテンシュタイン公国からやってきた、ユンケルの初期型ライフル射撃用メガネフレーム。

2025-06-30 19:18:57 | ライフル射撃、ライフル銃
私が至れり尽くせりの調整が可能なチャンピオンの射撃用メガネフレームを使うのを止めて、わざわざレンズが固定式のユンケル(Junker)の射撃用メガネフレームに戻ったという話は以前にも書いた通りです。相変わらずこの使い心地の良さが大変気に入っていて、もうチャンピオンはもちろん、クノブロッホ(Knobloch)もMECもヴァルガ(Varga)もイェギ・ノヴァ( Jäggi Nova)もルナラ(LUNARA)も、全然使いたいとは思いません。しかし・・・




先日、リヒテンシュタイン公国のアンティークショップで思いも掛けなかったある物が売られているのを発見!。交渉の末に日本に輸入することにしました。




中身はコレ。ユンケルの初期型ライフ射撃用メガネフレーム。昔、海外の大会の写真にチラッと写っていたのを見てこんなタイプが存在していたことは知っていたけれど、売り物を見るのは初めてでした。現在でも旧いユンケルやリーバーベルガー&ツバービューラー( Lieberberger & Zuberbühler)等の固定式射撃用メガネフレームは一部で根強い人気があり強気の価格で売られていたりするけれど、今回のお店は専門外でもあり、驚くほどリーズナブルな価格で購入できました。




これは現在使用しているライフル射撃用メガネフレームなのですが、ご覧の様につるの長さを左右で変えることによってレンズの向きを調整しています。




それに対して、この初期型のフレームではレンズの位置を変えることで対応しています。私が今まで使っていたタイプは手で曲げることで微調整をしていたけれど、このタイプではレンズの方で微調整をすることになりますね。




今までのユンケルに十分満足していたはずの私がこのフレームを購入した理由は、ライフル射撃ではなく、前装銃の射撃で試してみたかったからです。火縄銃はストックの形状の関係で、膝台(ニーリング)で構えた時に右側レンズの下端がストックに当たってしまうことがあり、長年何とかできないかなぁと悩んでいたのです。その点、この形状だとレンズの位置が更に上になるので、ストックに当たらないかもしれません。




一時はニーリングの時だけはMECでも使おうか?と考えたけれど、現代のライフル射撃用メガネはレンズの径が非常に小さい(プローン用では23~25mm程度)上に、基本的には左側もレンズではなISSFのレギュレーションに合わせたサイズの小さいブラインダーになるため、前装銃射撃競技に要求される目の保護という観点でもちょっと心許ないこともあり躊躇していました。でもこのフレームならそういう問題点もクリアできますね。



品物が到着した後、早速試してみた結果・・・おおおっ、期待通りだ!。これならニーリングでもストックに当たりません。買って良かった。現在はご覧の様に度無しのフィルターが入っている状態なので、近日中に メガネのイワキ で新しいレンズをオーダーすることにしましょう。
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L115A3用STICブラケットを手に入れました。

2025-03-21 19:19:01 | ライフル射撃、ライフル銃
ちょっと前の話になってしまうのですが、偶然こんな物を手に入れました。売ってた方は普通のスコープマウントだと思っていた様ですけど、実はL115A3にSTICを装着するときに使用するアキュラシーインターナショナル純正のブラケットです。まぁスコープマウントといわれれば確かにそうなんですけどね。




L115A3用のSTICマウントといえば、このシュミット&ベンダー製L24A1スコープ(PMⅡ)専用マウントが有名ですけど・・・




このようにストック前端に装着するタイプも用意されていたんですね。アルミ鋳物をマシニングでピカティニーレール規格に仕上げてあって、つくりは中々良好です。初めて見た時には黒塗りの塗装をサンドブラストで剥がしたのかな?と思っていたけれど、どうやら最初からこのような仕上げになっているよです。




装着は2本のM6ボルトで行うようになっています。L96A1用の18°とは違って45°なので、他にも色々なアタッチメントが装着できるでしょう。



でも、こんな物を手に入れても、私には使い道がないよなぁ(笑)。
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ゴメンナサイ。ピストル射撃競技の参考書、良い本がありました。

2025-01-22 18:04:18 | ライフル射撃、ライフル銃
昨年、このブログにピストル射撃競技関連でオススメできるような本がないと書いてしまいましたが、その話を先輩にしたところ・・・

先輩 「ピストル射撃競技の参考書ならMEC(ドイツの射撃用品メーカー)のヤツがあるじゃないか。あれじゃダメなの?」
私  「まぁそりゃそうですけど・・・でも、あれはドイツ語版しかないですよね」
先輩 「『Olympic Pistol Shooting』はまだドイツ語版だけだけど、『Pistol Shooting』の方はかなり前、確かもう10年以上前に英語版が出てるよ」
私  「えっ!、しっ、知らなかった!!」

というワケで、早速取り寄せてみました。2006年の発売以来ずっとドイツ語版だけしかないと思ってたんですけど、2013年に英語版が出てたんですね。ゴメンナサイ。私が無知でした。






さすがにMECの本だけあって、ISSFのピストル種目(AP、FP、RFP)に関する技術、トレーニング、道具などに関して詳細に解説されています。まだFPが出ていることに若干時代を感じますが、現在普通に手に入る参考書の中では最も分かりやすくて実際に役に立つ本だと思います。






ピストル射撃競技関係の参考書といえば、もう一冊、この『Master Competitive Pistol Shooting』も手に入れました。こちらは詳しい技術解説というよりは、初心者に対してピストル射撃競技全般に関して広く、浅く紹介するという内容ですね。




この本には前装銃射撃競技に関する章まであってちょっと驚きました。日本ではオリンピックなどで実施されるISSF種目用の銃の専門メーカーであるかのように思われているあのファインベルクバウでさえも、つい最近まで前装銃射撃競技用の銃を製造販売していた位なので、ヨーロッパではちゃんとした競技性のある種目の一つとして認知されているわけですが、日本ではそういう感覚の方はほとんどいないなぁ・・・



射撃競技の中でモータースポーツのF1に相当するのは、やはりISSF種目のSBだと思っています。私も仕事を引退して時間が出来たらまたSB選手に戻れるかも?という淡い期待があったものの、昨年体を壊してしまって残念ながら後遺症もあるので、競技射手としては "もう完全に終わったな" というのが本当の所です。射撃人生の最後はバウの300Sみたいなスプリング式のエアライフルと片手系の前装銃で〆ようと思っていたけれど、思ったより早くその時がやってくるかもしれません。
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アキュラシーインターナショナルの6㎜BR、スコープを100mに戻しました。

2024-06-01 18:02:18 | ライフル射撃、ライフル銃
ちょっと時間ができたので、急遽 千葉県射撃場に行きました。




先日の技能講習対策で50mにセットしたスコープを、再度100mに戻すことにしたのです。




前回、100mをゼロにしておくことを忘れていたので、なんとなく記憶を頼りに調整してみたら・・・あっ、ちょっと上だった。




ほぼ合ってるけど、もう少し上かな?。




大体こんなモンかな?。12×のメタリックシルエット用スコープじゃこれ以上煮詰めようとしても無意味でしょう。




最後にダメ押しでもう3発。はい、これで完了ですね。今度はちゃんとこのセッティングをゼロにしておきました。



アキュラシー・インターナショナル・クーパーマッチ スタンダード
6mm BR 100m ✕ 3発
弾頭 : ラプア スキャナー “L” 105Grs.
ケース: ラプア
パウダー : Verget 29Grs.
プライマー : フィオッキ

雷管や火薬の品不足、相変わらず解消されていません。以前だったら10発でのグルーピングでテストしていた物を最近は5発に減らしていたけれど、今回はさらに減らしてついにハンティングライフル並み?に3発でのテストになりました。私は元々そんなに沢山撃つ方じゃないんで多少の値上がりなら我慢できるけど、さすがに手に入らないのは困るようなぁ・・・
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シャーシとボルトから見るアキュラシー・インターナショナルL96A1とAW以降の比較。

2024-05-30 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
アキュラシーインターナショナルのライフルに関して、私がAW以降より旧いPM/L96A1の方が好きだというと、不思議に思う方が多いようです。「なんで改良されている新しいモデルより、古臭いモデルの方が好きなの?」という訳ですね。でも・・・本当に新しいモデルの方が無条件に優れているのかな?。というわけで、今回は実際に比較しながら、その辺りを探ってみることにしましょう。




皆さんご存じの通り、このシリーズのルーツであるPM/L96A1もAW以降のモデルも、アルミのシャーシに4本のボルト(この時代はM6)+接着でアクションを固定しています。緑色がL96A1用、黒色がAW用で、もちろん共にアキュラシーインターナショナル純正品です。基本的な構造は同一で、メインのシャーシの部分の幅は1.25インチ、ストック部分は1インチで、これは現行モデルのATでも変わりません。つまり、特に命中精度向上のための変更は行われておりません。






全体の作りを見ると、パイロンインダストリーがOEMで製作していた頃のPM/L96A1の方が、AW以降より遥かに丁寧であることが分かります。AW以降になるとより量産化に適した変更とコストダウンが実施され、ご覧の様にセンターセクションも削り出しから鋳物へと変更されてしまいました。AW後期型になるとさらに大きく変更され、センターセクションこそ削り出しに戻ったものの、前後セクションは溶接ではなくピン止め+エポキシでの接着になりました。












これは現行モデルのAX用のボルトとPM/L96A1時代のボルトの比較。AW以降ではボルトが黒染めでボディの後部に凍結防止用のスロットが彫られているのに対し、PM/L96A1の頃はシンプルなデザインである上に擦れて艶消しになってます。でもこれ、決して仕上げが悪いからじゃなくて、精度を追及してアクションとボルトのクリアランスをギッチギチに詰めちゃってるからなんですよ。実用のための銃としてはダメダメだろうけど(笑)、競技銃としては惚れ惚れするポイントです。



現実にはアキュラシーインターナショナルのライフルはPM/L96A1の時代から別に命中精度が向上しているわけじゃないし、ボルトが凍結しなかろうが、ストックが折り畳めようが、マズルブレーキが付こうが、銃身交換が簡単になろうが・・・改良といわれている部分は別に射撃用としてのメリットには繋がらない事ばかり。少なくとも私にとっては最新=最善ではなく、むしろ競技銃としての血統を色濃く残しているPM/L96A1の方がより魅力的な存在であり続けているのです。


■本日のオマケ
AWのストック、ここに穴が開いているのは純正で採用されているアキュショット(Accu-Shot)のモノポッドをボルトオンで装着するためなんですよ。




でも個人的には、このGTKプレシジョンのAIモノポッドの方が気に入っています。

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ピストル射撃競技の参考書、色々と買ってはみたけれど・・・

2024-05-10 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
私がいわゆる "片手系" の射撃競技を始めたのは大学3年の時のこと。母校のOBにFP選手の先輩がいらっしゃったり、まだ500人枠にも余裕があって周囲にAP(エアピストル)の推薦を受けた同級生が何人かいたので私も興味を持ったのです。当時はCO₂式エアピストルの黎明期で、私が買ったのもファインベルク・バウのM2というCO₂式の銃でした。発売直後で間に合わなかったのか?取説はご覧のようなコピーで、テストターゲットもM65/80用の取説に貼られていました。




その頃はA.A.ユーリエフの『ターゲット・シューティング』程度しかピストル射撃競技に関して書かれた本がなく、当時としても内容が古過ぎたので、まずはアメリカで発行された洋書で適当な参考書を探しました。しかし、調べてみたら今でいうところのプラクティカルシューティング系やアメリカ国内のみで行われている草競技系の本ばかり。期待に反してISSF種目に役立つような本はほとんど見つかりませんでした。




アメリカの本でISSF種目に関して参考になったのは、事実上Hans Standl著の『PISTOL SHOOTING AS A SPORT』と『PISTOL SHOOTING』やMTUの教本程度でしたね。




そんなわけで、ピストル射撃競技関連で参考になったのはむしろイギリスで発行されていた本でした。これらの本の中には現在でも手に入るヤツがあるようですね。でもさすがに今となっては内容がちょっと古いので、もう現役の射手の皆さんにオススメできるような本はなくなっちゃいました(笑)。正直、以前に日ラが発行した教本や『オリンピック・ターゲット・シューティング』の方が遥かに役立ってくれるはずです。



ポジションシューティング関係では今でも役に立つ参考書がいくつかあるけれど、残念ながら現在普通に手に入る "片手系" の参考書の中にはオススメできそうな本はありません。どこかで最新の理論や技術を紹介した本を出してくれないかなぁ・・・


■2025年01月22日追記
スミマセン。現在オススメできそうな本はないと書いてしまいましたが、先輩よりもう10年以上前にMECの本の英語版が出ていたことを教えていただきました。お詫びして訂正いたします。詳しくは2025年01月22日のブログをご覧ください。
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アキュラシーインターナショナルのクーパーマッチ・ライフル、ボルトを交換しました。

2024-04-22 21:22:48 | ライフル射撃、ライフル銃
話は前後してしまいますが、実は昨年アキュラシーインターナショナル(AI)・クーパーマッチのエキストラクターが折れました。色々調べてみたところ、残念ながらこのタイプ用のエキストラクターは既に生産終了でメーカーからは入手できず、ワンオフで製作するのもかなり大変そうな形状だったので、互換性があるといわれているAX用のボルトにアッセンブリー交換することになりました。




しかし、届いたボルトを組み込んでみてビックリ!。クーパーマッチ用(右)とAX用(左)ではボルトボディのリセスの切り方が異なっていたのです。まぁひと手間余計に掛ければ(閉鎖時に一度ボルトストップを押す)無加工でAX用ボルトが使えるので互換性なしとは言い切れないけれど、さすがにちょっと面倒なんでどこかで加工してもらおうかな?。で、最初はフライスでリセスを切り直せばOKだろうと軽く考えていたのですが・・・




何とAIのボルトは熱処理されているので超硬のエンドミルでも文字通り歯が立たないことが判明!。何とかならないかいくつかの銃砲店に聞いてみたものの、どこからも良い回答はいただけません。こりゃこまったなぁ。しかし捨てる神あれば拾う神あり。埼玉県の某ガンスミスさん(ご本人のお許しが出たら、私のブログでも紹介させて頂くことにします)が、何とリューター+砥石のビットでリセスの部分を削るというとんどもなく手間の掛かる方法で加工してくだいました。




また、AX用のボルトを使用すると不発が出るので、当初は撃針やボルトシュラウドは元々使っていたクーパーマッチの物を移植して使用していたけれど、撃針スプリングを組み替えていただくことでAX用の角型シュラウドが使えるようになりました。




AX用の角型シュラウドに交換したことにより、安全装置も格段に使い易くなりました。元々シングルショットのターゲットライフルでは基本的には安全装置は使わないので、最初から装備されていない銃も珍しくはないけれど、デザイン的にもAX用の安全装置付き角型シュラウドの方が好みなので(笑)、私的には大満足です。



ゲージで測ってみたらヘッドスペースはオリジナルのボルトよりちょっとタイトになりましたが、今の所は実用上は特に問題を感じることはありません。この銃に関してはもうこれで満足かな?。
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技能講習対策で、アキュラシーインターナショナルの6mmBR用スコープを50mに調整しました。

2024-04-18 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
急遽予定を変更して、千葉県射撃場まで行ってきました。




来週の週末に技能講習があるので、100mにセットしてあったアキュラシーインターナショナルのクーパーマッチ(6mmBR)に載せていたリューポルドのメタリックシルエット競技用12Xスコープを50mに調整しておくことにしたのです。前回の技能講習で使用したタスコの6-24Xは価格も安いし、技能講習で3年に一度しか撃たない50m専用にするには中々都合が良かったんですけど、残念ながら現在別のテストに使用中なので今回は使えません。




100m→50mだったら左右は誤差の範囲に収まるはずなので、今回は上下の調整だけで何とかなるでしょう。最近は火薬も雷管も手に入り難くなっていて無駄弾を撃ちたくないこともあり、事前に弾道計算ソフトで100mに比べてどの位上に当たるかを計算し、その位置にレティクルのセンターが来るように調整して5発撃ってみたら・・・




・・・あっ、ほとんど合ってる。まぁ当たり前といえば当たり前なんですけど、ここまで計算通りに行くとちょっと感動しますね。



アキュラシー・インターナショナル・クーパーマッチ スタンダード
6mm BR 100m ✕ 5発
弾頭 : ラプア スキャナー “L” 105Grs.
ケース: ラプア
パウダー : Verget 29Grs.
プライマー : フィオッキ


その後、少し下に調整して5発。




ちょっと右に調整してさらに5発。まぁターゲット用としては低倍率なんで、この辺りが限界かな?。私のような三流ヘッポコ射手じゃ100mでも50mでもあまりグルーピングに差が出ませんねぇ。トホホ~。




最後に新しい標的に撃ち込んでみたら・・・




さらにダメ押しでもう1発。



まぁこの程度当たれば、実技の基準点はクリアできそうです。
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