今年(2017年)12月24日、習近平主席が、中国人民解放軍総医院<総合病院>(通称、北京301病院)に、検査のため緊急入院した。
度重なる暗殺未遂のため、「腹痛」を起こしたと伝えられる。
周知の如く、習近平・王岐山コンビは、「反腐敗運動」に名を借りて、“主敵”の江沢民系「上海閥」を徹底的に痛めつけてきた。
王岐山・前中央紀律検査委員会主任は、27回(?)の暗殺計画をくぐり抜けたツワモノである。
王の場合、あたかも政敵による暗殺計画を未遂に終わらせるのを楽しんでいるかのようだった。
さて、習近平主席が301病院に入院するというは、ただ事ではないだろう。
常識的に考えれば、本当に習主席が「腹痛」ならば、中南海に専門医を呼んで調べてもらえば良い。
寧ろ、「クーデター」で習主席が銃撃され、腹部を負傷したとは考えられないだろうか。
それを「腹痛」と言っているのかもしれない。
今回の習主席の301病院への緊急入院は様々な憶測を呼んだ。
そのため、同病院には、武装警察・特別警察などが配備され、物々しい警戒態勢が敷かれている。
思い起こせば、2012年3月「黒いフェラーリ事件」(令計劃の息子、令谷がフェラーリを運転していて事故を起こし即死。同乗していた女性2人も重傷を負う。後に、1人が死亡)が起きた。
その直後、江沢民系「上海閥」の周永康(現在、無期懲役で服役中)らは、胡錦濤主席・習近平副主席らに対し、武装警察を使い、暗殺計画が実行されている。
しかし、事前に計画を察知した胡主席は、中南海内に人民解放軍を配備した。
そして、武装警察からの攻撃を防ぎ、事なきを得ている。
同年9月上旬、ヒラリー・クリントン米国務長官が訪中した。
ところが、当時、次期総書記(国家主席)の習近平副主席は、たまたま水泳中、背中を痛めたとして301病院に入院していた。
結局、習副主席はヒラリー長官との会談をキャンセルしている。
しかし実際には、周永康らによる習近平副主席への暗殺未遂という説が有力である。
周らは、再び胡錦濤主席らへの自動車事故に見せかけた暗殺計画を遂行した。
だが、警備が厳重で、胡主席には近づけなかった。
そこで、警備の緩やかだった習副主席らを狙ったという。
そして、事故に遭った副主席が301病院に入院した際、周永康は、再び毒入り注射で副主席を殺害しようとした。
だが、その目論みも事前に発覚し、周の習への暗殺計画は未遂に終わったという。
ところで、今年10月の「19大」(中国共産党第19回全国代表大会)直前に控えた8月、房峰輝(「上海閥」系、郭伯雄の部下。
中央軍事委員会連合参謀部長。
かつての人民解放軍総参謀部長)や張陽(中央軍事委員会政治工作部主任。かつての人民解放軍総政治部主任)が失脚した。
房峰輝や張陽は、すでに失脚している郭伯雄(中央軍事委員会副主席)や徐才厚(同。2015年3月、北京301病院で末期の膀胱癌のため死亡)らと一緒に、習近平主席への「軍事クーデター」を画策したと言われる。
その詳細は不明である。
結局、張陽は、今年11月23日、北京の自宅で首を吊って自殺した(暗殺説もある)。
習近平主席にとって、今回ばかりは実にタイミングの悪い入院だった。
今年、北京政府は学校でのクリスマスを祝う行事を厳しく禁じている。
西欧の思想・宗教を弾圧する習政権の姿勢の表れである。
中身の良くわからない「習近平思想」を学生・生徒らに植え付ける(=洗脳する)ためだろう。
目下、ネット上に今度の主席の緊急入院に関する話が拡散している。
ネットユーザーからは
「主席がサンタクロースから復讐を受けている」
、あるいは、
「主席がクリスマスイブに美味しいモノを食べ過ぎたから『腹痛』を起こした」
などと揶揄されている始末である。
現時点では、その後の習近平主席の動向に関して続報がない。
従って、主席が無事退院できたのかどうかは不詳である。
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