梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

勝負あり

2012-07-28 02:40:51 | イラスト
オリンピック開催です。

が、
熱いのはロンドンだけじゃないぜ。
サッカーのスペイン戦勝利だけが番狂わせじゃないぜ。





(ここからしばらくは富山の人しか分からない話題です。あしからず)

いや~、今年こそ富商が行くかな、
と思いきや、まさかまさかのダークホース登場でしたな。
富商相手に15-8とは!
工業高校って、決勝戦すら初めてだったのにどうしたんでしょうか。
監督が変わったって聞いたけどそれでこんなにも化けるものなんですなー。
でも決勝戦、大差をつけられながらも富商も最後まで粘ったのはあっぱれでしたな。
諦めたらそこで試合終了だからな!

工業はね~、別に知人も何もいないんだけど、
私が富山に来て一番最初に住んだアパートのすぐ裏が、工業高校のグラウンドだったんだよねー。
日曜の朝寝ているとラグビー部のランニングがうるさくってねー。
富山に来て一番最初に知った高校だから、ちょっと親近感あったんだよね。
まぁ富商も近所だけどさ、
こんなご近所同士の対決っていうのも意外と無いんじゃないだろーか。


しかし私はなにゆえこんな絵を描いてしまったのだろうか・・・・・。
しかもこんな深夜に。
描きたい絵は別にあるのだが・・・。

なんだかねー、ネットで高校野球富山大会決勝戦の記事を見ていたら、
そこに掲載されていた写真が、
あー、いいなーと思って。

ついスケッチして、
ついスキャンして着色してしまいました。
そしたら午前2時半でした。
まぁ、ペンタブの練習ということで・・・・。

野球の試合終了した時の、勝利したチームメイトがわーっと集まる情景っていいよね。
なんで野球限定なんだろう、と考えてみたら、
野球は集まる所が決まっているので(守備ならピッチャーマウンドとか、攻撃ならホームベースとか)集まりやすいのではないでしょうか。


ともあれ、甲子園で存分に活躍してきてほしいものですな。
がんばれ富山工業高校!
あと新潟明訓もな!




もしかしたらもうすぐオリンピック開会式始まるのかも。
ちょっと見たいけど、やっぱり寝よう。


ポスター展

2012-07-27 00:28:36 | 日記
本日はお仕事お休みだったので、
富山県立近代美術館に行ってきました。

今やっている企画展は、「第10回世界ポスタートリエンナーレトヤマ1012」

これはですね、ポスターデザインの公募展ですね。
国際的な公募展で色んな国からの出品作品がありました。
展示されているポスターは、実際に何かのポスターとして使用されたものが主なようです。

なかなか面白い展示会ではあったのですが、一つ物申すと、
ポスターなので、絵だけではなく、文字も込みで一つの作品なのです。
絵だけでは「?」というものも、そこに添えられている一言で「あーそういうことか」となったりするわけです。

でもね、
それが読めないのよ~!
国際的な公募展なので、異国の言葉が書かれているものが多々あるわけです。
日本人の作品も、かっちょよく英語で書いたものもたくさん。
英語ならなんとか・・・・と思いきや、なんとかならない我が身の英語力に落涙。
これは何のポスターなの?と見ただけじゃ分からず、
その作品タイトルも英語で結局なんだか分からないものも多々あり。
デザインの分野は、ちょっとひねりのあるネタが非常に多いので、「???」っていうものがたくさんありました。

近代美術館さんよぅ、
せめて日本語訳を添えてくれい!


そんな中で、私が一番気に入った作品。
気になったので帰宅後検索してみたら見つかった。

こちら「Human Wave」

一目見て、た~のしそ~
北斎のあの波が、こんな風にアレンジされるとは。
イエーイ!とか叫びながら、むやみやたらにプールに飛び込んで先生に叱られる中学生男子のようだ。
眺めていると楽しくなってくる。
いいなー。これいいなー。


ところがです。
検索してみて、この作品の詳細を知ったところ、意外にもかなしい事情が記されていました。

こちらはあるデザインコンペの出品作で、そのグランプリを受賞。
グランプリ特典として、でっかい看板にどどーんと掲げられる、はずだった。


しかし、
その決定後、東日本大震災発生。


「大きな波」というモチーフが見る人に与える印象が、一夜でがらっと変わってしまったんですね。
この作品を大きく街中に掲げるには、世情があまりにもそぐわなくなってしまった。

そこで、審査員、作者で協議の結果、グランプリは見送られたのだそうです。



震災の影響がこんな方面にまで波及したとは・・・・。
残念ではあるけれど、ある意味、歴史を刻んだ作品になったわけですよね。
こんなに楽しいデザインを作る作者さんならば、またどんどん素敵な作品を生み出して行くのでしょう。
陰ながら応援しています。









人生の密度

2012-07-25 23:42:04 | 日記
私が今一番好きなテレビ番組は、
水曜20時からの「今夜はヒストリー」である。

自他共に認める歴史好きであるからして、当然この手の番組は大好きです。
でもね、最近はやりの「歴女」とか言う呼び名で呼ばれるのは正直イヤ。
こちとら歴史好きは遥か昔の高校時代からだっつーの。
そんな最近出来た言葉でくくられたくないっつーの。
それに歴女って、主に戦国武将に傾倒してる方々ですよね。
私は高校で世界史、大学で東洋史を専攻。日本史は全くの素人。
ジャンルが違うのであるよ。

そんな私も数年前から日本史に興味深々。
きっかけは、杉浦日向子さんの漫画に出会って、江戸時代に興味を持ったことと、
それから大河ドラマかなぁ。
「功名が辻」で戦国時代の流れを把握し、
「篤姫」で幕末の面白さに開眼。
やっぱりね~、歴史の面白さが濃縮されているのは時代が変わる瞬間ですよね。
そんな私の卒論は、中国は清朝の滅亡に関して。


そんなわけで私の日本史の教科書は主に漫画とテレビです。
ことに、「今夜はヒストリー」は日本史メインでやってるので私にとって大事な情報源となっております。


この番組で、何週間か前のテーマが「土方歳三」でした。
土方さんと言えば新撰組の副長。
私のにとって新撰組は、漫画「風光る」と、小説「輪違屋糸里」が教科書です。

しかし番組では、新撰組後の土方さんが主に描かれていました。
もはや勝算も無いであろう旧幕府軍を率いて、背水の陣の戦いの末、戦死。

そのチープな再現(?)ドラマに思わず涙した。
トシさんが・・・・
トシさんが死んでもーた。


馬鹿だなー。
その才能を北の地に散らさずとも、次の世に活かせたはずなのに。
降服の機会はあったはずなのに。
でもきっと彼は、徳川のためとか武士の誇りとか、そういうもののためじゃなくて、
かつての同志たちのために、最期まで剣を握り続けたのではないだろーか。
生き延びた自分が、彼らの意志を貫かなきゃいけないと思って。
そうでなきゃ、先に逝った近藤さんに会わす顔が無いと思って。
馬鹿だなー


そんな土方さんが享年35歳と聞いて、え!?とびっくり。
今の私の歳といっしょじゃん・・・・・。

35歳なんて、人生まだまだだこれからだと思ってた。
30代なんて、仕事においてもまだまだペーペーだし、発展途上だと思ってた。

でも土方さんは、私と同じ35年で、歴史に名を残す日々を刻んだのだ。


そういえば、
NHK大河ドラマで「龍馬伝」を放送したのが一昨年。
この時私は、龍馬が33歳で没したことを知った(このへんが日本史ビギナーなのです)。
33歳。
当時の私の歳といっしょ。

あの時もびっくりした。
この33年で、たった33年で、この人は日本を変えたんだ。
どんだけ密度の濃い人生だよ。


そもそも時代が変わる時っていうのは、時代そのものが密度が濃いのだと思う。
その時代に生きる人たちも濃い人生を送るのだろう。

でも、33年、35年の時間は等しいはずなのだ。
彼らと同じ時間を、私は知っているのだ。
自分がいかにぼーっと過ごしてきたのかよくわかった。
同じ時間で、こういう生き方も出来るのだと。


なにも歴史に名を残そうってな気はもちろんないけれど、
考えようによっちゃ、もう少し濃い人生を生きることも出来るんじゃないかと、そんな気がした。



愚者は経験に学び、
賢者は歴史に学ぶ。


せめて賢者のまねごとを。
実行するかしないかは別として。













引き続き練習中

2012-07-23 00:01:25 | イラスト
昨日に引き続きまして、今日もペンタブ練習。
久しぶりにコミックイラストを描いてみました。

ペン画にデジタル彩色。
なんだか乙女チックになってもーた。




タイトル・・・・考えてなかったな。
そうですね、
「音の中へ」とか。

うーん細部が荒いな~。
練習と言えども、ヒト様に見せることを前提に描いた方が身になるかなと思いまして、
しばしお付き合い下さいませ。


で、
わたくし、髪の毛の色を塗るのがとても苦手なのです。
毎回毎回、思った通りにいかず苦戦をしいられているのですが、
科学の力をもってすれば、よもや!
と、思って描いてみたところ・・・・




絵の具のしたたる絵筆を握っても、
ドラえもんの道具並みの電子のペンを握っても、
握っている腕が同じである限り、出来あがりのレベルは同じなんだとよく分かりました

練習あるのみか。

新しいペン

2012-07-21 23:00:56 | イラスト
いつか、
そのうち、


と言いつつ、ずーっと持ってませんでしたが・・・・・・・



はい。
そんなわけで、デジタルデビューです。
とりあえず練習がてらスズメ描いてみました。
下書き無しのオールデジタルです。
ペンタブの前に字の練習しとけや、ってなつっこみはご勘弁。

いやー、思っていたより難しい。
マウスと感覚違うのね。
慣れるまでちょっとかかりそうだなこりゃ。


ペンタブは、
欲しいっちゃ欲しいけど、でも無くてもべつにいいよなー。でもやっぱり要るのかなー。
ってな感じでずっと遠くから見てました。

それを何故今思い立ったかと言えば・・・・
ま、
ほとんど「勢い」なんですけどね。

敢えていえば、
イラストのお仕事をちょびちょび頂くようになって、
「仕上がりの美しさ」っていうのがすごく気になってきて。
あとは作業の効率化と。

アナログでも綺麗に仕上げることは可能だけど、
それをデータ化したときにそのまんま再現するのは実はけっこう難しかったりする。

更に、迅速かつ丁寧に描かねばならない。
自分が納得いくまで時間かけられるコンテストや趣味で描くのとは違う。
あー!ここちょっと直したい!
ってな時に、
ちゃちゃっと直せちゃうとか、
背景もババーンと綺麗に一発仕上げとか、
そういうのが出来ないと、けっこうツライ。
この先イラストレーターやってくんだったらやっぱり必要かな、と。

そんなわけで、
購入に至りました。
ま、この先もお仕事いただければの話ですけどね

でも基本はアナログ絵描きなので、
つーか今メインは切り絵だし。
ペンタブは補佐的な役割で使っていきたいと思います。

とりあえずは使いこなせるようにならんとね。


ちなみにニューマシンはintuos5のM。
どうせ長いこと使うのだから、なるたけいいものにしようと思ってちょっと奮発。
元がとれるといいけれど。