アマゾンプライム内を見たい映画を求めてフラフラした挙句に、直感でこれいいかも!?と思った作品が当たりだと本当に嬉しい。
これもまさしく大当たり。かつて作家になりたいと本気で思うくらいに本好きの自分にぴったりの映画だった。
舞台は1995年のNY。作家志望の女の子がNYに魅了され住み始める。職を見つけた先が「ライ麦畑でつかまえて」のJ D サリンジャーを抱えるブックエージェントだった。そこにはサリンジャーの本を敬愛してやまないファンからの手紙が多く寄せられ、でもそれは作者本人の意思によって、読まないで破棄されている。主人公ジョアンナがついた仕事が、そのファンレターを代読した後に、定型文の返事をタイプして返送する、というもの。ジョアンナはファンからのその切実な手紙を読んでいるうち、ついそれに返事を返したくなってしまい・・
最後に知るんだけど、これ実話😮 原作は映画の主人公、ジョアンナ ラコフが著した「サリンジャーと過ごした日々」なのだ。
本作、作家志望の女の子が泣く子も黙らせるような女性ボスのアシスタントに入り、っていう時点で、まさに「プラダを着た悪魔」と同じすぎるくらい同じ。(プラダも実話)
あの時代、素敵(怖すぎだけど)な鬼女性編集者が複数いたってことですね。
プラダではボス役がメリル・ストリープだったけど、今回はシガニー ウィバー(そう、あの「エイリアン」で最強女子を演じたあのシガニーです!!)
もう、メリルに対抗できるのは彼女しかいないかもね、ってその辺も笑っちゃうんだけど、このシガニーもまたメリルに負けず劣らず、素敵なボスなんです。
相似点はまだまだあって、主人公同士、顔もそっくりで、途中から割って入ってきた夫は私がてっきり「プラダ」を見てると勘違いしたくらいジョアンナはアン ハサウェイそっくり。
でもなんとこの女優さん、あのアンディ マクダウェル(「フォーウェディング」ヒュー 様ことヒューグラントと共演)の娘なんだって!!!そう言われてみるとロマンチックな感じでそっくり!!!
そんなプラダのパクリかというくらい設定が似ている作品だけど、中身がしっかりしているから、(実話だし、サリンジャーだしね)とてもとても面白かった。
主人公と一緒で、実は私も「ライ麦畑でつかまえて」をちゃんと読んだ記憶がなくて、本作の中でファンが手紙に書く内容のことがわからない。サリンジャー、なんで読んでないんだろう・・
とても爽々しい夢に向かってひた走る女の子の映画でした。
(元彼も素敵。あんなふうに思ってくれる元彼なら・・)
映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』予告編(90秒)
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