4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

昨夜の番組を振り返り・・

2006-11-12 10:13:02 | とりとめもない話
このところ、世間ではいじめ問題が終始話題になっている。

北海道の小学生の女の子の自殺を発端にするかのようにして、福岡の男の子が自殺し、模倣犯と同じように全国でいじめに悩む少年少女の自殺が相次いでいるのは、とっても悲しいこと。


昨日、フジテレビでは、緊急座談会みたいな番組が長々放映された。
私が見たかったのは、石原都知事と久米宏の対談バトルなんだけど、これが何しろ6時間、引っ張りに引っ張って、なかなか始まらない。
やっと始まったと思ったら、白熱途上で呆気なく幕を閉じる。
せっかく来たんだし、本人たちも(おしゃべりそうだし、議論好きそうだし)もっとやりたかったんじゃないかなあ??

でも、この対談やっぱりとても面白かった!!
途中で、石原3男(議員の)まで出たのは余計だったけど。

今の子供は、今の子供は、って、私は該当するくらいの子供と接する機会がなく、また遠い昔子供だっただけなので、残念ながら忘れてしまったけど、
確かに、あんなに小さいうちから携帯電話を所持してるってことには反対だ。

私自身、携帯を家に忘れて出かけた時なんて、何となく心もとない気持ち(今は誰も私と連絡取れないんだな~とか)になってしまうけど、私の場合、もう大人だから、携帯との付き合い方もわきまえてるつもり、

だけどもし子供があれを持ったら、あんなに便利で、それでいて味気なく無機質なもの。

今は、限りのない情報社会で、それに辟易することはあっても、もうそれを止めることは誰にも出来ないだろう。だから、子供に携帯を持つな、って言ってそれで解決するわけにはいかないから、持った上で、その上で、どう付き合っていくかを考えていかなきゃいけないんだろうな、と思う。でもそれに関するいい考えが思いつかないんだけど。

でも、石原都知事世代の人たちが、昔の子供は、とか昔はよかった風なことを口にする理由はよくわかるような気がする。
実際、私が子供だった頃、それは今からもう20年近く前のことになるけど、子供がいじめられて、自殺するなんてことはなかったし、そんな考えもなかっただろう。
我慢していたに違いないけど、でもきっと死ななくてよかった、と思って今を生きてるんじゃないかな?そうあって欲しいと思う。

昔NHKでやっていた米ドラマ“ビバリーヒルズ高校白書”の中で、印象に残ったエピソードがある。
それは、高校生の性の問題。高校生を子供に持つ親たちがそれについて話し合う場面で、ある大人(それは高校生の母親)が、禁欲が大事だとうたう。
それに対してその場にいた娘が、意見する。
「もし、プールがあって、子供にここは危険だから入っちゃいけないって言ったとしても、子供はやっぱり入ってみたくなって、どうにかして入り方を考えると思いませんか?それなら、大人は入るなって、言う前に、まず泳ぎ方を教えるべきだと思う。」

これは、あくまで性問題に関しての話だけど、全てに通じてくることだと思う。
当時高校生だった私には、このエピソードは何となく目から鱗だった。

でも、昨日みたいな番組はもっとやって欲しいな。
いい番組だったと思う。