梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

「かーちゃんのミ」の巻

2013-01-08 00:04:02 | まんが
なんと10ヶ月ぶりの不定期連続ネット小説。
まだやってたんですか。
ええやってたんです。


小春日和に咲く花
「かーちゃんのミ」の巻











去年の11月に銀座の鳩居堂でかわいい巳年シールを見つけて、
年賀状に貼ーろお!
と、思って買ったことを
思い出したのがつい先日・・・・。



悲しいから慰めに、にテキトーな漫画描いてみました。
そんな年明け。




賀正

2013-01-03 00:29:39 | イラスト
謹んで初春のお慶びを申し上げます。




始まりました2013年。巳年。
何を隠そう年女。
一日一日を地を這うようにじっくり活用したいなと思います。

さて正月休みの里帰り。
今年はかなり予想外なことを致しました。

十数年ぶりのスキー。


わたしく、筋金入りの雪国生まれ。
2メートルを超す積雪なんぞあたりまえ。
スキー場まで徒歩10分。
小、中、高と冬の体育の授業は当然スキー。
それ以前に、スキーなんて幼い頃から気が付いたら滑ってましたって環境。

そうなるとどうなるかというと、
ウインタースポーツ大好き!な雪国人と、
もうわざわざクソ寒いスポーツなんぞしたくねーよ、という雪国人に分かれるわけです。

私はおもいっきり後者。
でもこういう雪国人、けっこう多いですよ。

大学生の頃に友人たちが行こうというので何回か滑りには行きましたが、それっきり。
かれこれ十何年スキーとは無縁の生活。


それが今年、
帰省してきていた姉夫婦がスキー場に行こうと言う。
姉も私と同類だったのだが、義兄がやりたいと言うので付き合ってるらしい。
でも私はそんな義理は無い。
姪っ子がそり乗り場で遊ぶというのでそのお守について行くことになった。
が、
何度か滑った姉が休憩にやってきて言う。
「久しぶりにやったら面白いわー。ちをりも一回滑ってくれば?板貸すよ。私疲れたし。」

スキー?
十年以上やってないけど・・・できんのか?
しかもスキーウェアなんぞもう持ってないから、母の雪おろし用オーバーズボンに父のダウンジャケットという、
かーなり恥ずかしいカッコだが・・・。

かなり自信はなかったけど、なんとな~く、久しぶりにやってみたい気もしてきて、
じゃ、一回だけ・・・・ということで姉の板を借りた。
義兄と一緒にリフト乗り場へ。
お。
私まだスケーティングできんじゃん。
リフトもスムーズに乗れるじゃん。
ゲレンデに降り立つと、我が町と、その向こうにそびえる山々が一望出来る。
今年の正月は珍しく晴れた。
眼前に広がる景色が綺麗じゃないの。
スキーなんてと言ってはいたが、気分いいじゃないの。

これから滑り下りる横を、地元っ子が勢いよく滑走していく。
雪国ッ子は速いっすよ。滑るの。
恐怖心無いし、体力あるし。ガンガン行きます。速い速い。
うひょーあんなん無理ーと思いつつ、私も滑りだす。
おっほーこえー。

あ。でも、滑れる滑れる。そうそうこういう感じ。

「ちをりちゃん、滑れるじゃん。覚えてるじゃない」
と、義兄。

本当だ。体はちゃんと覚えてた。
いやいやながらもやってきたことだけど、忘れて無かったんだ。
義兄が言う。
「自転車と一緒だよ。一回覚えれば出来るって」
なるほど。

結局ちょっと楽しくなって、4本も滑った。
そう。天気が良ければスキーは楽しい。
というのは、
かつてどんな猛吹雪の日も無理矢理滑らされた苦い経験があるからである。
吹雪の日にリフト乗るとね~、雪が積もるよ。自分に。
前髪もゼッケンも凍るよ!
前見て滑れないよ!

元々上手くはないのでやっぱり全然たいしたことはないけれど、まぁ普通に滑り下りられた。
伊達に幼い頃からやってなかったってことか。
ウインタースポーツ嫌いの地元の友人に「スキーしてきちゃった」と話すと、
「え!?まだ出来るもん?」と驚かれたけど、
出来るもんなんだね。
体が覚えたことって忘れないもんだ。
正月早々新たな発見でした。



姪っ子と一緒に作った雪だるま。
かなりの傑作だと自負しております。
頭に一本生えた毛(?)は姪がどうしてもと言って刺したものですが、
私の美意識的にはこれは却下したかった・・・。